八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・? 作:ちゅんちゅん丸
デート?回です、那須や熊谷に振り回される八幡、うらやましいですね・・・
ワールドトリガー最新話、これからエスクード大活躍しそうですね・・・
はたしてヒュースはバイパーとエスクードをどう使うのか・・・私、気になります!!
自分の八幡にもエスクードいれようかな・・・・実際シールドとしてはめっちゃ硬いしね、障害物としても使えるし・・・・んでも空中戦では使えないんですよねー・・・悩みどころです
ー比企谷家ー
「お兄ちゃん朝だよーおきてー!!」
「こ、小町ちゃん・・・あと、5時間、いや・・・8時間寝かせてくれ・・・」
先の防衛任務が少し早く終わったものの、やはり深夜の帰宅となり、家に戻ってすぐに寝たのだが、やはりめちゃくちゃ疲れがたまっていた八幡は無駄な抵抗をしていた。
「んもうっ!!早く起きてくれないと玲さん達に怒られちゃうよ!?はやく起きてくれないと小町的にポイント低いよー!?」
「ぐぬぬ・・・しかしだな小町ちゃん・・・俺さっき寝たばっかなんだけど・・・?」
八幡が疲労しているのは理解しているし、突然の交代でも文句ひとつ言わずに防衛任務に入る八幡の優しさを小町は誇らしく思っているし、なんなら今回の交代は小町や東、忍田が仕組んでいたことなので若干の申し訳なさもあるが、それはそれ、これはこれである。
今日は前から楽しみにしていた那須隊(引きこもりの志岐を除く)と小町、八幡でお出かけである。小町は今日をとても楽しみにしていたのだ。
「うんうん、いつも防衛任務を頑張ってくれているお兄ちゃんには感謝感謝!さっすが小町のお兄ちゃんですな!!」
「お、おう・・・・・だから・・・な?寝てもいいよね?・・・」
「でも、約束したよね?お兄ちゃん?玲さん達もすごく楽しみにしてるよ?」
「ぐぬぬ・・・・・はぁ・・・・わかった、今起きる」
「さっすが小町のお兄ちゃんだね♪そこにしびれるあこがれるぅ~♪」
「おい、そこはポイント高いとかじゃねぇのかよ・・・・いや、ポイントあっても使い道無いからどっちにしろあれだが・・・・」
八幡が起床するのを確認した小町は朝食を準備するべく部屋を出ていく。朝から元気いっぱいの小町にやれやれ、と思いながらも今日のお出掛け(デートではないと八幡は思っている)について考えるも、まぁ小町達についていけばいいかと思考放棄していると
「あ、お兄ちゃん、今日は服これ着てね。あと、髪もちゃんとすること!まだ少し時間あるから行くところもちゃんと考えるんだよ!」
と、戻ってきた小町に釘をさされる。兄の思考を完璧にトレースしている小町には那須や小町についていくつもりなのはバレバレだった。
「え・・・小町ちゃん?あれ・・・?俺も考えるのん??」
「あったりまえだよ!!大井さんと北上さんの勧誘の手伝いのお礼も兼ねてるんだから、ちゃんとお兄ちゃんも行くところ考えないとだよっ!!」
「むぅ・・・そういわれると返す言葉もないな・・・どうしよう・・・・」
いつの間にかいなくなっている小町に聞くこともできず、途方にくれはじめる八幡、ただでさえ美人ぞろいの那須隊とのお出掛けで精神的に削られているのにさらに何かしらのお礼も、となるとボッチたる八幡にはハードルが高すぎた
「まぁしょうがねえか、実際あいつらのおかげで大井と北上と少し話せるようになってきたしな」
そんなことをつぶやきながら、これからのことを考える。とりあえず、買い物に付き合いつつ、何か好きなものとか贈るかな・・・と考えながら小町の待つリビングに向かうのであった・・・
ー比企谷家 リビングー
「「いただきます」」
これからお出掛けのため、いつもより軽めの朝食を食べつつ、う~ん・・・・とかぐぬぬ・・・とかうなる八幡を見て苦笑しながら小町は朝食を食べていた。
人付き合いが苦手な兄が、誰かのお礼を必死に考える姿などこれまでには全く見られなかった姿である。大規模侵攻により両親がいなくなってからというもの、八幡は小町の安全と生活を守ることを最優先で生きてきたため、友人らしいものや、遊びにいく、といこともほとんどなかったのだ。
ボーダーに入り、B級に上がってからは少ないながらも友人ができて、まれではあるが遊びに行くことも増えてきていたことに小町は喜んでいた。
「うんうん、いっぱい悩んでいいよ~玲さん達が喜びそうなこと、好きなものとかを考えてね~お兄ちゃん♪」
これも練習だよ♪そんな顔をしながら八幡に笑顔を向ける。このまま那須か熊谷がおねえちゃんになってくれないかな~とか考えながら八幡をみてニコニコし続ける。小町的候補はもちろん、那須、熊谷であるが、小南や綾辻、三上、加古も八幡と仲良くしてくれているため、おねえちゃんになってほしいな~とか考えていた。
「ぐぬぬ・・・しかしだな、小町ちゃん?お兄ちゃん友達いないから、何をすればいいのやら・・・・」
「う~ん・・・・たしかにお兄ちゃんにノーヒントではちょっとかわいそうな気もしてきたかも・・・お兄ちゃんを気づかう小町、今のポイント高い♪」
「お、おぅ・・・そうだな、やっとでたなそれ、ポイント制終わったのかと思ったわ。・・・・つか、そうなのだよ小町ちゃん?お兄ちゃんには圧倒的に経験値がなさすぎるのだよ、無さ過ぎて逆に今日敢えて何もしないのもありなのではとか思うまである」
「はぁ、これだからごみいちゃんは・・・・しょうがない、今日のデートで小町がそれとなく玲さん達がほしそうなものに話を誘導するからうまい事やりなよ」
「おお・・・さすがマイエンジェル・・・助かるわ・・・愛してるぜ!小町!」
使うタイミングと相手を盛大に間違えている八幡に苦笑しながらも心の中では全力で応援している小町はこれからのデートをうまい事誘導しなければ!と使命感に燃えるのであった・・・
「まったく、今度からはちゃんと自分で考えるんだよ?それじゃあそろそろいこっか!玲さん達を待たせちゃだめだから早めに行くよ!!」
「へいへい」
こうして、八幡のあらたな挑戦が始まるのであった・・・・
ー 八幡 SIDE ー
「ふえぇ~・・・もう無理よぉ~・・・・八幡ギブだよぅ~・・・」
朝小町に起こされ朝食を食べてから今までの間に俺の精神力は削られまくっていた、あまりの疲弊の仕方に那須や日浦が気をきかせてくれ、少し早めの昼食となったためこうしてテーブルに突っ伏しているのだが・・・
「はぁ・・・まったくごみいちゃんはこれだから・・・もう少ししっかりしないとだよっ」
プンプンとか言い出しそうな感じで小町が怒っている、かわいい・・・じゃなくて、仕方無いんや、仕方なかったんやで・・・・どう仕方なかったかというと・・・
~集合場所にて~
「おまたせ~比企谷君、小町ちゃん」
「おはよー比企谷、小町~」
「おはようございますっ八幡先輩!小町ちゃん!!」
「おっはよ~!!」
「お、おう・・・・・・・ぐふぅ!!」
さらっと挨拶?をかえした俺に強烈なボディーが入る。
「は?ちがうでしょ?ごみいちゃん。デートの待ち合わせの定番教えたでしょ?」
「い、いや・・・小町ちゃん?俺に服褒めるとか無理やて・・・いや確かにめっちゃかわいいけど・・・」
そんな小町とのやり取りが聞こえていたのか那須達はそろって真っ赤な顔を手で隠して少しうつむき気味にプルプルしていた・・・そ、そんな怒っちゃうのん?ビクビク
~その後の買い物~
「な、なぁ・・・那須さんや?」
「ん?なにかな?比企谷君♪」
「あ・・・あの・・・・手が・・・・・しょの・・・・」
買い物だー!と元気よく歩き始める日浦と小町の後ろで那須に手を繋がれちょうドキドキしている俺がいた。
「いやなの・・・?」ウルウル
ぐぬぅ・・・そんなうるうるされたらめっちゃ可愛いし、守りたくなっちゃうやん!そんな子に嫌とか言えるわけあらへん!!
「ア、イエ、ナンデモナイデス・・・ちなみにくまちゃんさんや・・・・?」
「あ?」
こわい!こわいよ!!くまちゃんさんってちょっと言ってみただけなのに・・・セクハラエリートに向けるのと同じくらい怖い顔で睨まないでぇ・・・・
「し、失礼しました!あの、熊谷さん・・・?」
「・・・・・なに?比企谷」
「あ・・・あの・・・手が・・・・その・・・・」
そして、那須と反対側の手を熊谷が掴んでいた。そう、手を繋ぐではなく、掴まれていた。ドキドキ感が那須とちがう・・・・
「いやなの?」ギヌロ
そんな思考が読まれたのかめっちゃ睨まれる、そんなん嫌とか言えるわけあらへん・・・・こっちは怖いよう・・・・でもくまちゃんもかわいいんだよな~・・・はぁ・・・・
「ア、イエ、ナンデモナイデス・・・・・ぐすん・・・・」
そんな感じで那須と熊谷にサンドイッチされてる俺はかわいさと怖さでドキドキのハラハラで、ついでにそんな俺は道行く男にめちゃくちゃ睨まれて終始ビクンビクンしていた。
ついでに買い物に来ているはずなのに那須も熊谷もそんなびくびくしている俺をめっちゃニコニコしながら見ていた・・・あの・・・買い物は?
ーそして現在 レストランにてー
そんなこんなで午前中の買い物という名の八幡拷問ゲームは対外的にはハーレムキングの優雅なデートにしか見えなかっただろう・・・が、めっちゃ疲れた・・・小町ちゃん?これもう無理じゃないかな・・・・
そんなこんなで絶望していると注文していた品が来た。とりあえず適当なところに入ろうという話になって適当にそこでいいか、って話になって、適当に入ったらめっちゃきゃるんってかんじの店だった。なにこれぜんぜん伝わんねぇな・・・
うん、っていかここ女性の比率高くないっすかね・・・・?八幡の気のせい・・・?気づいてはいけないことに気づいてしまったのでは・・・とガクブルしていると那須が話しかけてきた
「そういえば、比企谷君は昨日の夜防衛任務ヘルプで入ってたんだよね?疲れてたよね?ごめんね?」
「そうなの?だから比企谷そんなつかれてるんだ?」
「あ~いや、まあそうっちゃそうだが・・・・まあ問題ない。」
現在の疲労はあなた達がかわいすぎるからですとか八幡死んでも言えない・・・
「ほんとに?無理はしないでね?」ニコー
「うんうん、玲を悲しませないとは、比企谷もなかなか解ってきたね!でも無理はしないでね」
「さすがですっ!八幡先輩!!」
「うんうん、えらいよーお兄ちゃん、もう少ししっかりしてたら小町ポイント上げるんだけどなー」
おい!小町!!そこはさすおになタイミングだろうが!なんで日浦が言うんだよ!!あと、那須の笑顔がかわいくてまぶしい!!そして熊谷がめずらしく優しい!!こんなに優しい世界があるなんて・・・・八幡感動した!!
「じゃあそんな頑張ってる比企谷君に・・・・はい、あ~ん」ニコニコ
ぜ、絶望したぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
っていやいや、無理やて、ほんまあかんて・・・・・美少女のあーんとか俺が恥ずか死ぬわ!!
「い、いや・・・しょの・・・・那須さん・・・・?」
「・・・・・あ~ん」ウルウル
「食べないとわかってるわよね?」ギヌロ
「がんばれ!おにいちゃん」
「頑張ってくださいー!!」
「ぐぬぅ・・・・あ、あ~むぐ・・・」
「どう?おいしい?」
「お、おう・・・・うまいぞ、ありがとうな」カオマッカ
「そう、それはよかったわ」ニコパー
ぐわぁぁぁぁぁ!!ま、まぶしい!!あとかわいいいいいいいいい!!そして恥か死ぬぅぅぅぅぅぅーーー!!!
「「「うんうん」」」
熊谷と日浦と小町がめっちゃうなずきまくってるけど、これめちゃくちゃ恥ずかしいぃぃぃ!!なんなん!?みられながらあーんされるてぇーーーー!!
そんなこんなでめっちゃ恥ずか死した俺は完全にノックアウトされていた・・・そんな俺を満足げに見た後那須、熊谷、日浦、小町で会話は進んでいく・・・
「そういえば昨日の防衛任務ってやっぱり北上さんと大井さん?」
「そうですよー、いやーさすが、東さんですよねーさすあず!!って感じです、いい感じに大井さんと北上さんをお兄ちゃんのとこに誘導してくれるんですよね~」
おい、小町、そこで使うのかよ!ちゃんとさすおにも使っていいのよ?そんな俺の心の声は当然スルーされる
「ほわぁ~さすが東さんです!スナイパーの合同訓練でもたまに教えてくれたりとかすごく優しいんですよ!!」
うんうん、俺も一人で訓練してるとよく声かけてくれて、アドバイスくれたり、焼き肉連れてってくれるんだよなーまじ東さん尊敬するっす!リスペクトっす!!キャラじゃねぇな・・・
「へーそーなんだ・・・・それで?比企谷は2人と少しは話せるようになったの?」
「ん?ああ・・・なんかまだ、B級のトリガー渡されて軽く説明されただけっぽかったから、いろいろ説明したりしてたら少しは話せるようになった・・・・と・・・・・思う?」
うん、たぶん大丈夫だよね?これで次に話しかけたときには?なに調子に乗ってるんですか?話しかけないでください気持ち悪いですとか言われたら、八幡立ち直れなくなっちゃう!
「なんで疑問形なのよ・・・」
「でもっそっか・・・少しは仲良くなれたのかな?よかったね比企谷君♪」
「よかったですね!八幡先輩!」
「さすがだよ!お兄ちゃん!!」
おぉ・・・・やっときたか、さすおに・・・でもやっぱイメージが合わんな・・・もっとおしとやかにさすがです、お兄様♪って言われたいな・・・
「それじゃあそろそろ午後の部行きましょうかー!!午後はお兄ちゃんの服を見ます!!」ババーン!!
「「「おおーーー!!」」」
・・・・たすけてーーーーーだれかー!!誰でもいいから助けてーーーーー!!神様仏さま天国のお母さまーーーー!!!
そんな俺の願いは無慈悲にも踏み倒されるのであった
「おぉ~?ハッチーさんだ~♪やっほ~昨日はありがとね~♪」ニコニコ
「あら?お姉さま方に比企谷さん、こんにちは、昨日はありがとうございました」ペコリ
・・・・神は・・・・死んだ・・・・・おぉ・・・・ガイアよ・・・・!!なぜにこうも私に試練をお与えになられるのですか・・・・・!?
こうして俺の休む日と書いた試練の日は続くのであった・・・・・
そんなこんなでガイアの試練は続く!!
世界の怒りを買った八幡はどう対応していくのか・・・・!!
どないしよう?
ちなみに忘れてましたが、大井と北上は八幡の1つ下の16歳という設定で行きまする。
次週、それでも大井はツンデレるの回!!
次回もはぁ・・・やれやれだぜ・・・って感じでも見てくれる皆さまへ、もうしばらくお付き合いいただければと思います。