八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・? 作:ちゅんちゅん丸
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ラストにむけて勇往邁進していきますので宜しくお願いしまっす!
ー昼休みのべストプレイスー
スペシャルゲストの二宮襲撃ツンデレ驚愕事件の翌日、いつも通りに午前の授業を受け流してからの昼休み
いつものべストプレイスにていつも通りに総菜パンを食べようとしている八幡。最近おなじみの少女達と共に至福のひと時を過ごそうとしていたが今日の大井はいつもと違っていた
「どうしたんだ大井?調子でも悪いのか?」
心配そうに声を掛ける八幡だが、北上はがんばれ~とニコニコし、大井は真っ赤になりながらうつむいていた
「あ、あの・・・・ですね・・・・・その・・・・」モジモジカオマッカ
「お、おい、大丈夫か!?顔も赤いし保健室に行くか!?」アセアセ
全く状況を理解していない八幡はどうすればいいのかわからずにあたふたしていた
「い、いえ、体調は問題ありません・・・・・」
「そうなのか?無理そうなら言えよ?」
北上の様子からも本当に体調は問題ないのだろうとパンを食べようとする八幡だが、いたずらな天使が八幡の手からパンを奪っていた
「今日はパン禁止だよ~ハッチーさん♪」ニヒヒ
「おい、北上さんや?そのパン様を返してはくれないかのう?」
いたずらっ娘な北上かわいいのうとか考えながらなんとかパンを取り返そうとするも北上は自分の体で守るようにしているため手が出せなかった・・・・
「パンばっかりだと体に良くないんだよ~?ね~大井っち?」ニコニコ
「そりゃそうだけどもそれがないとそもそも食べるもんがなくなるんだが・・・・」
「うぅ・・・・・・あの・・・・」カオマッカ
「ね~大井っち?そう思うよね~?おおいっち?」ニコニコ
「あ、あれ?なんか急に寒くなってきたんだけど・・・・き、北上様?」
ひたすら顔を赤くして俯いている大井にニコニコしているけど雰囲気が変わってきている北上に挟まれている八幡は状況がわからないものの、なぜか冷や汗をかき始めていた
「あ、あの!」
「ひ、ひゃい!!」
ずっともじもじしていた大井が突然大声で話しかけたため、八幡も驚いてかみかみになってしまった
「あのですね・・・・うぅ~その・・・・・」モジモジ
「大井っち、がんばれ~」ニコニコ
なんか今日の大井はやたらめったらかわいいなぁ、とかもじもじしてるところを優しく抱きしめて大丈夫だよっていってあげたいな~でもその後お縄になるから駄目だな、やはりイケメン滅びるべしとかぐだぐだと考えているうちに大井が話し始める
「スーハー・・・・スーハー・・・・よし!あの!はちま、比企谷さん!毎日パンだと体に悪いですから、今日はこれを食べてください!!」ズイッ
そういいながらかわいらしい包みを八幡に渡す大井、まるで憧れの先輩にラブレターを渡すみたいだな、もらったことないけど、とか考えながら包みを受け取る
「え・・・・?」
「あの、毎日パンですと体に良くないですし、一緒に二宮さんに勝つためにも健康でいてもらわないと困りますから!あ、あとべ、別にいつも北上さんと2人分のお弁当を作っているのでもう一つ作るのも大して手間はかかりませんし・・・・だ、だからその・・・・はちま、比企谷さんのためだけに作ってるわけじゃないんですからね?」カオマッカ
「お、おう、そのありがとな?」
これ以上は無いというくらい顔を真っ赤にしながらあっちこっちに視線をそらしてモジモジしている大井は必死に言い訳という名のツンデレを披露していた、そんな大井にこちらも顔を真っ赤にしながら八幡が感謝をする
「べ、別に北上さんのついでですからね!?勘違いしないでくださいね!?二宮さんに勝つためですからね!?」
必死に弁解をしている大井だが、はたから見たらそれこそ勘違いしてしまいそうな態度に北上はニコニコしていた
「いいねぇ~大井っち~がんばったね~♪」
「おう、サンキューな、大井」ナデナデ
なんだかんだと言っているが、大井の気遣いが嬉しかった八幡はいつもどおりにオートでお兄ちゃんスキルを発動させてしまう
「はぅ・・・・い、いえ・・・・・どういたしまして・・・・・です」
「あぁ~いいなぁ~大井っち~、ねぇ~ハッチーさんあたしも撫でてよ~」
「はいよ」ナデナデ
普段の八幡ならなんだかんだと言い訳をしながら断りそうなお願いだったが、大井の気遣いがあまりにも嬉しかったために二つ返事で北上を撫でていた
「えへへ~ハッチーさんに撫でてもらうのは気持ちいいね~♪ねぇ~?大井っち♪」
「はいっ♪・・・・・・・・っは!い、いえ!別にそんなことは、確かに悪くはありませんけど・・・・!?」
「お、おう・・・・・?」
「////・・・・・コホン、そ、それよりもお弁当を食べましょう、時間が無くなってしまいます」
北上の発言に思わず正直に答えてしまったり、その後再度ツンデレをしたりと今日の大井のヒロイン力はカンストしていた。
なんとか立て直すべく、いまだ顔を真っ赤にしながらもなんとか最初の下りである弁当の話に戻していく。
「お、おう。そうだな、いただきます」
「「いただきます」」
「おお・・・すげえな・・・・まじでうまそうだ」
「き、恐縮です・・・・//」
「大井っちのご飯はおいしいんだよ~♪」ニコニコ
ニコニコしながら八幡に自慢げに話す北上、もっきゅもっきゅと口いっぱいにご飯をいれる姿に八幡と大井は胸をぴょんぴょんさせながら食事を始める
「おお・・・・うまい。まじでうまいな、バランスも考えられてるみたいだしすげえな」
「ありがとうございます♪北上さんに食べてもらうんですからこれくらいは当然です♪」フフン
さっきまで真っ赤になっていた大井だが、今は北上のフワフワオーラのおかげでいつもの調子に戻ってきていた、両手を腰に当ててフフンと胸を張る大井の姿に今度は八幡が顔を真っ赤にしてしまう
「そ、しょうか・・・・さすがだな、ほんと、さすがだな・・・・まじで」
「・・・・・?ありがとうございます?」
「ごちそうさま~!おなかいっぱいだよ~♪今日のお弁当もおいしかったよ~♪いつもありがとね!大井っち♪」
あっという間に食べ終わった北上はニコニコしながら大井に抱き付く、幸せいっぱいという北上に幸せそうに微笑む大井、とてもゆるゆりしていた
「もう少しで私も食べ終わりますからもう少し待ってくださいね?」
「ごちそうさま、まじでうまかった、大井はいい嫁さんになれるな」
いつもの北上の膝枕お昼寝タイムのために急いで食べ始める大井に八幡が再度ぶちこむ、
「ぶっ!ごほっ!ごほっ!な、ななな////」
「あ、すまん。なんかへんなこと言っちまったな、忘れてくれ」
「ん~・・・今日はハッチーさんの膝で寝ようかな♪おじゃましまーす♪」ポスン
大井が真っ赤になってアワアワかわいらしくあわてている間にも北上は眠くなってきたらしく、八幡の膝に頭をのせてしまう
「「んなっ!!!」」
そんな北上の行動に大井と八幡が同時に驚愕する
「ハッチーさん撫でてよ~・・・・・」
「お、おう。・・・・・なにこのかわいい生き物、天使かよ・・・天使だな、うん」ナデナデボソボソ
「えへへ~♪ありがとね?ハッチーさん♪おやすみ~・・・」ZZZ
「ぐぬぬ・・・・私の幸せタイムが・・・・・」
光の速さで幸せそうに寝始める北上。そして膝枕をしている八幡をくやしそうに見つめる大井、睨まれている八幡は冷や汗をかいていた・・・・
「なんていうか・・・・その、すまん。代わってやりたいのはやまやまなんだが・・・・」
「そんなことをしたら北上さんが起きてしまいますので却下です」
「だよなぁ・・・・」
「しかたがないので、今日は比企谷さんに譲ってあげます、その・・・その代わりと言ってはあれなんですが・・・・・わたしも撫でてもらってもいいですか?」
「お、おう・・・・そんくらいならいい・・・ぞ?」ナデナデ
「うふふ・・・・♪ありがとうございます♪」
こうして腐った目の男が黒髪美少女を膝枕し、隣に座る茶髪の美少女とともにナデナデしているという不思議な空間が完成した。ハーレムにしか見えなかった。
ついでにその場面を宇佐美に撮影され、後ほど那須と小町に正座で質問攻めされる八幡がいたとかいないとか・・・・
そうしてしばらく過ごしていると、またもや空気が変わり始める
「「あ、あの・・・」」
話を切り出そうと大井と八幡の発言が被ってしまう
「「お先にどうぞ」」
またもや被る、完璧なタイミングだった、2人ともやや苦笑しながら今度は別々に話しはじめる
「レディーファーストだ、お先にどうぞ?」
「む、ずるいですね。まぁいいです、あの、小町さんが招待してくれたんですが、私たちのB級昇格祝いをしてくれるみたいで、その、ありがとうございます」ニコ
「あ、あぁ・・・まあそのなんだ?那須達や小町がどうしても祝いたいって言ってたからな」
大井の微笑みに胸をドキリンコさせながら八幡が応える
「比企谷さんは祝ってくれないんですか・・・・?」シュン
「ちょ、その表情は反則だろう・・・・ボソボソ・・・・い、いやもちろん俺も祝うぞ、むしろ祝いすぎて祝ってないように見えるまである」
「ふふっ♪ありがとうございます♪楽しみにしていますね?」ニコニコ
「なにこの娘、最初の頃からは想像できないくらい優しい微笑みなんですけど、北上だけじゃなくてこいつも天使かよ、天使だな。むしろ女神かもしれん・・・・」ボソボソ
「・・・・?」ニコニコ
「あ~その、まあがんばるわ。」
「はいっ!」
天使にして女神である大井がとてもニコニコと微笑んでいるため八幡は本題を話しづらくなってしまっていた、元々コミュ障であるため、本来聞こうとしていた勧誘についてが話しづらくなってしまっていた
「ぐぬぬ・・・・一緒に戦うとは言ったものの、これ部隊としてか、打倒二宮としてなのか・・・どうしよう?」ボソボソ
次のランク戦に「は?なんですか、一緒に二宮さんを倒すことは了承しましたが、部隊に入ることは了承していませんごめんなさい」と言われてしまうのではないかとドキドキしていたのだ・・・・・ただのコミュ障だった。
ちなみにこれを小町に相談したところ、途中までは大喜びだった小町、ポイントもグングン上がっていたが、最後に大暴落してとんでもなく冷たい目で見られていた。
「いまさらなんていえばいいのやら・・・・」
「何をです?」ニコニコ
「すまん、独り言のつもりだったんだが・・・・・」
「困ったことがあるなら聞きますよ?」ニコニコ
非常に上機嫌なのか、北上に向けるような優しい微笑みを継続している。その慈愛にみちた微笑みについ聞いてしまう八幡
「そうだな・・・・これは友達の友達の話なんだが、そいつは仲良くなりたい子がいたらしいんだ、それまでいろいろ話して少しづつ話すようになってきたんだが、いざ、友達になろうとして思い切って話したつもりが、中途半端に伝えたせいで本当に友達になってくれたか不安になっているらしいんだ、もう一度友達になってほしいって言う勇気がないらしくてな・・・・」
「ふむ・・・・バカなんでしょうね?その方は」
先ほどまでの微笑みが嘘のように冷たく答える大井、そんな態度に予想以上にダメージを受けてしまう
「ぐふぅ・・・・!そ、そうだな・・・・・バカかもしれん」
「その後も普通に仲良くしているのでしょう?つまりそういうことなんですよ、きっと♪」
「そういうもんなのか?」
「はい♪そういうものですよ♪」
よくわからん、という顔をしている八幡に再び微笑む大井、本当にこの人は普段はやる気がないし、変なところでポンコツなんだから・・・と内心で苦笑しながら話す
そうこうしていると予鈴がなり昼休みが終わろうとしていた。
「あ、そろそろ行かないとですね、北上さん起きてください、昼休みが終わってしまいますよ」
「う~ん・・・眠い、大井っち~・・・」
「北上さん、いきますよ?それでは比企谷さん、またボーダーで、失礼しますね」
「うぅ~ハッチーさんありがとね?じゃあ行くよ~・・・また後でね~ふわぁ~」
「おう、またあとでな・・・・・・ふむ、そういうもの・・・・ね」
こうして八幡の戦いは最終章を迎えようとしていた・・・・
というわけでラストスパートに入ります。その後の話は考えてないのでもしかしたら違うシリーズを書き始めるかもしれないですし新章に突入するかは考え中です。
とりあえず、いろいろと書いてみたいなって思いつつ、ハイパーズを書いたりするかもです。個人的にゆるゆりしている作品が好きな自分ですので加賀と瑞鶴とか鈴谷と熊野とかも大好物だったり・・・・デレステとかこのすばも書きたいんですよね・・・・・何番煎じだって話ですが
とりあえずこの先のことはこの話が終わってから考えますね!それまではどうぞお付き合いくださいませ♪