君の名を再び。 α版本編完結/番外編&β版執筆中   作:ぽっぷ

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ぽっぷです。
長い間放置して申し訳ありません。
やっと更新ができました。
続きをどうぞ。


29話 雪解け

なんでお父さんがいるの?

頭の中がまったく追いついていない。

瀧くんもなぜここにいるか

理解していないみたいだった。

 

 

一葉「2人とも立ってないで座りなさい。」

 

 

お父さんの反対側にいた

お婆ちゃんが座るように促された。

お婆ちゃんの横には四葉も座っていた。

 

 

入れ替わったままではあるが

一体これからなにが始まるのかと

思いながら俺たちはその場に座った。

 

 

俊樹「お前たちの望み通りになった。

本当に彗星がここに落ちるのか?」

 

 

瀧「お父さん、間違いないの。

たしかに明日ここに落ちる。

私見たんだもん。」

 

 

私の口マネしてくれる瀧くんは

改めて説明した。

なんとかこの場をしのいで、、、。

 

 

改めて説明を聞いたお父さんが

 

 

俊樹「信じられんが、

それが事実なら大変な事だ。

お前たちは本当に未来から来たのか?」

 

 

黙って聞いていたお婆ちゃんは

最後の言葉を聞いて

これがお前たちのムスビの元か、、、。

とつぶやいていた。

四葉にはまったく理解できない内容に

口を開いていた。

 

 

瀧「信じられないと思うけど、ほんとなの。

信じてお父さん、お婆ちゃん。」

 

 

四葉「信じらへん。お姉ちゃんと瀧くんが

未来から来たなんて、、、。

じゃあ、いまのお姉ちゃんはどこにいるの?」

 

 

瀧「それは私にもわからない。

でも、この糸守とみんなを守るために

神様がもう一度やり直せと

言ってくれたんやと思うんよ。」

 

 

俊樹「わかった。

そこまでお前が言うなら信じてみよう。

二葉、、、。

いや、お前の母さんも

なるべきようなるからと

言ってた意味がよくわかった。

明日は町中の人を学校に行かすように

俺がなんとかする。

お前たちは学校で

普通にみんなと居なさい。」

 

 

いつぶりだろう、、、。

お父さんがお父さんらしくみえるのが。

いつもは町長だからか

町で会っても

なんか傲慢な態度を示していて

ほんとキライだった。

お母さんが死んでから、

ウチを捨てた時に生まれた私とお父さんの間に

深い深い溝が生まれた。

その深い深い溝がどんどん埋まって

いくのがわかった。

 

 

感情が抑えきれず

私は自然に涙が溢れてきた。

あろう事か私が瀧くんの姿でいるのを忘れて。

 

 

それを見ていた

お父さんはなぜ瀧くんが

泣いているのか

わからずにオロオロしている。

 

 

瀧くんもフォローできずに

とりあえず私を

泣き止まそうとしている。

 

 

いままで黙っていた一葉が

なにかに気づき

ようやくここで口を開いた。

 

 

一葉「おや、三葉。瀧。

お前たち夢を見てるな、、、。」

 

 

 

 

 

 

 

カーン、、、。

 

 

 

 

 

 

大きな鐘の音が響き

俺は、私は目の前が真っ暗になった。




ぽっぷです。
なんとか最新話を更新できました。
活動報告にも掲載していますが
この物語が
あと数話で完結します。
というか次回30話で完結します。
なので最後回は少し長めのボリュームに
なります。
できたら近日中に完結できたら
嬉しいです。
最後までお楽しみに。


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