八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・? 作:ちゅんちゅん丸
熱が夏い。ちがった、夏が熱いです。
思わず暑すぎて夏バテがぱなくてまったくぽちぽちするテンションにならなかったずら。
でも、今日は主人公の誕生日。
短いけどあげまする!!
はちまーーーん!!おめでとうーーーー!!
ー 基地南西部 -
「さて、それじゃあ基地に行きましょうか」
「いこ~♪」
ちょっと空気になってた三雲に忘れてた訳じゃないんだからね!?って感じで大井が行動指針を提示し、北上が元気に右腕を振り上げる。
北上に続いて小町もおー!と元気に応え、ひふみん先輩もお、おー・・と恥ずかしがりながら小さく右腕を持ち上げていた。もう、ちょう可愛い。んで、三雲がよろしくお願いします!とか言って思わず空気読めって思ったが、そんな事考えてる俺が一番空気読めてないので静かに右腕を上げるだけにした。
「基地まであと少し、敵の指揮官は出水と烏丸と米屋が抑えてる。ゲート美女に注意しながら行くぞ。ひふみ先輩?」
「うん、だい、じょうぶ。だいたいわかっ・・た」
「さすがです。んじゃその情報、出水達にお願いします。」
「わかっ・・・た!」
相手のトリガーの解析に集中していたひふみ先輩だが、ヴェーダのリソースを全力で注いでいた結果、ある程度の性能が把握できたようだ。
ふむふむ・・・ひふみん先輩から各員に送られた情報を確認しながら本部に向かう。
本部まであと少しとは言え、ゲートさんが居る以上どこかで必ず抵抗がある筈。新型も今のところこちらには来ていないようだし、気分はまさにスネークさんだ。だれぞ!段ボールをもてい!!
「ふぅ、これはまた厄介な・・・・」
「すごいねぇ?」
「うへぇ・・・これ小町にはきっついですねぇ・・・」
段ボールを探す俺をよそに、ひふみん先輩からの情報に目を通した各員の感想はそんな感じだった。
うん、だよね!これ俺と大井は相性悪すぎじゃね!?俺のファンネルとか大井のシールドとかキューブにされたら再構築するのに結構トリオン使うからなぁー・・・攻撃するにも防御するにもビットやられたらアボンしちゃう!
かいくぐって接近戦とかA級の変態組じゃないと厳しいだろうし、こりゃまいった!北上の掃射で一掃しか勝機なくね?
そう思ったが、ヴェーダの予測だと、圧倒的トリオン不足との返答を頂いた。ダヨネー。勝率2%とか昔の消費税よりも低い数値が出たのにはびびった。どうもここまでの戦闘で俺達のトリガーも解析されているっぽいのだ。つまり北上は超警戒されてるから、下手に撃ってもゲートさんあたりにカバーされる可能性大らしい。はい、詰んだ―。
「ま、まぁ、出水達が何とかしてくれんだろ・・・・」
「だ、だよね!」
ちょう他人まかせな俺の発言に小町も全力でうなずいてくる。ゼロを使ってもあの動物の森は回避しきれないと思ったんだろうな。さすがにキューブにされる未来しか見えん。もう少し動物を減らしてからならまだ何とかなりそうなんだが。
俺達にはあの魚ガードをくぐりぬけて攻撃を当てる変態性はないのだ。
そんな感じでなんとか対策を練ろうと考えていると、後方からベイルアウトの光が見えた。
ヴェーダからの情報を確認すると、出水がやられたようだ。さすがに出水でも厳しいかー・・・・。
「ハチ君・・・烏丸君が・・・」
「ガイストを使いましたか?」
俺の確認にひふみん先輩がうなずく。やっぱりこの展開になるかぁー・・・・。
迅さんの予知だと三雲と雨取が基地に入れるかどうかが未来の分かれ目になると言っていた。
ここから基地まではおよそ3分。だからこそここまで抑えて戦ってきた烏丸が全力を出せる。
「んじゃ俺達も急ぎましょうか、三雲、雨取をしっかりと守れよ?」
「はい!」
出水、烏丸・・・お前たちの死は無駄にはしない!
たとえ事ある度に3バカで絡んで来て、死ぬほど疲れてるときにランク戦やらされてうぜえな。とか思ったり、俺が小南と話すたびに嘘ついてキレた小南に噛まれたりして理不尽な思いをしまくって、ちょっと、かなりうぜえな。とか思ってたけど。お前たちの事は嫌いじゃなかったぜ。正直死ねばいいのにって思った事がない訳でもないけど、嫌いじゃなかったぜ・・・・。
そんな事を思いながらも基地に向かってヨーソローする俺達。段ボールは無いけど、いい感じに敵はやってこない。これはあれですね。絶対なにか狙ってますわ。
「さて、もうすぐ基地だが・・・」
「間違いなく、仕掛けてきますね」
俺のつぶやきに大井がリツイートしてくる。いいね!
全然良くないけど。
「勝てるかなぁ~?」
「小町達全員でやっても2%ですからねぇ・・・」
北上のつぶやきには小町が切ない現実を突き付けてくる。ほんとそれな・・・ゲートさんだけとか指揮官だけならそれなりの勝率があるが、この2人が組んだ場合、一気に勝率が低下してしまうのだ。まぁね?ブラックトリガーが組むとかそれなんてクソゲー状態だもんな。
「ううむ・・・・」
「ハチ君・・・・」
困ったことに、人生はそれなりにクソゲーで、今俺の目の前に迫って来ている問題をなんとかできないとバットエンド直行だからたとえブラックトリガー2人のクソゲーだろうと撃退する以外の選択肢はないのだ。・・・ないのだ。
うむむ、って考えている俺を気づかうように見てくるひふみん先輩。あ、先輩も対応策考えついちゃいました?でも、これ正直ないですわ。
しかし、そんな俺とひふみん先輩とのアイコンタクトを見逃さない堕天した女神がいた。
「なにか対応策を思いついてますね?」
「ぎくっ」
「ひぅっ」
大井のジト目の発言に俺とひふみん先輩がビクッとなってしまう。ついでにそれを見ていた三雲も超怖がってた。だよね。
「な、なんもオモイツイテナイヨ?」
ジト目で顔を近づけてくる大井に思わずキョドリつつ答える。ひふみん先輩もすごい勢いでうなずいていた。あ、あの、大井さんや?それ以上近づくとキスしちゃいそうなんですけど?
「嘘ですね」
「うそだねぇ?」
「んで?本当のとこは?」
大井、北上にサクッと嘘だとばれてしまう、なんでばれたし・・・・・。当然ですね。
小町にはよ言えと言わんばかりにあきれた視線を向けられてしまう。しかしなぁ・・・・。
「では、そうですね、北上さんのビームキャノンは小町さんに託します。私と北上さんが陽動で八幡さんとひふみお姉さまは弾幕を、小町さんがゼロを使って最適なタイミングで北上さんのビームキャノンで決める。というのはどうですか?」
「大井・・・」
「私達は早々にベイルアウトするでしょうから、それまでに決める短期決戦ですね。幸い、私と北上さん、八幡さんはここまでの戦闘で警戒されているでしょうから、小町さんの警戒はうすくなるはずです」
どうですか?と言わんばかりにドヤ顔の大井。
いや、俺もそんな感じの策を考えていたけど、大井と北上が危険にさらされるから採用したくなかったんだが。
そんなオレの考えを見抜いているのか大井が俺に向かって微笑んでいた。
「ふふ、あっていましたか?ではこれで行きましょう。大丈夫です、私達は信じていますから。」
「まっかせてよ!」
微笑む大井とグッとガッツポーズをとる北上。むう、そうくるか・・・・。
「それに、考える時間はなさそうですよ?」
大井がそう言うとベイルアウトの光が見えた。烏丸が落ちたか。むぅ・・・・仕方ない。
「小町、ゼロはまだいけるか?」
「うん。少し休んだから2分くらいはいけるよ!」
俺の確認に小町は元気よく答える。横でひふみん先輩もうなずいてるから嘘ではなさそうだ。それなら。
「よし、じゃあ北上はビームキャノンを小町に、代わりに俺のアイビスを渡すから大井と共に陽動だ」
「はい」
「りょうかーい」
「ひふみ先輩は小町のゼロを起動させるまでは俺と一緒に弾幕です。大井と北上に動物の森を行かせないようにしてください。」
「うん・・・。」
「んで、小町は北上と大井がベイルアウトする前にゼロを起動。タイミングを見て撃ってくれ。」
「あいあいさー!!」
「三雲、俺達が護衛できるのはここまでだ。かならず雨取を守れよ?」
「先生・・・・、わかりました!」
それぞれがやることを再確認しつつ、準備をしていると、ついにラスボスが出現した。
ゲートと共に現れたのは指揮官とゲート美女。それと新型が5体・・・・新型も!?
「見つけたぞ・・・」
ごごごごごって感じで現れた指揮官とゲート美女。
俺達は互いにうなずき合う。準備はした、対策もした。トリオンは心もとないが、でも、負ける気は不思議としなかった。
「いくぞ!作戦開始だ!!」
「「「「「了解!」」」」」
短いけど、今回はここまで!!なんとか今日まにあったー!
次回本編は決着まで書きまする!!夏バテがね!!ひどくてね!!
次回は頑張りまするので!!エタりませんのでご安心を!!
ついでに本日、もう一本番外編?行きます!