君の名を再び。 α版本編完結/番外編&β版執筆中   作:ぽっぷ

9 / 32
ぽっぷです。
たくさん書いた次の日は
ネタ吸収の為に小説と外伝小説を読んで
アイデアを絞り出します。
9話から一葉、父俊樹とのやりとりが始まります
あくまでも予定ですが、、、
それではどうぞ


9話 いざ決戦

2人は家に戻ると

一葉のいる離れの部屋に

向かった。

 

 

しかし、一葉になんて説明すれば

理解してくれるだろう。

前回の入れ替わりの時は

入れ替わりを理解しても

彗星までは理解してくれなかったし。

その時は、三葉の姿の瀧に気づいたから

聞いてくれたが、

いまはそのままの2人。

きっと理解してくれないだろう。

 

 

でも時間がない。

まずは話を聞いてくれるか

それからだ。

 

 

三葉は離れの部屋の襖に手をかけ

お婆ちゃん入るよと声を掛け

襖を開けた。

 

 

そこには一葉の姿はなかった。

2人とも緊張感が抜け

その場にへたり込んだ。

 

 

すると、

母屋からこちらに向かってくる

足音に2人は気づいた。

今度こそ一葉かと思っていると

 

 

四葉「帰ってきたと思ったら

ここで何してるの?

お婆ちゃんなら神社の社務所で

氏子会の人と秋祭りの話がある

って言ってさっき出てったよ。」

 

 

一葉の部屋でへたり込んでる

2人に四葉は呆れながら

一葉の居場所を教えてくれた。

 

 

それならばと

三葉の手を引き

瀧は部屋を出ようとした時

四葉から

 

四葉「遊びに行くのは勝手だけど

今日の晩ごはんの当番瀧くんだからね。

あとこの間約束したけど

瀧くんの作るイタリアン食べたいから

早く帰ってきてよ。」

 

 

俺いつの間にそんな約束したんだろ

そんな事を思いながら

わかったと四葉に伝え

玄関に向かった。

 

 

まだ残暑の残る日差しの中

宮水神社の参道の階段を登っていると

自然と額に汗が出る

 

 

やっとの思いで境内に入ると

さっきまでの暑さがまるでウソの様に

涼しくて周りの樹々が揺れより一層

涼しさが感じられる。

 

 

社務所は境内のすぐ脇にあり

社務所の入り口をゆっくりと開けた。

玄関には一葉の草履以外に複数の

履物がそこにはあり

奥から大人たちの声が聞こえてきた。

 

 

静かに玄関を上がり

広間の後方の入り口をゆっくりと開けた。

 

 

大人たちの数人はこちらに視線を向けたが

三葉が居る事は当たり前だから

だれも不審に思わず視線を戻して

会話を続け始めた。

 

 

テッシー父「それでは今年も例年通り

こちらで秋祭りを開催し、

今年出店の当番の方は

3日後朝から屋台の設置をお願いします。

あと手が空いてる方も

設置のお手伝いを

お願いしてもらうと言う事で。

他、なにかご質問とかありますか?」

 

 

テッシーの父である勅使河原は

この宮水神社の上席氏子であり、

彼の会社である勅使河原建設は

この糸守に多大な影響力がある。

 

 

後方で話を聞いていた瀧と三葉を見て

 

 

一葉「三葉、これからは若い者が

この祭り、糸守を引っ張っていく者として

なにか意見あるなら言ってみなさい。」

 

 

といきなりこちらに話を振られ

絶好のチャンスである。

三葉はゆっくりと正座を崩し

立ち上がった。

 

 




ぽっぷです
三葉父俊樹より先にテッシー父が
登場してしまいました。
このチャンスを活かせるか。
次回もお楽しみにしてください。


そろそろ映画館に行きたくて仕方ないです。
次回3回目になるので
今度は間違いなくOPで号泣必至です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。