八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

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こんばんわ、戦争編10話です。

先週投稿忘れてたので、その分で二日連続での投稿です。

ようやく原作の4巻に突入します。ふぅ、ながかった。
ちなみに今話は少し原作と登場人物入れ替えています。理由は本文で。

次の話から戦闘に入りますが、再度の告知を、この世界にはチートやら俺TUEEはありません。そこそこ強くする程度です。ここ大事。

そんなこんなで10話です。



比企谷隊の戦争10 俺のサイドエフェクトがそう言ってる!

「さて、どうしてこうなった・・・・」

 

忍田さんに捕まって、地獄の特訓オールナイトが終わり、やっと解放された次の日。

俺は愛しの小町にいつものように起こされてから、ふと気づいてしまっていた。

 

「ねぇ?小町ちゃん?今日って学校あるのかしら?」

 

「え?お兄ちゃん何言ってるの?あるに決まってるじゃん」

 

「あるに決まってるのかー・・・・。ちなみに小町ちゃん?今日って休日じゃないかしら?」

 

そう、今日は日曜日のはず、はずですよね?忍田さんとの特訓が精神と時の部屋の逆バージョン的な感じで時が早く流れていたならわからんが、そんなアホな事もあるわけが無い。つまり・・・?

 

そんな俺の質問に、気持ち悪いよって言ってから答えてくれるマイシスター。うん、気落ち悪くてごめんね?

 

「日曜日だけどさ、こないだのイレギュラーゲートのせいでその後臨時休校になったでしょ?その振替だよ」

 

「つまり?」

 

「日曜日も学校」

 

「Oh・・・・・」

 

「あ、ちなみに、今日だけじゃなくて、しばらくは隔週で日曜日も学校あるみたいだよ?」

 

「O、Oh・・・・・」

 

やべぇ、初めてネイバーに憎悪してるかもしれん。ここまで怒ったのはあれだ、先月、迅さんが小町にセクハラしようとした時以来だ。・・・・結構最近ですね。

ちなみに、那須はその時の様子を見ていたらしく、怒りで記憶が飛んでいた俺は後からその時の状況を聞いていた。

 

那須曰く「突然八幡君が迅さんに対戦を挑んだの、珍しく本気で怒ってるのに気づいたみたいで、迅さんが謝っても聞く耳持たずで無理やりランク戦ブースに入れて、怒りが収まるまで対戦してたの」

 

とのこと、はて?そういえばそんな事もあったような、ないような・・・・?そんな感じで聞いていた俺。それから那須がその時の映像を見せてくれたりもして。

 

「突然八幡君が自分のアホ毛を引っこ抜いたと思ったら、なんというか、全体的に黒い感じ?になって迅さんを圧倒してたの。すごかったのよ?」

 

とのこと、映像でも確かに俺が自分のアホ毛を引っこ抜いてた。

・・・・・なにこのシュールな映像。それからなぜか俺のトリオンキューブの色が黒くなったり、服装も黒くなったリ、なにやら表情もクールな感じになって、これあれですよね、オルタ化ってやつや。

ここにきてまさかのFATEネタが出て来て、これもしかして俺もサーヴァント化ワンチャンあんじゃね?ってテンション上がったけどきっとレア度星1のゴミサーヴァントになる未来しか見えないな。

 

・・・・まぁ?そのような若気の至りもあったり・・・あったの?あれでしょ?今の良く出来たCGとかでしょ?そんなふざけた能力あるわけないよね?ね?そう聞いた時、那須が笑ってごまかしていたのは記憶に新しい。

 

それからは普通に生活していたというのに、まさかこのイレギュラーゲートのせいで休日出勤になるとは・・・・おのれ・・・!と怒りパワーがしゅいんしゅいんとチャージされていくのを感じていたのだが。

 

「まぁでも、お兄ちゃんの休日出勤とかいつもの事だし、小町を学校まで送る機会が増えるんだから良かったね?あ、今の小町的にポイントたかーい♪」

 

とか小町が言うもんだから、俺の圧縮粒子はすぐに霧散されるのであったとさ。俺まじちょろいん。

 

「おう、確かにその通りだったな、休日出勤とかいつもの事だったわ。小町と2人乗りできて俺的にもポイント高い!・・・・・・・高いか?あれ?」

 

いや、おかしくね?あれ?なんか忘れてる気がする・・・?

 

「ポイント高いよー、小町お兄ちゃんと学校行きたいなー?」

 

「お、おう、俺も小町とだな、でもあれ?」

 

「ダイジョーブ、オニイチャーン、アイシテルヨー。」

 

「俺も愛してるぞー。でもだな、休日g「アイシテルヨー」・・・・あぁ、でもだな「おにいちゃーん?」・・・・っす。」

 

なんか忘れている気がしないでもないけど。ま、まぁ?社畜適正レベルマックスな俺にかかれば学校くらいなんてことないですしおすし。

だから、休日出勤とか、休みないなーとか気にしちゃダメだよねって事ですね。はい。

 

「さて、それじゃあ今日も一日がんばりまっしょい!」

 

こうして、日曜日の学校が始まるのであった。

もちろん、途中でプリキュアが見れない事に気づいた俺が本気で悔しがったのはまた別の話。

 

 

 

 

 

そんでもって、その放課後。

俺は迅さんと駅前で待ち合わせしていた。

さっきからちょろちょろ見られたりしていて居心地が悪い!なんか時折握手してくださいとか、こないだはありがとうとか言われてて、すごくむずがゆい。

たしかに街の防衛に貢献していたように見えるし、イレギュラーゲート後のニュースでは俺と大井、北上がイルガ―から街を守ってる映像が流れてて、これまでも無理やり広報の仕事を手伝わされえていたから、今回の事でちょっとした有名人になってしまったようで。

もう、気楽に立ち読みできないのね・・・・これが有名税ってやつか・・・・って、自意識過剰すぎぃ!とか脳内妄想していると、ようやく迅さんがやって来た。

 

「ごめーん、まったー?」

 

「チェンジで」

 

ぼりぼりとぼんち揚げを食べながらやって来た迅さんに俺は軽くひと睨みする。行儀が悪いのはダメ。小町に悪影響なのだ。

それを察した迅さんはすまんすまんと謝りながら袋をしまう。

とりあえずラーメン行くかという話になって、迅さんと2人で向かいながら会話をする。

 

「それで?その後どうなったんです?」

 

その後、というのはあれだ。俺が忍田さんに切られまくって、生きることについて考えていた時の事だ。

どうもそのころに、三雲と空閑が三輪隊に襲撃されていたようなのだ。

 

迅さんからの連絡が無いから油断していたが、やはり空閑の存在に気づかれていたらしい。

ちなみに、訓練が終わって携帯を確認したら三雲から10件ずつ位メールと着信があってびびった。最後の方とか何をトチ狂ったのかボスケテとだけ入っていて、お前はセ〇のロ〇ピッチャ型通信機でも使ったのかよと突っ込みそうだった。

でもつっこんでも知らないよねって思って辞めた俺は果たしてなんなのだろうとか思ったりして、家にあったんだからしょうがないでしょ。

いつか米屋あたりにフェイント技の一つとしてエリーゼのゆううつを教えてやろうと場違いに思っていたものだ。

 

それはそうと、俺が忍田さんに切られまくって連絡に出れなかったため、今度は迅さんに連絡を取った三雲、まぁ迅さんの未来視ではもう結果は見えていたので、まぁまぁとなだめてる間に決着したらしい。さすがブラックトリガー。三輪隊を相手に勝利するとはね・・・・。今度参考までに俺も対戦してもらうかね?

 

ほんでその後、撤退した三輪隊を追って迅さんと三雲が本部に行ったらしい。

なるほど。あの時、俺を切る担当が忍田さんから太刀川さんに替わったのにはそんな理由があったのか・・・・しかもその後ちょっと忍田さん嬉しそうに切りかかって来てたし。ニコニコしながら切りかかってくるってのがあそこまでホラーだとは思わなかった。

どうも空閑の父親が元ボーダーの人で、忍田さんと仲良かったらしい?へえ?それで?と迅さんに話の続きを聞くと。

 

「あぁ、とりあえず、今のところは本部にも話は通して、忍田さんは味方に付いた。そんで、空閑とメガネ君と、その幼馴染のチカって子を玉狛で預かってる。んで、ボーダーに空閑とチカちゃんを入れる予定だ」

 

「ん?チカちゃん?」

 

聞き覚えのない名前である。おうちに帰りたがる人かな?ちがう?

 

「なんでもお兄さんと友人を探すためにA級になりたいそうだ。んで、メガネ君と空閑でチームを組んでA級を目指すみたいだ」

 

「・・・・・・迅さん」

 

「比企谷の言いたい事もわかる。本人もネイバーフット遠征で実際に会える可能性がほとんどないのはわかってるんだ。でも、なにもしないでいるのが嫌らしい」

 

「そうですか・・・・」

 

それならいいんだ。耳障りの良い言葉で入れたとかじゃないのなら、そして、そのチカって子の願いはそのまま三雲の願いでもあるわけだ。ならますますあれだ。

 

「それで?俺は何をすればいいんですか?」

 

そんな、三雲とチカって子と、空閑のそれぞれの話を聞いた俺は、そう迅さんに質問してしまった。

ふぅ、やれやれ、俺のその言葉にニヤリと悪そうな笑顔を浮かべる迅さん。

うへぇ、これ絶対暗躍するやつやん?いやだなぁーとは思うものの、でも断る気もない訳で、ついつい俺もニヤリとしてしまっていた。

 

「あぁ、それで比企谷にお願いしたいのはだな・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?まじであれに介入しないとなの?」

 

「ど、どどどど、どう、しよう!?」

 

という訳で、迅さんからのお願い(可愛くない)のため、俺とひふみん先輩(可愛い)は、夜の街に繰り出していたのだが、夜の街って響きにちょっと興奮してしまったのは仕方ないよね?

そのお願いってのが超めんどくさくて、俺はすごい嫌そうな顔で、ひふみん先輩はすごくおろおろしていた(超可愛い)

 

「いや、なんかほら、風間さんが模擬戦を除く~とか言ってるし、これ介入しちゃだめな奴ですよね?」

 

「(コクコクっ)」

 

俺がそう言い訳してると、その隣でひふみん先輩も全力でうなずいている(可愛すぎて尊い)が、そんな事許されないわけで、俺とひふみん先輩から遅れる事少しして嵐山さんと時枝も現着して。

 

「大丈夫だ、行くぞ!比企谷!」

 

とそんな感じで一切俺の話を聞かずに飛び出していくのであった。まってぇー!

 

「はぁ、行くしかないか・・・すみませんひふみ先輩は一応玉狛の周辺警戒をお願いします」

 

「う、うん・・・わかっ・・た。気を付けて・・・ね!」

 

ふんす!と気合を入れて応援してくれるひふみん先輩にうなずいて俺も飛び出していく。

ふ、ふう・・・・わかっちゃいたけどあそこA級隊員しかいないんすけど?俺だけB級というこの場違い感がやばい。

 

ちなみに、なんでこんな事になってるかって言うと、あれだ。空閑の件で忍田さんは味方につけたけど、城戸さんはまだ。ついでに空閑がブラックトリガーだってばれてるから、襲撃されてブラックトリガーが奪われちゃう!そうすると空閑死んじゃう!それはダメェェー!って事らしい。

それで、忍田さんから嵐山隊に声が掛かって、迅さんから俺に召集が掛かったって事だ。つまりこの場には迅さんと嵐山さん、俺の他に、佐鳥が後方でツインツインしてて、さらに別動隊に備えて玉狛周辺をひふみん先輩と時枝が警戒している。

ちなみに、ここにいない木虎には小町を警戒してもらっている。

俺が空閑の件を黙認していた事が城戸さんにばれている可能性があるため、万が一のために木虎を護衛にし、その代わりに俺が行くという流れになった。俺のファンネルは多数の相手に対して大きなアドバンテージになる、という建前で木虎を説得した。

正直、派閥争いやら仲間同士での争いに、大人っぽいとはいえいまだ中学生である木虎を巻き込みたくなかったってのもある。あいつ、あれでも小町と同い年だもんな。

 

「嵐山隊、比企谷隊、現着した。忍田本部長の命により玉狛支部に加勢する」

 

しゅたっ!と俺と嵐山さんが民家の屋根に着地して嵐山さんがかっこよくセリフを言う。はいはい、イケメンイケメンとか思っていると。

 

「嵐山・・・・!」とか「嵐山隊・・・・!?」とか言いながら風間さんと三輪が驚愕していて、あの、俺も居るよ?って思わずケフンケフンってしてしまったりして。

「あ、いたの?」って感じで菊地原が言ってきたので絶対あいつはぬっころすと心に誓ったのだった。

 

それから迅さんが、「嵐山と比企谷が居ればはっきり言ってこっちが勝つよ」とか、「俺のサイドエフェクトがそう言ってる」とか決め台詞言って、それから太刀川さんが「おもしろい、お前の予知を覆したくなった」とかすげぇバチバチしてるけどさ・・・・・うそでしょ?迅さんの中で俺のウェイト結構デカくない!?

見たところ、太刀川隊と三輪隊、風間隊と当間さんがいるんでしょ?えっと、ひーふーみーんーで、9人か?え?10人!?しかも全員A級です。ってか?はは、ワロス。

それに対してこっちはえーっと、玉狛周辺を警戒してもらってるひふみん先輩と時枝を除くと、まさかの4人である。いやこれ無理でしょ・・・だって俺だけB級よ?場違い過ぎんでしょ。

なんか読み逃してたのか、はっきり言ってこっちが勝つよとか言ってた迅さんもちょっと汗かいてるし。絶対これ襲撃の人数が思ったより多かったでしょ!?

それを察したのかこっそりと嵐山さんが時枝を呼んでるし、あれですよね?足引っ張りそうでごめんなさいって感じである。

 

「ふぅ、木虎には小町の護衛をしてもらってるし、迅さんには大きな借りがある。やれるだけやってみるか」

 

そう小さくつぶやいて、俺の、まだまだ弱いけど頑張ってる後輩の三雲と、その友人である超重い過去を持つ空閑、三雲の幼馴染で三雲ががんばる理由であるチカって子を守る為の戦いの火蓋は切って落とされたのであった。

 




とうわけで、玉狛襲撃のお話です。

あれですよね、木虎って中学生なんすよ。
大人の権力争いの話で、味方の支部を襲撃させるとか嫌だなーとか思ったんす。

なので木虎の代打で登場してもらっています。
ちなみに、巻き込みたくないって理由で大井と北上、小町には内緒で防衛戦に参加しているため、後々で、説教されたりするのはまた別の話。

ひふみん先輩はあれです、空閑の事を知ってるのでお手伝いで来てもらっています。
 
そんなこんなで次回は玉狛防衛線のお話です。しゅばばー!って行きます!

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