Another story of your name(10/31をもちまして完結) 作:宮水 三葉(cv:こう)
ハッピーエンド編です。
遅くなってしまってすいません。
UA7800行ってました・・・ありがとうございます。
ここまで、やってこれてよかったです。
今回も、僕らしく、訳の分からない文章で。
お別れとしましょう
P.S.2016/11/2
UAが9000を突破しました!!
本当にありがとうございます!
嬉しいです。よければ評価お願いします
薄暗い闇の中で一人、静かに震えてしゃがんでいる男の子ー瀧。
彼の頭には罪悪感しかない。いや、もはや、忘れてしまいたいという
忘却の願いを神にまで届けてやりたい、そんな空気が彼のカラダから
空気中に放出される。
『りすたーと」
「こんてにゅー」
ばかばかしいほど幼稚な声で尋ねられた答えに
戸惑いもなく、俺は答えた。
ありえない。1からなんていやなんだ。
続きから、やってやる。
むかつくけど、やり直す。
人生をゲームだと思ったことは一度もない。
けど、これは、そう考えなければならない。
何故か知らんけど、記憶だけはある。
俺にできること。。三葉に会うんや。
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瀧「こんにちは、突然の訪問、失礼いたします。
宮水さんに急用がございまして、件の担当を務めます
私、立花瀧がお迎えに上がりました。」
担当のひと「あら。あなたが宮水さんの夫さんね。聞いてるわ
どう?最近うまくいってるのかしら。」
そういいつつ、奥の部屋に入っていった。
うまくいってるのかな、と悩みたいところだが…
「うまくいってないよな…」
がっくりとうなだれて肩を落とす無様な姿を、
社内で最も性格・容姿・成績のよいとされる女(三葉)は
じっと見ていられるわけがなかった。
三葉「あなた、どうしたのよ」
ああ、背中は幸せだなぁ。
あのぬくもりを今、感じられているなんて。
客観的になるほど、追い詰められている瀧。
三葉「この人のことは、あとで詳しく聞きます。大田さん、
応接ありがとうね。すまないけれど。今日はもう
帰るって伝えておいてくださいませんか」
大田「フフッ。任せておきなさい。お幸せに~」
三葉に担ぎ上げられて、三葉の会社を出る。
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いつからか、分からないが何か大事に感じる記憶は、僕にはない。
瞳を開けて気づいた。
瀧「スーツ姿にネクタイびしっと決まってて、時計も異常なし
髪のセットも完璧。これだけ状況証拠が揃えば。」
「どうやら、長い間、寝ていたようだな。」
いつもの通勤ルート。見覚えしかないマンション、近所の人々。
すっかり慣れてしまった会社員生活も、どこか、懐かしさを感じる
ふと、上司の顔を思い出す。
「やっべ、そういや、遅刻だ」
駆けて、会社についても汗だくだったのは、寝坊を物語っていると
いうまでもない。
上司「まったくお前というやつは。何度遅刻したら気が済むんだよ」
瀧「ごめんなさいっ」
上司「まあ、用事があったことは、その、知ってるから
今回だけは許してやるよ」
上司は奥の部屋を指さしながら言った。
瀧「えっ、あ、ありがとうございますぅ?!」
礼だけ言うと怪奇の眼差しで部屋の中を見つめつつ、部屋へと駆けた
大きな音を立てながらドアを元気よく開ける
次の瞬間、筋肉が強張り、硬直してしまった
?「瀧くんおそ~い」
だ、誰や。こいつ、なんで名前を知ってる?
三葉「忘れちゃってるの?もうっ!」
肩を寄せてきた。密着するこの感触といい、認めざるを得ない。
三葉、それがこいつの正体。疑う必要も、ないくらい。はっきりとわかる。
瀧「もう、離さねぇよ。つーか、離れるな。
その、素直に、手ぇ繋げよ。」
三葉「ふふっ。その言葉待ってたよ、瀧くん♡」
三葉「はい、これ。受け取ってね?」
三葉の手一つ分くらいの大きさの立方体の箱が俺に差し出されてる。
俺「あ、ありがとう。な、なにこれ・・・」
三葉「今日は何月何日?」
10月31日…。はっ!!そうか。クッキー、なのかもね…。
もう、我慢の限界。
次の瞬間、三葉のカラダは手の中にあった。
瀧「ありがとう、もう幸せだよ…」
三葉「ううん。感謝するのはこちらよ。どんな過去だろうと、今を
全力で楽しまなきゃだめだよ?」
「これからもよろしく、
瀧くん♡」
(ドアを開けっぱなしにしていたのも忘れ、社内の人に
あとあと詰め寄られました(笑))
おわり
今までありがとう。
ここまでお付き合いありがとうございました。
いつか、また、どこかでお会いできることを楽しみにしています。
最後に一言。
~君もいつか、幸せを手にしなさい~
2016/10/31 こう
THE END