八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

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こんばんわ、14話です

安定の始まる詐欺、第六駆逐隊だしたら思いのほか進まなかった・・・・

まあどんまいである。このシリーズ読んでる人ならこの辺の細かい事?は気にしてないとあたい信じてる!!

そんなこんなでいつもどおりヘーフーンって感じで見てもらえればと!!


比企谷隊の挑戦14 安定の始まる詐欺

ー 個人ランク戦ブース 八幡 SIDE ー

 

最近周りが騒がしい・・・・・・いったい全体俺の平穏は何処に行ってしまったのだろうか・・・・う~ん・・・いつからか、そう思い返すと、やはり始まりはあの時なのだろう。

ぼっちの改善とかコミュ障の改善とか数学の点数改善とかを目的とした八幡厚生委員会とかいう八幡的にポイント低い集団により強制的に、それはもう強制的に更生されつつある現在、はじまりはその、なんじゃそれな集団をつくった存在X・・・・・我が隊の女神こと大井との出会いがすべてのはじまりだったのだろう。

 

出会いは最悪だった、なにせ最初は死ぬほど睨まれていたしね・・・・それからなんやかんやとあれやこれやして今になったわけだが・・・・適当だなぁおい。そんな過去(まだ中の時間では2か月くらい前)を振り返りながらランク戦ブースに歩いていると正面から随分とにぎやかな声が聞こえてきた。さよなら・・・・・・僕のサンドロック・・・・帰ってきて、俺の平穏・・・・

 

「比企谷さん、発見なのですっ!!」ズビシッ!

 

「でかしたわ電!!第六駆逐隊、突撃っ!!目標(比企谷)を確保するのよっ!!」

 

ははは・・・随分とにぎやかだね?どうしたんだい?発見された比企谷さん?早く逃げた方がいいんじゃなイカ?

そんな現実逃避をしていると正面から突撃してくる4人の少女達。あれ?早くね?つかこっち来てね?いや、まじで速すぎね!?

 

「確保ー!なのですー!!」「つかまえたー!!」「ハラショー」「ちょっと!まちなさいよー!!」

 

「ぐっっふぅっ!!!」

 

ズドーン!!という音と共にとてつもない勢いで雷、電、響に突撃されてふっ飛ばされる俺ガイル。

はは・・・比企谷さんってのはさ・・・俺の事だったんか・・・・・知ってた・・・・あたい知ってたよ。そうして比企谷八幡の人生は幕を閉じようとしていた・・・・・・んなわけあるかい!

 

あはははは♪とすごい勢いで笑っている雷と電は吹き飛ばした俺のおなかに手をまわしながらニコニコパタパタしていた。かわいい・・・・かわいいよ?まるで昔の小町を見ているような天真爛漫な笑顔だ、その横では響が優しい微笑みを浮かべながら倒れた俺の頭を撫でてくれている。そしてそれをわたわたしながら注意しようとしている暁、お姉さんぶってて超かわいい。ほんとにね?4人ともちょうかわいいんだけどね?

・・・さすがにトリオン体で思いっきり抱き付かれておよそ5メートルくらい吹き飛ばされた今の状態ではそれどころじゃないって言うね・・・さすがに生身で喰らうとやばいっす・・・・帰ってきてよ、俺の平穏・・・・ぐすん。

 

しばらく痛みにうずくまっていることしばらく、ようやく復活した俺は倒れていた体を起こして突撃ラブハートしてきた4人組を見上げた。

 

「やぁ、八幡。こんにちは」

 

そうクールに今更な挨拶をするのは響。正直名前?で呼ぶのはためらわれるのだが、この少女は名前を何度聞いても響としか教えてくれないのだ、おかげで俺は小町以外では那須に無理やり呼ばされるくらいしかしていなかった名前呼びをしなくてはならなかった、正直、こそばゆくも恥ずかしい、という心境である。教えてくれないかな・・・君の名は?

 

「あははは!元気ないねー!そんなんじゃだめよー?」

 

めっちゃ笑いながら話す少女は雷、いかずちと読むらしい・・・こちらも名前を雷としか言わないため、やむなく呼ぶことになってしまった元気少女である。

 

「はわわわわ、ごめんなさいなのですー!!」

 

このはわはわしている少女は電、いなづまというらしい。名前は・・・・うん。特徴ははわはわしててちょうかわいい。ひふみんと並べて鑑賞していたいくらいだ。2人ではわわわ、ってしているところをはわわわ、ってしながら眺めていたい。そんな人生も悪くないと思った。

 

「いつまでボーっとしているの?レディーを待たせるのは良くないわよ!」

 

大人ぶっているこの少女は暁、やはり暁としか教えてくれない少女はレディ扱いをして欲しいらしく、これまたとてもかわいい、背伸びした感じがなんともね?コーヒー飲ませたらケホッケホッってして涙目になりそう、かぁいいよぅ!

 

少し前から懐かれるようになったこの少女達、見た目小学生にしか見えないが、何気にボーダーのC級隊員である。本来の年齢を聞いても教えてくれないのだが、きっと中学生くらいなのだろう。

たしか黒江が最年少隊員って聞いた気がするしな、きっとそうだろう、うん。

 

そうこうしていると右手を電に、左手を雷に確保され、暁の先導のもと、ランク戦ブースに向かう。ちなみに響は後ろから俺の首に両手をまわして背中にぶら下がっていた。

正直懐かれているのは素直に嬉しいが、事案にならないか不安である、そう思いながら周りを見ると微笑ましいものを見るような感じでほっこりした視線を向けられていた、とりあえず安心。

 

「今日も特訓よろしくねっ!!」

 

「よろしくなのですー!!」

 

両手を確保している少女達ににこやかにお願いされたら、たとえ俺がロリコンでなくとも聞いてしまうというものだろう・・・・シスコンにしてロリコンってなったら結構やばくね?しかし、この少女達といるとロリコンも悪くない、とか思ってしま・・・・・わない。だめ、ぜったい。

 

 

・・・・・この後めちゃくちゃ特訓した。

 

 

 

ー 次の日 -

 

 

第六駆逐隊の少女達とめちゃくちゃ特訓した翌日、今日はついに運命の日である。そう、二宮隊、影浦隊との対戦の日である。正直、今日という日が来てほしくないなって思いましたまる

 

我らが栄光ある八幡帝国の防人たる・・・めんどいなこれ、比企谷隊の隊員は作戦室に集合していた。もう少ししたら対戦の時間になるため現在は最終確認中である、確認中であるのだが・・・・

 

「い、胃腸が・・・・・」ズーン

 

背景を黒くしながらお腹のあたりを抑え、この比企谷隊の隊長たるこの俺は隊長であるにも関わらず体調管理に失敗して体調をくずしていた、体調失格だね?あ、最後ミスった。

 

「気合で何とかして下さい」

 

「だいじょーぶ?お薬飲む?にがいやつ」

 

そんな俺に大井は冷たく言い放ち、北上はその天使のような優しさで心配してくれていた、うん、ハチマンがんばる。

 

「ぷ、プレッシャーが・・・・・ぱないの・・・」ズーン

 

その俺の一言により、この場にいる、大井と北上、滝本さんに小町も微妙な表情を浮かべていた。ちなみに小町は休隊扱いのため、今回のランク戦ではオペレーターを務められないが、今日は決戦の日ということもあり、応援に来ていた。

 

「がんばって・・・・・ね!」フンス

 

「まぁ、お兄ちゃんにはたしかにプレッシャーかもねー・・・・」

 

滝本さんがいつものように応援し、小町はめずらしく同情してくれていた。そうだよね、お兄ちゃんプレッシャーにつぶされそうだよ・・・・

 

あれは昨日の事だった、第六駆逐隊の少女達と訓練をしたあとの会話である。チームランク戦の話をしていたころの事であった。

 

「明日は絶対勝ってよね!!」

 

おもむろにそう切り出す雷、いやいや、相手は元A級隊員だし、トップクラスの~と説明するが、全く聞く耳持たずだった。

 

「一人前のレディーたるこの私が応援してあげるんだからもちろん勝ちなさいよね!!」

 

ストーンな胸をはりながら謎の信頼を寄せる暁、まったくもって勝利を疑っていない純度ハチマン%な笑顔だった。

 

「なのです!!」

 

そんな2人の言う通り!!とうんうんうなずいている電、3人共、かけらも敗北など考えていない、超キラキラしたまなざしと笑顔だった。プレッシャーで胸が押しつぶされそうだった・・・・俺の敗北はつまりこの少女達の笑顔と信頼を裏切ることになってしまう、そう考えていたら胃腸が・・・・となった次第である。

 

「まぁ、その・・・応援しているよ?」

 

そんなプレッシャーに押しつぶされそうになっている俺に響は同情してます、と言わんばかりに苦笑しながらそれでも応援してくれていた、この娘何気にイケメン気質もってるなぁ・・・・

 

そんなこんなでその後も最近弟子(仮)になった少女達にも似たような感じで勝利を信じてますオーラ全開の応援をうけた結果、見事にプレッシャーに押しつぶされていたのだ。い、いちょうがぁぁ・・・

 

「う~ん、困りましたね、流石に八幡さんがこの調子では・・・・」

 

俺の不調っぷりに大井も困りましたね・・・とつぶやきながら考えてますポーズをとる、その横で北上もこまったね~?と大井の物まねをしている。なにそれかわいい、ハチマンの精神がちょっと回復した。ちょろいな

 

そんなこんなでう~ん、う~んとしていると小町の頭上に電球が煌めく

 

「ミコーン!!ひらめいた♪」

 

なにやらひらめいた小町はなにやらメモをカキカキして滝本さんに渡し、北上と大井にそれぞれコショコショと話し込んでいる、それを聞いた大井はやたらとビックリして顔全体を真っ赤にしながらわちゃわちゃしている、なにあれちょうかわいい・・・・しかしその後もでも、とかしかし、とか言いながら最終的には小町に説得されていた、流石のチョロイン大井ちゃんである、後が怖いからぜったい口には出さないけど・・・

 

なにやら準備は終わったらしく、まずは滝本さんのターンであった、なにやらコスプレをしているときのようにキャラになろうとしているらしく精神統一していた。何をするのだろうか・・・

準備が出来たのか、滝本さんはゆっくりと目を開け、まるで慈愛の女神のような神々しい笑顔を浮かべ、少し小首をかしげながらセリフを・・・

 

「大丈夫?・・・おっぱいもむ?」

 

・・・・・・告げた瞬間、世界が止まった。停止した。凍った。

 

「「「「・・・・・・・・・・」」」」」」」」

 

「?・・・・・・・・!!!!あ、あわわ・・・・・/////」プシュー

 

少しして自分の放ったセリフを理解した滝本さん、ちょうあわててあわあわしてる感じがすごくかわいかったです。うん、ちょう回復した。とりあえず小町を軽くはたいて、その場を落ち着かせる。もちろん?期待とかしてないし?ぜんぜん、うん。ぜんぜん視線とか滝本さんの二つのアレに持ってかれたりしてないし?

 

その後滝本さんが落ち着いて、改めて「がんばって・・・ね!しっかりサポートする・・・・ね!」と言われた。ちょっとがっかりとかしてないし?

ちなみに今回は滝本さんも全力でオペレートするらしく、前回のようなチャット式ではなく音声によるオペレートをしてくれるらしい。滝本さん曰く、話すぎると眠くなるらしい、さすがは俺と志岐を超えるコミュ障である。

当然見返りとして、今度のイベントで一緒にコスプレさせられることになってはいるが・・・・

 

「それでは次は小町から~♪頑張ってね♪お兄ちゃん♪」

 

続くは小町のひまわりのような笑顔である。あざとくウインクしながら俺を応援してくれる我が最愛にして生きる希望の小町。いつだって俺は小町のために、小町の笑顔のために頑張るのだ。うん、ちょうやる気でた。

 

「それじゃあ次はあたし達から~いくよ~?大井っち~♪」

 

ニコニコ北上が俺の右側に、はわわっ!てしている大井が俺の左に回り込んでいた。

いったい今度は何する気だい?と考えていると、小町と滝本さんがファイトだよ!と応援している。

いったい何がはじまるのん??

 

「は、はちまんしゃん!!」カオマッカ

 

「ひゃい!!」

 

かみかみな大井にかみかみな俺。まさに神がかっていた。うまくねえな・・・・・

 

「め、目をつぶしてくだしゃ・・・・つぶってください!!」

 

「ひ、ひゃい!!」

 

変わらずかみかみな大井に物騒なことを言われた俺は再度かみかみになりながら言われた通り目をつぶる。つぶさないよ?

 

そうして目をつぶって少しするとチュッっと左右のほっぺたに感触が・・・・・・って!?

 

あわてて目を開ける俺の左右には少し頬を染めながらもニコニコしている北上とこれ以上ないくらいに顔を赤くしている大井が・・・

そんなまさかの状況に俺がはわわってなっていると、頬をほんのりと染めながら北上がいたずらが成功した時の笑顔を浮かべながら俺に問いかける

 

「ニシシ♪どう?幸運の女神のキスを感じちゃった?」

 

そんな北上にたいして俺はひたすら顔を赤くしていた、とてもじゃないが、それ雪風じゃね?とかいえるような余力は無く、ひたすらにポーっとしてしまっていた。

 

「どう?お兄ちゃん?プレッシャー薄れたでしょ?」ニヤニヤ

 

めっちゃいい笑顔で俺に問いかける小町、薄れたどころの話ではない、つかこれ大井復活できるのか?顔を真っ赤にしてフリーズしているが

かくいう俺もびっくりしていて考えがまとまらなくなっていたのだが・・・・

しかし、そんな俺と、顔を赤くしている大井に小町と北上はにこやかに魔法の言葉を告げるのであった

 

「大丈夫、お兄ちゃんなら勝てるよ」

 

いつものあざとスマイルじゃなくて、絶対の信頼の笑顔を浮かべる小町。

 

「お兄ちゃんの勝利を信じる、今の小町的にポイント高い♪」

 

かと思いきやすぐにいつものあざとスマイルを浮かべる小町の頭を少し強めに撫でてやる、キャー♪と楽しそうに笑う小町に俺の気力は満タンになっていた。

 

「あたしと大井っちが組めば最強だよね?」

 

いつも通りの周りを笑顔にしてしまう、そんな明るい笑顔の北上。

 

「そうですね、北上さんと一緒ですからね!」

 

北上の笑顔に覚醒した大井はフンス!と気合を入れている

 

2人の笑顔に現実に引き戻された俺と大井はお互いにニヤリと笑いあいながら意識を戦闘モードに覚醒させていくのであった。

そうして気合をあらたにすると大井がこちらを向いて挑戦的な笑顔を浮かべると

 

「先ほどのは勝利の報酬です、特別に前払いしましたので敗北は許しませんよ?」

 

やや頬を染めながらも大井は俺に告げる。全く、随分と報酬がはずんでいるものである、ハチマンの胸はドキドキである。ますますもって負けられなくなったが、先ほどまでのプレッシャーは不思議と感じていなかった。

 

「了解だ、大井も作戦どおり頼むぞ?」

 

ニヤリ、と俺が挑戦的に大井に返すと、大井は素晴らしい双丘の存在感を存分に発揮しながら胸を張り応える。

 

「当然です、私と北上さんと八幡さんが組めば最強だということを証明して見せます!!」

 

こうして比企谷隊の挑戦が始まるのであった・・・・・

 

 




というわけで、14話でした、なのです!を出したかった。ただそれだけである。

ちょいと・・・・かなり?強引ではありますが、大井っちヒロイン化計画を再燃させようとする俺ガイルでした。再燃したかな?

次回こそは決戦です、今度こそ挑戦します!相変わらずの行きあたりばったりな感じで恐縮ですが、もう少しお付き合いいただければと思います。

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