魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
ではどうぞ!
―浜辺―
アークエンジェルがここに来て早数週間が過ぎていた。
こちらの世界にも慣れてきたアークエンジェルは浜辺にてザフィーラ、ヴィータとリュイと散歩していた。
この数週間の間にアークエンジェルはこの世界についてさまざまなことをはやてたちから聞いた。
大昔の文明が残した負の遺産とも言うべき『
リュイ「あーく…」
AA「ん?どうしたの?」
リュイに呼ばれて見るとリュイの手に純白と言っていいほど綺麗な白色をした巻き貝の貝殻があった。
リュイ「あーくに…あげる…」
どうやらアークエンジェルに渡したくて持ってきたようだ。
AA「ありがとう」
リュイから貝殻を受け取るアークエンジェル。
AA(ドミニオンたち…いまどうしてるかしら…)
貝殻を見てアークエンジェルはふとそう思った。
リュイ「あーく…さびしい?」
AA「え?」
リュイの突然の一言にアークエンジェルは少し驚く。
リュイ「もとの…せかい…に…はやく…かえりたい?」
どうやらリュイはアークエンジェルの気持ちを何となくだが感じていたようだ。
AA「うん…少し寂しいかな。でもリュイくんみたいに優しい人がいるからあまり寂しくないよ」
リュイの頭を撫でながらそう言う。
ヴィータ「おーい、そろそろ帰るぞー!」
AA「はーい。行こう」
リュイ「うん…」
ヴィータの声が聞こえてアークエンジェルとリュイは歩く。
その時だった…
リュイ「!」
突然、リュイがアークエンジェルの頭を掴んで砂浜すれすれまで屈ませた。
AA「え!?」
何をされたのか分からないアークエンジェル。
だが少し遅れてアークエンジェルとリュイから少し先の砂浜に黒い何かが落ちて爆発した。
AA「今のは!?」
見覚えがあるのだったアークエンジェルは空を見ると空に複数の黒い飛行機のようなモノが飛んでいた。
AA(あれは深海棲艦の艦載機!?どうして…!?)
嫌な予感がして視線を海上に向けるとそこには一人の人物がいた。
AA「空母 ヲ級!?」
大きな帽子のようなものを頭に乗せ、黒いマントを羽織り、ステッキのようなものを手に持っている人物―深海棲艦の『正規空母 ヲ級』に驚くアークエンジェル。
ヴィータ「おい、お前ら!怪我はねーか!?」
そこへ騎士服姿になったヴィータと人間形態になったザフィーラが来た。
ザフィーラ「なんだ、奴は?人間…なのか?」
AA「いいえ、アレは私の世界にいるハズの敵、深海棲艦の正規空母 ヲ級です!」
ヴィータ「アイツらも次元震でこっち来たってのか」
ザフィーラ「なら倒すしかあるまい」
ヴィータ「だな」
深海棲艦のことはアークエンジェルから聞いているためアイゼンを構えるヴィータ。
だが…
リュイ「びーねえね!」
何かを感じたリュイは咄嗟にヴィータを突き飛ばした。
その瞬間、リュイが砲撃のようなのを喰らい爆発した。
AA「り、リュイくん!?」
ヴィータ「リュイ!!」
リュイが爆発して驚く二人だった。
はい、深海棲艦ヲ級登場でーす…他に出ます…多分…
ではまた次回にてお会いしましょう!