八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

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こんばんわ!日常編4話です!

八幡の大脱走(笑)が始まって終わります!

いつも感想、お気に入り登録、評価等ありがとうございます!これからもバンバン大井っちを活躍させて、ジャンジャン八幡をいじめていきますのでこれからも宜しくお願いします!!


比企谷隊の日常4 八幡厚生委員会の本気

ー学校内のとあるデットスペース 八幡SIDEー

 

「ふふふ・・・・・ふははははは・・・!」

 

誰もいない校舎のとあるデッドスペースにて小声で笑う俺ガイル。

 

朝のやり取りの後からは本当に大変だった・・・・1限が終わると宣言通り三上、綾辻、氷見、宇佐美が来襲して話し始めるし、何なら三上はクラス違うのにわざわざ来ていたのだ。特に話す相手もいなかった俺がボーダーであることを知っているクラスメイトはいないためそれはもう周りの視線やヘイトがぱなかった・・・・ぱないの!

 

「はぁ・・・・まじでどうしよ・・・勢いでバックレたけどコレ絶対後でちょう怒られて説教されたあとにぼろぼろになるまで働かされる未来しか見えねえな・・・俺のサイドエフェクトが言ってるもん・・・・・・」

 

学校とボーダーのマドンナ的存在の綾辻だけでもやばいのに、小型高性能、マスコット的存在の三上にクールビューティひゃみさん、メガネの素敵な和風(残念)美人なうさみんとそれぞれファンクラブがあるらしい4人(ちょっと調べたら本当にあった、ちょうびびった)に休み時間ごとに突撃されていた俺はもはや学校中の男子生徒の敵だった・・・・おかしいよね?俺誰にも迷惑かけないように過ごしてたつもりなのにいつの間にか敵ばっかりになっちゃったよ・・・・・グスン

そんな状況に対抗するべく俺は逃走計画を立てていた。確かに大井と北上の隊長として相応しくあろうと努力はしていくつもりではあるが、はたして大井に命令されて(この時点でどうなのかという質問は受け付けない)それで強化された俺は果たして俺なのだろうか?そんなものは本物ではないと俺は考えたのだ。

俺の求める本物は、決して誰かに矯正されて手に入るものではないはずだ!だから俺は、俺自身の考えと俺の求める本物のために、そのために逃走を選んだのだ!そう、俺は…本物が欲しい!!カキカキ・・・・

 

 

「よし、捕まった時の言い訳・・・もとい反省文・・・・・いや、謝罪、でもなくて、理由はこんなもんでいいだろ」

 

いろいろと言い訳を考えながらついでにこの後来るであろうお説教とかに備えるべく言い訳を考える。ちなみに現在は昼休みにはいって5分たった位である、昼休みに突入する少し前にステルスヒッキーを発動し誰にも気づかれることなく教室を抜け出し久しぶりの1人の時間を満喫していた。

ついでにこのステルスヒッキーだが、こないだ開発室のタヌキに発覚してしまい危うくサイドエフェクト認定されてしまうところだった・・・あのタヌキはわかっていないのだ、俺みたいなボッチがサイドエフエクトがあってそれが気配が薄いとかもういじめまっしぐらに決まっている・・・・必死に土下座しつつしばらく書類仕事や新トリガーの実験に手伝うことを条件に見逃してくれたが・・・・おっと思考がそれてしまった。

 

「ようし、久しぶりの一人の時間だ、対策もしてきたし昼休みの間くらいは時間が稼げるだろ、マッカン飲んでのんびりしますかね!」

 

その時の俺はまさかもう扉の前に絶望が迫っているのを知らなかったのだ・・・・

 

 

ー時間少し戻って大井のクラス授業中 大井SIDEー

 

さて・・・・そろそろ昼休みになりますが八幡さんはそろそろ逃走するころですかね?まったく無駄な行為だと八幡さん自身も理解しているでしょうになんでわざわざ自分の首を絞めに行くんでしょうね?

 

「ふむ、やはり逃げましたか・・・・」ハァ

 

マナーモードにしていた私の携帯に綾辻お姉様からの連絡が来ました、本来なら授業中に端末の操作をするのは褒められたものではありませんが、綾辻お姉さま達や私等のボーダー組はある程度の端末の操作が認められているため(もちろん私的な利用はNGですが)今回のような正当な理由(正当です、間違いありません)があるため確認するとやはり八幡さんが消えたとのことでした。

ふむ、どうやら今回は本気で逃げる気のようですね・・・・あの無駄サイドエフェクト(笑)を使用したのでしょう。授業中に逃げるとなるとそれなりの本気度が伺えます・・・

 

「さて、こちらは少し早く授業も終わりましたし早々に確保しましょうか・・・・とりあえず三上お姉さまと氷見お姉さまにメールをしましょう」

 

どうやら八幡さんは私と小町さんが取り付けた発信機に気づいていたらしく(本部長認可の元につけていますので犯罪ではありませんよ?)教室から反応が動いていませんでした。

三上お姉さまの所属する風間隊には地獄耳の菊池なんとかさんがいるため、それを利用しつつ歌川さんと共に校舎の捜索を依頼します、氷見お姉さまにも部隊の犬と辻?に捜索を協力してもらいましょう、犬とついているのですからきっと嗅覚で何とかするでしょう、同様に宇佐美お姉さまと綾辻お姉さまにも放送で八幡さんを呼び出しつつ他のボーダー組にも捜索を依頼します。

そんな一通りの段取りをつけるとチャイムが鳴りました。授業が終わりましたね、これからが本番です。まずはボーダーの開発室室長に電話しましょう。小町さんに聞いたタヌキに電話します

 

「もしもし!鬼怒田だ!」

 

「もしもし、私はB級比企谷隊の隊員大井と申します、お忙しいところ申し訳ないのですがお時間宜しいでしょうか?」

 

「なに!?比企谷隊だと!?」

 

「はい、比企谷小町のいる比企谷隊です」

 

「おぉ~♪やはり小町君のところか~♪小町君がどうかしたのかね?」

 

どうしましょう・・・・小町さんのアドバイスで開発室長に電話しましたが、ボーダーが不安になってきました・・・さっきまで高圧的になってたのに小町さんの名前を出したとたんにすごくにこやかになって逆に不安になってきました・・・

 

「すみません、ある隊員のトリガーの反応を探してもらいたいのですが」

 

「むむ・・・・それは・・・・・」

 

「できませんか?」

 

おかしいですね?トリガーの位置は常にボーダーで把握できるはずなのですが・・・・・

 

「いや、無論できるが、すまんがいくら小町君の部隊と言え個人の隊員の位置を教えることは出来んのだ」

 

なるほど、そういうことですか・・・たしかによく知らない男性が北上さんの位置を把握していたら私はその人を生かしておくことは出来ないでしょうから当然の措置と言えますね

 

「そうですか、小町さんが開発室長はもう一人のお父さんみたいで優しいから困ったことがあれば相談するといいよって聞いていたのですが・・・・・」

 

「なに!?小町君がか!?」

 

「はい・・・・ですが仕方ありませんね・・・・小町さんと一緒に違う方に相談しまs「まぁ私に任せたまえ!それで?誰を探してるんだね?」・・・ありがとうございます♪・・・・・ちょっろ・・・」ボソ

 

ボーダーの開発室長がこんなにちょろくていいのでしょうか?北上さんの個人情報が流出しないか不安になってきましたが・・・・まぁとりあえず目的を優先しましょう

 

「小町さんの兄の比企谷八幡の所在を知りたいのですが・・・校内にいるとは思うのですが先ほどから連絡がつかないと小町さんが心配していまして・・・・・」

 

 

「ふむ・・・・比企谷八幡・・・・むぅ・・・・・・」

 

「どうしましたか?」

 

「・・・・スマン、あやつのトリガーは今メンテナンス中で開発室にあるので本人の居場所はわからんのだ・・・・」

 

「そうですか・・・・小町さんに伝えておきますね?」ピッ

 

ふむ・・・やりますね・・・・八幡さん。使えないタヌキとの交信を終了し私は考えていました、まさか発信機だけでなくトリガーの対策までするとは・・・・ボーダー支給の携帯は持っているようですが、こちらも反応なしですか・・・・・・今のところ他の更生委員会メンバーからも発見の報告はありません・・・・すでに昼休みに突入して5分経過しています、早急に見つけましょう。

 

「あまり知られたくはないのですが仕方ありませんね・・・・北上さん、すみませんが八幡さんが迷子になっているみたいなので見つけてもらっていいですか?」

 

「ふぇ?ハッチーさんが?・・・わかったよ~あたしも探すね?大井っち♪」

 

ふぇ?ですって!!ふぇ?って!!・・・・可愛すぎますよ北上さん!!危うく八幡さんを探すのをやめて抱き付いてしまうところでした・・・・・あれ?もう抱き付いていましたね・・・・・まぁ抱き付きながら探せばいいでしょう♪

 

「お願いしますね?北上さん♪早く見つけてお昼にしましょう」ギュー

 

「そうだね~♪大井っち♪・・・・・う~んこっちにハッチーさんっぽい感じのがいる気がする~・・・・」

 

ふふふ・・・まさか私に最終兵器北上さんを使わせるとわやりますね八幡さん・・・これは今後の訓練と仕事を増やすしかありません・・・私と北上さんのお昼の時間を削った罪は重いですよ?

そして北上さんの特技・・・・ボーダーで言うとサイドエフェクトと言うのでしょうか?・・・・ボーダー的に言うと超直感とでもいうのでしょうね?昔から北上さんは感が良く、こういう探し物等が得意でした、あまり知られたくないため秘密にしていましたが今回は仕方ありません

 

「ん~・・・・」ムムム・・・

 

ムムムってしてる北上さんかわいい・・・・♪今すぐほっぺにキスしてしまいたくなるのを我慢しつつ待っていると突如ぴこーんって感じに北上さんが指差します

 

「あっち!」ズビシッ!

 

ドヤ顔の北上さんかわいい!!っと・・・・あっちは特別棟ですか・・・3階ですかね?

 

「こちら大井、ターゲットを捕捉しました、特別棟の3階にいますので至急確保して下さい、ホシが逃走を図る場合は多少手荒なことをしてもかまいません」

 

ふぅ・・・・これで任務完了・・・・いえ、お楽しみはこれからでしたね・・・・フフフ

 

「北上さんもありがとうございます♪すぐに八幡さんも来ますのでお昼にしましょうか?今日は気分を変えて特別棟で食べましょうか♪」

 

無事任務を終えた私と北上さんは仲良く特別棟に向かうのでした

 

ー特別棟3F とある空き教室ー

 

そこには簀巻きにされて泣いている男がいた、そう比企谷八幡である。そして、その教室には大量のボーダー隊員がいた。

彼は自身のサイドエフェクト(仮)で逃走を図る際に発信機を外し、携帯の電源を切り、誰にも見つからずに1人で昼休みを過ごす予定だった・・・・・・だった。

 

「シクシク・・・・ほ、ほんとにうちの高校に通うボーダーが全員で来るなんて・・・・!!」

 

簀巻きにされている八幡は恐怖に怯えながら泣いていた。本来ならボーダーのA級3バカである出水や米屋はそれを見て笑っているはずだが、実際笑っていたら大井やオペレーター陣に睨まれて今は教室の隅で正座させられていた。

 

本来なら八幡を捕捉する手段の無い大井達だが、北上の隠しスキルにより逃走時間わずか9分であった・・・

 

「お、お前ら任務以外でトリガー使いやがって!あとで忍田さんに怒られて減給されるかもなんだぞ!」

 

今回の八幡の逃走はかなり本気だったらしく発見された後の逃走ルートも確保されていたのだ・・・・教室から逃走用のロープがすぐに出せるようになっており、万が一見つかってもそこから逃走する手筈だったのだがバンジージャンプのごとく教室の窓から生身で飛び出した(ちょう危険と後ですごく怒られていた)八幡を待っていたのはグラスホッパーだった・・・・そうして窓から飛び出した八幡は飛び出した勢いそのままに窓の高さまで飛び上がりトリオン体のボーダー組に確保されていた。

 

「問題ありません、八幡更生委員会の活動として忍田本部長と城戸司令の許可はもらっています。……小町さんが」

 

本当にこの組織は大丈夫なのだろうか・・・そう思わせる突っ込みどころ満載の発言だった。そんな発言に絶望したのか八幡が今度はブツブツとつぶやきだす

 

「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ・・・・・・」

 

よっぽど怖かったのだろう壊れた機械のように謝罪をし始める八幡に優しく微笑む大井・・・・ただし八幡は簀巻きにされていて絵的にやばかった

 

「これでわかりましたか?今後は無駄な手間を取らせないでくださいね?」

 

「・・・うぅ・・・・お、お前ら、よく考えてみろ!もしこのまま俺の更生が進んだとしてだ!目をキラキラさせながら語尾に~ごらん♪とかつけてみろ、そんなやつ俺じゃないだろう!?趣味は瞳の中の星を数えることです♪とでも言わせるつもりか!?」

 

壊れた機械から一転今度は逆ギレしながら必死に説得を試みようとするミノムシ八幡の発言に教室に集合したボーダーが全員苦い顔をする

 

「なんだろう…嵐山さんのパチモンみたいだね…キモイ」

 

あまりにも人数が多くなりすぎたため、その発言が誰かは不明だったが、その声が聞こえていた八幡は大声で泣き始めるのであった…簀巻きのままで。

 

こうして八幡の第1回大脱走は無事に、一方的に八幡のハートを傷つけながら終わるのであった…

ちなみに昼休みが終わっても八幡が泣き止むことはなく、午後の授業を任務扱いで欠席してなだめ続ける綾辻、三上、氷見、宇佐美、大井、北上であった…北上は昼寝していたが。ちょう職権濫用だった。

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけで、八幡の大脱走は無事失敗に終わるのでした!まぁ知ってましたよね…ここで逃げ切るようならそれはもう八幡では無いとさえ言えます。まぁもとからあんまり八幡感だせてなかったかもですが…
これから八幡厚生委員会は八幡のイメージアップのために活動します!職場見学イベントでの八幡の活躍(笑)が始まる…
さらにブラックトリガー1航戦を操るS級隊員加賀や、A級部隊金剛隊、新たなるヒロイン候補の航空巡洋艦も参戦するかも!?


はい、無理です。そんなキャラ増やせるわけないやん?んでも艦これから誰か出したいですよね…職場見学を機に八幡の周りが変化していきます、その中であらたなる出会いが…キマシタワァー!!!!…と嘘予告でした、てへ。

そんなこんなでこれからも宜しくお願いします!

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