君の名を再び。 α版本編完結/番外編&β版執筆中   作:ぽっぷ

2 / 32
まだまだ未熟ですが
ここからが本編に入ります

ぽっぷ


2話 ふたたびあの地

三葉「瀧くん、瀧くん、覚えてない。」

暗闇の中で三葉の声が瀧に聞こえた。

すると走馬灯の様に

忘れていた記憶がどんどん

瀧の頭の中を駆け巡った。

瀧「三葉、三葉、三葉。

お前は三葉だ。」

ハッと目が覚めると

忘れていた記憶を全て思い出した。

俺はあいつと入れ替わってた事

隕石の犠牲になるはずだった

三葉や三葉の家族。

三葉の友達のさやちんやテッシー、

そして糸守のみんなを助けた事。

 

 

しかし、ここはさっきまで居た公園ではない。

夜になったはずが朝。

どこか懐かしい日本家屋の部屋。

窓の外を見ると

そこには信じれない光景が瀧の前に広がっている。

 

 

 

その頃

まぶしい朝日が部屋の中を

差し込んでいるのに

気づいた三葉も目を覚ました。

 

 

三葉「えっ、、、ここは、、、

そんな訳ない、だってここは糸守の私の部屋、、、」

そう呟いていると頭の中でなにかが巡り始めた。

私は瀧くんと入れ替わって

友達の司くんや真太くんと

カフェに行って

瀧くんのバイトをして

そこの美人の奥寺先輩と仲良くなって

瀧くんには内緒で

デートの約束して、、、

私一度死んだんだよね、、、

それを瀧くんが未来から来て

みんなを助けてくれたんだね。

私の手に好きだって書いてくれた事も

 

 

だんだん記憶が戻っていく、、、

自然に涙が溢れ、

身体が震える

震えている身体を

自分の手で押さえいると

勢いよく階段を駆け上がってくる音と

同時に部屋の襖が開くと

 

 

四葉「お姉ちゃん早く起きないと、、、

って、なにやってるの、、、」

 

 

泣きながら震えている三葉を見て

四葉は唖然とする、、、

 

 

三葉「四葉〜〜、グスン。

ってなんで四葉が小学生なの、、、?」

 

高校生になっている四葉が

小学生になってるいる事に

気づき四葉に聞いた。

 

 

四葉「当たり前じゃん。

四葉はまだ小学生だよ。

寝ぼけてないで早く着替えて

下の部屋で寝ている瀧くん起こしてきてよ。」

 

 

そう言って四葉は下に降りて行った。

 

???

 

 

三葉の思考回路がしばしフリーズ、、、

 

 

瀧くんが下にいる???

 

 

訳がわからないまま

パジャマ姿のままで

階段を降りて

客間の和室を開けた。

 

 

そこには

状況を飲み込めないまま

外の糸守湖を眺めていた

瀧がいた。

 

 

三葉は勢いよく瀧に抱きついた。

 

 

三葉「瀧くん、瀧くん、瀧くん。

私思い出したよ。瀧くんの事。

彗星の事も全部。」

 

 

三葉は瀧の胸で涙や鼻水やら

流しながら言った。

 

 

やっといまの状況を飲み込めてきた

瀧はギュッと三葉を抱きしめながら

 

瀧「三葉。

俺も思い出したよ。

俺たち入れ替わった事や

さやちんやテッシーたちの事も

みんな。みんな思い出したよ。」

 

と2人の記憶が戻った事をお互いよろこんだ。

 

 

 




ぽっぷです。
さて2人記憶が戻りました。
しかしなぜ2人が糸守にいるのか
そしてこれからどうなるのかお楽しみに
皆様方のご意見お待ちしています

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。