魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
同時進行でまいりますのでよろしくお願いいたします! 両作品をよろしくお願いいたします!
kamenrider×kamenrider
―廃工場―
ミッドチルダにある廃工場。
人気はなく、埃まみれで静かなこの場所に突如、壁を突き破って2体の怪人と1人の人物が入ってきた。
怪人は像のような巨漢の怪人―『エレファントアマゾン』2体と黄色い体表面、緑色の胸部装甲、青い釣り目をした複眼を持ち、グローブとブーツの部位にはカッターのような突起物がある仮面ライダー、『仮面ライダーアマゾン ガンマ』だ。
エレファントA「ガオガアァァァァァァァァァァァァ!!」
エレファントB「グガジアァァァァァァァァァァァァ!!」
2体のエレファントアマゾンはガンマに威嚇の咆哮を上げる。
ガンマ「グルルル…」
対するガンマも喉を鳴らしながら2体を威嚇する。
ガンマ「ハアァァァァァァァァァァァァァ!!」
先に動いたのはガンマだった。
両前腕のカッター、アームカッターを構えて向かっていく。
エレファントA「ガオガアァァァァァァァァァァァァ!!」
迎え撃たんとエレファントアマゾンAが動く。
ガンマ「アァァァァァァァァァァァァァ!!」
エレファントアマゾンAと交差する寸前、右側のグリップ―『バトラーグリップ』を引き抜いた。
バイオレント ブレイク!!
ガンマ「ウオアァァァァァァァァァ!!」
エレファントA「ガオガアァァァァァァァァァ!?」
グリップを引き抜いたガンマは『アマゾンブレイド』をエレファントの背中に突き立てた。
ガンマ「セヤアァァァァァァァァァァァァァ!!」
そこからガンマはブレイドを上へ動かして最終的にはエレファントアマゾンAの上半身を真っ二つにした。
真っ二つにされたエレファントアマゾンAは黒いドロドロの液体になった。
エレファントB「グガアァァァァァァァァァ!」
相方が一撃で倒したガンマにエレファントアマゾンBは後退りして逃げ始めた。
ガンマ「ウアァァァァァァァァァァァ!!」
逃げ出したエレファントアマゾンBを見たガンマはブレイドを一旦戻すと再び引き抜いた。
バイオレント ブレイク!!
ガンマ「ガアァァァァァァァァァァァァァ!!」
再び引き抜いた時、ブレイドではなく『アマゾンウィップ』になっており、ガンマはウィップを伸ばしてエレファントアマゾンBの首に巻き付かせた。
ガンマ「ヌウアァァァァァァァァァァ!!」
ウィップがエレファントアマゾンBの首に巻き付いたのを確認したガンマは力一杯に引っ張った。
エレファントB「グガアァァァァァァァァァ!?」
力一杯に引っ張られたエレファントアマゾンBはガンマの方に引き寄せられた。
エレファントアマゾンBが自身に来るのを見たガンマは左側のグリップ―『アクセラーグリップ』を捻った。
バイオレント パニッシュ!!
『バイオレント パニッシュ』と音声が流れると両腕のカッター―『アームカッター』が大型化した。
ガンマ「ウオアァァァァァァァァァ!!」
大型化したアームカッターで引き寄せたエレファントアマゾンBの腰部を斬り、上下に切断した。
上下に切断されたエレファントアマゾンBも黒いドロドロの液体になった。
カッターが元の大きさになったガンマは2体の亡骸である液体に近付いて何かを拾った。
ガンマ「ハズレ…か…」
拾ったのをグシャリと握り潰してポイっと捨てた。
捨てたあとその場を去ろうとした時だった。
?「仮面ライダーがポイ捨てとは感心せんな」
ガンマ「!?」
無人のハズのこの場所に声が聞こえてガンマは驚いて振り向くと巨大なトランプが高速で回転しながら突っ込んで来ていた。
ガンマ「があっ!!」
トランプを避けきれずまともに喰らい、ガンマは倒れてしまう。
ガンマを倒したトランプはたて向きになるとその場で停滞しながら回転、姿を変えた。
トランプは白一色の人物になった。
シャドウ「ふはははははははは!如何かな?このジェネラルシャドウの攻撃わ!」
『ジェネラルシャドウ』と名乗る人物は笑いながら言う。
ガンマ「ぐっ…ガアァァァァァァァァァァ!!」
対するガンマは何とか立ち上がった。
シャドウ「流石は仮面ライダー…いや、アマゾンライダーと言うべきかな?しかし!」
立ち上がったばかりのガンマの目の前に一気に近付いたシャドウは腰に携えていたサーベル―『シャドウ剣』を引き抜いてガンマを突いた。
シャドウ「そらそらそらぁ!!」
ガンマ「グアァァァァァァァァァァ!!」
シャドウの素早い突き攻撃にガンマは吹き飛び鉄骨の柱に激突してしまう。
ガンマ「ぐっ…!?」
立とうとしたガンマだがダメージが大きすぎたのか直ぐに倒れて気を失ってリュイの姿に戻ってしまった。
シャドウ「これで終いだ」
そう言ってシャドウはシャドウ剣を振り上げた時だった。
リュイの背後から弾丸が飛んできてシャドウを強襲した。
シャドウ「い、今のは!?」
弾丸が飛んできた方向を見ると銃を構えた一人の仮面ライダーがいた。
シャドウ「な、何者だ!?」
クライム「俺はクライム、仮面ライダークライムだ」
体にバーコードに似たのが描かれた灰色の仮面ライダー―『仮面ライダークライム』はそう名乗った。
シャドウ「クライム!?あの異世界に渡っては悪の組織を潰しているあの仮面ライダーか!?」
クライム「まぁ、どんな風に言われてるかしらねーけどチビ相手に少し大人気ないだろ?」
シャドウ「ふん。仮面ライダーは誰だろうとこのジェネラルシャドウは容赦はせぬ!」
クライム「なら、行くぜ?」
シャドウ剣を構えるシャドウと銃を構えるクライム。
一足即発の空気が漂う、その時だった…。
?「リュイー!リュイ、どこだー!」
誰かを呼ぶ声が近くから聞こえた。
シャドウ「どうやら邪魔が入ったようだな。去らばだ!!」
シャドウ剣を納めながらクライムに言ってシャドウは体を回転させながらトランプとなり工場の屋根を突き破りどこかへ飛んでいった。
クライム「あ、ちょっと待てよ!!」
飛んでいったシャドウにクライムは見上げながら叫ぶがすでにシャドウの姿は無かった。
クライム「くそっ、逃げられたか…」
仕方なくクライムは気を失っているリュイに近づいた。
クライム(気を失ってるだけみたいだな)
リュイを抱えようと手を伸ばした時だった、クライムの首にシャドウ剣ではない刀が突き付けられた。
クライム「え?」
振り向くと八重桜のロングヘアーをポニーテール纏め、刀を右手に持った女性―『シグナム』と大きな犬―『ザフィーラ』がいた。
シグナム「貴様、リュイに何をしている?」
怒りの籠った声でクライム言うシグナムだった。
ではまた次回にてお会いしましょう!