八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・? 作:ちゅんちゅん丸
オーディナルスケール見てきました!楽しかったです!!目から汗が出てきちまったぜ・・・・
そんなこんなでSAOと全く関係ない話ですが今回もよろしくでっす!!
ー ボーダー医務室 -
大井と北上が医務室で休みながら八幡の戦いを応援して過ごす事しばらくして、ランク戦を終えた小町と八幡が医務室に入室してきた
「つ、つかれた・・・・」
「はいはい、お兄ちゃん、医務室着いたからね~やすんでいいよ~」
シスコンの能力解放によりすべての力を出し切った八幡はその反動により立っているだけでも生まれたての小鹿のようにプルプルするほど疲弊していた。小町はそんな八幡を支えながら北上の休んでいるベッドの隣に八幡を休ませる
「おつかれ~♪ハッチーさん♪すごかったねぇ~♪」ニコニコ
「お疲れ様です、素晴らしい戦いでしたね。結果もとても満足です!」
しばらく休んでだいぶ良くなったのか北上は楽しそうに、想定以上の結果にすこぶる上機嫌な大井もにこやかに八幡をねぎらう
「おう・・・すまんが、しばらく、休むわ・・・・・」zzz
「うん、おつかれ!お兄ちゃん♪」
そうして泥のように眠りにつく八幡、小町曰く、このシスコンモードのスーパー八幡フィーバーは本来の能力以上の力を出せる代わりに非常に燃費が悪く、ついでにその反動も大きいため、使用後はこうして泥のように眠ってしまうとのことだった。
「ほほ~ハッチーさんにそんな秘密兵器?があったなんておどろきだね~?」
「そうですね・・・・・・」
そんな小町の説明にニコニコと感心している北上とうってかわって大井は先ほどまでのにこやかな表情と違いやや暗くなっていた
「その、小町さん?その・・・・八幡さんは怒っていましたか?」
最初の頃は八幡のためといろいろとやってきた大井だが、最近の疲れた八幡や、やりすぎた感のあるここ最近の行動、そして先ほどまでの八幡の1人ボッチの戦いとその反動でボロボロになってしまった姿にさすがに反省していた
「ん~・・・?怒ってはいなかったですかね?でもさすがに最近は少し大変そうでしたね~」
「そうですか・・・すみませんでした。八幡さんを・・・その・・・・ゴニョゴニョ・・・・するのが楽しくて、つい張り切りすぎたり無理をさせすぎてしまいました」ペコリ
「いえいえ~大丈夫ですよ~♪大井お義姉ちゃんのおかげでお兄ちゃんの周りがにぎやかになって小町は嬉しいですよ!他のお義姉ちゃん候補もたくさん増えましたしこれからが楽しみです!!」
割と本気で反省していた大井は小町に謝罪するも小町はむしろこれからもじゃんじゃんやってくださいと言いながら大井に感謝する。
大井、北上に出会ってからの毎日は小町にとって非常に楽しくて、嬉しい事ばかりだったのだ。以前は小町の安全の事のみを考え数少ない友人を除きあまり周りを寄せ付けようとしなかった八幡だが、そんな頃が嘘に思えるかのように今では八幡の周りはにぎやかになり楽しい毎日になっていった。
「まあ、ちょっと最近はやりすぎかな~って思うこともありましたけど、でもやっぱり大井お義姉ちゃんには感謝してますし、これからもじゃんじゃんお願いしますね!」
「ふふ♪わかりました、小町さんのためにもこれからも八幡さんを更生していきますね!」
ボーダーの医務室で八幡が死んだように眠り続ける横で大井と小町は改めて硬い結束で結ばれるのであった。ちなみに北上は安心したのかいつの間にか眠っていた。
「あ、でも大井さん、さすがにお兄ちゃんがかわいそうなので、ご褒美は普通の事がいいかなって思うのですが?」
先程の戦闘中にそれとなく八幡から聞いていた小町はさすがにご褒美が踏むのではかわいそうだと思っていた
「うぅ、そうですよね・・・・どうしましょう?」
基本的に八幡に似た人生を送ってきた大井。北上を守るために男を寄せ付けようとしてこなかったため、八幡が喜ぶようなことに全く心当たりがなかった。そこからなぜ踏むことに考えが至ったのかは謎だが・・・
「ふむ・・・これはもしかして、ちゃーんす♪ってやつ?」ニヤリ
「ちゃんす?ですか??」
なにやら怪しげな笑みを浮かべる小町、その発言の意味が解らず頭上にはてなマークを浮かべる大井。
そんな大井に小町は自信満々に宣言する
「フフン♪そういうことであれば小町にお任せあれ!!お兄ちゃんの事で小町にわからないことはありません!なのでお兄ちゃんの喜ぶご褒美も小町にお任せです!!」フンス!!
「わからないことはない・・・・」ゴクリンコ
「と、言うわけで大井お義姉ちゃんには次の休みにお兄ちゃんとデートしてもらいます!!」ババーン
「で、でぇと・・・・ですか//」カァー
北上LOVEな大井にとって異性と2人だけで出かけるデートはとてもハードルの高い事だった、考えただけで顔が赤くなっていく。普段から八幡と2人きりになることなど多かった大井だが、直接デートと言われると恥ずかしかったらしい。
「そうです!お兄ちゃんが喜ぶこと、それは女の子とのデートです!!間違いありません!!いつもめんどくさそうにしたり興味なさそうにしているのは演技です!デートしたくてしかたがないのです!!」
小町の力説に大井もおぉ!っとその提案にしぶしぶ乗ることに、久々のちょろいん大井ちゃんだった。そんなやり取りをしていると
スパァァァァァン!!!
「「その話、私たちも噛ませてもらいますっ!!」」
すごい勢いで医務室の扉が開かれて綾辻と那須が入室してきた、すごい勢いだった、ここは医務室だった。ボーダーの扉は電動のはずでゴゥーンとかウィーンとかなのにまるで学校の引き戸のように扉が開いたことに誰も疑問を持っていなかった。
「今回の比企谷君の戦いは素晴らしかったです!!なので私達も友達として比企谷君にご褒美を上げたいと思います!!なのでそのデートの権利は私達がもらいます!!」
そう宣言する綾辻と無言で腕を組みながらウンウンうなずく那須。その発言に小町はおぉぉぉぉと目をキラキラと輝かせていた
「そうきましたか・・・ですが!今回は比企谷隊の話です!!いくら綾辻お姉さまと那須お姉さまといえど次の八幡さんの休みは渡しません!!」
「ふふん、そう簡単には行きません、なぜならば!」
「小町さん、私達もデートしたいんだけど?」
やたらのりのりな綾辻の言葉に那須が追従しながら小町に問いかける、もちろん小町の答えはイエスだった
「大井お義姉ちゃんを優先したいけど、遥お義姉ちゃんと玲お義姉ちゃんも捨てがたい・・・・!!ムムム・・・・・オッケーです!!」グッ!
「そ、そんな・・・・・」ガックシ
ちょっとだけ悩んだものの八幡(調教)更生委員会の最高顧問である小町が綾辻と那須の参戦許可を出していたことに大井はちょっとがっかりしていた
「ですが!次の土曜日の休日に一人だけデートしてもらいます!日曜日は防衛任務があるので空席は一人です!!」
その小町の宣言に肩を並べていた綾辻と那須も距離をとる、大井と3人で三つ巴の戦いの様相になってきていた
「「「負けられません!!!」」」
そう闘志を燃やす3人をニコニコしながら眺める小町はちいさな声で八幡に謝っていた
「いや~楽しいな~ほんとに、それとごめんね~お兄ちゃん?なんかややこしいことになってきちゃった♪」
てへっ♪と心の中で八幡に謝りながらも今を全力で楽しむ小町であった。
「勝負です!!」
「受けて立ちましょう!!何で勝負しますか?」
大井の宣言に那須が謎のオーラをまといながら受ける、しかし、この場には戦闘員の大井と那須の他にオペレーターの綾辻がいた
「ババ抜きで勝負しましょう」
そう発言する綾辻にバトル気満々だった大井と那須の気が収縮する、確かに、ここは平和的に行こうと考え直してババ抜きで対戦するのであった
「わかりました、確かにランク戦では綾辻お姉さまが不利でしたね」
「ええ、それに生身の運動では私が無理だわ・・・・平和的な勝負にしましょう」
うんうんとうなずく大井と那須と綾辻、それぞれが机と椅子を運び着席する。そんな姿を眺めながら小町は楽しくてしょうがないといった風であった
「さぁ!勝負です!!」
まるで八幡は自分が守るとでも言わんばかりの気合で「八幡さんは私がまもります!!」・・・・大井がババ抜きに臨んでいく
「ふふん♪戦うだけのあなたたちがこの私に勝てるかしらね?」
生徒会副会長にして戦闘員4人が所属する嵐山隊のスーパーオペレーター綾辻はラスボスのような雰囲気をまといながらキャラ崩壊を促進させ臨戦態勢にはいる
「あらあら、うふふ♪」
なぞの微笑みを浮かべる那須はなにやら怪しげな雰囲気をまとっていた
「おぉ~♪お兄ちゃんの運命がこのババ抜きで決まる!勝手にww」
こうして八幡が疲労の果てに泥のように眠り、北上も寝ているボーダーの医務室で八幡の運命を決める戦いが勝手に幕を開けるのであった。いつものことであった。
そんないつも通りで、でも、とても楽しい毎日を小町は笑顔で過ごしながら次はどんないたずらをしようかと心を躍らせるのであった。
と、言うわけで八幡争奪戦でした!気分次第でこの先は書くかもですしまるっとデート回も飛ばすかもですが、その辺は3日後くらいの自分に聞いてください。てへ!
SAOみてユナとか超出したくなってきたけど、どうしようかな・・・・新キャラ出したいなーまたクロスしたいなー・・・そんな今日この頃です。
そしていつも感想をくれる皆さまへ、いつもこの世界の不憫な八幡を応援していただきありがとうございます。ぼちぼち八幡に優しい世界になるように癒し要素をいれていく予定です、あくまで予定です。個人的にはこのまま不憫なままでもいいかなって思う気持ちも無きにしも非ずなので不憫7、やさしさ3、くらいの比率で行こうかと思います。
これからもよろしくでっす!!