八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

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こんばんわ、教導編2話です

教導編から、少しづつ原作に絡ませるための準備期間を入れていきます。
なるべく原作ブレイクしないようにしますが、それぞれのキャラが原作と少々キャラが変わっていたり、ギャグよりになっていきますが、ご容赦くださればと思います。

そして、今回から少しづつ比企谷隊を強化していきますが、ちーと、とか、さいきょう、的な感じにはなりません。
そんな感じで今話もへーほー、ふーんな感じで気楽に読んで頂ければと思います。




比企谷隊の教導2 土下座から始まる教導生活

ー ボーダーの屋上 -

 

「ふぅ・・・・やっぱり人生は苦い・・・それに引き換えこのマッカンの甘さよ・・・もっと俺を甘やかしてくれてもいいのよ・・・・」

 

夕焼けを見ながら佇む俺ガイル、マジでどうしよう・・・・シリアスっぽい感じで抜け出してみたものの、これ絶対断れないパターンですよねぇ?

プレッシャーや責任感がやばいが、正直あそこまで評価されているのであれば、今回の教導隊の話は受けてもいいかなぁーとか思わなくもない。

だって現状大井やら那須やらに言われたからとはいえ?弟子3人育ててましたし?なんかいつもそれ以外にもC級いてまとめて教えていたし?いけるんじゃね?むしろ防衛任務減らせてラッキーくらいに考えましたよ?一瞬ね?でもね?

 

「よく考えたらボーダーのC級隊員って400人以上いるんだよなぁ・・・・」

 

ムリ、絶対にムリだ。死ねる。仮に全員が来なかったとしても今までと桁がちがうんだよなぁ・・・何人かにちょっとアドバイス的な今までの気楽な感じとは違うのだ・・・まじムリ。

んでもなぁー・・・防衛任務減らせれば小町と北上と大井の負担も減らせるかもなんだよなー・・・・

 

そんな感じでもはや回避できなさそうな今後の超激務ハッピーブラックボーダーライフをいかに軽減させられるかの思案をぐぬぬとし続けているとボーダーの屋上の扉が開き、そこから顔を覗かせるは、現在会うにはあまり好ましくない顔が・・・まさか貴様・・・なに奴だ!?

 

「よっ比企谷、ぼんち揚げくう?」

 

「セクハラさん・・・うす」

 

「いやいやいや!俺の名前は迅悠一だから!実力派エリートの迅さんと呼んでくれよ」

 

「はっ、小町に手をだすセクハラさんにはちょうどいい名前でしょう?」

 

おまわりさんこの人です!と言わないだけ感謝してほしいものである。

ここまで来てようやくまともに登場したこの男、迅悠一は以前、我が愛しの天シスター小町にも他の女性隊員達同様にセクハラを行おうとしてきたのだ。当然、途中で俺が迎撃させてもらったが・・・まじで中学生にまで手を出すとかこの人大丈夫なのだろうかと本気で心配になる昨今である。

 

それ以降ちょこちょことこの人のサイドエフェクトに救われていることも多いのも事実ではあるのだが、俺の中では素直に感謝できず、むしろ警戒する対象となっていた。

ちなみに最近では小町以外にも大井と北上、滝本さんに更生委員会の連中とこのセクハラからの防衛対象が増えてとても大変な事になっていてまじおこなのである。

 

「まぁまぁ、それはすまなかったって、それよりどうすんだ?」

 

「どうってまぁ・・・つか知ってたんですね」

 

「まぁね、なんせ実力派だからな☆」

 

ドヤ顔しながらキラーンと星を光らせるセクハラ。いいなぁ、あれ、俺もキラーンて出来るようになりたいな・・・なんか全員ってわけでもないけど何人かドヤ顔しながらキラーンと星を飛ばせる人が居ていつもいいなぁって思っていたり。

ちなみに俺の場合はドヤ顔すると星じゃなくて小町か大井の毒舌を飛ばすことしか出来ない。キモっと言ってるうちはまだましで、気持ち悪いと言われた時のダメージとか泣きたくなるくらいぱない。それ以降俺は星を飛ばすのを諦めたのだ・・・ちなみに俺とひふみ先輩は飛ばせないが、小町と大井、北上は飛ばせるのだ・・・まじうらやま。

 

「はは、さすが実力派のセクハラは情報が早いですね」

 

「いやいや、実力派エリートね、エリート!」

 

「ははは」

 

「直す気ないなぁ・・・まぁそれはまた今度でいいか、それで?どうするんだ?」

 

「まぁ、めちゃくちゃプレッシャーで断りたいけど断れなさそうかなーと」

 

「まぁそうだろうな、それでなんだがな・・・」

 

そこからの迅さんの話はこうだ。

え?教導隊?試作トリガーの試験運用とC級の教育?HA、HA!ありがてぇ!強力なトリガー玉狛で作ったのはいいけど、レイジさんも、小南も、恭介も使えなくて困ってたんだわ。ちょうどいいからユー使っちゃいなよ♪とのこと・・・そんな内容をボリボリぼんち揚げ食いながら話してたけど、もの食いながら話してるからすごくイライラした。マナーにうるさい大井が見たら激おこプンプンカムチャッカなんちゃらかんちゃらである。

 

「これまでもちょくちょく手伝ってもらってたけど、ようやく実戦投入できそうになったんだよ、んで、もうちょい先になりそうだけど、この先でどうにもそれが必要になるやばい事態が起こりそうなんだよなー」

 

「それって・・・・はぁ。わかりました。明日小町連れて玉狛行くんでそん時にでも細かい話させて下さい」

 

「おう、お前ならそう言うと思ってたよ、それに、パワーアップは出来る時にしといた方がいいしな。きっとこの先、あのトリガーは比企谷に必要になるよ」

 

俺のサイドエフェクトがそう言ってるよ・・・そんじゃあな。そう言いながらセクハラエリートは立ち去っていくのであった・・・おい、ぼんち揚げ置いてくなよ、いらねえよ・・・

 

あぁくそ、それにしてもいつかは来ると覚悟はしていたが、やはりその時が来るのか・・・あの口ぶりからするとそれなりに大規模な事態が来るのだろう、幸いなのはまだ日数に余裕があるところか、はぁ・・・

 

「そういうことなら、受けないわけにはいかないよなぁ・・・・・」

 

いつの間にか太陽は沈んでしまったようだ。そんな暗くなりつつある空を見てひとつ、大きなため息をつく。はぁ・・・・

随分前から空になったマッカンを持って立ち上がる。仕方がない、ではもうだめだ。全力で取り組む必要が出来たようだ、覚悟を決めるしかないのだ。

 

「うし、やるか」

 

ボソリと一言、そうつぶやいたことで俺の腹も決まってくる。よぉぉっし!的なノリは俺のキャラじゃないのだ。めんどい事はやりたくないし、働きたくない、これは変わらずではあるが、やると決めたらしっかりとやる。これが俺の忍道である。

 

「そうと決まればまずはやっぱり土下座からかな?」

 

今頃は隊室で小町や大井、北上、ひふみ先輩だけでなく更生委員会の奴らも俺が戻ってくるのを待っているのであろう、珍しくシリアスに出て行ってしまったせいで心配をかけてしまったあいつらにまずは土下座、それから謝罪して・・・まぁその後はあれだ、なるべくひどい事されないようにしないとだな・・・

 

 

 

 

 

 

ー 比企谷隊 隊室 -

 

 

「スミマセンデシター!」

 

というわけで比企谷隊の隊室にイントゥしたミーは、マイスィートシスターにベリー・・・・怒られました。

ついでに大井にも怒られたし、綾辻にも三上にも那須にも、通りすがりの二宮さんにも怒られた、最後の二宮さんで3回死んだ。なぜいたし・・・

 

怒られたり死んだりして体からプスプスと焼けた感じの煙を出してぐったりしてたら最後にひふみん先輩が「めっ」って言いながらやさしく頭にチョップしてきてそこまでのダメージが全回復した。ひふみんまじひふみん。

でも二宮さんはマジ怖かった。いいからやれって言われたけどむしろやってくれって思った。思ったけど二宮さんが教導隊の隊長したら1週間くらいでC級隊員が居なくなりそうなのでやっぱ無理かって思ったらまた怒られた、理不尽である。

 

そんなこんなで怒られまくったあと女神ひふみんの回復魔法により全回復した俺は改めて土下座している真っ最中なのである。

そんな俺に暗黒微笑を浮かべた大井がわかってんだろうな?って感じで問いかける。

 

「で?八幡さん?考えはまとまりましたか?」

 

「ア、ハイ・・・・」

 

「それで?どうするのかな?かな?」

 

あぁ、相変わらずプレッシャーがひどい・・・並の奴なら白目剥いて失神してるまであるぜ、まぁ俺レベルになるとやっぱり失神しそうなんだけどね☆つか綾辻さんや、それこの後俺のセリフに嘘だ!っていう気じゃないよね?

 

「ア、ハイ、その、いろいろと悩んだのですが、その、はい、受けてみようかなって?・・・・いや、その全然自信とか無いんですけど・・・・」

 

「「「「「・・・・・・・・」」」」」

 

冷や汗がすごい・・・怖い、なんか今日いつもより怖くね!?

ゴゴゴゴ・・・ズゴゴゴゴゴ・・・・って感じで☆超☆沈☆黙☆

これあれかな?手遅れなパターンかな?死ぬの?やっぱり死ぬ?死ぬはダメ・・・・死ぬはイヤ・・・ステラァー!!!ちがうか。

 

「あ・・・あの・・・・しょの・・・・さっきはしょの、いきなり出てってすみましぇんでした・・・」

 

かみっかみ、。もうかみっかみである、まじで仕事しねえなこの口、まじで俺もひふみ先輩みたいにメッセでやり取りした方がいいんだろうか?そんな事を真剣に検討していると、大井とか那須とか綾辻とか三上とかが目をキラッキラさせて詰め寄ってくる・・・ちょっ!!ぶわって!ぶわぁって!いい匂いが!!近い!近いよ!!

 

「「「「ほんとに!?受けてくれるの(ですか)!?!?」」」」

 

「え・・・あ、はい。や、やり・・・ます?」

 

さっきからえ、とかあ、とか多いしなぜか疑問形で答えてしまった・・・・疑問に疑問で返しちゃダメだぞ☆  

 

「「「「ほんとに!?」」」」

 

「その・・・・はい」

 

「「「「ぜったい!?」」」」

 

あれー・・・・なんでこんな何回も確認されてるんすかねー・・・つかお前ら息ぴったりすぎじゃね?

って、そうじゃなくて、ここまで確認されると怖いな・・・主に俺の待遇が。・・・そんな大変なのだろうか?やっぱり超ブラックなん?

 

「いや、やっぱりことw「「「「やったー!!!」」」」・・・・・・れないですよね・・・・」

 

まぁそうですよねー・・・なんだかんだで断れないですよね、まぁ断る気もなかったけどさぁ・・・なんかあれだけ確認されると怖いなー・・・あ、そうだ。

 

「ん、まぁやるからにはちゃんとやろうと思うんだが、お前らの力も貸してもらえるとありがたいんだが・・・・?」

 

「はい♪」「りょうか~い」「了解」「うん♪」「まっかせてー♪」「任せるアルヨー」「イエッサー!」

 

って返事はばらばらなのかよ・・・そこも合わせて欲しかった・・・なんか聞き覚えの無い返事も聞こえたが、きっと宇佐美とかその辺が適当に返事していたのであろう・・・なんかいっきにぐだぐだ感が増したな・・・いや元からぐだぐだだったけどさ。

 

「ほんと頼むからな!?ぶっちゃけ俺には無理だと思ってるけど、断れなさそうだから仕方なく、仕方なくやるんだからなっ!?つか正直教導隊ってなにやんだ?試作トリガーの試験運用とかならこれまでもやってたからわかるんだが?」

 

「ふふん、説明しましょう!!」

 

そう元気よく宣言した綾辻がまたもやごろごろとホワイトボードを転がしてくる、そこにはやっぱりなぜなにはるちゃんと書かれていた・・・それ気に入ったのね。

 

「教導隊とは、簡単に言っちゃうと、その字の示す通り、人を、教え導くことです、つまり・・・」

 

「全員をボッチにしろ・・・・・と?」

 

ゴクリ・・・・まじか・・・まさかボーダーが俺にそんな事を求めていたなんて驚愕である・・・大丈夫なのか?この組織は。

ただでさえ俺なんかを大抜擢したりメイド戦士にしたり、八幡更生委員会とか言う意味不明な組織を黙認したりとか俺的信頼度がダダ下がりだったのだがここにきて更に急降下しているんだが・・・?打者の目の前で急降下するフォークばりに落ちたぞ今・・・・そんな事を考えてたら三上にハリセンで叩かれてしまった、けっこうバイオレンスな叩き方で泣きそう・・・そして俺の正座している足に重りが乗せられる・・・拷問により全俺が泣いた。

 

「そんなわけがないでしょう・・・」

 

「だが、俺がまともに教えられるのってボッチとしての心の在り方くらいなんだが・・・」

 

頭痛いポーズをとる大井・・・・ってよく見たらみんな似たような感じであきれてた。あれー?ヤッパリナー、オカシイトオモッタンダヨー

 

「つまり・・ボーダー隊員としての教育をする部隊ってことだよ」

 

デスヨネー・・・でもそしたらなおさら俺が選ばれた意味がわからんのだが・・・?

そんな俺の疑問が通じたのか綾辻の説明は続いていた。つまり・・・・

ポイント1、そこそこ強いし?だいたい全部のトリガー使えるし?嵐山さんと違って広報の仕事あんまないしね?

 

ポイント2、いつの間にか弟子と自称弟子が50人位いたらしい・・・いすぎぃ!!コレもう給料あげるレベルじゃね!?

 

ポイント3、意外と教えるのがうまくね?第六駆逐隊めっちゃ強くなってんすけど!?教えてた50人が軒並みポイント大幅アップしてるぅー!!

 

ポイント4、多くのC級隊員と八幡更生委員会と小町にお願いされたから、特に小町のお願いがポイント高し

 

とのこと、小町ェ・・・・つか50人て、弟子は3人だけなんだが、自称弟子ってなにさ・・・一緒にやってたやつらの事か?そんなにいたの!?

 

「と、まぁそんな感じで、正直これまでとあんまり変わらないけど、流石にここまでボーダーに尽力しているのに何も無しって言うのもそれはそれで問題なんだって、だから教導隊にして給料だそうよって話になったみたい」

 

と、どうやら無駄にラグビーアピールをする唐沢さんが言っていたらしい・・・つまり?

 

「基本これまで通り、ただ、定期的に教導隊としての特別訓練と何人かのエース候補を教育をしてもらう感じかな?防衛任務はあんまり入らなくていいみたいだよ」

 

ふむ・・冷静に聞いてみるとなかなかに好待遇である。え?マジでいいの?って感じなんだが。

 

「エース候補?」

 

エース候補を育てるって正気なのだろうか・・・エース候補、つまりリリカルなストライカーズである。あれか、なのはさんみたいに訓練時にヤバイ目で撃ち抜けばいいのだろうか?

しかし何度も言うが俺は強くないし、ヒラ隊員なのだが・・・?どうにも本部やら周りが俺の実力を200%増し位で見てるような気がしてならないのだが・・・

そしてそのエース候補とやらの人選は本部やらなんやらが決めたり俺から指名したりとばらばららしいが、10人位集めてやってほしいとの事。・・・・それはあれか、ストライカーズじゃなかったら、スペシャルズとか後々名乗らせたり、終盤で噛ませ犬的な存在になったりするのか?ということはつまり俺はエレガントさを求めればいいのだろうか?良くわからんな、まぁでもこの辺はあとで考えてこの場は了承しとこう。

 

「ふむ・・・了解だ。エースうんぬんはまぁ後で考えるとして、基本はこれまでと大幅に変わるわけではないってことだな。良かった・・・正直C級400人以上いるから殺す気かって思ってたんだが、よかったよかった」

 

ほっと安心している俺だが、この時もう少し俺が冷静でいられたら、例えば目をそらして気まずそうにしている綾辻達の変化に気づけていればまた違う未来があったのかもしれない・・・・まさかこの時の油断が後にあんな事態につながるなんて、この頃の俺には全く想像できていなかったのだ。




というわけで教導編2話でした。

今後の方針として、比企谷隊それぞれに試作トリガーを装備させて、それに絡んだ話と正座。大井っちと那須さんの話を入れたり、土下座したり。
ハーレム?っぽいことをして泣いたりします。

これまで通りかもしれませんが、ちょっとシリアル風味もブレンドSしつつ、ぶれないマニュフェストをうんぬんかんぬんしていきますので今後もよろしくお願いします

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