魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
1.今話から始まる話はとある企画のため、本編から完全に外れ、関わりがあまりありません。
2.とある企画のため、他作品特撮が入ってきます。
3.途中で別作品に続きを出す予定です
4.以上のことがOKの方のみ見てください
5.本編は本編で投稿します
この物語は交わらぬはずの世界が交わる前章の物語。
特別編 暗黒との邂逅(前編)
その日、リュイはヴィヴィオたちの誘いでルーテシアのいるカルジーナに来ていた。
勿論、ヴィヴィオたちのストライクアーツの特訓となのはたちの対アマゾン戦の訓練を兼ねた対戦相手役としてだ。
が、実際の目的は別にあった。
最近、ルーテシアたちのいる宿の周辺にアマゾンの目撃情報があり、なのはたちの責任(保護者代理)としてリュイが討伐しに来たのだ。
しかし、それが大事件の始まりとなるとは誰も思わなかった。
その日、ヴィヴィオたちのストライクアーツの訓練となのはたちの対アマゾン戦の特訓を終えて、晩御飯前の夜になった時間帯である。
ルーテシアが作った宿泊施設のログハウスのベランダで夜空に煌めいている星々を見ていた。
ヴィヴィオ「宝石が空に浮かんでるみたい!」
リオ「ミッドじゃ、なかなか見れないね!」
コロナ「うん!」
宝石箱をひっくり返して宝石を全部出したかのように満遍なく夜空に輝く星を見て一同は感動していた。
リュイ「ほしが…いっぱい…きれい……」
リュイも夜空に輝く星々を見てアマゾンと過酷な戦いをしてきた日々をこの時は忘れられていた。
それにミッドではなかなか見られないほどにある沢山の星に感動を覚えていた。
すると夜空の星の中で一筋の光が落ちていった。
リュイ「ほしが…」
落ちていく光を見てリュイは目を見開いた。
リュイ「びびお…いまの…」
落ちた光を見てリュイは隣にいたヴィヴィオに聞く。
ヴィヴィオ「あぁ、あれは流れ星だよ」
ヴィヴィオも流れ星を見ていたのかリュイに教える。
リュイ「ながれ…ぼし…?」
流れ星が分からないのかリュイは首をかしげていた。
リオ「リュイくん、流れ星見るの初めて?」
リュイ「うん…」
流れ星を初めて見るリュイは聞かれると頷いた。
コロナ「そっか。流れ星っていうのは夜空に流れる光で、大抵は米粒程度の塵で大気圏突入途中で燃え尽きる時に見えるものだよ。その中で大きくて燃え尽きなかった場合は隕石、流れ星が沢山現れる現象を流星群って言うんだよ」
リュイ「おー…ころ…ものしり…すごい…」
半ば難しくってよく分かってなかったが、コロナが
コロナ「えへへ、少し星について勉強してたんだ」
ヴィヴィオ「そいえば学校でも星座とかの授業があるもんね」
リオ「うぅ…それって88もあるんだよね…。覚えきれないよ…」
?「正確には88じゃないんだよね」
88星座の話をしていると後ろから1人の女性が言いながら来た。
ヴィヴィオ「なのはママ!」
コロナ「どういうことですか?」
やって来た女性、なのはにコロナは聞く。
なのは「星座には88星座の他にもγ線天体の22星座、風刺作家で植物学者の【ジョン・ヒル】って人が作成した15の星座、今は使われなくなった星座もあるの」
リュイ「せいざ…いっぱいあるんだ…」
リオ「うぅ…そんなに沢山あるなんてぇ…」
88星座以外にも沢山の星座があることにリュイは驚き、リオはうへーっとしていた。
なのは「そうそうリュイくん。流れ星にはね、消える前に三回同じ願い事を唱えるとその願いが叶うって言われてるんだよ」
リュイ「そうなの?」
なのは「そういう迷信だけどね」
ヴィヴィオ「もー、なのはママ!ロマン無さすぎ!」
なのは「ごめんごめん」
ロマンチックなことをリュイに言っておきながらそれを壊すようなことをヴィヴィオに言われてなのはは謝る。
リュイ(ぼくが…ねがうこと……)
流れ星を見てリュイはあることを願った。
ルーテシア製宿泊施設から山1つ越えた泉のある森林に渦を巻いた黒い穴が開き、1人の青年が出てきた。
?「ようやく着いたか。全く、なんで僕がこんな事を…まあ、いいか」
穴から出てきた青年はそうぼやきながらその場を後にした。
青年が後にすると穴は縮んで消滅してしまったのだった。