八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

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こんばんわ15話です

うーん、ランク戦ってやっぱりなんかあれですよね・・・・やっぱり書きづらいなって思いました。

やはり自分は特に細かく考えずグダグダな話を気楽に書きたいなぁとかなんとか・・・・戦闘も書きたいけど、なんていうかその、純情な感情が3分の1くらいしか伝わらないと言いますか・・・・ね?そんなこんなで挑戦編です、ちと長くなりそうなのでまさかの前後編で行きたいと思いまする。


比企谷隊の挑戦15 今度こそ挑戦が始まる☆前編☆

ー チームランク戦開幕直前 実況席 -

 

「B級ランク戦第3戦、夜の部が間もなく始まります、実況は風間隊の三上、解説は東隊の東隊長と加古隊の加古隊長です」

 

「「どうぞよろしく」」

 

「さて、それでは本日の対戦ですが、影浦隊の選んだステージは市街地Aです、これにはどういう・・・狙いが・・・・・あると思いますか?」

 

解説らしく今回のステージについて説明しつつ、その狙いを聞こうとする三上ではあったが、正直影浦隊がなにか考えているとも思えなかったので聞かなくてもいいんじゃ?と思いつつもしっかりと役割を果たそうと問いかけていた、しかし、そんな三上の努力もむなしく解説の2人にばっさりと断言されてしまう

 

「「何も考えてない(わね)」」

 

「・・・・・・・ですよね」

 

あまりにも即答過ぎたため、ちょっと三上がムスっとしていた。それにビビった東はさりげなく補足説明を加える、無表情ながらもちょっとムスッとしている三上にわりとガチでビビっていた始まりのスナイパーだった。

 

「影浦の事だから適当に選んでいるだろうが、強いて言うなら複雑な地形では絵馬を活かせないしなにより影浦自身が暴れづらくなる、だから複雑なとこや高低差の大きいとこ以外どこでも、というところだろうな」

 

「ありがとうございます、影浦隊と二宮隊といえば、元々A級部隊です、隊務規定違反によりB級に降格している現在ですが、その実力はボーダー内でも屈指の強さです、今回その部隊と対戦する比企谷隊ですが・・・」

 

「まぁ普通に考えたらご愁傷様、といったところかしら?」

 

「だが、比企谷が簡単にやられるとも考えづらいな」

 

「そうですね、比企谷隊といえば、間違いなく今期の話題の中心になっています。前期では1人でチームランク戦を戦い抜いた比企谷隊長ですが、今期はハイパーズの加入で一気に上位入りした台風の目です。そんな比企谷隊長を応援するべく今日はいつもより多くのC級隊員が観覧席に来ています」

 

ちらりと後ろを振り返るとそこには比企谷隊の応援をしている八幡ファンクラブである第六駆逐隊やC級隊員隊がいた。誰もが比企谷隊の勝利を信じているといった表情で応援していた、何なら横断幕とか八幡の写真が貼られているうちわを持っているものもいたりと普段のランク戦とは違う雰囲気になり始めていた。

そんなファンクラブの隊員から八幡うちわを受け取りながら加古と三上は実況を続ける。

 

「さて、そろそろ転送時間です、正直八幡更生委員会と八幡ファンクラブに在籍している身としては比企谷隊長に頑張ってもらいたいところですが・・・」

 

解説的にNGな贔屓な発言をする三上に東は苦笑するしかなかった。加古もその通りと言わんばかりにうなずく。

 

「ふふ、そうね、比企谷君には早くA級に上がってもらいたいわね、私とも戦ってもらいたいわ」

 

三上と加古で八幡うちわをパタパタしているのを苦笑いしながら見ている東は、あぁ、あいついまごろプレッシャーが・・・とか言ってそうだなぁ・・・とかぼんやりと考えながらいつもと違ってやたらめったらお祭り気分になっている会場を見渡すのであった

 

こうして各部隊が転送されていくのを眺めながらお祭り気分な会場のボルテージは上がっていくのであった。

 

 

ー 市街地A 昼 天候、晴れ 八幡 SIDE -

 

 

「よし、それじゃあ特大の花火をあげましょうかね・・・滝本さん」

 

少しの浮遊感の後、俺はステージに転送されていた。場所は都合よく真ん中らへんだ、まずは二宮さんとカゲさんを釣りながらあわよくば絵馬も見つけたいところだ、ちなみに花火は俺のベイルアウトのことじゃないよ?

 

『大丈夫』

 

「了解、それじゃあ最大出力で・・・・メテオラ!」

 

まずは上空に向けて最大威力のメテオラを1発放つ、自慢じゃないが、俺のトリオン量はボーダー内でもそこそこ多い方だ、なかなかの爆発力の大玉を天空に向けて放つ、そう、これは俺からの宣戦布告なのだ。それと同時にアイビスを構える。狙いは今打ち上げたメテオラ・・・

 

「私は・・・・一発の銃弾・・・・」

 

そうつぶやきながらメテオラを撃ちぬく、なんかこれ言いながら撃つと命中力上がる気がするのだ。それと同時に大きな花火がちゅどーーーん!と上がる、これで二宮さんとカゲさんに俺がここにいることが分かっただろう、この瞬間から俺に向けて動いた人物、マップ上のこの2人がカゲさんと二宮さんだろう、そして続いて

 

「ハチマン・ヒキガヤ、行きます!!」

 

ガンダムの発進っぽく宣言しながら足元にジャンプ台トリガーであるグラスホッパーを展開し、上空に飛びたつ、空はこんなにも広かったんだ!!そんなことをふわっと考えたものの、本来の目的を果たすべく、メテオラの爆風に紛れながら滝本さんの視覚支援を受けた俺は絵馬を探す、

 

『・・・辻君、犬飼君、絵馬君見つけた・・・よ』

 

早くもマップ上で辻と犬飼がマークされる、まあ絵馬はバックワームでマップ上から消えているが直接視認できたのは大きい、おおよその位置が分かったのはありがたいな。

 しかし、そう時間はかからずに辻と犬飼は合流できそうだな、なかなかの転送運だ。ついでに逆サイドの絵馬を見つけたひふみんまじひふみん。俺は絵馬の一番近くにいた北上に取りに行かせつつ、フォローに入るであろうゾエさんを抑えつつ北上のフォローに大井を向かわせる。頼んだぜ、天使達よ!

 

中央付近に俺がいる現在、北と南からは二宮さんとカゲさんが、東に犬飼と辻、西に絵馬と北上、大井が展開している状態だ。

残念ながらゾエさんは見つけられなかったが問題ない。ゾエさんもバックワームで消えているのだろうが基本的にゾエさんは場を荒らすのがメインで直接取りに来ることは少ない、ゾエさんの適当メテオラの爆風に紛れて絵馬が撃ち抜くかカゲさんがぶっこむ、これが基本戦術だ。それに対して二宮さんのとこは二宮さんが遊撃で辻と犬飼がコンビで戦うという俺達と似たような編成である。そして今回の戦闘では俺が二宮さんとカゲさんを先ほどの爆風で挑発しているため、今頃「俺が比企谷を取りに行く」とかいってるはずなのである。そうなると辻と犬飼は俺とカゲさんを避けて西側に移動するはず、この移動時間で、絵馬を落とせれば作戦の第一段階はクリアだ。がんばれマイエンジェー北上!!

 

そんな事を考えながらも俺はいそいそとトラップをしかける。今回はメテオラトラップだ、スパイダーは仕掛けても二宮さんにふっ飛ばされちゃうしね・・・そうして迎撃準備をしていると『警戒!』滝本さんの滅多に聞けない切羽詰まった声に反射的に回避行動に移ると大量のハウンドが降り注いでくる。さっきまで俺がいた周辺は見るも無残にぼこぼこになってしまっていた。こわっ!

少し前まで自分がいたところの惨状を確認した後顔をあげるとそこには魔王がいた・・・

 

「・・・・」ゴゴゴゴゴゴ

 

「・・・今日は勝たせてもらいますよ、二宮さん」

 

ちょっとかっこよくいってみる俺ガイル。だがぶっちゃけ超怖い。建物の上にポケインスタイルで立つ二宮さん「ほう・・・」とか言いながら楽しそうにこちらを見ているが、ラスボス感がぱない・・・そしてレーダーに映るのはもう一人、二宮さんとは俺を挟んで相対するのは・・・

 

「よぉ~~~う、ヒキガヤ~呼ばれてきてやったぜぇ~?」

 

すげぇ獰猛な笑顔で俺をロックオンしましたって顔に書いてあるカゲさんが登場した、こわい。

 

あれ?俺この2人に挟まれるとか結構やばくね?なんか最初からクライマックス的な?時間かせげるかな・・・・今更ながらに、いや、元々わかってはいたが、やっぱこの作戦無理じゃないかな・・・ちょうこわい。2人とも俺の事好きすぎじゃない?まぁ挑発したの俺だけどもさ・・・とにかくこわい。

 

「しゅ・・・・すみませんね、カゲさんに二宮さん、ちょっと俺とあしょびませんか?」

 

かっこよく決めたかった・・・さすがにこの2人のプレッシャーではまともにしたが回らないじょ・・・あ、それは普段からでしたね・・・グスン

 

噛み噛みな自分にがっかりしているとまずは先制と言わんばかりに二宮さんがハウンドを放つ、俺とカゲさんに大量の弾幕が降り注ぐ中俺は必死にシールドでガードする、対してカゲさんはすいすい回避しながら俺に向かってくる、えぇー・・・その眼のロックオンは俺のままだった。こわい。

 

「この弾幕の中最小限のシールドしか張らずに接近するとか変態でしょ・・・」

 

そんなカゲさんに驚愕しながら俺も迎撃するべく二宮さんとカゲさんにアステロイドを放ちながら迎え撃つのであった・・・

 

 

 

 

ー そのころの大井 -

 

ちゅどどどーーーーーーーーん!!

 

ふむ、どうやら八幡さん達は戦闘開始したようですね・・・しかしなんですかあれ?そこそこ離れているのにとてつもない破壊音が聞こえます・・・・八幡さんは大丈夫でしょうか?今回の作戦はそれぞれが格上とのマッチアップをしていくことになりますが、中でも八幡さんの相手である二宮さんはボーダーNO,1シューターですし、影浦さんもポイントは低くなっていますが、元々はボーダーでも屈指のアタッカーです、まさしく一瞬の油断もできない綱渡りな戦いをしている事でしょう。

 

ちゅどどどどどど!ちゅどどどどーーーーーーん!!!

 

「・・・・・なんですかあれ、あそこ爆撃機でも来ているんですか?八幡さん大丈夫ですよね?」

 

『泣いてるけど・・・・大丈夫だよ・・・たぶん』

 

「たぶん・・・ですか・・・・」

 

とても不安です、早くも八幡さんのいる方角の建物が1ブロック分廃墟になってしまっています・・・『爆撃!!』ひふみお姉さまの声に反応して慌てて回避しつつ上を向くと北上さんと私の方向に向かって放たれる弾丸が見えました。弾丸の方角から北添さんのおおよその位置が判明しましたね

 

「そちらでしたか・・・・」

 

これが八幡さんの言う適当メテオラなのでしょう、これ自体を回避するのは問題ありませんが、注意すべきはこの後の煙幕に隠れた狙撃と影浦隊長の突撃です。ですが影浦隊長は八幡さんが抑えていますし狙撃は方角がおおよそわかっているため、ガードも可能でしょう。

 

どどーん!私の近くに着弾しますが問題なく回避、その隙に狙撃も飛んできましたが、これまた集中ガード。ふふん、ここまでの展開はほぼ想定内、私は予定通り北添さんを、北上さんは絵馬さんを落としに行きます。制限時間は辻、犬が合流するまでのおよそ90秒、それまでにどちらかを落として北上さんと合流しなければですね。北上さんと一定以上距離を置かないように注意しながら北添さんを探します

 

「見つけました!戦闘開始します。」

 

アステロイドのアサルトライフルに換装しなおした北添さんが弾をばらまきながら後退していきます。この場で倒せれば最高、ですが北上さんが絵馬さんを落とすまで抑えられれば、と考えていましたが・・・・

 

「別に、倒してしまってもかまわないでしょう?」

 

北上さんに爆撃をするなんて万死に値します!やはりここは私が鉄槌を下す必要があるようですね、そう考えながら私はハウンドを全方位から向かうように放ちます

 

「海の藻屑となりなさいなっ!」

 

シューターである私はガンナーに距離を置かれると射程ボーナスにより分が悪くなるため、一気に距離を詰めながら全力のハウンドを放ちなます。全方位からのハウンドを回避とシールドで対処しつつ撃ち返す北添さん、流石にそう簡単にはいきませんか・・・

しか私も負けられません!北上さんと八幡さんが頑張っているのですから!

 

いつまでも響く爆撃音に私は八幡さんの無事を祈りながらさらに接近すべくハウンドを放つのでした。

 

後編に続く。

 

 




というわけで前半戦でした。

普通に考えて勝ち目のない戦いですが、あの手この手で善戦させつつ八幡をいじめたいと思います。
ここまで読んでいる方達ならなんとなく理解していただいていると思いますが、この世界の八幡はあくまでそこそこです、俺TUEEではありませんのでご容赦を。

それでは次回、決着のランク戦にて!!たぶん決着するはず!!!

オイラ、このランク戦終わったら・・・ちょいちょい短編的な感じで書いていこうと思うんだ・・・大井っちルートとか北上編とか小町エンドとか那須とかハーレムとか・・・・

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