八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

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こんばんわ、8話です

関係ない話ですが、終末のイゼッタがぱないです。
姫様とイゼッタのかわゆさがぱないのです!!話も次回が気になりすぎて夜も眠れず昼寝してしまう・・・・!!ダレカタスケテェ~

コホン・・・さてさて、というわけでデートに行く前に防衛任務です、徹夜で防衛任務を行い次の日に那須隊とのデート・・・・頑張れ八幡・・・・!!






八幡の戦い~防衛任務、がんばります♪~

ー警戒区域ー

 

「フンフンフフー♪フンフフー♪フンフンフフーンフレデリカー♪」

 

八幡的お気にいりの歌を歌いながら絶望し続ける少年がいた、そう比企谷八幡である

少し前まで精神的な疲れをいやすべく惰眠をむさぼっていた彼だが、防衛任務の時間のため今は警戒区域に来ていた

 

「はあ・・・・これ絶対パターン青、使徒です!ってなるよなー・・・・このあとめっちゃ気まずい感じになるやん・・・・」

 

惰眠をむさぼっている間に小町から来たメールには急遽防衛任務に3人の欠員が出てしまったため、八幡とあと2人の交代要員が必要だという内容だった。そう、あと2人である・・・・・

 

「しかし・・・いや、しかしもかかしもねぇけど、これ残りの2人絶対あいつらじゃん・・・なんか東さんとか忍田さんとかめっちゃ誘導してるっぽいっし・・・誘導装置かよ!?って言いたくなるくらいめっちゃ誘導されてくるからな~任務の間めっちゃ気まずくなるやん・・・はふぅ・・・」

 

また舌打ちされるのかなーとかアンテナがーとかアホ毛にシールド張らなきゃーとか考えながら防衛任務までぼーっとしていると2人がやってきた、そう、大井と北上である。

 

「やっほ~やっぱりハッチーさんだー♪今日はよろしくだよ~♪」

 

「・・・・・チッ・・・キョウハヨロシクオネガイシマス」ペコ

 

案の定大井と北上が登場した、ついでに北上のふわっとした挨拶にほっこりしたのもつかの間、大井に睨まれて冷や汗をかく、そして一応大井も礼儀としてカタコトの挨拶とお辞儀をする。

 

八幡はゆっくりとため息をつきながら挨拶を返す

 

「おう、2人とも今日はよろしく頼む、それとB級昇格おめでとう・・・?」

 

一応の面識があるためB級昇格を祝福する八幡、実力的にはC級どころかマスタークラスとも戦える実力がある2人にはなって当然みたいなところもあるうえに、一応のレベルの面識なため疑問符がついてしまったが

 

「ありがと~♪いや~なんていうか、思ったより大変だったよ~なかなか対戦相手が見つからなくてさ~」

 

「アリガトウゴザイマス」

 

そんな八幡の微妙な態度に特に気にする様子もなく北上はにこやかに話すが、やはり大井はカタコトだった、ついでに目が「北上さんにそれ以上近づいたら滅ぼす」と言っているため北上との距離に注意しながら話を続ける

ちなみに小町に近づく男に似たような視線を向けるため、大井が視線に何を込めて睨んでいるのか手に取るように理解している八幡であった。

 

「こほん、そしたら2人は今日は初めての防衛任務か?」

 

「うん、そうなんだよね~昨日B急になってタヌキさん?にB級のトリガーを説明してもらってたら、今日の防衛任務に欠員がー困ったなーって言ってる人がいたからあたし達やりますよ~ってね♪」

 

「北上さん・・・!なんてお優しい!!」キラキラ

 

大井の盲目さが相変わらず不安になるレベルだった。

そしてこれには当然ながら東と忍田が絡んでいた、ぶっちゃけいい加減比企谷隊を増員させたいのである、いつ先の大規模侵攻のようなことがあるかわからないため少しでも強化の余地のある部隊にはさっさと強くなってもらいたいのだ。

 

なかでも八幡の部隊が完成すれば、防衛のレベルアップは計り知れないものがある。街を守ることを第一の忍田としてはここまであからさまに強化できる部隊を遊ばせるつもりはなかった。ついでに他の部隊に大井と北上の強烈な個性を受け止められる心当たりがなかったため是が非でも、という考えもあった。

 

 

そのため、大井も北上もB級に上がったばかりではあるものの八幡と互角に戦える実力があるため、防衛任務の部隊枠を調整して、北上、大井、八幡をいれたのだった。いわゆる一緒に防衛任務をやらせることで既成事実を作ろうというやつである。

 

「了解した、ちなみに防衛任務についての注意事項とか説明は大丈夫か?」

 

「う~ん・・・だいたい大井っちが聞いてくれてるから大丈夫だと思うけど、あたしはよくわかってないかな~?まぁなんとかなるよね~?」

 

「はいっ!!北上さんは私が守りますから大丈夫です!!」

 

「お、おう・・・2人ともよくわかってない感じだな・・・そんじゃあ今回初の防衛任務だが、緊張とかはあるか?」

 

「ん~ちょっと緊張してるけど、大丈夫だよ~?」

 

「む・・・私も問題ありません。・・・・ナニヲエラソウニ・・・・」

 

昨日B級になったばかりで今日いきなり防衛任務では詳細はレクチャーされてなさそうだと考え八幡が2人に聞くと案の定よく理解していなかったため、説明することにする。もちろんこれも忍田と東の共謀によるものだ、少しでも会話させるためである。

 

初の防衛任務となればお兄ちゃんスキルを持つ八幡が2人の世話を焼かないはずがないため、最初に自然に会話することができるであろうとの考えだった。

まさしく忍田、東の読み通りに2人の世話を焼き始める八幡、北上はニコニコしながら話を聞き、大井もしぶしぶではあるものの、不明点や不安も少なからずあるため、話を聞く。

 

「それはよかった、まず注意点だが・・・2人ともわかるか?」

 

とりあえず、緊張で動けなくなる、ということはなさそうだと安心しながら注意点を説明しつつ、質問を投げる

 

「注意点、ですか?訓練ではなく、実戦・・・は当然ですし、北上さんを守る・・・・これも当然ですね・・・敵の数、出現が読めないことですか?」

 

「う~ん・・・・たしかにいつ来るかわかんないよね~」

 

「そうだな、まずいつ敵が来るかわからない、というのが1つだな、侵攻があるまで相手の数も不明なのは注意する必要がある。他にはどうだ?」

 

「そうですね・・・・チーム戦になる、ということですか?」

 

「おぉーそっか~いままで1人でやってたけど、団体戦になるんだ~」

 

 

いつのまにか普通に会話しだしていることに大井と八幡は気づいていなかった、そんな2人を北上は微笑みながら見ていた。

 

「そうだな、そこが一番の注意点だ、相手がこちらより多いことがほとんどのため、孤立した場合は1人で多数の相手をする必要性がる、だがそうならないためのチーム戦だ、まあ1人でチームランク戦をしてた俺が言える話ではないが、防衛任務の場合は常に、チームや一緒の班になった隊員と連携をする必要がある」

 

「なるほど・・・特に私たちはシューターだから接近戦にならないように連携が必要になるんですね」

 

「おぉ~なるほど~たしかに1人でいたら囲まれちゃって大変だもんね~」

 

「その通りだ、だから戦闘になったらオペレーターの注意を聞くのとマップの確認を忘れないようにしてくれ、今日は沢村さんがオぺレーターをしてくれるからアドバイスをよく聞くこと、あと、今回は俺が戦闘の指示をだすようにするから個人の判断で動かないようにしてくれ」

 

「・・・・わかりました、今回は指示に従います。ヨロシクオネガイシマス」

 

「了解だよ~よろしく~ハッチーさん♪」

 

今更ながらに普通に会話していたことに気づく大井、いきなりの不機嫌モードに八幡はビビり、北上は苦笑しながらも、やはり大井と八幡は仲良くなれそうだな~と初めての防衛任務で緊張していたのも忘れて微笑んでいた。

 

「よろしく頼む、まあずっと警戒していると疲れちまうから、巡回しながら適度に気を抜いてくれ、もし、トリオン兵が来るとしても、ゲートが開く前にオペレーターが教えてくれるから安心してくれ」

 

「は~い♪了解だよ~♪」

 

「わかりました。」

 

そうして任務につくことしばらく、まだ任務の時間も半分すぎたくらいの頃にオペレーターをつとめる沢村がゲートの発生を告げる

 

「ゲート発生、座標誘導誤差3.44・・・!!3人共注意して!数が多いわ!」

 

「おぉ・・・・・たしかに多いな、2人とも落ち着いて対応すれば問題ないから連携していくぞ!」

 

「・・・・は、はいっ!」「うわぁ、りょうかいだよ~」

 

予想外の数に大井と北上に緊張がはしる。普段通りに戦えばなんとかなるはずだが、初めての任務と想像以上の数に体がこわばっているのが見えたため、八幡はすぐに対応する

 

「まずは俺が連中の注意を惹きながら左に回り込むから2人は右側に回り込んで、相手の注意が完全に俺に向いてるのを確認したら1体ずつ確実に仕留めていってくれ。複数を一度に攻撃するとヘイトがそっちにいっちまうから確実に1体ずつだ、注意しろよ?」

 

「そんな!?それではそちらが危険です!!」

 

「そうだよーここは一緒に攻撃したほうがいいんじゃないの?」

 

八幡のおとり作戦に大井と北上は協力することを進めるが、緊張している2人では普段の実力を出せないのは明白だった。

 

「2人とも万全な状態じゃないだろ?いいから任せろ、回り込んで落ち着いたら攻撃を開始してくれ、沢村さん、2人のナビお願いしますね、そんじゃあ頼むぞ、グラスホッパー」

 

 

 

ー 八幡 SIDE ー

 

「さて・・・とカッコつけたはいいものの、ちと多いな。沢村さん念のため増援の要請をお願いします。あと、少し本気を出しますので建物には目をつぶってもらえますか?」

 

「了解よ、忍田本部長の了承もでました、存分にやれとのことです、増援も要請しているから到着までがんばってね比企谷君」

 

よし、とりあえず本部の了承も出たことだしアレを使いますかね。増援も念のため要請したけど、あの二人の緊張が取れれば問題ないはず・・・あとはあの数に俺がどれだけ耐えれるかだな・・・・

 

「よぅし、そんじゃあいっちょやりますかね!アイビス+メテオラ=アンチマテリアルバースト!・・・なんちゃって」

 

なんとなく技名つけたくなるよね、とか考えながらとりあえず相手の注意を向けつつ、ある程度ダメージを負わせられるようにアイビスでメテオラを撃ちまくる。威力上昇効果のあるアイビスでメテオラを撃つことにより、かなりの威力の炸裂弾が発射される。

メテオラの爆発範囲が拡大されており普段の防衛任務では街を更地に変えてしまうため使えない、俺の切り札の一つだ。今回はかなりの数になるため、本部に確認して使用する。

 

遠いトリオン兵から順に砲撃して数を減らしつつ、こちらに注意を向けさせる。よしよし、いい感じにこっちに向かってきたな、今の砲撃で10体くらいは減らせたか?全トリオン兵のヘイトがこちらに向いたのを確認して少しづつ後退しながらメテオラトラップを仕掛け、アイビスを放つ、ここからは通常のアイビスで攻撃する。さすがに建物壊しすぎて罪悪感が出てきた・・・・だ、大丈夫だよね!?ちゃんと忍田さんに確認とったし、怒られないよね!?

 

「よっと・・・こっちで~すよ~っと、おらおらだ~!なんちゃって」

 

「比企谷君、大井さんと北上さんが配置についたわ、2人ともなんとか落ち着いたみたいだから攻撃に入るわね」

 

「了解しました、大井、北上、確実に1体ずつ頼む、そちらに敵が行かないよう注意するが、囲まれないように注意してくれ」

 

「了解だよ~北上、いきま~す!アステロイド」

 

「少し取り乱してしまい失礼しました、大井、戦闘開始します。ハウンド!」

 

おぉ・・・さすがだな、もう持ち直したか、・・・確実に1体ずつ一撃で仕留めているし、この調子なら問題なさそうだな・・・・あとは俺が囲まれないようにしつつ大井と北上にヘイトが行かないように注意してればいけそうだな・・・

 

ー 八幡 SIDE OUT - 

 

それからしばらくして東隊が応援に駆け付ける頃にはすべてのトリオン兵が沈黙していた。

 

「東隊現着した。・・・・・が、どうやら片付いているようだな。無事か?比企谷」

 

「ぜぇ・・・・はぁ・・・・つ、つかれた・・・・はい、ギリギリでしたが無事です。すみません東さん」

 

トリオン体のため、本来なら肉体的な疲労はないはずだが、今回のゲートは3人で対応するには規模が大きく、また大井、北上に敵のヘイトが向かないように普段の数倍神経をすり減らしながら戦っていたため、敵が沈黙した現在その分のあれやこれやが八幡の精神を疲弊させていた。

 

「無事でよかった。それにしてもこれだけの数を3人で対応するとはさすがだな、これは次回のランク戦が楽しみだな、早く勧誘成功させないとだな」

 

「えぇ、あいつらも最初は初めての防衛任務でいきなりこの数が来てたんでうまく動けなかったんですが、途中からは緊張も抜けたのかいい動きをしてくれましたよ、今回はさすがに部隊増員の必要性を痛いくらいに感じましたね」

 

「はっはっはっ!そうだな、はやく3人でのランク戦ができるよう応援してるよ、後は俺がやっておくから3人は少し早いが帰還していいぞ、比企谷ももうトリオンギリギリだろう」

 

「ありがとうございます、もうトリオン体を維持するので精一杯で・・・・助かります、それじゃあ先に失礼します」

 

東の許可と沢村への報告を行い帰還することにする八幡、東と別れて大井と北上の元に向かう。

 

2人は東と話していたところから少し離れたところに背中合わせでへたり込んでいた、初めての防衛任務にしては規模が大きすぎたため、かなり緊張していたが、戦闘が終了したことにより反動で動けなくなってしまっていた。

 

「大井、北上、お疲れさん、少し早いが交代してくれるみたいだ。帰還するぞ」

 

「おぉーよかったよーもうへとへとで戦えそうにないから助かるよー・・・」

 

「りょうかいしました、今回はありがとうございました・・・・まさか私があんなに取り乱してしまうなんて・・・・」

 

「おぅ、まあ気にすんな、いきなりあの量は誰でも焦るからな、まぁあんなに大奮発してくることは滅多に無いから安心してくれ」

 

「うぅ・・でも今回あたし達全然ダメダメだったよ~・・・」

 

「北上さん・・・・そうですね・・・私も1人では北上さんを守り切れなかったです・・・・」

 

今回の規模は本来ならB級に上がりたての部隊では対応しきれない数だった。それこそB級上位かA級でないと苦しい規模の数が侵攻してきていたのだ、その中でも誰一人脱落せずに対応しきったことは褒められはしても落ち込む要素など無いのだが、2人はうまく対応できなかったために落ち込んでいた。

 

「俺はぼっちだからな、1人対たくさんっつーのには慣れてんだよ、だからそんなに落ち込むな、この規模を初めての実戦で対処しきれたのはすごい事なんだぞ?さすがハイパーズだな」

 

自動お兄ちゃんスキルが発動した八幡は落ち込んでいる2人の頭をなでる。

 

小町の教育により自動お兄ちゃんスキルを保有する八幡は落ち込んでいる女性をみるとオートで励ましてしまうのだった。

 

「そうだよね~あたしと大井っちは最強だからね~今度はちゃんと戦えるように訓練するよ~!」

少し顔を赤くしながらもはにかみながら北上が八幡に応える(ちょうかわいい・・・八幡心の声より)

 

「ふ、ふん・・・!当然です!北上さんと私ならこれくらいは出来て当然です!・・・・ですが、最初は対応しきれませんでした、あなたの指示がなければもっと苦戦していたでしょう・・・ですから、あの・・・・あ、ありがとうございます」

最初は安定の睨みながら強がるものの、途中から顔を真っ赤にしながらツンデレを発動させる大井。これまで睨まれるか、おどされるかばかりだっため、いきなりの大井の変わりようにきょどりはじめる(ツンデレ・・・だと・・・!?八幡心n以下同文)

 

「おぅ、まあお前らならすぐに俺よりも強くなれると思うぞ?まぁ今回みたいな戦いは俺の得意分野だから、いつでも相談してくれ、聞きにくければ那須に聞いてくれてもいい・・・ぞ・・・・・・と、とにかく!今日は帰還しよう!そうしよう!」

 

「おぉ~?了解だよ~♪今度訓練お願いするね~♪」ニコニコ

 

「ふふ♪そうですね、それもいいかもしれません、私もお願いします」

 

落ち込んでる2人に自動お兄ちゃんスキルが発動し頭を撫でるだけでなく柄にもなく励ましてしまい、途中から恥ずかしくなってごまかしながら帰還しようとする八幡をみながら2人はにこやかに応える。

 

これまでの大井とは違い、そこにはわずかばかりの信頼の気持ちとほんの少しの笑顔が生まれていたのであった・・・・

 




と、いうわけで、少し大井っちとの壁を削ってみました・・・安直か・・・・!
仕方ないんや・・・このままではどうあっても仲間に出来なそうだったんや・・・!そんなこんなで攻略難度を少し下げていきたいと思いまする。

そして気づいたのですが、大規模侵攻が年始にあって、半年前に修入隊してたんすね・・・つーことは6月くらいか・・・時系列とか考えんのめんどいな・・・

さてさて、それでは次回も、俺が見てやんよ!!っていう優しい方、これからもお付き合いいただければと思います♪

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