八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・? 作:ちゅんちゅん丸
今回はまたもや自分の暴走でわけわからんことをします、しょうがなかったんや、いろいろ書きたいけど他のも並行して書けなかったから仕方なかったんや・・・
そんなこんなで始まります!
ー比企谷隊 隊室ー
那須と八幡のデートから数日、比企谷隊の隊室内には普段とは異なる空気が流れていた
「・・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴ
まず、いつも通り大井が腕を組み、私怒ってますオーラを放出しているが、これ自体は比企谷隊にとっては日常の風景の一つである。なのでここは問題なかった
「スピー・・・・スピー・・・・・むにゃむにゃ・・・・大井っち~・・・・もう食べられないよ~」ZZZ
愛用のソファーに寝ころび、実際には聞くことのない寝言を言いながら、すやすや眠る北上の癒しオーラも比企谷隊にとっては日常風景である
「・・・・・・・」ダラダラ
そして、大井の前に正座している我らが八幡も大井のプレッシャーに冷や汗を流しながらひたすら少し前の地面を見つめていたが、これもまたいつも通りの風景である。
では、なにが普段とは異なるかと言うと・・・・
「う、うゥ・・・・足がしびれたよぅ・・・大井お義姉ちゃん~ごめんななさいぃ~」グスン
「小町さん、本当に反省していますか?」ジトー
普段とは異なり、小町が八幡の隣で正座させられているのだ。いつもなら八幡を正座させる側である小町だが、今日はその小町が八幡の隣で正座させられていた。比企谷隊にとっては異様な光景だった。
さらにご丁寧にも小町の首には『私は悪いことをしました』と書かれたプラカードをぶら下げ泣きながら正座していた。
「・・・・・・・・」
その横で嵐が過ぎ去るのを待つかの如く、存在感を限界まで薄めて八幡はひたすら地面とにらめっこをしている、その心は「頼む、こちらに飛び火しないでくれ!」である。
「うわ~ん!ごめんなさい~!!」
「全く、この点数はなんですか小町さん?あなたは今年受験なのですよ?槍バカ、弾バカ、迅バカにつづくんですか?」ニコニコ
泣きながら謝る小町に大井は笑顔を向けながら小町を問い詰めていた。
そう、今回の発端は、小町のテスト結果にあった。
最近のイベント盛りだくさんな比企谷隊にかまけていたためにテスト勉強に全く力が入らなかった小町のテストは、散々な結果になっていた。
「うぅ・・・大井お義姉ちゃんが怖い・・・・あと足がしびれた・・・」
「誰のせいだと思っているんですか?ねぇ?小町さん??」ニコニコ
「ひぃっ!ごめんなさいぃ~!!」
「それと・・・・・」チラ
ビクゥッ!!!!
小町への説教から今度は八幡に視線を向ける大井、その視線を向けられた瞬間八幡の体が反応していた。
「八幡さん?わかっていますね?」
「・・・・・・スミマセンデシタ」ドゲザー
「まったく・・・仕方がありません、KKK、トリプルKを発動します!!」
KKK,通称 小町、強化、期間である、ちょっと略称を使いたくなった大井であった。
「KKK・・・・きっと、これから・・・・うーん?小町タイム?」てへ☆
小町が無謀にもウインクしながらドヤ顔で大井にボケをかましていた。その瞬間、小町の地獄行きが確定したのでった。大井の笑顔がぴくぴくしていた。
「いい度胸ですね?小町さん?」ニコ
「大井お義姉ちゃん?顔が怖いよ?笑顔だよ、笑顔!」ニ、ニコ
そんな大井に小町がさらに仕掛けていた、本人もやってしまった自覚があるのか必死にひきつった笑顔を浮かべながら大井を鎮めようとしていたが、完全に逆効果だった。大井の怒りがさらに加速していく
「なるほど、小町さんにはよちよちうさぎさんコース(イージーモード)で行こうと思っていましたが、いいでしょう、てくてくうさぎさんコース(ベリーハード)を希望ということですね?」
「あ、あれ?・・・・・大井お義姉ちゃん・・・・・?」
やっちまった!という顔で真っ青になりながら大井と八幡を見る小町、その眼にはうっすらと涙が浮かんでいた
「安心してください、ちゃんとした点数を取ればいいだけの話です、それまでは小町さんにはボーダーの活動は休止するようにとの沢村さんからも指示を受けています」
「えぇ~!!そんな!!小町の楽しみがぁ~!!」
ショックを受ける小町、大井はどこかとおもむろに連絡を取り始めていた。
「八幡さん、そういうわけですので小町さんの休暇中はチームランク戦にはオペレーターのヘルプを依頼しています、もちろん途中棄権は無しです。A級を目指しますよ!」フンス!!
「はぁ・・・しょうがないか、了解だ」
最早隊長である八幡そっちのけで話が進んでいくが、誰もそれを気にしていなかった。
「小町さんの勉強のために本部の一室を貸し与えてもらえました。私達はランク戦があるのでたまにしか見れませんが、その代わりに本部の方や小町さんと仲の良い方に勉強を見てもらえるように手配してありますので安心して勉強に専念して下さいね?」ニコ
「うわーん!!大井お義姉ちゃんのいじわるー!鬼ー!巨乳ー!!」
「む、胸の事は関係ないでしょう!?まったく、八幡さん、私はこれから小町さんの勉強を見てきますので後はよろしくお願いします」
「ん、わかった。すまないが小町を頼む、小町もしっかり勉強しろよ?」
小町の巨乳発言と大井が手で隠そうとしたことにより反射的に視線が吸い寄せられていた八幡だった。
「あ、それとこの後小町さんの代打でお願いしたオペレーターの方が来ます。志岐さんの紹介ですのでそちらもよろしくお願いしますね?」
そうして「う、裏切り者~!!」と叫ぶ小町を連れて大井は八幡の返事も聞かずに隊室から出ていく。
後に残されたのは元ボッチのコミュ障八幡と、天然居眠り娘北上だけであった。
「お、大井さんや・・・・?俺に見知らぬオペレーターとコミュニケーションをしろと?・・・・」
あわ、あわわわわわとつぶやきながら対応の準備をしていく八幡。とりあえず志岐に連絡するとメイドモードになるように言われたのでメイドモードの八重ちゃんに換装する。
それと同時にお菓子や紅茶の準備をしていく、北上はとりあえず起こさないように慎重にベイルアウト用マットに運んでおく、あわわとか言いながらもばっちり対応の準備が進んで行くのであった。
そうこうして八幡が準備をしていると隊室に来客が
「ん?志岐か・・・・・・志岐!?ここまで1人で来れたのか!?」
ボーダーきっての引きこもりである志岐が一人で比企谷隊の隊室に来ていることに驚愕する八幡だが
「はい、こんにちは比企谷先輩、相変わらず素敵なメイド服姿ですね、今日は私の友達のオペレーターを連れてきました」
大井経由で小町のテスト結果と休むことを聞いていた志岐は大井からの相談でオペレーターを紹介していた。
本来ならコミュ障の志岐より綾辻や三上に聞いた方が効率がよさそうなものだが、八幡の隊服のデザインや、自身の隊服のデザインなどをしてもらったことで大井の中で志岐へ過剰な期待が生まれていたのだ。
そんな大井の過剰な期待に応えつつ、八幡の隊服デザインの影の立役者を紹介するのであった。
「素敵って言われても悲しいだけなんだが・・・・・・って友達!?志岐に友達がいるのか!?」
なにやら今日はサプライズな日らしいと考えながら志岐の爆弾発言に驚く
「む、失礼ですね・・・・私にだって友達くらいいますよ、那須隊のみんなとか、比企谷隊のみんなとか、ともちゃんとか・・・・」
「ほとんど身内に最後エア友じゃねーか・・・・」
八幡のセリフに憤慨ですと激おこな志岐だが、彼女は本来なら生粋の引きこもりで滅多に家から出なかったり、ボーダーにすら任務以外では来ないのだ。
今日はなにが起きたのか、志岐が比企谷隊の隊室にあらわれた事に違和感しかない八幡であった。
「ふふん、それに今日は私のコスプ・・・・隊服デザインを手伝ってくれた友達を連れてきましたよ?」
志岐のキャラ崩壊が進んでいく、あの隊服をデザインしたのを手伝ったって・・・・あまり良いイメージがないなぁとか考えていると志岐の横から長い黒髪をポニーテールにした女の子?いや、女性が現れた。
綺麗な黒髪と大井に勝るとも劣らない体系の彼女は手をモジモジとさせ、視線をあっちこっちに飛ばしながら若干顔を赤くしながら自己紹介をした。
「こん・・・・にちは、滝本・・・ひふみ・・・・です、よろしく・・・お願いします!」
すごくあたふたしながらぎゅっと目をつぶって必死に自己紹介をするひふみをみて八幡は思った。
オペレーターなのにコミュ障かよ!と。
こうして新たな戦いが始まる・・・・
というわけで、ボッチとコミュ障の出会いでした!
学生の多いボーダーなんだから、レンタルオペレーターとかいけるやろ、あ、そういえば小町は受験生やん、よし、さらにクロスしよう、そんなことを思いながら書きました。
反省はしている、だが後悔はしていない!キリッ!!
この調子で他の作品もクロスしてやろうかとか考えている昨今ですが、大井っちと北上の影が薄くなってきている事が懸念事項です。
でも、いろいろ書きたいやん?艦これいっぱいいるし、このすばとかSAOとか・・・ね?
おかしいな、大井っちヒロイン化計画が・・・・
とりま、次回もひふみんのターンでいくます!よろしくです~!!