君の名を再び。 α版本編完結/番外編&β版執筆中   作:ぽっぷ

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ぽっぷです。
引き続き入れ替わった2人の
ドタバタ話からです。


26話 変身

もぉーなんで私たち

また入れ替わっちゃったんだろ、、、

目の前にいる私(中身瀧くん)を着替えさせなきゃ

この男は大事な私のカラダに

いらない事するかもしれない。

 

とりあえず瀧くんに目隠しをさせて

ワンピースのパジャマを脱がせた。

目の前に写るのは

パンツのみの私。

もちろんブラはつけていない。

鏡で自分のカラダを見た事があっても

他人からみた自分のスタイルを

まじまじと眺めた。

真っ白な肌

まだ発展途上の胸

キュッとしまっているウエスト

プリっとでてるお尻

我ながらスタイルは申し分なさそうだ。

 

 

朝は少し冷えるので

瀧くんは寒そうにしてるので

ちゃっちゃと制服を着させねばならない。

まず、昨晩頑丈に施錠したタンスを開けて

いま履いているパンツのペアのブラと

壁に掛けてある制服一式を

布団の上に置き

一つずつ瀧に装着していく。

 

 

ブラをつけようとした時

瀧から三葉もっと優しくつけてくれ。

痛いしキツイ。

 

 

三葉「我慢しとって。」

 

 

 

ブラをつける女の子には

それが当たり前だから

そんな事気にしていなかったけど

男の子にしたら

この違和感は慣れなきゃキツイだろう。

女の子だって初めて付けた時

めちゃめちゃキツイんだよ。

私も例外ではなかったし。

 

 

 

とりあえずブラを付けさせて

ブラウスを着させて

そしてスカートを履かせた。

とりあえず見た目私になったかな。

あとはブラウスから透けるブラを

隠すのにベストを着させたら完成。

あとはボサボサの髪をとかして

いつもの私の髪型にしたら

完璧に私に変身だ。

 

 

でも瀧くん。

この髪型にしたら戻せなくなるから

ポニーテールにしてくれと注文したけど

却下。

だって、またさやちんやテッシーに怪しまれるもん。

駄々をこねてる瀧くんを無視して

高校の時にいつもしている髪型にした。

 

 

これで見た目私だ。

 

 

私も布団のそばにあった瀧くんの

制服を素早く着替えて

見た目2人とも入れ替わったとは

思わないだろう。

 

 

お婆ちゃんや四葉に怪しまれないように

瀧くんに5分ずらして降りてくるようにと言って、

先に下の居間に降りて行った。

 

 

降りてみたけど

お婆ちゃんもさっき見られた四葉も

普段通りの朝食を食べていたので、

普段の瀧くんっぽく

眠そうな顔しながら

おはよう、、、。

と言って席につこうとしたけど

ついつい癖で

普段私が座っている場所に座って

私の専用のお茶碗を取って

炊飯器からごはんを取ろうとした時

お婆ちゃんと四葉の視線を感じた時

自分の失敗に気づいた。

 

 

四葉「瀧くん、、、。それお姉ちゃんのお茶碗。

それに座っている場所もお姉ちゃんの定位置

なんだけど、、、。」

 

 

あちゃー、癖というのは怖い。

遅れて降りてきた瀧くんも

手を顔に当てて

先が思いやられるような顔をして

私を見ていた。




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