八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

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こんばんわ!挑戦編2話でっす!!

今回の話はヒロイン勢がほとんどでないという・・・ただ単にあのネタがやりたかっただけなんや・・・!!

今週は暇だったので早めに投稿できてしまった、今後はこれまで通り週1くらいで行きまう!!


比企谷隊の挑戦2 ランク戦の話すら上がらなかった

ー 会議室 SIDE 八幡 -

 

はい、こんにちは~みんなのアイドル、ハッチーだよ~♪ 

 

今日はなんと!会議室に呼ばれて来てるんだよ~♪人気者は大変だな~♪

 

「ふむ・・・もう一度聞こう、八幡更生委員会とは何かね?」

 

ふう・・・現実逃避してる場合じゃねぇな・・・・城戸司令の顔が変なこと言ったら殺すって書いてあるもん。無表情だけど。

つか、自分のダメな成績とかボッチの改善とか俺から言えるわけねぇー!!

 

「えぇ~と・・・・・しょの・・・・ですね・・・・」キョドキョド

 

どうしよう、なんてごまかせばいいんだ!?助けて!と沢村さんと忍田さんに視線を向けるも、忍田さんは苦笑いを返すのみだし、沢村さんはなんか楽しそうにビデオ回してるし・・・それ、なんか志岐が持ってるのと似てますね?たまに大井とか志岐が使ってるのを見た気がするのですが、そんなんで追い詰められた俺を録画して楽しいですかね?つか助けて?

 

「君はたしか・・・捻くれているのだったか、ではこれを使おう」

 

捻くれてるって・・・まぁそうだけど、おもむろに机からなんか見たことある気がするものが出てきた、・・・なんだったっけあれ?

 

「これは嘘を看破するトリガーだ。発言した者の言葉に嘘があれば音が鳴る、それを踏まえて発言することだ」

 

それって、こないだカズマさんがやられてたやつじゃないですかぁー、やだぁー。ここネイバーと戦争する組織のはずなのになんでこんなふざけたもん使ってるんですかねー?トリガーって言えばなんでもありだと思ってるんですかねー??

 

「改めて聞こう、八幡更生委員会とはなにかね?」

 

「はい、防衛任務等で勉強がおろそかにならないように、ボーダー隊員の更生を目指した組織です」

 

ーーチリーン。

 

その音と共に城戸司令の眼光が鋭くなる。・・・八幡こわーい!

 

「ちょっ!待って下さい!間違ってはいないはずです!!」

 

ーーチリーン。

 

・・・なぜだ、なぜ鳴るんだ・・・・!!まさか、あのカズマさんと同じ展開なのか!?・・・だとしたら・・・・だとしたら・・・・言いたくねぇなぁ・・・・グスン

 

「自分の赤点の数学のテストと教室で誰とも話さないコミュ障を見たうちの隊員がこのままじゃ恥ずかしいから改善してよっていうのが目的の組織です」

 

ーー今度は鳴らない。

 

「ふむ、だが他の隊員からの報告を聞く限りそれだけではないようだな?何度か君が正座させられているのを見たという報告もあったが?」

 

「禅の心を学ぶために精神統一の一環としてー」

 

ーーチリーン。

まだ全部言えてないんすけど・・・・

 

「正直、勉強したくないし、訓練もめんどい。人と話すのも苦手だし防衛任務とかだるい、働きたくないなー、将来は絶対に専業主夫になろうと心に決めています。そんな感じの発言をしているのを見つかるたびに隊員に正座させられていました」

 

ーー鳴らない。

 

畜生!カズマさんの気持ちが痛いほどわかっちゃったよ・・・このトリガーきらいだ!

 

「では、次に、この委員会のメンバーだが、君の隊の隊員の他に、那須隊、嵐山隊、風間隊、加古隊、二宮隊、東隊、他にも玉狛やオペレーター等こちらで把握してるだけでも相当数いるようだが?君の更生目的にしては多すぎるのではないかね?」

 

「自分の更生と共に他のメンバー間の連携を密にとったり、訓練のスケジュールを調整し、普段のランク戦だけでなくあらゆる状況に対応できるようさらなる戦力強化を」

 

ーーチリーン

 

「はい、最初の頃はうちの隊員と那須隊長、たまに綾辻隊員や宇佐美隊員、氷見隊員に見てもらうのみだったのですが、ことある毎に自分が逃走を図ったり、家に立て籠ろうとていたため、人数が増えていきました」

 

ーー鳴らない。

 

ううぅ・・・なんでこんな辱めをうけなきゃいけないんだよ・・・!

 

「では、比企谷支部を作り、ボーダー内の第4勢力になるつもりは無いと?」

 

「グスン・・・え?なんでそんなめんどくさい事しないといけないんですか?」

 

ーー当然鳴らない。

 

当たり前だ、そんなメンドイの嫌だし、しかしどうやら城戸司令はそこを危惧していたらしい。

まぁね?確かにたかがB級の隊員ごときのためにA級部隊の隊員やオペレーター達がいろいろやってたら不思議に思うよね?八幡的にも解散してほしいなっっておもうんだっ♪

 

「つまり我々に敵対する気はないということだな」

 

「はい、まあどこかの派閥に入る気もありませんのでこれからも無所属で行くつもりですが、小町と隊員を守るためにも鋭意努力します」

 

「よろしい、ではここからが本題だ」

 

え?こんだけ心をガシガシ削っておいてここからが本題なのん!?

城戸司令が目を向けた先には根付室長がいた、ボーダーの広報担当の人だ、キツネみたいだよね?

 

「比企谷君、きみはボーダーのサイトとは別に各隊員のファンサイト、ファンクラブみたいなものがあるのは知っているかね?」

 

「は、はい、一応は」

 

俺には関係ないが、綾辻や嵐山さんはもちろん、氷見とか宇佐美とか那須とかのもあったはずだ、最近は知らんがなんなら大井と北上のもそのうち出来そうだな・・・つかこれ俺となんの関係があるのん?

 

 

 

 

この時の俺は自分がフラグを建てたことに気づいていなかった・・・・

 

 

 

 

「これを見たまえ」

 

そうすると根付室長が端末を操作するとなにやら一覧がモニターに出てきた

 

「ふむ、さすがは嵐山くんと綾辻君だな、素晴らしい人気だ」

 

にこやかに忍田さんがうなずいているが、・・・それどころじゃない!!

 

「なん・・・・だと・・・・!?」ガクブル

 

「木虎君に三上君、那須君に国近君・・・・比企谷・・・比企谷!?しかも二つ!?」ガタッ!

 

あれれ~?おかしいぞ~?嵐山さんとか綾辻に比べて桁が少ないけど、なぜか比企谷の名前のサイトが二つあるぞ~?KOMATIと小町かな?

 

「そうです、比企谷隊の隊長である比企谷八幡隊員だけでなく、先日の職場見学時のみ限定の比企谷八重隊員のファンサイトがあるのです」

 

・・・・キコエナイ、ハチマンキコエナイ・・・・黒歴史が追いかけてくるよう・・・!おのれ!先ほどまでのは確かにジャブのごとき前座だった、これはまずい、これはまずいでござる!!

 

「あぁ・・・先日沢村君経由で小町君から申請のあった仮装のことか、女装してると思われたくないから隊員がいることにして欲しいと言われて、一時的に比企谷隊にいることにしていたんだったか・・・」

 

たしか・・・と思い出しながら忍田さんが話している。まさかそんなちょっと職場見学に出たくらいで・・・そんな・・・・ばかな・・・・

 

「はい、先日の職場見学の動画が配信されていたらしくその後の反応が想像以上に大きくて・・・すでに比企谷隊から名前は消えているのですが、それがさらにミステリアスに見えたらしくさらに人気が出てしまいまして」

 

恐る恐るサイトを見ていくと、ボーダーのメイドさんやら罵ってほしいだの、なにやらおぞましいものがたくさん書かれていた。

 

「さらにそれ以降入隊希望も増えていることからもこのままいなかったことにするのは難しいかと・・・」

 

「ふむ・・・・」

 

やっべー・・・これもしかして今後あっちで過ごせとか言われないよね?すごい嫌なんですけど!?

 

「・・・・・どうしたものか・・・」ボソ

 

なんか城戸司令つぶやいてなかった!?そういや、たしかこれ小町が城戸司令にも認可もらった的な事言ってたような・・・いやまじでどうやったのか不明だが。

そんなことを考えていると、今度は唐沢営業部長が発言する

 

「では、こういうのはどうでしょう?比企谷隊にそのままいるのはランク戦や防衛任務がある以上好ましくありませんので、比企谷八重隊員には個人隊員として活動してもらう、ということにします。たしか大学生という設定のはずなので講義であまり出られないということにして防衛任務を少なめにしつつ、入隊日には協力してもらうようにすれば問題ないかと」

 

問題大ありです!黒歴史を正式採用しないで!!

 

「ふむ・・・・」

 

ふむじゃねぇよ!なにそのお、いいじゃんそれ、それでいこうみたいな表情は!いや無表情で何考えているかわかんねぇけどさ!!

 

「では小町君にはそのように打電しておきます」

 

あ・・・・オワタwこれもう確定だわ・・・

 

「安心したまえ、八重隊員の分も報酬は発生する、それと今後は比企谷隊には広報部隊として嵐山隊と共同で動いてもらうことも増えるだろう、他の隊員にも伝えて・・・・いや、後で君の妹に通達しておこう。これもまた別で給料が出るから安心したまえ」

 

「あ、はい・・・・・」

 

「それでは今後はそのように、詳細は君の妹から聞くように、それでは戻りたまえ」

 

「あ、はい・・・シツレイシマシタ」

 

そうして俺は油の切れたロボットのごとくギクシャクしながら会議室から隊室し、自分の隊室に戻るのであった

 

 

 

「はぁ・・・ただいま・・・・」

 

どうやら小町と北上は出かけてしまったようだ・・・・大井が出迎えてくれた

 

「おかえりなさい八幡さん・・・・・どうしたんですか?顔から精気が失われていますよ!?」

 

「グスン・・・すまない・・・少し休ませてくれ・・・・後で話す・・・・」

 

そう言いながら力なくソファにどすんと座る。もう、気力がわかない・・・・女装したくないなぁー・・・あ、ここ北上と大井のソファだ、早くどかなきゃ・・・・だめだ、立ち上がる気力がわかない・・・

そうぼんやり落ち込んでいると大井が回り込んできた

 

「まったく、しょうがないですね・・・・」

 

そして、やさしく俺を抱きしめてきた、Oh・・・柔らかいのが・・・・それにいい匂いが・・!

 

「よしよし、大変でしたね、八幡さんは頑張ってます、私が保証します。ですから今は休んで下さい・・・・ね?」

 

そうして俺の頭をポンポンしてくれた、うぅ・・・温かい、人情が身に染みるとはこういうことか・・・・・

 

「すまない、少し休む・・・」

 

「はい♪」

 

こうして俺は大井の胸の中で意識を手放していくのであった。

 

 

 

ちなみに、意識を取り戻したときには大井に膝枕されている状態になっていた。

その後、北上と小町も戻っていたので、会議室であった内容を話した、八幡更生委員会の暴走のせいでひどい目にあったと話しながらジト目を向けたら大井が(∀`*ゞ)テヘッってやったのが異常に可愛かったので2秒で許してしまった。

 

「それにしても、キリトちゃんモード・・・・じゃなくて八重さんモードがそこまで人気になるとは・・・・これはもう仕方が無いですよね!」キラキラ

 

「大井さんや・・・すこしは反省してくれ?すごい怖かったんだぞ!?」

 

「そうですね、前向きに善処しつつ検討します」ニコ

 

あ、これ人にやられると異常にイラつくな・・・今度からあんまりやらないように前向きに検討しよう。

 

こうしてランク戦の話は進まずに比企谷隊の日常は過ぎていった。

 

「あ!ランク戦のこと話すの忘れてた!!!」

 

「「「あ・・・・」」」

 

 

 

 

 




というわけで!ランク戦編と見せかけて全く話すら上がらない回でした!!

仕方なかったんや・・・・ほんとはランク戦の話をしたかったけど、チリーンのネタがやりたくなったんや・・・あと八幡TSも出したくなったんや・・・・今後は警告タグ追加するかも?

次回からはまじめにランク戦編として進めていきますのでよろしくでしゅ!!

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