魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー   作:ダラケー

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リュイを八神家に迎え入れて翌日、八神家の面々はショッピングモールに来ていた。

 

理由はリュイの服などの日用品を買いにだ。

 

今リュイが着てるのは『エリオ・モンディアル』という元機動六課の少年が着ていたのをフェイトから貰っているのだがいくつかリュイのサイズに合わないのがあり買い出しに来たのだ。

 

はやて「これも似合うなぁ…いや、こっちもかな?」

 

アギト「いや、リュイにはこっちが…」

 

リイン「それよりこっちがいいです!」

 

シャマル「えー、だぜんこ…」

 

ヴィータ「お前のは絶対にリュイが着ないから却下だ」

 

シャマル「そんな!?」

 

子供用の洋服店にてはやて、アギト、リイン、シャマル、ヴィータの5人によるリュイの服選びが行われておいた。

 

因みに当の本人であるリュイはシグナムとザフィーラと共に外で待っていた。

 

リュイ「ん…?」

 

ベンチに座り足をプラプラしていたリュイは唐突にベンチから降りてある露店に向かった。

 

そこはアクセサリー店でルビーやエメラルド、サファイヤに似た色をしたアクセサリーがあった。

 

キラキラと日の光で輝くアクセサリーにリュイは興味津々に見ていた。

 

その中で藍色でYの形をした首飾りのネックレスを見ていた。

 

店員「あら、いらっしゃい。ボウヤ一人?」

 

アクセサリーを見ていたリュイに店員の女性が話し掛けてきた。

 

話し掛けられたリュイは女性を見ながら首を横に振った。

 

店員「じゃあ、お母さんやお父さんは?」

 

リュイ「しぐままなら…そこ…」

 

まだ気付いていないシグナムを指差して言うリュイ。

 

店員「そう、綺麗なママさんね。じゃあ、これはボウヤにあげるわ」

 

店員はリュイが一番興味を示していたネックレスをリュイの首に掛けた。

 

リュイ「ありが…とう…」

 

店員にお礼を言うとリュイはシグナムの元に戻っていった。

 

シグナム「ん?どうしたんだリュイ、その首飾りは?」

 

リュイ「もらった…」

 

シグナム「誰にだ?」

 

リュイ「あそこの…おみせ…あれ?」

 

露店の方を指差して言ったがそこには露店は無くなっていた。

 

露店が無くなっていることにリュイは首を傾げた。

 

 

 

 

はやて「へー、気前がよかったんやなその店員さん」

 

買い物をし終え、家に帰ったあとリュイの首飾りを見ながら言うはやて。

 

シグナム「はい。しかしリュイが言っている店が無いんです」

 

はやて「無い?移動したんかいな?」

 

シグナム「それが探したのですが見当たらず…」

 

はやて「それは変な店やなぁ」

 

シグナムから話を聞いて、代金も受け取らず、雲のように消えた店の子とを聞いてはやては考える。

 

シグナム「はい…ところで主はやて」

 

はやて「ん?なんや?」

 

シグナム「リュイはどこに?それにアギトたちもいないようですが…」

 

はやて「あぁ、実わな…ふふふふ…」

 

聞かれたはやては不適に笑った。

 

するとアギトが来た。

 

アギト「はやて、リュイの準備出来たぞ!」

 

はやて「おぉ!そうかいな、なら連れてきてや」

 

アギト「おうよ!」

 

そうはやてが言うとアギトはどこかへ行ってしまった。

 

数分後…

 

アギト「連れて来たぞ」

 

シグナム「なっ!?」

 

はやて「うんうん。ウチの読みに狂いはなかったな~」

 

アギトが連れて来たリュイの姿にシグナムは絶句、はやては満足そうであった。

 

リュイははやてたちが新しく買ったディズニー映画の熊の顔がプリントされた服を着ている。

 

だがそこはいい、問題は下半身だ。

 

シグナム「は、はやて!?なんでリュイにスカートを!?」

 

そう、リュイは黄色いスカートを履いていた。

 

はやて「可愛いからいいかなと…ダメ…やった?」

 

シグナム「分かってるならしないでいただきたい!!」

 

はやてに怒鳴るシグナム。

 

この後、はやてたちが買った服(主に下の方)の全てがスカートだと分かりはやてを含めた服を買った5人全員がシグナムのお説教を喰らうこととなりシグナム自身がリュイを連れて買い直すハメとなった。

 

 

 

とある場所にリュイに首飾りを渡した店員の女性がいた。

 

店員「種は蒔いた…いつか、この世界にいる別次元の戦士たちと貴方が出会う時、その首飾りは力を貸してくれるわ。でも、それを使いこなせるかは貴方次第よ、八神 リュイ…アマゾンライダーガンマ。ウフフフフ…」

 

笑いながら女性がそう言うと、金色で、両肩部には無数のトゲを備えた突起が付いた鎧を纏い、闇夜の空を飛翔して消えていった。


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