八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・? 作:ちゅんちゅん丸
ここにきてようやっと追加キャラ参戦です、綾辻はいろんな方が参戦させているからいいかな~とも思っていたのですが、ワートリ感出すために出場してもらいました。
冷静に見返してみると自分のこれ、全然ワートリ感無いんですよね・・・・ほぼ那須隊と北上、大井しかでないし、そんなこんなでボーダーの顔に参戦してもらいました
ひゃみさんかわいいよ、ひゃみさん・・・・
ー生徒会室ー
昼休みに大井、北上と昼をとり、平塚にお断りをしたその翌日の放課後、比企谷八幡は生徒会室に連行されていた
「どうしてこうなった・・・・・」
「よろしくね!比企谷君♪」
本日の八幡のスケジュールはというと・・・・
1.愛しのシスターに優しくたたき起こされる
2.愛しのシスターを学校にデリバリー
3.自分の教室に付き、寝たふりをするも綾辻に放課後開けておくように通達される
4.北上、大井と昼ごはん しふくのひと時だった・・・
5.午後の授業を華麗に聞き流す
6.授業終了と同時に帰ろうとするも宇佐美、氷見、綾辻に確保され、連行される~
そんな感じの流れだった。
朝教室に入った時に綾辻に言われていた時から八幡に逃げる道は残されていなかったのだ
昼に天使北上の癒しパワーによりリフレッシュされていたはずの八幡は、これからのお仕事という名の生徒会の手伝いにげんなりしていた、ついでに他の理由でもげんなりしていた
「それとだな、綾辻に氷見、宇佐美、たのむから学校で話しかけるのは勘弁してくれませんかね・・・・ボッチは視線にビンカンなのですよ?」
「うん、ごめんね?でも今日から比企谷君も生徒会員だから一緒に行くのは自然でしょ?」
「ごめんね~?八幡君はこうでもしないと逃げそうだったからね~?あ、お詫びに眼鏡あげようか?」
「私たちも手伝いますのであきらめてください」
「ぐぬぬ・・・言い逃れするための一時的加入だと思ってたのに本当に生徒会に入れられるとは・・・・仕事したくないでござる」
こうして八幡は最近得意になってきたドナドナの歌を口ずさみながら生徒会室に連行されていたのであった・・・
「まあまあ♪比企谷君書類仕事早いからいてくれると助かるんだよ~お願い♪」
こうして両手を合わせてかわいらしく小首をかしげながら話すのは綾辻遥、ボーダーの顔である嵐山隊のオペレーターで防衛任務だけでなく、広報活動や入隊指導、学校では生徒会副会長と優等生の中の優等生である、その容姿からボーダー、学校にファンも多く、こうして一緒に歩いてるだけでもかなりの数のヤローから殺意のこもった視線で睨まれていた・・・い、胃が・・・・とかつぶやきながら八幡がどんよりしていると
「もう!生徒会に入っちゃったんだからあきらめなよ八幡君、ところで眼鏡は?」
語尾に眼鏡をつけ続けている少女は宇佐美・・・・結構前に説明したので割愛する、今日も眼鏡姿が素敵である
「しょうがないですね、あとでMAXコーヒーを差し上げますので頑張ってください」
先ほどからクールに対応している少女は氷見亜季、二宮隊のオペレーターで元あがり症で鳥丸に恋する乙女連合の1人、つるつるヘアが特徴である。
なんでも鳩原さんに何かを言われて2秒であがり症を克服したとかいう逸話をもつ少女である。普段は超クールなのに犬飼からひゃみさんとか呼ばれているという一面も持っていた、その少女は八幡の前にMAXコーヒーを置き、これで文句ないでしょう?という顔をする。とてもクールだった。
「はあ・・・入るって言った以上しょうがねえか・・・・んで?俺は何すればいいんだ?」
「ありがと♪じゃあこっちの書類の整理をお願い!」
「了解だ」
そうして書類仕事をしていると、最初の頃は無言で仕事をしていた3人が話し始める
「そういえばもうすぐ6月か~ランク戦が始まるね~」
「おお~そういえばそうだね~まあうちは関係ないけどね~」
「玉狛はランク戦参加できないからしかたないですね」
そういえば、と綾辻が話だし、それに宇佐美、氷見が続く、そんな会話をしながらも作業速度は衰えることなく会話は続いていく
「うちは木虎ちゃんが入ったから今回は結構いいとこまで行くと思うんだ~♪みんな気合はいってるからね~!!」
フンス!と気合をいれる綾辻、すんごいスピードで書類を片付けながらの姿は少し抜けててかわいかった
「おぉ~!そっか~木虎ちゃんかーたしか八幡君仲良かったよね?」
「そうなんですか?」
綾辻にほっこりしている八幡に宇佐美と氷見が問いかける、たしかにほぼ同期でB級に上がってからしばらくはスパイダーの研究や個人ランク戦をしたりと木虎と八幡はそれなりに仲がよかった。
実際には2人とも互いをライバル視しているのだが、現在ではB級で小町と2人ボッチな八幡と、今やボーダーの顔となった嵐山隊の木虎では勝敗は明らかではあったが・・・・
「ん?まああいつが嵐山隊に入るまでは一緒に訓練とかしてたな・・・いまじゃあ勝てる気がしないけど」
「そうなんだ~♪そういえば比企谷君のところはどうするの?」
「めんどいから出ない」
「あれ?そうなの??でもこないだ小町ちゃんが申請にきてたよ?」
「なん・・・・・だと!?」
木虎の話から今度は八幡の方に話題が飛んでくるが、八幡は前回の小町の強制参加申請による一人ぼっちの戦争で懲りていたため、当然のごとく参加しない旨を話すが、そうもいかなかった。やはり小町が先回りして参加申請をしていた・・・・
「まあまあ、八幡君のとこも今は大井さんと北上さんの2人が参加してるから今回は結構いいとこにいくんじゃない?」
「・・・・・ん?」
宇佐美の発言に小首をかしげる八幡、なにか重大なことを忘れている気がしていた。そんな八幡の態度をスルーしながら話題は進んでいく。
「あの二人ですか、隊長がめずらしく褒めていましたね、あの二人を。なかなか見どころがあると。あと比企谷君が勧誘していると話したら珍しく楽しそうに笑っていましたね」
いろいろと厳しいことで有名な二宮、教えを乞うてもぼろくそに言われすぐに根を上げてしまう隊員がほとんどで、そのためこれまでは特定の弟子をとらなかった。
だが小町の依頼によりシューターとして以前一度だけ八幡に訓練をつけてからはそれなりに気にかけるようにしていた。ぼろくそに言ってもめげず、呑み込みが早く、トリオン量も申し分なく、素質も有りで教えるのが楽しかったらしい。
それ以降は小町が二宮に怖がって依頼に来ず、出水や那須、加古のところに行ってるとしって若干落ち込んでいたとかいないとか・・・まさかのツンデレだった
「二宮さんか・・・あの人との訓練があったから俺は強くなれた気がするよ、あの訓練は地獄だった」
「そ、そうなの・・・?」
「ああ、とりあえず個人ランク戦をして一回ごとにぼろくそに言われるんだ、二宮さんの基準になるまでひたすら・・・・あれで何度心が折れそうになったか・・・小町の笑顔が無かったら辞めてたかもしれん」
「そ、そうなんだ・・・・さすがだね、いろいろと」
そんな八幡のシスコンに綾辻と宇佐美が苦笑いをすると
「それでは今度のランク戦では大井さんと北上さんと比企谷くんで参加するんですね」
氷見が話を戻してくれる、さすがは敏腕オペレーターである。八幡が作り出した微妙な空気をすぐさま戻してくれる・・・が
「あれ?でも申請はたしか比企谷君だけだったような・・・?」
「・・・・・・・・・」冷や汗ダラダラ
「そうなの八幡君?あれ、大丈夫!?眼鏡いる!?」
「・・・・・・・てた」
はて?と首をかしげる綾辻にかわいいなとか考えながら八幡は冷や汗をかいていた、そんな八幡の変化に心配した宇佐美が慌てて眼鏡を掛けさせようとするのをガードしながら衝撃の事実を口にしていたが、だれも聞き取れていなかった
「「「??どうしたの??」」」
「・・・・・・・忘れてた」
「「「「え?なにを?」」」
八幡の忘れてた宣言に3人がそろって首をかしげながら聞き返す、無駄に息ぴったりで綾辻はかわいらしく、氷見はクールに、宇佐美はほわほわしながらとそれぞれのかわいらしさが際立っていたが、今の八幡は違うことで頭がいっぱいだった
「その・・・・勧誘するの、忘れてた・・・・・てへぺろ」
「「「ええ~~~~!?」」」
そんな八幡の発言に驚愕する3人、はっきりと発言したことで吹っ切れたのか、今度はそんな3人のそれぞれの反応に心がぴょんぴょんすんじゃ~とか考える余裕が生まれていた、現実逃避とも言えるが
「え!?なんで!?最近よく話してたりするの見るからてっきりもう比企谷隊に入ったのかと思ってたよ!?」
「「うんうん」」
そんな綾辻の発言に氷見と宇佐美はそろってうなずく、今日のシンクロ率は異常だったと後に彼女らは語ったとか・・・
「うむ・・・それなんだがな・・・・最近よく絡まれてたからか、俺もそんな気になってたが、よく考えたらちゃんと言ってなかったわ」
やべー、っべーとかつぶやきながら八幡が話すと3人共あきれてしまったのかため息をつく。
「「「はぁ~~・・・・・」」」
「なんか、その・・・・すみません」
とりあえず謝罪する八幡、困ったときは謝罪だよ♪謝罪♪そんなどっかのカナリアみたいなことを考えながら謝罪する。
「うん・・・・まあ八幡君だしね、しかたないね~」
「そうですね、幸いチームランク戦のメンバーー変更は途中でも可能ですから今からでも大丈夫です」
「そ、そうだね!私達も手伝えることがあれば言ってね!」
「うぅ・・・・すまん、助かる。とりあえずこの後本部に行って小町に相談してみるわ」
「うんうん、そうした方がいいね♪それじゃあこの書類もさっさと終わらせちゃおう!!」
「「おぉー♪」」
そうして気合を入れなおす綾辻に氷見と宇佐美が元気よく返す、言った後で氷見が恥ずかしくなったのか若干顔を赤くしているのがかわいらしかったが、作業速度が先ほどまでの1.5倍くらい加速していた。とんでもない速さだった。
「え?・・・・これ俺いる?」
そうつぶやくのも無理はないほどの処理速度だったが、なんだかんだでその速度と変わらぬレベルで八幡も作業していたため、あっという間に終了した。
「う~ん・・・・さすがにみんなでやると早いね~♪それじゃあ今度は勧誘がんばろっか♪」
そう言いながら大きく伸びをする綾辻に一瞬目を向けるも慌ててそっぽをむく八幡、二つのお山がとても無防備だった・・・・それに気づかず綾辻は元気よく協力宣言をする。普段から生徒会やボーダーの仕事を手伝ってもらっているため、恩返しできると喜び勇んでいた。
「ようし、それじゃあ早速本部に行って対策会議をしようか!!」
宇佐美はすごくノリノリに、楽しくなりそうだな~♪とか、大井と北上にも眼鏡かけさせたいな~♪とか考えていた。
「私も及ばずながら手伝いましょう、比企谷君にはいつも隊の仕事や委員会の雑用なども手伝ってもらっていますしね」
氷見もクールに協力を申し出る。八幡マニュアルで半分脅しに近いレベルで隊の仕事を手伝わせたり、二宮の訓練の相手をさせていることに少なからず申し訳ないと今更ながらに思い始めていたのだ。
そんな綾辻は善意だが、氷見と宇佐美は余計なことを考えながら八幡に協力を申し出るのであった。そんな3人に対して八幡は感動して
「お、おう・・・・すまん、助かるわ・・・サンキュな」
と顔を真っ赤にして感謝するのであった。
ひねくれ者の八幡が素直に礼をする、という超レアなものを見れた3人のテンションは高かった
「「「お姉ちゃんに任せなさい♪」」」
キャラ崩壊をした3人に八幡は苦笑した。3人共かわいらしくポーズをとると元気よくボーダー本部に向けて歩き出す
「それじゃあ行くよ!比企谷君♪パンツァー・フォー♪」
どんどんキャラがぶれていく綾辻に若干不安になってくる八幡だが、だれも気にしていないのかそんな綾辻について宇佐美、氷見と歩き出し、それに八幡が続いていく。
こうしていつの間にか話せるようになったことで、すっかり忘れていた北上、大井勧誘作戦が再始動するのであった・・・・
実はこの道中に某ビッチさんがクッキー(木炭)を渡そうとしますが、ヒッキー呼びでは誰も反応せずにスルーするという話があったとかなんとか・・・
こうして新たなる仲間を迎えたチーム八幡とゆかいな仲間たち、この話は最初の頃にも言ったように、仲間を確保する話のためもうぼちぼち終わる予定です。
その後の話とか、アフター的なのも考えていますが、とりあえずそこまでは全力で頑張らせて頂きますのでもうしばらくお付き合いください!
それとお気に入り登録や感想などいつもありがとうございます♪少しでも読んでくれた方々が楽しんでもらえるようにこれからも精進します!!
それでは今話も読んで頂きありがとうございました♪