君の名を再び。 α版本編完結/番外編&β版執筆中   作:ぽっぷ

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勢いよく3話まで書いてしまいました。
どうぞ。


3話 衝撃

2人でよろこびを分かち合いながら

抱き合っていると

ふたたびあの足跡が忍び寄ってきた。

 

四葉「お姉ちゃん、いつまでやってんの。

ゴ、ハ、ン。瀧くんも早く着替えて朝ごはん

食べないと学校遅れるよ。」

 

 

2人は抱き合っていた事、

しかも三葉はノーブラにパジャマ姿で

瀧に抱きついていたのだ。

それにお互い気づいて

お互い顔が真っ赤になっていた。

 

三葉「瀧くんのエッチ。」

 

と瀧を突き飛ばし

三葉は自分の部屋に

逃げた。

 

 

呆然の瀧。

 

 

ふいに四葉の言葉を

思い出した。

 

 

「学校に遅れる、、、」

 

 

????

?学校?

????

 

 

瀧のいる客間に糸守高校の制服が掛かっていた。

訳もわからず瀧はとりあえず制服に着替えて

 

 

居間に向かった。

 

 

居間にはすでに三葉の祖母一葉が

朝ごはんを食べていた。

 

 

一葉「瀧、遅かったじゃない。

早く食べないと学校遅刻だよ。」

 

 

と味噌汁をすすりながら

瀧に言った。

 

 

瀧も状況がわからないまま

自分の席にある朝ごはんを

食べ始めた。

 

 

上からバタバタと騒いでいる

三葉が階段を駆け下りてきた。

 

 

三葉「もぉー、なにがどうなってるの。」

 

 

さすが三葉だ。

騒いでる割には

きちんと髪を結い、

さっきまでの寝癖爆発の髪を

整えてきたのだ。

 

 

三葉も慌てて炊飯器から

ごはんをよそい

テレビを付けて

慌てて食べ始めた。

 

 

テレビ「3日後、地球に最接近するティアマト彗星が、、、」

 

 

瀧、三葉「「えーーーーっ!!?」」

 

 

2人は8年前の彗星が落下する3日前の糸守に

いる事にようやく知った。

 

 

一葉「これ、食事中だから静かにしなさい。」

 

 

一葉に叱られた2人は

とりあえず目の前にある

朝ごはんを済ませて

学校に向かった。

 

 

瀧「一体どうなっているんだ。」

 

三葉「私にだって、わからないよ。

でもなんで瀧くんも高校の制服なの?」

 

 

矛盾している事に三葉は瀧に聞いた。

 

 

瀧「俺だって理解に苦しむよ。

俺たち3つ離れているから

三葉が高校3年なら

俺は中学3年はずだ。」

 

 

頭で考えても理解できない。

部屋にあった通学用に使っていると思われる

リュックの中身を漁っていると

瀧の生徒手帳が出てきた。

 

 

糸守高校3年○組

立花瀧

 

 

 

はい?

三葉もフリーズする。

 

 

 

2人で固まっていると

自転車に乗っているさやちんとテッシーが

2人に近づいてきた。

 

 

さやちん「やっほー、三葉。瀧くん。

どうしたん。2人して固まってるけど。」

 

 

さやちんの声で2人は我に返った。

 

 

テッシー「おいおい、ラブラブなのはいいけど

遅刻するぞ。」

 

 

瀧「テッシー、俺なんでここにいるのだ?」

 

 

直球でテッシーに聞いてみた

 

 

テッシー「瀧どうした。今日はおかしいぞ。

お前は都会と田舎の交換留学で4月から

三葉ん家で暮らしてんだぞ。

それに三葉も、、、

お前らどうした。」

 

 

テッシーは2人を心配していると

 

 

さやちん「もぉー、早くしないと予鈴なってるよ。

テッシー走って。三葉後ろに乗って」

 

 

無理やり自転車を奪い取ったさやちんは

三葉を乗せて学校に走っていった。

 

それに続いて瀧とテッシーは

走って学校に向かった。

 




ぽっぷです。
たきみつを甘々なお話と並行して
本題を書きたいと思います。
次回もしくは次次回には少し甘々なお話に
なる予定です

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