神様なんかいない世界で   作:元大盗賊

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第12話 信じるもの

 

 人間誰しも完璧でないと俺は思う。

 弟の俺が言うのもあれだが容姿端麗、女性なら誰しもが憧れ、IS乗り世界最強の称号を持つ千冬姉は完璧な超人というイメージがあるとは思うがそうではない。千冬姉にだって出来ないことはある。そう、人には得意不得意が必ず存在すると思うのだ。俺の場合は、勉強はあまりできないけれど家事洗濯とかは結構得意なほうだ。

 

 とにかく、だ。

 

「正直に言わせてもらうが…お前らの言っていることが全然わからん!」

 

 俺はこのことを目の前にいる人たちに物凄く言いたかった。

 

「何故わからん!」

 

 黒を基調として所々赤で縁取りされたISスーツを着る、オノマトペなサムライガールがプンプン怒る。

 

「ちゃんと聞きなさいよ!ちゃんと!」

 

 ピンクを基調として所々黒で縁取りされたISスーツを着る、直感第一中華娘ががみがみ怒鳴る。

 

「もう一度説明して差し上げますわ!いいですか?右半身を斜め前方に5度…」

 

 青と白を基調としているISスーツを着る、論理思考の英国淑女がまた同じことを話し始める。

 

 確かに俺のIS操縦技術は未熟だ。セシリアや鈴の方が俺より断然ISに関して熟知している。箒の場合は二人と比べるとISの技術に関しては分が悪い。ただ俺よりかは剣の扱いには慣れており、正直勉強になっている。

 彼女たちの指導は俺が頼み込んだ訳ではなく彼女たち自身が進んで俺のためにIS練習を手伝っている。その事にはとても感謝している。人の善意を踏みにじるような非道な事はしない。だが...何分教え方が下手なのだ。

 箒はビュー!とか、ばばば!などと擬音語と体の動作を使い説明をする。いやこれは説明というより、子供のヒーローごっこで使う言葉に近いだろう。鈴は理由を聞いても、そんなのは直感よと俺をばっさり切り捨てるので話にならない。セシリアもセシリアで、先程の二人よりかはましな説明をしてくれるのだが…何分きっちりしすぎるのだ。俺はロボットじゃないんだから23度傾けるとか、そんなの出来るわけなかろう。

 この3人のどうしようもない指導者たちの訓練を今日もどう乗り切ろうかと考えていた時だった。

 

「一夏、僕と付き合ってくれる?噂の白式と戦…」

 

「ああ、分かった良いぜ!という事だから、また後でな!」

 

 そこへ颯爽と現れたのは、オレンジ色のISに身を包むシャルルだった。すぐさま、返事をしてこの場から退却する。ありがとうシャルル、俺は良い親友を持ったよ。

 こうして、俺は3人娘からの指導を無理矢理中止に追いやった。悪く思わないでくれ。

 

 そして、初めてシャルルと模擬戦を行うことになった。同じ男同士、どれほどの実力があるのかと内心楽しみにしながら意気込んでいた。

 

 

 

 

 

 

 …結果から言うと俺の完敗だった。全く手も足も出なかった。雪片Ⅱ型は軽くいなされ、シャルルからの射撃をもろに受けた俺はみるみるシールドエネルギーが削られていってしまった。

 

 

 

「つまりね、一夏が勝てないのは射撃武器の特性を把握してないからだよ」

 

「一応理解はしているつもりだったのだけれどな…」

 

「白式って後付武装(イコライザ)がないんだよね?」

 

「ああ、確か容量が空いていないらしい。だから、いつも雪片Ⅱ型で戦っていたのだ」

 

拡張領域(バススロット)が空いていないのは多分、単一仕様能力(ワンオフ・アビリティ)の方に容量を食われているのだよ」

 

「ワンオフ?」

 

 アリーナの使われていないピットでシャルルによるIS講座を聞いていた俺は、すかさず質問をする。

 

「ISが操縦者との相性が最高に達した時に発動する能力の事だよ。一夏の白式だと、零落白夜がそれにあたるね」

 

「へぇ、零落白夜のことか。無意識で使っていたから分からなかったわ。少し賢くなったよ。それにしても、お前の説明はわかりやすいなー!」

 

「いやいや、それほどの事じゃないよ」

 

 シャルルを褒めると、謙遜してしまった。少なくとも、先程の三人娘よりか数十倍は勉強になっているはずなので俺としては助かる。訓練をする時にはシャルルと一緒に練習をしよう。そう、強く思った。

 

 シャルル先生による講座が終わると、今度は実習の時間に移った。俺が勘違いしていたのであろう射撃武器を知るためだ。ピットから地面に下りると、シャルルが何かを操作してダーツのボードのような点数が書かれたものがはるか遠くに表示させた。

 

「じゃあちょっと練習をしてみようか」

 

 そう言うと、シャルルは先程模擬戦で使っていた銃火器を俺に渡す。

 

「あれ?確か他の奴の装備は使えないはずじゃなかったか?」

 

 ふと、どこかで聞き覚えがあるようなことを言ってみる。

 

「普通は使えないね。でも、所有者が使用許諾(アンロック)をすれば持ち主のIS以外でも登録している人全員が装備を使えるようになるんだよ」

 

「へぇ…」

 

 俺は、感心しながらシャルルから銃火器を受け取る。ISとほぼ同じ長さの武器にちょっと驚きながらも、自分が思う射撃の体勢に入る。

 

「構えは…こう…かな?」

 

 それっぽい恰好をしてスコープを覗く。

 

「ええと、脇は閉めて。左腕はこっち。わかる?」

 

「こう、か?」

 

「そうそう、そんな感じ。じゃあ撃ってみようか、ターゲットが次々と出てくるからそれを狙ってね」

 

「おう。どんとこい!」

 

 こうして、シャルルに補助をされながら次々出てくるターゲットに弾を打ち込んでいく。10回ほど撃ち抜き終わると、何やらスコアらしきものが遠くで表示されていた。残念ながら、真ん中には狙えなかったが真ん中から一番近い所には狙いを定めて撃つことが出来た。

 

「おお…」

 

「どうだった?」

 

「何ていうか、速いっていう感想だな」

 

 初めて撃つ銃に、ちょっと感動を覚えていた時だった。周りにいた、他の生徒たちが何やら騒ぎ始める。何事かと、皆が注目するピットへ目を向けるとそこには一つの黒いISが佇んでいた。周りではドイツの…だとか、第三世代…だとかざわざわと話し声が聞こえてくる。その時だった。

 

 「織斑一夏…」

 

 シャルルに銃火器を返していた時に突如、オープンチャンネルでその黒いISが俺に話しかけてきた。よく見るとそいつは転校生として、俺のクラスに来たラウラ・ボーデヴィッヒだった。

 

 「…何だよ?」

 

 「貴様も専用機持ちだそうだな? ならば話が早い。私と戦え」

 

 「嫌だね。お前と戦う理由がねぇよ」

 

 ラウラは、急に俺と戦えと言い始めてきた。だが、シャルルの時のように軽く模擬戦をという感じではない。彼女が放つ言葉がとても冷たく感じる。

 

 「貴様になくても、私にはある」

 

 「今じゃなくてもいいだろう、焦るなよ。もうすぐクラストーナメントマッチがある」

 

 どうもあいつは、俺と今すぐ戦いたいようだ。だが、何故俺に突っかかっていくのだろう…。彼女はドイツから来た軍人だ。ならあの時の…?

 

「その時で…」

 

 頭によぎる不安を感じながら、しつこいラウラを振り払おうとした時だった。

 

 「ならば…」

 

 そう言うと、突如右肩にある大砲をこちらに向けると、その砲身が光り始める。

 

「!?」

 

 気づくとシャルルが俺の前に出てきていた。

 大きな音がアリーナ内を響かせる。その時俺はラウラが俺にめがけて攻撃をしてきたのだと理解できた。

 

「いきなり攻撃を仕掛けてくるなんて、ドイツの人はずいぶん沸点が低いんだね」

 

「フランスの第二世代型ごときで、私の前に立ちふさがるとは…。笑わせてくれる」

 

「まだ開発したての、ドイツの第三世代型(問題児)よりはましだと思うけどね!」

 

 シャルルが両手に銃を持ち、ラウラへと向ける。

 

「そこの生徒!何をやっている!」

 

 危うく一触即発となろうとした時、騒動を聞きつけたのか教員がアリーナのスピーカーで注意を呼び掛けてきた。

 

「ふん!今日の所は引いてやろう…」

 

 ラウラはISを解除し、俺たちの方へ睨みつけるとピットの奥へと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ、邪魔が入った。あのタイミングで水を差すか…。後日に武装をチェックする。それでいいな?」

 

 灰色を基調としたISスーツを着るラウラは、少し怒りをにじませた声で言うとピットの出口へ歩いていく。

 

「分かりました。それで大丈夫です、少佐」

 

 黒と白を基調としたISスーツを着て、ゴーグルを付けているクリスタはその後ろを付いて歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、クリスタ。最近、ドイツの転校生と一緒にいるって本当?」

 

 ふと白飯を食べる鈴が私に話を振ってきた。その話を聞いた玲菜と箒が私の方へ目線を動かす。

 

 夕食時で少々混んでいる食堂で私と鈴、玲菜、そして箒が相席して食事をとっている。件の襲撃事件の一行後、一組の人たち特に織斑の近くにいる人たちとは知り合い程度には関係が進むようになっていた。主に食堂で。鈴や玲菜が他の人を連れて、もしくは一組の人たちと一緒に何てこともあった。

 

「ええ。本当です」

 

「そっか…。何であんなやつと一緒にいるの?クリスタも物好きね」

 

 私の向かい側に座る鈴が食べることも忘れ、むすっとした顔で私を見る。

 

「あー、そういえば今日の放課後にそのドイツの転校生といざこざがあったのだよねぇ。何でも先生が仲裁に入るくらい緊迫していたとか」

 

「そうよ!あいついきなり一夏に砲弾ぶっ放してくるのだからどうかしているわ!」

 

 玲奈が放課後に起きた事を言うと、鈴はその事を思い出したのか、プンプン怒ると香ばしく嗅覚をくすぐる青椒肉絲をガツガツ食べる。

 

「私は少佐のISのサポートをしろと本社から言われていましてね。それで呼ばれた時に少佐の所へ行っているのです」

 

「ISのサポート?」

 

「はい、あの黒雨(シュヴァルツェア・レーゲン)はフォルテシモ社が中心となって開発を進めている第三世代ISです。学園で行う試験がありまして、その作業を行ったりISの使い心地を聞いたりしているのです」

 

「ふーん。そういやあんた、企業の人だったね。大変だねぇ、軍人と一緒だなんて」

 

「それほど気にしていませんよ。もう慣れましたし。それに私たちにとってみれば大事な顧客です。好き嫌いだの言っていられません」

 

 鈴を何とか落ち着かせると日替わり定食Bセットのお菜、ほうれん草の胡麻和えを食べる。

 

「なあ、クリスタ…。ボーデヴィッヒとは昔からの馴染みなのか?」

 

「昔とは言いませんが、私がテストパイロットとしての見習いだった頃から知っていますが、どうしてそれを?」

 

 焼き魚の身を綺麗にほぐしていた箒が箸を止め、私の顔色をうかがうようにして聞く。

 

「い、いやちょっと気になる事があってだな。ボーデヴィッヒは転校して早々、一夏に暴力をふるった挙句許さないだのと言っていた。そして今回の奇襲だ。一夏本人に聞いてもこのようになった心当たりがないと言う。もしかしたら、お前ならやつが一夏を執拗に狙う理由を知っているのではないかと思って…」

 

 何か二人の関係に何かないかとほうれん草をもぐもぐして考えてみる。

 

「そうですね、私には少佐がどのような考えでこのような行動をしているか分かりません。ですが、強いて言うなら少佐はとてもブリュンヒルデを、織斑千冬を唯一無二の存在であると思っています。俗に言う、崇拝というものに近いでしょうか」

 

「崇拝だと?」

 

「ええ。一振りの刀を使い、他のIS乗りを圧倒し世界大会で総合優勝をする実力、カリスマ性。少佐に限らず、IS乗りならば誰しもが憧れ、その強さに魅了させられると思いますよ。ブリュンヒルデのように強さになりたい、って。有名なスポーツ選手に憧れるのと似ているかもしれませんね。箒さんならば、その凄さは身に染みるほどわかっているのではないでしょうか?」

 

「…そうか。ありがとう」

 

 箒はあまり納得のしない表情をして、食事を再開する。

 

「ふーん、崇めるねぇ。それにしてもやりすぎなんだよなぁ、あのドイツは」

 

「確かにそうだよねぇ。相当な事がないと、見知らぬ人には攻撃しないよね!」

 

 結局、少佐の行動原理は分からずじまいで話はここで終わった。

 

 そして、学年別トーナメントまで二週間を切った頃。

 

 

 

 鈴とセシリアが傷を負った。

 それに加えて彼女らが乗るISのダメージレベルがCを超えるという事態が起きた。原因は、少佐との模擬戦をしたことによる怪我だ。ISの絶対防御があるため命に別状はなかったが、ISのダメージレベルがCを超えてしまうとISが稼働するときに悪影響を及ぼす可能性があるとされているため、二人は学年別トーナメントへの参加を許されることはなかった。

 

 

 

 この事は、直接少佐から聞いた事だった。

 

 

 

 

 

「少佐!さすがにこれはやりすぎです!」

 

「やりすぎだと?」

 

 少佐は、脚を組んで椅子に座りこちらを向く。

 

「そうです!模擬戦をしてダメージレベルがCを超えるようなことはまず大抵起きかねません。もし、このような報告をされれば少佐は…」

 

「その心配はない。私とあいつらはきちんとお互いの了承を得て模擬戦を行ったのだ。以前のように一方的に攻撃をしたわけではない。まあ、相手が弱すぎて一方的な試合にはなったか」

 

 少佐は途中で思い出し笑いをするように冷ややかな笑いをする。1127の部屋の窓から見える夕陽の光が逆光となり、彼女の影をより濃くする。

 

「それにしても、お前のデータのおかげでワイヤーブレードは面白い働きをしてくれるよ。以前は6つを動かすのには苦労をしたが練れというものは恐ろしいものだな…。今では、私の手足のように動いてくれる」

 

「ワイヤーブレード…。まさかあれを体に!?」

 

「ああ。報告にはあったが首に巻き付けたら相当のダメージを与えるようだな。まああいつらはほぼ衰弱をしていたから仕方はないか、躱さなかったのだから。それに、彼女たちも上に報告なんてしないさ。なんせ、自分が色目を使う人が侮辱されるのに腹が立って戦いに挑んだらあっさり負けました、なんて言えないだろうな」

 

「…」

 

「そうだ、すっかりお前を呼んだ理由をすっかり忘れていたよ」

 

 少佐は机の上に置いてあった一枚の紙を私に差し出す。その紙には、『学年別トーナメント申し込み要項』と大きく文字が書かれていた。

 

「申し込み用紙?」

 

「ああ、そうだ。どうやらこのトーナメントはより実践的な模擬戦闘をするために二人組でのペア戦に変わったようだ。そこでだ、是非とも私とお前で出場をしたいと思っていてな。私のISを一番理解できているのはハーゼンバイン、お前だけだ。それに、他の生徒などと組もうとは思わん。あんなISを理解していない連中などと一緒にバディは組みたくない」

 

 少佐の鈴たちに対する行動にはとても賛同することはできない。だが、今はこの話には乗っておくべきだろう。

 

「分かりました。丁度私もペアがいなかったので、一緒にやりましょう」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

 少佐が手を差し伸べる。私はそれに応じるように左手を出して握手をする。

 

「はい、頑張りましょう」

 

 私はにこやかな表情を浮かべ、答えた。

 

 

 

 

 

 これで、私の仕事がやりやすくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 春が過ぎ去り、木々には青々とした葉が姿を現すようになった6月の最終週。

 今日、月曜日は学年別トーナメントが行われようとしていた。IS学園での2回目となる行事には前回の行事よりも多くの政府関係者やIS関連企業の人が訪れていた。襲撃事件の件がありSPを増やし、警備員の巡回強化、IS学園周囲の見回りの強化などがされての開催である。

 この、学年別トーナメントではIS学園全員参加であるため、部外者からはどのような生徒がいるかがはっきりとわかる。特に1年は時期的には早いものの、先天的才能を見られ、2年は約一年間訓練したての成長能力を評価され、そして3年には早い段階からスカウトの候補リストに載せられるようだ。

 

 初日の最初は一年生のトーナメントから始まる。トーナメント表は当日発表となるため、一年生の多くは更衣室でISスーツに着替えトーナメント表が出るモニターに注目を寄せていた。もちろん、私もその一人でいつものISスーツに着替えて発表を待っていた。

 

「お、いたいた!」

 

 聞き覚えのある声が聞こえ、後ろを振り向くとISスーツに着替えている玲菜と箒がいた。

 

「二人はペアを?」

 

「うん!クリスタはもう組んじゃったし、だったらってなってねー」

 

「ああ、知っている同士の方が連携をとりやすいからな」

 

 どうやらこの二人でペアを組んでいたようだ。

 

「初回からクリスタ達には当たりたくないなぁ…。ボコボコにされちゃう…」

 

「ははは、その時はお手柔らかにね」

 

「クリスタ、それ日本語の使い方違うから!こっちが使う方だよ!」

 

 玲菜が涙目になりながらそう訴えてきた。どうやら使い方が違うようだった。言葉の誤りを正しておこうと思っていた時だった。

 

『どうも!この度司会進行を担当します。黛薫子でーす!トーナメントでの対戦相手発表の際には随時放送でお呼びしますのでよろしくお願いしまーす!』

 

 モニターには、ニュース番組さながらのセットに黛さんがニュースキャスター風に座っていた。

 

『それでは皆様お待たせしました!トーナメント表の発表を開始したいと思います!まずは、一年生のトーナメント表です!それではちゅーもく!!』

 

 画面が切り替わり、Aブロックと書かれたトーナメント表が表示される。

 

 その一回戦第一試合にはこう書かれていた。

 

『ラウラ・ボーデヴィッヒ&クリスタ・ハーゼンバイン ペア VS 織斑一夏&シャルル・デュノア ペア』

 

 

 

 


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