八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・? 作:ちゅんちゅん丸
あいも変わらずこれもはやワートリじゃねえだろな感じの昨今ですが、今回はちょっとだけワートリ感出しました。
よく考えたらこの世界でまだ迅さんの暗躍発動してねぇな・・・ワートリの主要キャラが割と出てないのにワートリのクロスと言い張る不思議!!
そんなこんなで今回はランク戦しますが、はたしてこれはどうなんだ?な今話です、つっこみどころしかないけど、ひふみんまじひふみんと唱えてから、まあフィクションだしね、とかるく流してもらえると助かります。納得しづらければサイドエフェクトかな、と思って無理やり納得してもらえると助かります。
というわけでそんなん無理やろ、な挑戦編9話です
ーランク戦 比企谷隊作戦室 八幡 SIDE -
「さて、第2戦です、前回のランク戦はやむにやまれぬ事情で参戦できませんでしたが・・・」
「今回はあたしの体調もばっちりだよ!!」
「そうです!私と北上さんが組めば最強だということを証明して見せます!!」
「やっちゃいますかね~♪」
さーてさて、ついにやってきましたランク戦、第2戦・・・・ないわ~、まじないわ~・・・・
なんか大井も北上も超ノリノリだけどさー、2人でくるくる回りながら踊っている。大井と北上は気合十分のようだ。
・・・・ないわー・・・・これないわー・・・・
「がん・・・ばってね・・・・」パチパチ
ちっちゃな声で大井と北上を応援しながら手をチパチパしてる滝本さんにふわっとした気持ちにさせられながら俺は当然ながらテンションダダ下がりだった。それもそうだろう。
「なあ、俺ほんとにこの格好で参戦しないとだめなの?」
俺は自分の恰好を見ながら大井、北上、滝本さんに問いかける、ちなみに小町は今訓練室にいない、マイスイートシスターがいないランク戦に意味はあるのかと世界に問いかけながら、目下の疑問を問いかける。うまいこと言えてねえな・・・
「いいんじゃないですか?とても良くお似合いですよ?」ニヤニヤ
「ハッチーさん、すごくにあってるよ~」ニコニコ
「・・・・ばっちり・・・・・だよ・・・!」グッ!
大井はニヤニヤしながら、北上はニコニコしながら、滝本さんはどことなく満足そうなドヤ顔でそれぞれ褒めてくれたが・・・・
「しかしだな・・・・これはなんというか、違うと思うんだが・・・・残念なことにたいがいの恰好は大丈夫だと思っていたんだが、流石にこれは予想していなかった・・・・」
俺はもう一度自分の体を見る、うん、すごいモフモフしていた、右手を見る、もこもこだ。左手を見る、やっぱりもこもこしている・・・・ついでに言うならその両手は大きな丸い物体、まるで頭にかぶるためにあるかのような球体状の物を持っていた。
「たしかにその発想はありませんでしたね・・・・・」
「う~ん、かわいいな~♪ハッチーさん、抱き付いていい?」ダキッ!
俺のモフモフとした腕をにぎにぎしながら大井がちょっと悔しそうな顔をしている、そして北上も抱き付いていいかと聞いた瞬間に抱き付いてきた、・・・俺の答え聞いてね?
「かわいさを・・・前面に出して見た・・・よ?」
どことなく満足そうな顔をしながら滝本さんは微笑む。その笑顔は癒されるけどその行いはなかなかに鬼畜だった、っていうか滝本さんと志岐のこれまでの傾向から絶対にどっかのアニメネタで来ると思ったのに、まさかのテディベアで来るとは・・・意外だった。
「とても可愛らしいのですが、流石に動きづらいのでは?」
抱き付いている北上を俺と大井の2人で一心不乱に撫で続けながら大井が問いかけるも問題ないとばかりに滝本さんが応える
「危なくなったら・・・・パージできるよ?」
そう言いながら今回のテディベアモードの諸元をモニターに表示する。よくみたらこれ包帯とか大量に巻いてあるからあれだ、ボコられクマのボコだわ、やっぱりアニメネタだったのね・・・・
扱い的にはトリオン体のアーマーらしい。マジでボーダーの上層部は大丈夫か?こんなんランク戦に使用するとかあのタヌキのおっさん気でも触れたんじゃないだろうか・・・
「なになに・・・・移動力50%ダウン、火力20%アップ、防御力30%アップ、かわいさニューウェーブ・・・・これが言いたいだけかよ・・・」
しかし移動力は低下するが、火力と防御力は上がるのか・・・・見た目はあれだがなかなかおもしろいな、これ。いわゆるロマン機体的なもんだな、ヘビーアームズとかジ・オとか、デンドロビウム的な・・・・
ふむふむ、と諸元を見ていると、突然滝本さんが何かを思い出したらしく「・・・・あ・・・」と小さい声を上げていた。何ぞや?と視線を向けると、顔を真っ赤にした滝本さん(ちょうかわいい)が手で顔をちょっと隠しながら恥ずかしそうに「これ・・・ランク戦で・・使用禁止だった・・・」と・・・・・・なにそれ?
「まあ、そうでしょうね・・・・」
「えぇ~!!だめなの~??可愛くてモフモフなのに・・・・」
最初からわかっていたのか大井はうなずき、北上はとても残念そうにしていた。なんだったの?ここまでのやりとり・・・・そんなことを考えながらボコをパージするといつもの見慣れた隊服が新選組の服になっていた。
「「「・・・・・・・」」」
「似合って・・・・るよ・・・!」グッ!
まさかの二段構えに俺と北上と大井が無言になっていると滝本さんがサムズアップしながら称賛してくる、さっきまで真っ赤になりながら恥ずかしがっていたのになかなかの策士だった・・・・・
まあいいか、と考え直し、思考を戦闘モードに切り替える。つっこみたいけど、この調子だといつまでたってもランク戦始まらないしな・・・
「よし、そんじゃあ緊張もとれたところで本題だ。今回の対戦は荒船隊と柿崎隊だ、基本的には滝本さんにスナイパーの射線が通りづらいとこをナビしてもらいながら大井と北上は合流を目指す、俺は遊撃で荒船隊と柿崎隊の牽制をしていく」
「わかりました」「わかったよ~♪」
「柿崎隊も合流を優先してくるはずだから、先に合流しつつ、向こうの合流を阻害出来るのがベストだな、スナイパーには十分注意してくれ」
そうして作戦の最終確認をしていると転送時間になったようだ、
「それじゃあ行きますかね・・・・」
「めざせA級!おいでませ固定給!!」
「やっちゃいましょ~♪」
「がんばって・・・ね・・・!」
こうして新生比企谷隊のランク戦が始まった・・・・
ーランク戦開始からしばらくたった後ー
「滝本さんすげぇな・・・・・・・」
「本当にすごいですね・・・・・」
「おぉ~・・・・・♪」
”そんなにほめても何もでないぞッ!(´ω`)それと、もうすぐ3時方向からくるよ!10M下がるとスナイパーの射線が通るから注意だよっ!( ̄^ ̄)ゞ”
まず、めちゃめちゃ指示が的確だった。開始から俺が指示だしする前に北上と大井の合流ルートを出し、俺に荒船隊と柿崎隊を牽制しやすいポイントをほぼ同時に案内していた。ひふみんしゅごい。
その後バックワームを使用して消えているはずの荒船隊の半崎の位置を的確に突き止めて俺の狙撃で先制した。ひふみんまじしゅごい。
さらに柿崎隊の合流ルートを予想した上で大井と北上のフルアタック×2でガードの上から柿崎隊の巴を倒すことが出来た。ここまでわずか数分の出来事だった。ひふみんまじ女神。
さらにさらに、ここまで滝本さんはいっさい話さず、指示をチャットで行っていた。話すの苦手だからって並行してチャットで会話するとかまじぱねぇな・・・リアルタイムのログとチャットの会話が視界の左下の方に表示されていた。ひふみんまじひふみん。
”大井ちゃんと北上ちゃんのフルアタックで巴君脱落したよ!やったね!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆”
”柿崎君と照屋ちゃんが合流!ムムム・・・・注意だよ!!( ̄Д ̄)ノ”
”荒船君見失っちゃった!!たぶんこの辺!!・・・・気を付けてね!ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3”
”穂刈君はココ!北上ちゃんと大井ちゃんがあぶないよっ!助けてぇー!!|( ̄3 ̄)|”
”ハチ君はそのまま移動した方がいいかも!見つかっちゃったかもー(ノ_<)”
”小町ちゃんから伝言です、がんばってね、お兄ちゃん♪だって!頑張ろうねっ!ふぁいとだよっ!!(≧∇≦)”
”あ、次の衣装、可愛いのがいいかな?・・・3歩後退!ばっくだよ!”
っと、最後のチャットを見た瞬間後退すると同時に目の前に着弾する。まじでひふみん有能すぎじゃないですかねぇ・・・狙撃をチャットで回避させるとか鬼でしょ、しかしこの方向は荒船さんか、よし。最後の方の余計なチャットは見なかったことにしよう。
「見つけたぜ、子猫ちゃん・・・・」
言ってみたかったセリフを言えた俺は満足しながらも荒船さんに接近していく。穂刈はすでに北上と大井が補足しているから倒すのも時間の問題だろう、後は俺が荒船さんを押さえればスナイパーに警戒する必要がなくなる!
”見付けたぜ、子猫ちゃんwwwwハチ君、荒船君は男の子だよwwwww”
”子猫ちゃんwwwwwwwww”
なにやらつぼに入ったらしい滝本さんのチャットに草が生えまくっていた・・・・俺の道化っぷりはいかがかな?
そんなことを考えながら荒船さんを捕捉した俺は攻撃態勢に入る。
「狙い撃つぜ・・・」
”あ、あぶないかもー”
俺のセリフと同時にチャットが流れ、それと同時に俺の右腕が吹き飛んでいた。ここにきて柿崎隊か!!
”これは、ところがぎっちょん、ってやつだね!どんまい!!( ̄Д ̄)ノ”
やっべー・・・・これ3対1じゃないですかねー?滝本さんのチャットにちょっとイラっとしつつ、見ると明らかに荒船さんと柿崎さん、照屋に囲まれてるわー・・・あ、誰か遠くで落ちたな
”いま大井ちゃんと北上ちゃんが穂刈君を落としたよ!ハチ君絶対絶命だけど頑張ろうねっ!”
”最短ルート表示、合流まで45秒!ハチ君がその前に落とされる確率87%、いけるよ!たぶん!”
”回避、逃走ルート表示したよ!メテオラで視界を隠しましょう、ニンニン!”
そんなこんなでその後も奇跡のような指示で何とか合流を果たすも、荒船さんの意地の狙撃により柿崎さんが落とされ、その荒船さんを俺が狙撃した。
それとほぼ同じタイミングで大井と北上のクロスファイヤにより照屋が落とされ、その置き土産で俺も落とされてしまった。
こうして比企谷隊のランク戦第2戦は滝本さんの神がかった、ちょくちょく遊び心のあるオペレートにより6対1対1で勝利することが出来た。ひふみんまじ女神。ひふみんまじひふみんだと思いました、まる。
お疲れさまでした、まあ無理やろ!と思いますが、この世界のひふみんはオペレーター最強のコミュ障というわけわからん称号を持っているという・・・・
ルルーシュのような先読みと相手の行動パターンの分析により神がかり的なオペレートを実現させる!チャットで!!ちょくちょくふざけながら!!
そんなこんなでこれからもいろいろと無理やりやっていきますが、適当に頭空っぽにしながら見ていただければと思います。伏線も、細かい設定もないこの世界ですが、これからもぼちぼちやっていければと思いましゅ。