八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

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こんにちわ!16話です!

これにて決戦終了です!!
ぽちぽちしてたら思った以上に長くなりそうなので、途中でぶったぎって終わらせていますが、いつも通りヘーフーンな感じで受け入れて頂けると助かります


比企谷隊の挑戦16 今度こそ挑戦が始まる☆後編☆

ー 市街地A 八幡SIDE -

 

「ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・滝本さん・・・・」

 

戦闘開始からどのくらいたっただろうか・・・10分くらいか?それとも1時間くらいたったのだろうか・・・・ふと周辺を見てみると、少し前まで戦闘していた場所はもはや市街地ではなく、ただのガレキの山があるばかりとなっていた。

歩く爆撃マシーン二宮さんのハウンドやらアステロイドやらメテオラやらギムレットやらの鬼のような猛攻と、その砲撃の中からすいすい接近してきてはマンティスを仕掛ける絶対コロスマシーンカゲさんの攻撃を必死になりながら回避したり死にかけたりすることしばらく、戦況はいったん小休止状態になり、お互いを牽制している状況であった。

 

『大丈夫?・・・・おっp・・・・頑張って・・・ね///』

 

おっとぉ・・・・今は戦闘中ですのでそんな危険なセリフは辞めていただかないとですね、全くけしからん、うん、ちょう元気出た。てかまだ小町の誘導に引っ張られていたんですね・・・ひふみんてば素直かわいい・・・じゃなくて!

 

「お、俺、生きてますよね?まだ死んでないですよね・・・?」

 

『大丈夫・・・・だよ?ギリ・・・生きてる』

 

「ギリ・・・・ですか・・・・・」

 

『うん・・・・・ギリ』

 

ま、まぁ?二宮さんとカゲさんと対峙してまだ生きているだけ良しとしよう、うん。

まじで滝本さんのナビが無かったらとっくに死んでたまであるな・・・・さすがの滝本さん、さすひふだ、マジ最強のコミュ障オペレーターとかわけわからん称号を持ってるだけの事はあるな、そのくせ普段はめちゃくちゃ優しくてかわいいいとかもうそんなんただの女神でしょ・・・いや、女神を超えつつあるかもしれん・・・

 

そんなことを考えながら俺の現状を再確認してみると、あちこち傷だらけで、左手は肘のあたりで脱落中、トリオンも最初から全快で惜しみなく使っていたため残り4割もない・・・現状はガチやばいとしか言えない状態だ。大井と北上の方はどうだろうか?

 

「戦況はどうです?」

 

『絵馬くん・・・・が犬飼君に落とされて・・・・あとは膠着してる・・・かな?』

 

「あとどれくらいですかね?」

 

『もうちょっと・・・かな?』

 

「ぐぬぅ・・・・もうあまり持たないですよ・・・・・」

 

『ん・・・・・じゃあ・・・・やる?』

 

おおっとぉ・・・・これは、いいパンチ打ってきますねぇ・・・・これが無自覚エロってやつですか・・・・女の子がヤルとか言っちゃメッ!でしょ?キモイな・・・・そんなことを考えていると大井から通信が入る

 

『八幡さん、こちらの事は気にせずやってください』

 

「いいのか?」

 

おおっとぉ・・・・無自覚エ・・・いや、やめよう。ここは自重するとこだ

 

『構いません、こちらもそろそろ仕掛けますので』

 

『あたしと大井っちに任せてよ~』

 

全く、頼もしいな・・・・ハイパーズは最高だぜ!!いや、これないわー向こうも仕掛けるなら、こちらも勝負をかけるとするかね。

 

「了解した、んじゃまぁやってみるかな、そっちは任せるぞ?」

 

『了解です!』

 

『りょ~か~い♪』

 

ふぅ・・・どうやら二宮さんとカゲさんもそれぞれ部隊のメンバーと交信してたようだな、終わったのか2人とも戦闘態勢に入ったのが雰囲気でわかる。こわい。

それじゃあ第2ラウンドと行きますかね・・・・

 

「ゼロよ・・・・俺を導いてくれ」

 

かっこいいよね、ゼロシステム。まじひふみんゼロシステムかってくらい的確なんだもん。

 

『ひふみ・・・・・だよ?』

 

冷静に突っ込まれた・・・・マジかー・・・・マジモードのひふみんはあまりこの手のネタに乗ってくれないのかー・・・・

 

「あ、はい・・・それじゃあ行きます、滝本さんも引き続きよろしくお願いします」

 

『まかせ・・・・て、次は呪文詠唱・・・ね?』

 

大井と北上の方もやりながらこっちのフォローもするとかマジ神、いや女神だわ。もう毎日ひふみん拝むレベル、こんな注文だって喜んで受けちゃう!!って結局ネタやらされるのかよ!!くそ、さっきのはただ知らなかっただけか・・・・ゼロは答えてくれない・・・

 

「・・・了解です、それじゃあここからは全力を超えた全力、ハチザムで行きます、小町よ、俺を導いてくれ・・・・」

 

愛する小町を守るための力、ハチザムを使用することを決意する、それと同時にまたもや二宮さんのハウンドから第2ラウンドも始まるのであった。・・・・これ戦闘終了時にどれくらい建物残ってるかな・・・・

 

 

 

 

ー そのころの大井 - 

 

ふぅ・・・現状は辻、犬VS私、北上さんVS北添さんの状態です。

 

最初の会合では北添さんにダメージを入れることが出来たものの、辻、犬と接敵しそうになったため、北上さんとの合流を優先、その後2人で絵馬さんを落とす寸前まで来たものの。横から辻に旋空で先制されてしまいました。おのれ・・・・辻・・・

 

その後辻、犬ぺアと私、北上さんの消極的な交戦と合間でくる適当メテオラに対応しながら戦況は膠着状態になっていました。お互い決定打の無いまま時間が過ぎていき、少し前にお互いを警戒しながら八幡さんと交信し、現在は北上さんと最終確認をしているところです。

 

「それでは北上さん、作戦通り次は私が前に出ます、予定通り北上さんスペシャルからのチラチラ作戦で行きます」

 

「わかったよ大井っち~♪それじゃああたしはカバーに入るね?」

 

「はい!よろしくお願いします♪今日勝ったら大井特製カレーにしましょうね♪」

 

「いいねぇ~♪しびれるねぇ~♪ありがとねっ、大井っち♪」

 

「ふふ、それじゃあ行きますっ!」

 

北上さんの笑顔でやる気十分になった私は一気に辻に接近していきます!北添さんはおそらく数のバランスが崩れるのを待つでしょうから、ここは目の前の相手に集中します。

先ほどまでは北上さんと2人でシューターメインとして交戦していましたが、ここからは作戦通り接近戦を仕掛けます、その為にこの2人をこの道路に誘導したのですから!逃がしません!!

 

「「ハウンド!!」」

 

北上さんと同時にフルアタックハウンドを辻、犬に放ち、即座にスコーピオンを両手に展開し、辻に肉薄します!

 

「海の藻屑となりなさいなっ!!」

 

「!?!?」

 

ハウンドをガードし、私の全力の一撃を弧月で受け止める辻、実力差だけを見れば私では勝てませんが、今回のケースならば話は別です。弱点を存分につかせてもらいましょう!接近した私に驚きながらもなんとか応戦している辻に私は至近距離で微笑みながらウインクを飛ばします、キラッ☆・・・・・我ながらキャラじゃないですね・・・ちょっと恥ずかしいです、しかしその甲斐がありましたね。

 

「!?!?!?!?」

 

「うわ・・・ちょっろ・・・・・・えいっ♡」

 

私のウインクに驚いたのか弧月を取り落とす辻、あらあら?マスタークラスのアタッカーがどうしたのかしら?うふふ。隙を逃さずダメージを与えます、さすがに一度では落とせませんが、左手は頂きました!ふふふ・・・辻の後ろで犬がこちらの作戦に気づいたのか慌てていますが、北上さんの援護と私の位置取り、さらに一直線の通路という地形効果によりこちらには手が出しずらいようです、まさに作戦通り!

 

私は右手にスコーピオン、左手からハウンド、又は上段蹴りをしながら足先からスコーピオンを出す等変化をつけながら辻に攻撃を続けます。ふふふ・・・慌てていますね

さらに私の攻撃の合間や振りかぶった手の隙間、回避した瞬間等のわずかな隙間を北上さんのアステロイドが辻、犬を強襲します、本来北上さん、私、辻、犬とほぼ一直線に並んでいるこの状態はそれぞれ後衛からの射撃が通りずらいのが通常です、アタッカーとガンナーの連携は誤射の可能性があるため非常に難易度が高く、危険な戦い方なのです。ですが、私と北上さん完璧な連携で北上さんの射撃を私の体で隠しながら手と体の隙間等から攻撃を仕掛けます

 

「これこそ、私と北上さんの愛の連携技!北上スペシャル!!です!!!」

 

「くっ・・・・!!」

 

ふふふ・・・どんどんダメージを負う辻、集中したくても私のチラチラ作戦に集中が途切れてしまっているようですね・・・宇佐美お姉さま特製トリガーであるギリギリで見えそうで見えないスカートトリガーのおかげで足技を使えるのですが・・・・まぁ見えなくてもかなり恥ずかしいでけどね・・・勝利の為なら気にしてられません!!まだまだ行きますよっ!!

 

「あらあら、どうしたんですか?前を見ない悪い子は捕まえてしまいますよ?」クスリ

 

さらに微笑みアタック!ちょっと恥ずかしいですが///

 

「くぅぅっ!!」

 

びくびくしていますね、これはこれでショックですが、ひふみお姉様程ではありませんが、私もそれなりにスタイルには自信があるのでひっ!?みたいな反応は少し傷付きます・・・まぁ作戦通りなので今は良しとしましょう。照れてるのか恐怖してるのか判断がつきませんが・・・気にせず続けましょう

 

「ふふ、そうやって恥じらう姿も可愛らしいですね?」

 

「!?!?!?!?!?」

 

今です!!北上さんからの全力のフルアタックが後方から来ます!犬を牽制しつつ、上空からくる適当メテオラを打ち落とす北上さんのアステロイド、略して北アス?辻がそちらに気を取られた瞬間、私は自身の最高の技を繰り出します

 

「スターバーストストリーム!!大井スペシャル改2!!」

 

「不覚・・・・」

 

ほんとですね・・・この弱点が無ければ落とすのは難しかったでしょう・・・伝達系を切断したことにより辻がベイルアウトしていきます!!さぁ、ここからはこちらのターンです!!

 

一気に数的優位を取った私と北上さんは今度は2人で移動砲台となりながら犬と北添さんに相対します

 

「40門の魚雷は伊達じゃないってね!」

 

「九十三式酸素魚雷!やりなさい!!」

 

 

・・・・なぜでしょう、無性に言いたくなりましたが、なんですかね?今のは、魚雷・・・はて?でもなんだか私、砲雷撃戦って聞くと燃えちゃいます・・・・気にしないようにしましょう。まずはこの戦いに勝利しないとですね!

 

こうして私と北上さんはさらに弾幕を厚くしながら犬に肉薄していくのでした。

 

 

 

 

ー それからしばらくしたあとの実況席 -

 

「試合終了!北上隊員逃げ切った!!比企谷隊の勝利です!!」

 

多くのC級隊員が見守るなか、三上により試合終了が告げられた。

 

「逃げ切ったわね~」

 

「ギリギリでしたね」

 

最終局面では二宮対北上とシューター対決にもつれ込んだランク戦だったが、二宮、北上共にトリオン枯渇でベイルアウト寸前までダメージが入っていたため、消極的な交戦と滝本ナビによる北上の逃走劇により最終的に時間切れで決着がついていた

 

「あらためて振り返ってみていかがでしたか?」

 

途中いろいろと省略されていたランク戦を振り返って三上が解説のまとめを始める

 

「そうですね、やはり比企谷と影浦、二宮の三つ巴の戦いが印象的でしたね」

 

「そうね、あそこでギリギリまで粘ったうえで最後ハチザムを使って影浦君と二宮君それぞれと相打ち覚悟で攻撃を仕掛けたのは面白かったわね」

 

「決死の攻撃で影浦隊長、二宮隊長と心中しようとした比企谷隊長でしたが、二宮隊長は大ダメージを負うものの、生存していたのも印象的でした」

 

それにより三つ巴を勝ち残った二宮だったが、八幡の攻撃のダメージは大きく、トリオンも残り少なくなっていた。

 

「二宮隊と影浦隊は絵馬と辻を早い段階で落とされたのが痛かったですね」

 

「辻君の攻略法は面白かったわね~、今度私もやってみようかしら?」

 

今後那須隊や加古隊相手では辻は何もできずに退場することになるであろう、かなしい弱点が発覚していた。

 

「うまく通路に誘導して犬飼の援護を妨害し、さらにシューター、アタッカーの連携としてはかなり高度な援護を北上がしていたのも驚きでした」

 

そこからは北上、大井が優位に試合を運んでいたが、二宮が犬飼に合流したことにより、戦局は一変する。大井、北添、犬飼がそれぞれ落としたり落とされたりし、残すところ北上と二宮になった瞬間、北上は逃走を選択していた。

トリオンの残量で言えば大井が身を挺して守っていた北上が優位ではあったが、二宮相手では厳しいため、八幡は北上に逃げるように指示したのだ。

八幡の猛攻と大井の置き土産により片手、片足を失っていた二宮では北上を追うのは難しくそのまま時間切れまで北上の逃走劇は続いた。

何度かつかまりそうになる北上だったが、その都度滝本の神がかり的なオペレートにより致命傷を避けることで逃げ切っていた。

 

「圧倒的な実力差がありながらもそれぞれの隊員が実力以上の力を発揮していました。不屈の精神で戦う比企谷隊長の姿に応援席のC級隊員やファンクラブのメンバーも大きな拍手を送っています、素晴らしい戦いでした!」

 

圧倒的実力差でありながらも(泣きながら)立ち向かい(泣きながら)勝利を収めた八幡の戦いに多くのファンクラブのメンバーが感動していた。

お祭り騒ぎにに拍車がかかりつつあったため、まとめを強引に終わらせようとする三上であった

 

「以上をもってB級ランク戦第3戦夜の部を終了します、またこの後は八幡更生委員会メンバーと八幡ファンクラブの会員は打ち上げを行いますので1時間後に第三会議室に集合して下さい」

 

わぁー♪キャー♪やったー♪などの歓声で会場は盛り上がる会場。公私をめっちゃ混同しまくっている三上においおい解説・・・と苦笑する東だが、まぁたまにはこんなのもいいかな、思い直し1時間後の打ち上げに思いを馳せるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけで、無理やり決着させてしまいました!

今後は短編をいくつか上げて合計50話になったら完結にしたいと思います。たぶん…

そんなこんなでよろしくお願いします!!

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