Another story of your name(10/31をもちまして完結) 作:宮水 三葉(cv:こう)
三葉ちゃんが今回は活躍しますよ。三葉ちゃん、かわいいですよね。一度でいいからあってみたいなぁと思う今日この頃です。
映画「君の名は。」興行収入が128億円を突破しました。自分のことのようにすごくうれしいのは、それほど好きだからだと思います
勢いをさらにつけていただくためにも、今日も僕は書き続けます
それでは、お楽しみください
場が沈黙した。
私の家はおばあさんの世代が建てたもので、だいぶ畳や戸が痛んでいた。この前、取り替えたからであろう、竹のにおいがプンプンする。静かだと身に染みてくるものがある。
ふと、我に返る。
何しに来たんだっけ。
さきに私の分身が口を開いた。
「さやちん、、だよね?」
その声は、明らかに私の声だった。けれど、私は三葉の声が出る。
成績がオール3の私でも、すでに分かった。
私は、三葉と入れ替わってる!?
「三葉は私のカラダ、私は三葉のカラダ。不思議な感覚、、やね」
うつむきつつつぶやいた。
この地方では独特のなまりや言い回しがある。田舎というもんはそういうもんや、ってずっと言われてきたんやけど。一度も都会人とかかわったことがない私には、きょーつーごとやらを知らなかった。
「「カタワレ時やね」」
二人で同じことを言った。幼馴染ってええな。
カタワレ時。この世ならざるものを見るとき、会えるとき。夕方でも夜でもない時間。毎日、来るたびに不思議な気分になる。
しばらく二人で語り合いながら、このあたり一帯では一番大きいであろう三葉の家についた。そこには姉の帰宅を今か今かと待ち望んでいた四葉がいた。
「お姉ちゃん、お・そ・い!!」
しかし突然四葉はあれ?、という顔をした。
お姉ちゃん、早耶香さんと一緒でどうしたの?と聞いてきた。
さすがは小学生。好奇心が素晴らしい。
えっと、、と二人で考えようと顔を見合わせて気づいた。
ありゃ、三葉が三葉になってる。
えっと、さやちんがさやちんになってる。
夢から解放されたような気分になったが、同時にその夢というものは何だったのかを忘れてしまった。
「「何してたんやっけ?」」
四葉は笑った。三葉と私も笑った。不思議なことに笑えてしまう。何をする為に私はここにいたんだろうって。そんなことはもうどうでもよかった。
とにかく、覚えているのは・・・
「三葉が無事でよかった。」
そう言い残して、私は三葉の家を出た。
あれ、体が重いな。
三葉が軽いのだろうが、人の脳はなんて愚かなんだろう。太ったんじゃね、とあざ笑うかのように鳥肌が立った。
三葉:ご飯を終えて私は日記を書いた。
さや:ご飯を終えて私は布団にもぐった。
三葉:今日は夢のような一日、とだけ打ち込んで、睡魔が襲ってきた。
さや:部屋の下に転がっているありったけのお菓子と大量の本を載せて、熱中して読んでいる。
三葉:目覚ましをセットして着替えて。
さや:お菓子を食べ過ぎて、気持ち悪くなったけど、瞳を閉じた
三葉:私は何かわからない、何かを強く願って布団をかぶった。
いつの間にか意識が途切れ...
気づけば朝だった。
【三葉サイド】
パジャマ姿で洗顔をし、制服に着替えて髪を結い、朝食をいつも通り摂る。
でも、何か忘れているような気がした。
思い出せない、、、
ああ、むかつく
「てっしー、あんた私に何かした?」
てっしーは驚いた表情でこう言った。
「昨日、おまえ休んだろ」
昨日、なにやったっけ。
記憶にない。
さやちんは、と顔を見ると青ざめていた
「ごめん、トイレ行ってくる・・・」
二人きりになったのだが、あることに気づいてしまった。
今日は10月7日。。
私は夢なんて見てない、とほほをつねった。
痛く、ない・・・!?
朝、目を覚ますと、なぜか瀧君がいた。
え、どうなってるの?
僕は笑った。
瀧だけど瀧じゃないんだ。
いやぁ、分かりづらくて申し訳ないです。内容お分かりいただけたでしょうか。複雑な要素は新海監督の意思だと思って、少し引き継いでいます(笑)
コメントお待ちしています
これからも宜しくお願いします!
これから僕は暴れまくる!?