八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・? 作:ちゅんちゅん丸
いつもコメントいただきありがとうございます!!少しづつお気に入りも増えてきたりとうれしい限りです♪もっと増えてもかまわんのですよ?チラッ
今回はふわっと俺ガイル原作に触れますが、今後も出るかは不明です。
でも、個人的にゆきのんとかいろはす、海老名さん、めぐりんは好きなので少しは絡みたいですね・・・・という思惑によりふわっと絡みます。
ーガイアの試練から数日後ー
「ね~ね~ハッチーさ~ん・・・・訓練付き合ってよ~♪こないだの防衛任務の時にいつでもどこでもいくらでも訓練付き合ってやるぜ!って言ってたじゃ~ん」
「比企谷さん、先程先生から解放して差し上げたのに北上さんのお願いを断るとは何事ですか?いい度胸ですね・・・」ゴゴゴ
学校でひと悶着あった後、八幡、大井、北上はボーダー本部に来ていた、その道中に北上に訓練に付き合ってほしいとずっと言われていたのだが、八幡はのらりくらりとかわし続けていた。
なんだかんだで前回の大井ツンデレ事件の衝撃により眼鏡のことが大井の頭から抜け落ちているようでほっとしている八幡だが、今日は先約があるため、北上の訓練に付き合えず、だが、お兄ちゃんスキルを持つ身では断ることも難しかった。
「いや、そこまでは言ってねえから、確かに訓練に付き合うとは言ったが、そこまで献身的では無いから、あと大井さん?怖いのでそんなに睨まないでくれない?」
ここ最近ちょろいんルートを走り始めている大井だが、いまだに比企谷隊への加入を渋っていた。今ではそれなりに八幡の実力を認めているし北上も懐いているためやぶさかではないのだが、最初に思いっきり断っていたため今更やっぱり入ります、と言いづらいのだった。ツンデレだった。ついでに八幡を直視するのが恥ずかしくてとりあえず睨んだりしてごまかしているとかいないとか・・・
「ぶーぶー!いいじゃんいいじゃん~!訓練付き合ってよ~」
「だだっ娘になってる北上さん、かわいい!!」キラキラ
八幡の手をとり左右にぶんぶん振りながらっ駄々っ子になる北上、それを見た大井が興奮する
「く・・・なにこの娘、めっちゃかわいいんですけど・・・天使かよ、天使だな・・・」ブツブツ
そしてそんな北上にノックアウトされた八幡、ブツブツとつぶやきながら北上に手をぶんぶんされている・・・
なんでこんなことになっているかというと・・・・
ー学校にてー
八幡先生に呼ばれる~例の課題でめっちゃ怒られて友達いないことをディスられまくる~強がってみるも強制奉仕活動を命じられそうになる~
と、よくある流れで拉致られそうなところに職員室にあらわれ颯爽と救い出してくれたのが大井と北上だったのだ
その際のやり取りが
「友達はいるのか?」
「少しは・・・」
「ほう?学校で君が友人と話しているのを見たことがないが?」
例の課題を読み上げられた八幡、友人の有無を聞かれ、正直にいると答えるも、目の前の暴力教師平塚は全く信じていなかった
「まぁ、1人が好きなんで・・・あとバイトがあるので部活も入れないですし」
「ふむ・・・・では君におすすめの部活があるのだが」
「いや、だからバイトが「「失礼します」」・・・あるんで部活は無理です」
八幡の発言の途中に見知った女生徒2人組が入ってきた、驚きながらも発言を続ける・・・彼女達はどうやらプリントを提出に来たようだ
「ふむ・・・友達のいない君の性格とか孤独体質が少しは改善できるかもしれないぞ?それとこれはふざけた課題に対する罰でもある」
そんな平塚の発言を聞いている間にも要件の終わった2人が今度は八幡達の方にやってくる
「いや、だから友達いますかr「あ~ハッチーさんだ~♪」・・・よう、北上、大井」
「こんにちは、比企谷さん」
そして八幡の発言を遮りながら北上が挨拶をしてそれに大井が続く、職員室であることを忘れているのかのような元気な声だった
「1年の大井と北上か。比企谷を知っているのか?」
「しってるよ~♪こないだも助けてもらったんだ~♪」
「はい、同じ職場の先輩です、先日もアドバイスをいただいたりと助けてもらいました」
「そ、そうなのか・・・比企谷はバイト先ではどうだ?」
まさかの職場の後輩とやらの参戦により動揺する平塚、それでも職務を全うすべく普段の八幡に着いて質問するも
「そうですね・・・たしかに普段の言動はあれですが、非常にまじめに働いていますよ?」
「うんうん、比企谷さんの友達にもよくしてもらってるんだ~♪」
さっきまでの会話を聞いていたのか八幡を擁護し始める大井と北上。そんな2人に感謝している八幡に対し、平塚はそうか、とつぶやきながら要件を言う
「ほんとに友人がいるのか・・・まあいい、今度バイトの無いときでいいから私の部活に入って欲しい、もちろん君の都合を優先するし、運動部でもないから安心してほしい」
「はぁ・・・どうして俺なんです?」
「うむ、理由は後日説明するが、君の助力が必要な生徒がいるんだ、おそらく君のような者にしか救えないと私は考えている。ついでに働き次第では内申もつけよう、どうだ?」
「はあ・・・わかりました、後日話は伺います」
最初に罰で~とか友人のいない~だのとごねられて強制入部になるかと思われたが、案外話のわかる教師、それが平塚だった
「うむ、助かる、では帰っていいぞ」
「はい、失礼しました」
「「失礼しました」」
こうして俺ガイルの始まりを告げるストーリーはあやふやに過ぎていくのであった・・・・
そしてそんな八幡の窮地を救った2人は八幡に訓練に付き合って欲しいと話すのであった・・・・冒頭に戻る
「ね~ね~・・・・いいでしょ~ハッチーさ~ん・・・・」
「はぁ・・・次はありませんよ?先ほど職員室で困っているようでしたので仕方なく救って差し上げたお優しい北上さんにそれ以上その態度をとると・・・・・・・・・・・もいでしまうかもしれません」
かわいらしくおねだりをする北上に八幡はほわっとして、その後の大井の発言とその目線の先にあるアホ毛を必死で守る。
「ヒッ!?そ・・・しょの・・・・訓練に付き合いたいのはやまやまなんだが、すまない、今日は先約があるんだ、だが、そうだな・・・よくよく考えたらあいつらに聞けばいいのか」
「ん?あぁ〜そういえば、もう那須さんには許可貰ったよ〜?」
「あと、小町さんの許可もいただいていますので安心してください」
「・・・・・・・え?」
本日この後は新しい戦術を試すため那須隊と合同での訓練予定だったのだ、那須隊とも仲のいい2人だからそちらに話が言ってるのは理解できるが、大井が当然のように小町に許可をもらっているのが意味不明だった。
「だ~か~ら~!那須さんと小町ちゃんに許可はもらってるんだってば~!!だからあたしと訓練しよ~よ~!!」
「八幡マニュアルにあった通り、小町さんの許可も頂いていますので、手続きとしては問題ありませんよね?」
可愛らしくおねだりしていた北上だが八幡的には問題点が別のところに移っていた。さらに大井も当然のように小町に認可を貰っているため、問題ないでしょう?と言わんばかりの顔をしていた。可愛いかった。しかし、その発言のなかに聞き逃すわけにはいかないフレーズがあった・・・
「え?なにそのマニュアル、俺知らないんだけど・・・っていうか、なんで本人じゃなくて、小町に聞くことが正しい手続きみたいな感じになってるのん?」
「あれ~?ちがうの~?なんか直接言っても絶対断るから~って教えてもらったんだ~」ニコッ
「このあいだ小町さんと連絡先を交換した際に比企谷さんへの依頼をするマニュアルをもらいましたので、その手順通りにしたのですが・・・・?」ハテ?
2人そろってニコニコしたり小首をかしげたりと大変かわいらしく、まあいいか・・・って気持ちになりかける八幡だったが、すんでのところで踏みとどまった、無駄な抵抗になるのだが・・・
「その・・・いろいろ聞きたいことがあるんだが・・・・それは小町からか?」
「そうだよ~♪」
「はい」
とりあえず拡散元を確認する、情報の拡散をとめる必要がある・・・このままでは八幡の日常が!マニュアルをなんとかしないと俺の明日が~とか考えながら情報を集めることに、拡散をとめ、各員から回収すればまだなんとかなるはず・・・!そう思っていた八幡だが
「ちなみに、それはどのくらい拡散してるんだ?」
せいぜい那須隊と加古、小南くらいか?と考えて聞く八幡だが、その返答はたいへんだった
「そうですね、正確なところは不明ですが、小町さんとかかわっているボーダーの方なら大体持っていると思いますよ?少なくともオペレーターと本部の方はほぼ全員持っているはずです」
「なん・・・だと!?」
本当にたいへんなことになっていることに驚愕する八幡、これでは回収するのは困難である、そして、入隊して1年そこそこの八幡に対してのマニュアルの拡散速度が異常すぎて小町のコミュニケーションスキルにも驚愕していた。どれだけ八幡を働かせるつもりなのか・・・
「ま~ま~大丈夫だよ~基本ハッチーさんにお願いをするときの方法がいくつか書いてあるだけだからさ~」
「そうですね、最終的な決定は小町さんが行うようですから、おそらく無茶なことはないと思いますよ?」
「ねえ?なんで最終決定権が小町にあることを当然のような感じで話してるのん?普通本人だよね?」
「「まあまあ」」ニコニコ
「・・・・そのニコニコでごまかすのもマニュアル?」
「「えへへ」」
とりあえずごまかすときはかわいく笑顔だよ!笑顔!!渋っているときは上目遣いで(涙目なら効果アップ)これが八幡とのやり取りの基本スタンスである。
「かわいい・・・・・こ、こんなことで・・・く、くやしい!でも許しちゃう!!」
当然ごまかされてるのを理解していながらもそれ以上追及できなくなってしまう八幡であった。
「仕方ない・・・・あとで小町にはあまり広めないように注意しとくか、このままだと俺死ぬし・・・・働きすぎて。働きたくない、働きたくないでござる・・・」
「まったく、これくらいで・・・もっとしっかりしないとだめですよ?」
八幡の働きたくない宣言により大井の世話焼きスキルが反応する、右手の人差し指を八幡に向けてやや前傾になりながら左手を腰にあて、仕方ないですね、という姿は八幡的にぐっとくるものがあった。かわいかった。ダメな先輩にメッ!ってする大井がかわいかった。
「ま、まぁ・・・話を戻すが、そういうことなら構わないぞ?いろいろと納得いかんがどうせ俺が何言っても無駄だろうしな・・・・」ハア
「やった~♪ハッチーさんと訓練~♪」
「「やだこの娘(北上さん)すごいかわいい」」
大井のかわいさに照れた八幡はわかりやすく会話の流れを変え訓練の同行を了承する。そしてそれを喜ぶ北上の姿をみた八幡と大井の発言が被る、似たもの同士である。
「そんじゃあ行きますかね・・・」
「お~♪」
「はいっ♪」
その後、ハイパーズと普通に会話しながらやってきた八幡にランク戦ブースにいるほとんどの隊員が驚愕して、さらに那須隊と合流することで周りからの視線がすさまじいことになり一瞬で帰りたくなる八幡であった・・・
いつも読んで頂きありがとうございます♪
大井っちへの愛が止まらない・・・・おかしい、最初は那須さんメインのはずだったのに・・・・いまからでも那須さんにハチの巣にされるだけの話に戻せるだろうか・・・・(意味不明)
さてさて、そんなこんなでほぼ大井っちは攻略されていますが、ツンデレのせいでいまだ比企谷隊に入れていません、今後のイベントで加入予定ですのでもうしばらくお付き合いいただければと思います。