君の名を再び。 α版本編完結/番外編&β版執筆中 作：ぽっぷ
さて前夜祭後半です
みつさやコンビはどうなるでしょう。
あと女子の優勝特典とは？
ご覧ください
さらし者になった俺は
ステージから降りて
最前列でそのままの格好で
女子のコンテストを
観覧になった。
しかし、
この学校はすごい。
女子もバラエティーに富んだ
衣装で続々と登場した。
いい意味で。
宝塚風男装。
浴衣
チャイナドレス
アイドルグループ風衣装
舞妓
着物
などなど。
出てくるたびに
ギャラリーの女の子は
キャー、キャー。
男子はオー。
場内は大変な事に
なってきました。
さてまもなく終盤
エントリーナンバー10番
3年2組
名取早耶香さんです。
さやちんの登場で
さらにボルテージが上がった。
二つくくり三つ編みの髪を
一つにして下ろし
龍の髪飾りをして
手には鈴。
上は白衣
下は朱色の袴。
おしろいを塗り
真っ赤な紅の口紅をした
見事な巫女姿のさやちんが
ステージに登場した。
(衣装提供 宮水神社宮水四葉様より)
もちろん着付けと
巫女の化粧は
三葉がやった。
普段は大人しい見た目の
さやちんの変身に
場内騒然とし
綺麗と騒ぐ女子
そして見惚れる男子。
テッシーはその姿を見て
口を開けて
唖然としているのは
言うまでもない。
本当は三葉がするはずだったが
普段から着慣れいる巫女の姿。
祭事で好奇な目で見られているのに
余興とはいえ着たくはなかった。
ほぼさやちんの優勝で決まりかと
会場は騒然としているが
最後の登場の三葉に
さらに会場は騒然とするのであった。
エントリーナンバー15番
3年2組
宮水三葉さんです。
コツコツとヒールが鳴りながら
純白のウエディングドレスで
登場した。
場内一瞬の静けさから
ドーッと大騒ぎになった。
「宮水さん綺麗。」
「みっさんこっちみてー」
「先輩付き合ってください」
とえらい騒ぎに
当の三葉はベールで隠れているが
めちゃくちゃ恥ずかしいと
思っている。
それを見た瀧は
テッシー同様口を開けて
完全に見惚れてる。
ヤバい。
三葉のポテンシャルの高さが
皆にもバレてしまった。
俺独占欲が強いから
誰に取られたくない。
と思ってしまった。
投票結果
なんと優勝が
ダブル受賞
名取早耶香
宮水三葉
どちらも、甲乙がつけられず
ダブル優勝となったのだ。
ちなみに優勝特典だが、
この場にいる人間で
優勝者と付き合いたい者が
公開告白して
見事カップル成立したら
このあとの文化祭、後夜祭を
一緒にずっと回れる権利が
もらえるらしい。
もちろん担当の仕事があっても
免除されるらしい。
糸守の猛者たちの
激しい公開告白タイムがはじまり
さやちんとこにはテッシーが来て
テッシー「おれは早耶香。
ずっと幼なじみのお前と三葉と
一緒にいて気づかなかった。
だが、さっきのお前を見て
気づいた。
俺は早耶香が好きだ。」
さやちんはテッシーの告白に
小さく頷くだけで
声が出ていなかった。
それぐらい彼の事を想い、
三葉にもずっと応援してくれて
これだけ幸せな事は他にはなかった。
一方三葉にも猛者たちが現れたが
どれもこれも全て断った。
ただ1人を除いて。
やっと自分の順番になり
場内が静かになったところで
瀧は三葉に告白した。
瀧「まさか、ここで告白するとは
思わなかったから、
気のきいた言葉はでないけど、
三葉、俺は例え離れ離れになったしても
必ずお前に会いに行く。
それぐらい俺は三葉が好きだ。」
三葉「うん。
私も瀧くんが好き、、、。」
場内どよめいた。
見事カップルの成立だ。
会場割れんばかりの拍手を
送ってくれる最中三葉から一言。
三葉「、、、瀧くんスーツ似合わないね笑」
ぽっぷです。
なんとか前夜祭のイベントが
完結しました。
次回は再び俊樹との対決です。
勝つ材料をもつ瀧、三葉
さてどうなるのかお楽しみに
みなさんのご意見ご感想評価等
よろしくお願いします