魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
事情がありまして滝川さんとのクロスは別作品にすることになりました!
両作品をよろしくお願いいたします!
ではどうぞ!
specialhunting 01
―浜辺―
その日、リュイとシグナムは浜辺で散歩していた。
リュイ「お~…」
波を見るのが初めてなのか引いたら追いかけて、迫ってくると逃げるを繰り返していた。
シグナム(あんなにはしゃいで…アマゾンとはいえまだ子供か…)
微笑ましくリュイを見ているシグナム。
リュイ「つめたい…きもちいい…」
足に波が浸かって気持ちよかったのかバシャバシャと走り出した。
リュイ「ん?」
走り出したリュイはあるものを見て立ち止まった。
それを見たリュイは慌ててシグナムの方へ戻っていった。
シグナム「どうした、リュイ?」
リュイ「ひと…たおれてる…」
シグナム「なに!?」
慌ててリュイが指差した方へ向かうシグナム。
その場所に行き着くと一人の少女が倒れていた。
シグナム「おい、確りしろ!おい!」
?「うぅ…」
シグナム「意識はあるな…」
少女にまだ意識があると分かったシグナムは少女を背負った。
シグナム「急いで帰るぞ、リュイ」
リュイ「うん…」
急いで家と走り出す二人であった。
―部屋―
?「うっ…くっ…!?」
少女が目を覚ますと見知らぬ屋根よりも目の前にリュイがいて少し驚いた。
リュイ「………」
対するリュイは急に少女が目を覚ましたのを見ると自身の額を少女の額にくっ付けた。
?「ちょっ…な、なにをして…」
リュイの行動が分からず焦る少女。
シグナム「リュイ、そろそろお昼…」
部屋の扉が開いてシグナムが入って現状を目の当たりにして硬直した。
部屋の扉は少女が寝てるベッドの丁度、左斜め下にあり、シグナムから見ればリュイが少女にキスしているように見えたのだった。
リュイ「しぐまま…?」
硬直しているシグナムを見てリュイは不信に思って近付いて足元をつついた。
シグナム「はっ!り、りりりり、リュイ!い、今何を…ま、まさか、あの不審者とせ、せせせせせせせ、接吻をしたんじゃ…」
リュイ「せっぷん…?…おでことおでこなら…くっつけた…」
シグナム「は?」
リュイ「ねつないか…みた…それって…せっぷん…?」
シグナム「いや、すまない。それは違うから忘れてくれ」
リュイ「?」
よく分からないリュイは頭にハテナマークを作りながら首を傾げた。
リュイ「それより…しぐまま…おねーちゃん…おきた…」
シグナム「そうか」
リュイに言われてシグナムは少女に近付いた。
シグナム「気分はどうだ?」
?「人を不審者呼ばわりしてそれを聞きますか?」
シグナム「一応な」
?「まぁ、気分はいいです。あの、ここどこなんですか?」…
シグナム「ここはミッドチルダにある我々の家だ」
?「み、ミッド…チルダ?」
聞いたことのないと言うようで少女は首を傾げた。
シグナム「その様子だとどうやら次元漂流者のようだな」
?「次元漂流者…ですか?」
シグナム「詳しい話はリビングで我らが主がお話になるが、これだけは言っておく。お前を見つけたのはこの子だ」
シグナムはリュイの頭を撫でながら言う。
?「そうなんだ…ありがとね、助かったわ」
リュイ「うん…ねぇ…おねーちゃんの…なまえ…なに?」
AA「私はアークエンジェルよ」
リュイに名前を聞かれて少女は『アークエンジェル』と名乗った。
はい、アークエンジェルさんいきなり拾われちゃいました!
では次回にてお会いしましょう!