八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

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こんばんわ!挑戦編19話です、挑戦終わってますが、挑戦編です。

新しいアニメ始まりましたねー・・・・まだ見れてませんが。

ちなみに前期の自分的ヒロインは
1位 レフィーヤたん 次はレフィーヤたん書こうって思いました。
2位 メテオラたん なんかこう・・・ね?時折見せる茶目っ気がたまりません
3位 しおりちゃん だんないよーに心奪われました。

え?エロマンガ先生?あれはほら・・・・妹じゃん?妹っていのはさ、なんていうかこう、聖域で、別枠なんすよ・・・小町とかもね?この世界で言うと北上とかひふみんも別枠だけど・・
そんなこんなで19話です。


比企谷隊の挑戦19 那須のターン!!

ー ボーダー通路 -

 

今日も今日とて地獄のデスマーチ的な訓練と防衛任務を終えた俺と大井、北上は本日の訓練内容について話しながら隊室に戻るべく通路を歩いていた。

左手に北上、右手に大井と手を繋ぎながらてくてくしているのだが、しばらく歩いているとふと、横から視線を感じた俺ガイル。昔ならスルーしていたところだが、ここボーダーでそれをやると後が怖いので(主に大井とか那須とか)その視線の先をとらえるべく顔を向けると、なななんと!通路の横から那須が顔をだしてニヨニヨしながら俺を手招きしていた。・・・・何あれかわいい。

しかしなんとなくメンドそうな気がしたため、スルーしようとする。え?後が怖いって?ナニソレハチマンシラナイ。

 

「しかしさっきのやつはあれだ”ズドン”・・・・・な」ダラダラ

 

スルーして会話を続けようとしたら目の前を光弾が通りすぎていた。・・・・まじか。冷や汗を流しながら横を見ると壁に小さな穴が開いていた・・・おおぅ。嫌だなーと思いながらも反対を見ると・・・・やはり那須が笑顔で手招きしていた・・・・何あれ怖い・・・・さっきのニヨニヨと表情が一切変わってないのに怖い。あと躊躇なく撃ってくるとか怖い・・・行くしか・・・・ないのか・・・・

 

「・・・・・ハァ・・・しょうがないか、大井、北上、ここは俺に任せて先に行っててくれ」

 

「わ、わかりました」「はーい」

 

那須の行動にびっくりしていた大井と北上をかっこいいセリフを言って先に行かせ、俺は何やら手招きしている那須の元に向かう。お、落ち着け、もう逃げないから!だからバイパー展開しないでっ!怒られちゃう!これ以上通路に穴開けたら怒られちゃうから!俺が!こういう時はなぜか俺が怒られちゃうんだからっ!

 

「八幡君、八幡君」チョイチョイ

 

「・・・おう、どうした、那須?」

 

どうでもいいけど二回名前呼ぶのってかわいいなって思いましたまる

そんなくだらない事を考えている間も那須は手を招き招きしていた、ちょっとニヤニヤした顔がかわいいからってさっきの攻撃は忘れてないんだからねっ!

 

「あのね、八幡君、この間お願いした仕事どうなってるかな?そろそろ詰めていきたいんだけど?」

 

「ん?ああ。やっとくわ。何とかしとく」

 

仕事したばかりの俺に仕事の話をする那須に反射的に適当な返事を返す、返してしまった。だって仕事って言われると・・・・ねぇ?

 

「そっか、それじゃあ今度の日曜に10時に駅前でいいかな?」

 

「・・・え、日曜?・・・・いや、日曜はちょっと・・・」

 

キュアキュアあるんすけど・・・・?

 

「でもひまだよね?」

 

「いやまぁ確かに暇だけど・・・」

 

防衛任務も弟子育成も予定にはない、久々の完全オフの予定だった。家で一日中ごろごろする予定が・・・だめっすよね、しってた。

 

「だよね?じゃあ日曜日よろしくね♪八幡君の仕事ぶり楽しみにしてるね♪」

 

にこやかに告げた那須はそのままニコニコと手を振ってくる。おやおや、那須さんったらすごくいい笑顔だわ・・・これ拒否権とかない奴ですやん・・・やべぇ・・なにさせられるのかしらん?まったく記憶にないんすけど・・・

 

 

 

 

那須の笑顔に押されるような形で自身の隊室に戻ると大井と北上が飲み物を準備してくれていた。

 

「おぉ・・・サンキュな」

 

「いえ、それで那須お姉さまはなんと?」

 

「いや、よくわからん・・・・。なんか仕事らしいけど、よくわからん・・・」

 

大井の質問に対して俺も頭をひねりながら応えると、何一つ伝わらない説明ですね・・・と大井もあきれるような声で言った。ほんとなんだろな?その後も大井と北上と一緒になんだろー♪って歌いながら遊んでその日が終わった。平和な一日だった・・・・

 

まぁ、なんとなくやればなんとなく何とかできるだろ・・・

 

 

 

 

- そして日曜日 -

 

あの時の俺を殴りたい、そう思う今日この頃です・・・・くそう、なにが何とかできるだろー・・・・だよ!

なんともなんねえよ!!なんだこの仕打ち!つかこれ仕事でもねえじゃん!!

そんな事を考えているとにっこにっこにーな那須が手にもっているものを俺に見せながら微笑みを向けてくる、ま、まぶしいっ!

 

「どう?八幡君、これはどうかな?」

 

おいおい・・・・どういうこうだってばよ・・・仕事の話どこ行った?いや仕事したいわけじゃないんだけどね?さすがにこの状況か仕事かと言われれば、俺は逃走を選択した上で大井あたりに捕まって予定より多くの仕事を押し付けられてから2時間くらい説教されて、その後この状況になりそうなもんだが・・・なにそれ今よりひどい・・・・

 

「・・・ああ、いんじゃないか・・・・」

 

今俺は完全に浮いている事だろう・・・なにこの女の子女の子したお店は・・・えぇ・・・まぁ那須らしいチョイスではあると思うが・・・きゃぴきゃぴウェイウェイした店じゃなくて良かったかもだけどさ・・・周りの女性達の視線が痛い。

 

「八幡君、八幡君はどっちが好きかな?」

 

「どっちでもいいんじゃないかな・・・」

 

きっと今の俺は眼鏡越しにでもわかるほど死んだ目をしているのだろう・・ぶっちゃけ那須の持ってる小物の柄の違いわかんないし・・・なんでこんなに楽しそうにしてるんですかね?なにこれ?

 

そこからもずっと那須のターンだった・・・那須のファッションショーでは店員さんと那須が超ノリノリで俺まで巻き込まれていろいろ着せられたりもしていた。・・ねぇ、仕事ってなにさ?

 

 

 

そんなこんなでしばらく那須に付き従ってピクミンしていることしばらく、体力の無い那須の体調をおもんばかって現在は休憩という名の昼食におしゃれなカフェに来ている。ようし、ここは思い切って聞くしかあるめえ!と奮起する。

 

「あ、あの・・・那須さんや?仕事って・・・・なに・・・かなー?なんて・・・」

 

仕事の内容を忘れている手前、大変申し訳ないという感じを全面に押し出しながら問いかける・・・ほんと今の今までろくに確認せずに連れまわされてた俺ってばマジ素直。素直すぎてひふみんと一緒にスーパー素直コンビ組めそうなくらいまである。なんだそれ・・・

 

「・・・ん?」

 

とてもいい笑顔でコテンと首を傾げる那須・・・うん、その仕草もとてもかぁいいんだけどね?

 

「その・・・仕事ってなにかなー・・・・なんて・・・」

 

申し訳なさで胸が苦しい・・・・いったいなぜ俺は自分から仕事を求めるような発言をしているんだ・・・そっちかよ。いやもちろん那須の仕事の内容を忘れてる事も申し訳ないかなーって思わないでもないよ?ないけどさー・・・なんかはめられてる感が否めないといいますか・・

 

「うん、さっきまでのが仕事だよ?お買い物のボディガード兼デートの練習兼八幡君の篭絡♪」

 

ニコニコ笑顔でおっしゃる那須さま、なるほど、つまりいつもの買い物ってことか・・・・・ん?

 

「・・・・はちまんのろーらく?・・・・なにそれ?」

 

最後のセリフの意味がわからん・・・いや、理解できるけど理解できないといいますか・・え?

 

「うーん・・・、あのね?最近八幡君の周りに女の子いっぱいいるでしょ?」

 

「・・・なんかその言い方に肯定したくないんだが・・・・」

 

そんなハーレム王みたいな言われ方してうんとかうなずけるわけないやん・・・なんか最近学校とかボーダーで似たような事言われるけどさ・・・・誤解ですから!

 

「でも、女の子とか幼女ばかりでしょ?それでね?・・・最近あまり一緒にいられてないなーって思ったの」

 

「それは、その、すまん・・・」

 

なんか彼女をほったらかしにして遊びまくってるみたいな言われ方してるように聞こえるのは俺の気のせいかな・・・・おかしいなー・・・今の俺の現状作ったの更生委員会の奴らだと思うんだが・・・・あと第六駆逐隊は確かに幼女枠っぽく見えるけどあんま年かわんないからね?いや、教えてくれないからわからんけど。だからね?その言い方だとなんか俺がやばい人みたいに聞こえるからね?

あれー?と思うものの、この空気ではもちろん反論する事は出来ないし、なんなら周りの人達も何んとなく聞こえてるのかひそひそしながら俺の事睨んでるし・・・あれれー?

 

「それで、こないだ大井さんと仲良さそうに腕組んでたでしょ?」

 

「・・・・・あぁ」

 

あれあれー?なんか浮気現場を目撃された旦那みたいな感じになってない?気のせい?いやまぁ確かに?大井のたわわに実ったアレがとても素晴らしかったです。おっと、今はその話はNGだな、それどころじゃない。

 

「うん、それでね?いいなぁーって思ったの」

 

「・・・あぁ・・・・え?」

 

「いいなぁーって、私もしたいなーって。だめ?」

 

「いや・・・その・・・・なんだ」

 

だからそんな事言われてハイなんて言えるわけないでしょー!?いくら可愛いからって言っていいことと言っていい事があるんだからね!?つかそんなん言われたら胸がきゅんきゅんしてあれだよ?思春期の男の子はあれだ・・・いや今はそんなことを考えてる場合じゃないな・・・

 

「ふふ、まぁいきなりだと驚くよね?ちなみにこれからはきっと私だけじゃなくて八幡更生委員会のみんなもアタックしてくると思うから頑張ってね?ちなみに今日は私のターン」

 

じゃんけんで勝ったんだ♪と言いながらムフーと胸を張る那須に俺は何も言えなかった。

 

「・・・・・・」

 

なるほど、よくわからん・・・。なにそれ?いやいやいや、え?え?

混乱する俺の思考、あれー?とぐるぐるまわる思考に俺があわわってしている様をニコニコしながら見つめる那須・・・楽しそーっすね。

 

「そういうわけだから♪これはその宣戦布告ってことで♪」チュッ♪

 

あわわってしている俺の横にさり気なく移動した那須が俺の頬にキスをしてきた。

余りにも突然の出来事に俺は思いっきり後ずさり頬を抑える。今の俺の顔はきっととんでもなく真っ赤だろう。

 

「お、おまっ!な、なにゅお・・・!?」

 

余りにも突然の出来事に俺のポンコツな口はもちろんまともに仕事もせず、ろくな事が言えなかったが、そんな俺の表情が面白かったのか手を口に当てながら頬を染めた那須がクスクス微笑みながらもう片方の手で俺の頬をツンツンしてくる。

 

「ふふ、混乱してるね♪可愛いよ♪・・・・今すぐ食べちゃいたいくらい・・・」

 

「か、かわっ////」プシュー

 

那須の微笑みとセリフにより顔がさらに熱を持つ・・・・あ、あわわ・・・那須さんがイケメンすぎるよぅ・・・なんか後半物騒な事言ってたような気がしないでもないけど・・・はわわ!

 

「今日はこれくらいにしておこうかな?私も疲れちゃったしね?」

 

絶対に疲れてないよね?そんな顔ツヤツヤさせといて疲れてるわけないよね?まぁでも今日はなんかいろいろメンタル持ってかれすぎてあれだからその方がいいな・・・

 

「お、おう・・そうだな」

 

元から無かった俺の語彙力が今日はさらに失われててワロス・・・フラフラと立ち上ろうとすると、那須が微笑みながら手を差し出してきてくれた。ちょうスマートな仕草だった。

 

「お手をどうぞ、私の王子様?」

 

「あ、さ、さん・・・きゅ///」

 

イケメン!イケメンすいるよぅ!!こんなイケメンスキル放つスーパー美少女にして鳥籠の乙女にしてどSの大和撫子とかもう属性多すぎないっすかね!?つかどSの大和撫子ってなにさ!?

こんなスーパー美少女にエスコートされる俺まじヒロイン。・・・・・なにそれ死にたい。

あ、あれ?もしかして那須より俺のがやばい?腐り目にして元ボッチ、捻くれボーイ、仕事で女装、普段は幼女に戦い方教えてる男のヒロイン・・・・絶対俺の方がやばい奴やん・・・・よし、くだらない事考えまくって落ち着いてきた。帰ろう。

そう決意した俺は那須の手を握りながら一歩を踏み出すのであった。

 

 

- その日の夜 -

 

 夢を、・・・夢を見ていました。

夢の中の俺は那須と手を繋ぎながら彼女を家に送り届けていました。道中の会話でさらに何度か赤面させられた俺はとても恥ずかしがっていました、やめて!はちまんのライフはもうゼロよ!

私はそう叫びますが、那須のアタックは容赦がありませんでした。帰り際にまたも頬にチュッってされた俺はとても、とても恥ずかしくて、恥ずかしくて・・・あぁ、これはきっと夢だ、そう結論していました。

 

 

 

ー 次の日 -

 

チュンチュン・・・・・

 

朝チュンの音に目が覚める。朝チュンの音って何さ・・・・

 

昨日はなんだか壮絶な夢を見ていた気がする・・・なんか俺ハーレムと見せかけて俺ヒロインとかいうクソゲーの夢を・・・

 

「良かった・・・・夢か・・・」

 

「おはよう♪八幡君♪」

 

「おはようございます♪八幡さん♪」

 

つぶやいた俺に微笑みながら那須と大井が朝の挨拶をしてきた。俺 の 枕 元 で !!

おぉ、神よ・・・・なぜにこうも俺に試練を与えるのだ・・・・・!!

こうして俺の試練の日々は続くのであった。

 




ヒュゼレイド・ファラーリカ!!

・・・言ってみたかっただけです、すみません・・・ウィン・フィンブルヴェトル!!もなんか響きが良いですよね・・・今回の話と全く関係ないですけど・・・意味も全く解んないけど・・・
ドラグスレイブ!!とかみたいにわかりやすくないけどなんか響きが好きなんですよ・・・

さてさて、次で予定としてはこのシリーズはラストにしようと思います・・・ぶっちゃけまだまだ書きたいけど話数的にキリが良いので次で完結扱いにします・・・・たぶん。

まだまだ書きたいことあるんですよねー・・・・はぁ・・・まぁその編はまたおいおい考えていきますので!!また次回もよろしくお願いします!!

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