八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

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こんにちは!新章開幕であります!!

これからは日常系作品として適当に投稿していきますね!おおよそ週に1~2回くらいの更新スピードで行きます

比企谷隊に入った大井と北上、今後もそんな彼ら彼女らの日常の話を書いていきたいと思いまっす!

それでは新章開幕です!


第2章比企谷隊の日常編
比企谷隊の日常1 新たなる旅立ち、それは正座から始まる


ー比企谷隊 隊室ー

 

そこには異様な光景広がっていた、普通の人から見たら、もしくは通りすがりの人が見たら皆が不審に思うだろう光景が広がっていた・・・・・が、我が比企谷隊の隊室においては日常の一風景になりつつあったため妹の小町と隊員の北上は早々に隊室から出て行ってしまっていた、大方那須隊のところにでも遊びに行ってるのだろう。

 

小町が日浦とクラスメイトで友人なのと俺と那須、熊谷がよく訓練をしているためボーダー内では比企谷隊と那須隊のメンツで絡んでいることが多くお互いの隊室を自由に行き来していた。

当然その中に俺は含まれていないが・・・・だってガールズチームの隊室に入るとか無理でしょ・・・そんなこんなで今日は小町と北上は那須隊のところに遊びに行ってしまい我が隊室には大井と俺が2人きりになってしまっていた。

 

近すぎず、遠すぎずの距離で2人で見つめあい、2人の間には会話は無く、静寂が部屋を包んでいた。そんな中俺が微笑むと大井も笑顔で返してくれた・・・・・眼は笑っていなかったが・・・・

 

「それで?これはどういうことですか?」ゴゴゴ

 

「・・・・・・・・・・」ダラダラ

 

腕を組んで立ちニコニコ(眼は笑っていない)の笑顔で俺に問いかけてくる大井の後ろには黒いオーラが漂っていた・・・・そしてその向かいにはいつも通り、と言いたくはないがいつも通り正座させられている俺こと比企谷八幡がいた、ふぇぇ・・・怖いよう・・・・笑顔だが、内心では怒り狂っている大井に正座させられている俺は恐怖で冷や汗が止まらなくなっていた・・・・はい、最近よく大井に正座させられている私です。

おかしいよね?ここ比企谷隊の隊室で俺隊長なのに、最近普通に座ったことほとんどないんだぜ?いつも天使の小町と北上におかしや飲み物を給仕したり大井に説教されて正座させられたりで椅子に座った記憶があんまりないんだ・・・・グスン

 

「くだらない事を考えてないで質問に答えてください!どうして黙っているんですか?こ・れ・は・な・ん・で・す・か?」ニコッ

 

「し、しょの・・・・数学の答案です・・・・・」ガクブル

 

「そうですね、その答えは間違ってはいないですね・・・・ですが私が聞いているのはそういうことではありません、もう一度聞きますよ?八幡さん・・・これはどういうことですか?」

 

そう言いながら大井は一枚の紙を提示する、そこには数学のテストの答案と横には赤ペンで一桁の数字が記入されていた。100点満点中で・・・・・一桁の数字が記入されているのみだった。

 

そういえばいつの間にか大井の俺への呼び方が比企谷さんから提督になり今は八幡さんになっていたなぁとか現実逃避してみる。先日唐突に提督呼びをしてきた大井だが、その呼び方が北上にも移り2人で提督呼びを始めていたのだが周りの視線があまりにも痛いためなんとか名前呼びに戻してもらっていた。

その際に戦闘時は提督呼び、普段は名前という比企谷隊ルールが新設されていたがなんじゃそりゃとか思った。

ついでになぜか大井が比企谷から八幡と呼ぶようになっていたのだ、ぶっちゃけ大井のような美少女から呼ばれると恥ずかしいのだが本人がなんてことないように呼んでいるのをみたら自意識過剰過ぎてキモイとか言われそうだからそのまま受け入れていた。最初の頃は恥ずかしくてめっちゃキョドりまくっていたが・・・・

 

「その、俺は私立文系に進学予定でだな・・・・数学は必要ないのだからであってだな・・・」アセアセ

 

「遺言はそれだけですか?先日私と約束しましたよね?隊長として相応しくあってくださいと・・・・その約束をこんなに速やかに撤回するとは思いませんでした・・・・」ゴゴゴ

 

なぜか大井の後ろに修羅が見えるような気がする・・・・サイドエフェクトかな?イナズマイレブン?装神少女なのん!?腕を組んでいる大井と強調される双丘がハラショーです・・・・そして後ろのオーラが怖い・・・・対する俺は正座で蛇に睨まれたカエル状態であった

 

「ま、待ってくれ!!言い訳を、言い訳をさせてくれ!!」

 

「いいでしょう・・・・言ってみて下さい」

 

この言い回しで状況を好転させる奴がいるのか不安になるような大井の言葉と態度だが俺は一縷の望みをかけていた!まだだ!まだおわらんよ!!

 

「そ、その約束は先日の話だが、このテストは先週だ!!」ドヤァ!

 

「・・・・・で?」

 

大井の目からハイライトが消えたぁ!だ、だがっ!

 

「つ、つまり今回のテストにおいては契約外の事であってだな・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

眼が・・・!ハイライトが・・・・なんか汚物を見る目になってきてる気がするぅ!それでもっ!

 

「だから今こうして俺が正座させられているのは違うのではないかと・・・・」

 

「・・・・遺言はそれだけですか?」

 

どどどどっどうしよう!?このままだと俺死んじゃうのん!?だとしても!っここで小町を残して死ぬわけにはいかないんだぁーー!

 

「はい、申し訳ありませんでした!今後このような事が無いように苦手教科をなくし、大井と北上の隊長として相応しくなれるように精神誠意取り組んでいきます、ですのでどうか命だけはご容赦ください!」ドゲザー

 

かっこいいことを考えなが最高に情けないことを言う俺、八幡です。

 

「そうですか・・・・では具体的なプランの提示をお願いします。現状一桁の点数をどのように改善していくのですか?」

 

しかし我が隊の女神兼北上のお世話係である大井さんは容赦がなかった・・・・最近は八幡更生委員会の委員長に就任したらしいですよ?なにそれ怖い・・・

 

「・・・・・・・・」

 

「どうしたんです?具体的にどうするつもりですか?」

 

「・・・・・え、えと・・・・一生懸命勉強します?」

 

「なんで疑問形なんですか・・・・はぁ、しょうがないですね幸い私は数学得意ですから1年までの範囲は私が教えましょう、2年の範囲は那須お姉さま達にも協力を要請します」

 

「まじか・・・・ち、ちなみにゴールは・・・?」

 

「ふむ、そうですね・・・国語が学年3位ですから、それに合わせて数学も10位以内に入るのが最終目標ですかね?ですが、とりあえずは苦手克服と次回のテストで80点を目標にしましょう」

 

なにに合わせてんだよ!?とかとりあえず80点とかなかなかに横暴な目標を立案する大井だが、現状の俺にこの少女をとめるすべは持ち合わせていなかった・・・

 

「せめて60点くらいとかになりませんかね・・・?」

 

「ダメです!八幡さんはやればできる方ですからこのくらい問題ないはずです!」

 

せめてもの妥協案を提示する俺だがスイッチの入っている大井には無駄な抵抗であった・・・いつものように左手を腰に当て、右手の人差し指を俺に向けながらやや前かがみにメッ!ってしてくる・・・・ダメなお兄ちゃんをしかるしっかり者の妹みたいでめちゃくちゃかわいかった、かわいさニューウェーブだった。

 

「めっちゃかわいいなおい・・・・」ボソ

 

「何か言いましたか?まったく、能力はあるのにどうしてこうなんでしょうね?まったく!私と小町さんがいないとダメダメですね!ほんとにダメダメのダメ幡です♪仕方ないから私がしっかりとお世話してあげますね♪」ニコニコ

 

めっちゃ楽しそうにボロくそに言ってますね・・・つかダメダメのダメ幡て・・・・泣くよ?

つか大井さんほんとに楽しそうっすね・・・こっちは正座のし過ぎで足がしびれてきたし、さっきから目の前で腕を組んでいる大井の双丘とか太ももとかおへそとかに視線がもってかれそなのを必死に抑えているというのに・・・・・

 

ちなみにB級に上がってから大井と北上はジャージみたいな服装で戦っていたのだが、我が比企谷隊に入った際に小町が「もっとかわいい服が良い!」と言い出したために変更されていた。

 

俺に服装のセンスがないことはわかっているため、小町は那須隊の志岐と他のオペレーター陣に相談したことで現在では大井と北上の服装は例のへそ出しセーラー服になっていた。ちなみに俺は最初こそ提督らしい白い詰襟とメガネを進められていたが、試着したとたんに却下されてその後適当に決められた。なにも感想も言わずにひたすら真っ赤になるなんてよっぽど似合わなかったんだろう・・・・八幡悲しい。そんなこんなで俺は太刀川さんみたいなコートスタイルとハイパーズはへそ出しセーラーと部隊として統一感の無いよくわかんない感じになっていた。

 

ついでにそんなハイパーズの恰好を見た他の隊員からはすげえ拍手された。ランク戦しに言ったら拍手されるとか意味不明過ぎてビビったわ、那須隊の服とか今回のハイパーズの服とか志岐のセンスはかなり好評のようだ、本人は引きこもりのくせに・・・・

それと大井と北上が比企谷隊に入ったことでハイパーズがハイパートリオになるのかしらん?とかドキドキしていたが、どうも周りからはハイパーズでひとくくりになっているらしく俺はついで扱いだった。か、悲しくなんてないんだからねっ!

 

「・・・・と、いう風に進めていきます、宜しいですね!?」

 

「は、はい・・・・了解しました」

 

やっべぇ・・・・ぜんぜん聞いてなかったわ・・・・・正座状態から見える大井のへそとか太ももから注意をそらそうと全力で違うことを考えている間も大井は話していたらしいがほとんど聞いていなかった、しょうがないやん!美少女のへそと太ももが目の前にあるんだもん!・・・もんはないな、キモイ。

 

「では今後は八幡マニュアルにある、校内での接触禁止は除外していきます。今後は休み時間ごとに私かオペレーターのお姉さま方が八幡さんの元に向かいますが、決して逃げないように。目標達成までは休む暇はないと思ってください。当然休日も講師陣の誰かが八幡さんの自宅に伺います、小町さんには了承をもらっていますしすでに講師陣も何人かは了承をもらっていますので」

 

「・・・・・・・え?」

 

こうして大井先生が爆誕し、家から学校からボーダー内において俺に休みがなくなることが宣告されてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 




そんなこんなで新章開幕でした!

数学の赤点テストと大井・・・・となればこんなことを大井が放置するわけないよね?っていうことで大井による八幡改善計画が始まるのでした。

感想、評価、お気に入り登録ありがとうございます!もはやワートリである必要性に疑問が浮きまくりな今作ですが、これからもよろしくお願いします!

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