魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー   作:ダラケー

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hunting 15

リュイが八神家の面々をどう呼ぶか分かったあと、何とか『パパ』呼ばわりから立ち直ったはやてとリイン、アギトが作った朝ご飯が並べられていた。

 

並べ終わると全員が所定の席についた。

 

因みにリュイはシグナムの右隣だ。

 

はやて「それじゃあ…」

 

「「「「「いっただきまーす!」」」」」

 

リュイ「いただき…ます…」

 

朝ご飯を食べ始める面々。

 

はやて「リュイ、ごはんどうや?美味しいか?」

 

リュイ「うん…おいしい」

 

はやて「それはよかったで」

 

リイン「リインとアギトの作ったのはどうです?」

 

リュイ「おいしい…よ」

 

出された料理を美味しそうに食べていた。

 

 

はやて「ほな、行ってくるで」

 

朝ご飯のあとザフィーラ以外の全員が管理局の制服に着替えて出勤する用意をすると玄関前まで来ていた。

 

リュイ「どこに…いくの…?」

 

不安そうな眼差しではやてたちを見るリュイ。

 

はやて「大丈夫や。直ぐに帰ってくるからそれまでザフィーラと一緒に大人しゅう留守番しといて。ええな?」

 

リュイ「うん…」

 

いまだ不安な眼差しではあるが頷くリュイ。

 

 

アギト「あれ?なんか忘れてないか?」

 

ヴィータ「そうか?」

 

本局へ向かう時、アギトがそう言った。

 

はやて「そう言えば確かになんか忘れとるよな…」

 

シグナム「ザフィーラが一緒に居ますから大丈夫とは思いますよ」

 

はやて「せやな。ほな、今日は早く終わらせてリュイを安心させようや!」

 

「「「「「はい!/おう!」」」」」

 

 

リュイ「すー…すー…」

 

その頃、リュイはザフィーラの体を枕に窓際で日向ぼっこして寝ていた。

 

ザフィーラもまた日向ぼっこしてリュイと寝ていた。

 

リュイ「うぅ…」

 

突然、呻くリュイ。

 

昔の夢を見ていたからだ。

 

 

暗い部屋にたった一人、緑の液体が入った入れ物に入れられ、動かないように手足には鎖を嵌められて酸素マスクで呼吸程度しか出来なかった。

 

寂しく、怖かった…このまま一人で死ぬのかと思った。

 

でも辺りが目映く光った。

 

気が付くと辺りは部屋ではなく真っ白で冷たい地面の上に倒れていた。

 

起き上がると灰色の雲が空を覆い、上から白く冷たいモノが降っていた。

 

手足を見れば鎖は無くなって自由になっていた。

 

早くこの場から離れないといけない…そう思ったリュイは立ち上がって走り出した。

 

 

ザフィーラ「リュイ…リュイ!」

 

リュイ「!」

 

ザフィーラに呼ばれてリュイは目を覚ました。

 

ザフィーラ「大丈夫か?」

 

最初、ザフィーラが言っていることがよく分からなかったがいつのまにか涙を流していたことにリュイは気がついた。

 

リュイ「だい…じょうぶ…」

 

涙を拭ってそう言うリュイ。

 

ザフィーラ「そうか…それならば良いのだが。そろそろ昼になる、食べるか?」

 

リュイ「うん…」

 

ザフィーラに言われてリュイは立ち上がり昼ごはんを食べることになった。




シャマル「って私の出番が無いわよ!!」
あ、すまん!わざとだ!
シャマル「酷い!」
もうえーやん。諦めりぃ、悪魔シャマル
シャマル「それ言わないでー!!」
ではまた次回にてお会いしましょう!

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