魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー   作:ダラケー

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はい、今回はとんでもないことになります!
ではどうぞ!


リュイVSミウラ 後編

―浜辺―

 

ミウラと手合わせすることになったリュイ。

 

門下生とヴィータ、ザフィーラが見守るなか軽くピョンピョン跳ねたりして準備体操していた。

 

リュイ「んー…」

 

準備体操しているリュイは両手首に付けたリストバンドを見た。

 

付け慣れていないので違和感があるのだがこれはリュイのアマゾンとしての力を制御するリストバンドで事情を聞いたはやてが急拵えで作ったものだ。

 

急拵えなために制御がどこまで持つか分からないが無いよりかは遥かにましである。

 

ミウラ「そろそろいいかな?」

 

リュイ「うん…」

 

両者が同時に構えた。

 

ヴィータ「んじゃ、試合…開始!!」

 

ヴィータの合図と共にリュイは真っ先に動いた。

 

ミウラ「はやい!?」

 

合図と共に真っ先に動いたリュイに驚くミウラ。

 

リュイ「ハァッ!!」

 

目の前まで接近したリュイは左拳を繰り出すがミウラは首を動かして回避するが少し頬を掠めた。

 

ミウラ「くっ…」

 

頬を掠めただけなのにミウラは少し体勢が崩れた。

 

ミウラ(す、凄い…掠っただけで体勢が崩された…)

 

リュイのパンチ力にミウラは驚く。

 

ミウラが一瞬驚く間にリュイはバク転して距離を取った。

 

ミウラ(距離を取った!…これなら離れている隙を…)

 

バク転しているリュイに合わせるようにミウラが接近するがリュイは逆さの状態から体を回転させて回し蹴りを繰り出した。

 

ミウラ「うわっ!?」

 

咄嗟にガードするがほとんど威力を抑えきれず吹き飛ぶ。

 

リュイ「よい…しょ!」

 

ミウラを吹き飛ばしたリュイは立ち上がって構える。

 

「す、すげぇミウラより強いぞ!」

 

「道場で一番強いミウラが圧されてる!」

 

リュイの強さに門下生たちは興奮しているが対するヴィータとザフィーラはリストバンドが効いてないんじゃないのかとハラハラしてそれどころではなかった。

 

ミウラ「うっ…」

 

回し蹴りを受けて吹き飛びながらもミウラは何とか持ちこたえていた。

 

そんなミウラを見てリュイは追撃しようと接近する。

 

ミウラの前まで接近すると低い姿勢になった。

 

ミウラ(アッパー!)

 

アッパーが来ると思いミウラはガードに入るが…

 

リュイ「ハッ!!」

 

ミウラ「ふえ!?」

 

ガードを予測していたかのようにリュイはアッパーと見せかけて右足を伸ばしてミウラの足を払った。

 

足を払いミウラの体勢を崩したリュイは左足だけで軽く跳躍した。

 

リュイ「あ…」

 

しかし跳躍したは良いがリストバンドの効果なのかあまり跳ばず、更にバランスを崩してミウラの上に乗っかってしまう形になった。

 

ミウラ「ん!?」

 

リュイに乗っかれてしまったミウラは大変な状態になっている事に気付いた。

 

リュイの唇がミウラの唇に重なり、キスしている状態になっていたからだ。

 

これにはミウラは顔が真っ赤になってしまった。

 

リュイ「う~…」

 

対するリュイはキスしていた事など気にせずに立ち上がった。

 

ヴィータ「リュイ、ミウラ!大丈夫か!?」

 

リュイとミウラを心配してヴィータとザフィーラ、門下生たちが近付いてきた。

 

リュイ「うん…大丈夫…」

 

ミウラ「………」

 

大丈夫と言うリュイに対してミウラは完全にオーバーヒートしていて動けずにいた。

 

ヴィータ「おーい、ミウラ~?」

 

呼び掛けるヴィータ。

 

ミウラ「はっ!ボクはいったい…」

 

ヴィータ「いや、それはこっちの台詞だよ…」

 

リュイ「みうら…だい…じょうぶ?」

 

ミウラ「リュイくん…!!」

 

リュイの顔を見た瞬間ミウラの脳内にさっきのことが過った。

 

ミウラ「はぅ…」

 

また顔が真っ赤になって気を失った。

 

ヴィータ「ミウラ!?おーい!!」

 

再び呼び掛けるヴィータだが…

 

【反応がないただの屍のようだ】

 

ヴィータ「うおいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?何があったぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

反応がないミウラを見てヴィータの叫び声が響き渡ったのだった。




はい、不可抗力とはいえリュイとミウラがキスしちゃいました!
ではまた次回にてお会いしましょう!

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