八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・? 作:ちゅんちゅん丸
お久しぶりです。どれくらいの人が覚えてるのでしょうか?ちょいとリハビリがてら久々の投稿です。
先に宣言してしまうと、このシリーズの再開は今のとこ予定してません。
ついでに言うと今回のはこれまでの流れをだいたい把握してる事前提で書いてますのでごめんなさい。だいたい1~22話くらいの話。最初の頃のは読みにくくてねぇ・・・・マジさーせん。
それでもいいぜ!って方はどうぞ読んでくださいね☆
しばらく充電期間をして、そろそろ別のシリーズ書こうかな、あ、でもその前にリハビリしよう。そんな感じです。
あ、それとちょいちょい連絡貰ってたのに気づいてなくてすいませんでした。
二宮さんのXディ?・・・やろうかな?考え中です。期待しないでね?
続編?番外編ならたまに書くかも?期待しないでね?
そんな感じの番外編。このシリーズの影の苦労人の話です。
〇月×日
衝撃的?な出会い?出来事?があった。
その日、茜が連れて来た友達の小町とその兄が、っていうか主に兄の方が予想外すぎた。
比企谷八幡というらしいその男は玲を見ると顔を真っ赤にしながら挨拶をボソボソ。
天真爛漫な妹の小町とは真逆でアホ毛以外共通点が無いんだけど?ほんとに兄妹?
それだけではない、正直ボソボソと話しているアイツを見て私はイラついたのだが、横を見ると玲がこれまで見た事もないくらいキラキラした眼をしていたのだ。
普段は男と話してもそっけなかった玲が、まるで新しいおもちゃをもらった子供のようで、本当に衝撃的だった。
追記、まさかこの先この玲があんなことになるなんて・・・この時の私には当然わからなかったのだ。
〇月×日
どうやら兄妹でボーダーに入っていたらしい比企谷兄妹だが、どうやら小町は小夜子と同じオペレーターで、兄の方が戦闘員として入っていたらしい。
らしい、と言うのが、正直この兄の方を見た記憶がないからだったのだ。え、ほんとにいたの?と聞いてしまった私は悪くないと思う。ゴメン・・・。
今度訓練一緒にやろうと玲と誘ったら顔を赤くしながらすごい嫌そうな顔をして断ってきた。なんだコイツって思って横を見たらまた玲がキラキラした眼で見ていた。・・・・なんだろう、すごい嫌な予感がするわ。
〇月×日
え?なにアイツ?意味がわからない・・・・。
玲と一緒に無理やり、強制的に一緒に訓練に連れ出した。が、アイツ意味不明すぎない??
最終的に小町に頼んで連れ出したアイツは私との対戦ではスコーピオンのみで対戦して、玲とはバイパーのみで対戦していた。オールラウンダーなの?って聞いたらボッチだって答えた頭をはたいた私は悪くないと思う。
明日も一緒に訓練しようとキラキラした玲が誘うと明日はスナイパーの合同訓練に行くらしい。ボッチとスナイパー込みのオールラウンダーは関連性がないと思うが、そう思ったのは私だけらしい。断られたのにキラキラしている玲は当然何も疑問に思っていないようだ。意味がわからない・・・・。
〇月×日
どうしよう、玲が本格的におかしくなって来た気がする・・・いや、おかしい。断定だ。
全てはアイツに出会ってから。
これまでは体調的な問題もあって静かに、それこそ深窓の令嬢のようだった玲が今ではキラキラした眼を隠そうともせずにアイツにこれでもかと近づいて行っている。
顔を真っ赤にしながらボソボソしているアイツを見て、更にキラキラしていく玲・・・・。あんた、先日他の隊員に告白された時は虫を見るような眼で断ってたでしょうに、一体なんなの・・・・?
〇月×日
え?・・・・・なにこれ?そう思った私は悪くないと思う。
今日からB級のランク戦だ!と気合を入れていたら、比企谷隊の名前を見つけてしまった。
いつの間にチームメイトを集めたのだろうかと思ったら一人だった。・・・・・は?
いつも通り、そう、最近では良く見るキラキラした眼をしている玲に話を聞くと嬉しそうに理由を語ってくれた。
チームメイトを確保するため、ボッチ脱却のために、チームメイトの必要性を教えるために一人で参加させたらしい。鬼か。
今まで見た事もないくらいキラキラした玲が泣きながら戦うアイツを見ていて、もう私のしってる玲は帰って来ないのかもしれないと思った。元気なのはいいんだけどね・・・。
その後、なんだかんだで勝利しているアイツも意味不明だわ。
〇月×日
私の日記のはずがいつの間にか中身がアイツと玲の観察日記みたいになっている気がするわ・・・。気にしたら負けかしら?
なんだかんだでB級ランク戦をアイツは一人で戦い抜いていた。一人で。
泣きそうになりなら戦い続けるアイツの姿に心を動かされたのか、いつの間にか玲だけでなくA級の加古さんや綾辻さんや、三上さん等がアイツを追っかけ始めていた。当然キラキラした眼で。そしてもちろんアイツはキョドっている。それを見てさらにキラキラするという、アイツにとっては地獄のようなスパイラルが始まっていた。
たまにすがるような眼でこちらを見て来ている気がするが、がんばれと念じるだけにしている。え?小夜子もキラキラなの!?え?ちがう?同士?あぁ、ボッチでコミュ障のね、納得だわ。
〇月×日
アイツと小夜子が普通に会話してた。
二度見した私は悪くないと思う。だって画面越しじゃなくて、である。小夜子が男子と普通に話すとこ、初めて見たわ・・・。
ボッチでコミュ障同士で話やすい?そうなの・・・・。
でも玲が見てないところで話すようにした方がいいと小夜子を説得しておく。
なぜです?と聞いてくる小夜子に、玲があんたの事虫ケラを見るような眼で見てた、とか本当の事は言えないので、玲がやきもち焼いちゃうでしょって濁しておいた。たぶんあのままだと小夜子の余命は3か月くらいだったと思う。
〇月×日
遂にアイツの隊に新メンバーが入った!!大井と北上だ。
C級の時から気になってた子達だが、男嫌いで有名だったのだが、なんだかんだでアイツの謎スキル、アイツ曰くお兄ちゃんスキルの前では砂上の楼閣だったらしい。完全に堕ちてた。さすが、あの二宮さんを撃墜しただけの事はある。なぜ二宮さんまで堕ちてたのかは知りたくもないが。
どうりでアイツと訓練してるとやたらと二宮さんを見かける訳ね・・・・知りたくもなかったわ。
チラチラとやたらとこっちを見てくるんだもの、胃に悪すぎる。
〇月×日
え?・・・・・なにこれ?そう思った私は悪くないと思う。この出だし何度目かしら・・・。
今日、唐突に比企谷更生委員会が出来たらしい。隊員は・・・・意味がわからない程多かったとだけ書こう。
玲と大井と綾辻さんや三上さんがすごい張り切って、キラキラした眼でいろいろ話していた。その横で、すべてを諦めたような、死んだ目をしながら正座しているアイツを見て、とんでもなく罪悪感が沸いて来てしまう。
まるで奴隷に売り出されてしまうような、すべてを諦めたような眼をしていた・・・・。
そろそろ私も決断する時が来たのかもしれない…。
〇月×日
今日はみんなでタピオカミルクティをたべたよ☆
イイ感じのカフェでマジテン☆アゲ☆みたいな☆
・・・・ないわぁー。これホントないわぁ。アイツと玲の観察日記が嫌だからってこれはさすがにナシだわね。
という訳で今日のアイツらは、もう、ね・・・・・。
流石に学校のボーダー隊員総動員して捕獲するのはやりすぎじゃないかしら??玲も大井さんもみんなニコニコキラキラしてたけど、さすがにねぇ・・・・。
はぁ、やっぱり私がなんとかするしかないのかしらねぇ。
カリカリ・・・とそこまで書いてペンを置く。
「ふぅ・・・」
ため息1つと凝り固まった肩をほぐしながら日記を見直す。
「これ、やっぱり観察日記よねぇ・・・・。私の日記のつもりだったけど」
思わず苦笑してしまう。それくらい私の、私達の生活にアイツは密接に関わっていた。
別に恋をしてるとかじゃない、そう、これは出来の悪い弟が出来たようなものだろう。うん。
それよりも
「なんとかして、玲の暴走を止めないとね・・・」
流石にやりすぎである。
本部からもちょいちょい注意されてるけど、更生委員会の連中が有能すぎて止まる気配がない。
でも、アイツが苦しんでいるのも事実だ。
ある程度は私も容認できるが、これ以上の暴走を見逃すことは出来ない。
幸いにも東さんや二宮さんの協力は得た。
向こうがオペレーターがメインで隊員が少ないのが幸いした。戦力はそれほどいらないはず。
そう思い、先ほどまで書いていた日記に再びペンを走らせる
「願わくば、これが最初で最後の内戦であることを切に願う・・・」
・・・・さぁ、親友の暴走を止めに行きましょうかね!!
その後、熊谷友子の姿を見たものはそんなにいなかった・・・みたいな?
ちなみに、他のキャラの日記とか希望されてもしないよ?先に言っときます。
いや、正確に言うと那須と大井のは書きたい気がしないでもないけど、どうせあれでしょ?二宮さんでしょ?このシリーズのヒロイン(爆)だもんね。
書かないよ?
そんなこんなで番外編でした。