ただの旅人と愉快な仲間達が異世界から来るそうですよ   作:神崎優

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「とうとうタイトルもネタになったな」

「常に進化し続けてるからな」

「むしろ退化しにUターンしてないか?」

「これメイ○ラのタイトルじゃねぇか!」

「ヤマトモチツケモチツケ」

「これがA☆SU☆BIか・・・」

「おふざけ全開だな」


第三十話 神々の遊び(もうネタしかないな)

「・・・で?なにか言うことは?」

 

「なぜ俺は琴理に踏まれてるのか分からない」

 

俺ドMじゃねぇぞ?

それはロウウィの方だからな?

・・・いま、「俺はちげぇ」って、聞こえてきたな。

おかしいな、アイツただの人間のはずなのに。

 

「何も説明も無しで勝手に消滅させないでよバカ」

 

「それには謝るが踏まれる意味が分からん」

 

「ただの罰よ」

 

「Why?」

 

「大抵の男は幼女に踏まれれば喜ぶんでしょう?」

 

「それは一部の人達だけだっつーの!」

 

「貴方ロリコンじゃないの?」

 

「何故その考えにたどり着いた!?」

 

「アンが言ってたわよ」

 

「後でしばいとく」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴方のその話だと、私達じゃ何も出来ないじゃない」

 

「あくまで〈ダメージが与えられない〉だけだ。

触れることは出来るから足止めは出来るぞ」

 

「結局は貴方達に頼ることになるじゃない」

 

「仕方がないな」

 

「・・・で、その話は分かったわ・・・それと」

 

「ん?まだ何かあるのか?」

 

「貴方のとなりに(・・・・)いるのは誰なの?」

 

「隣?」

 

チラッと、隣を見てみると、そこには鮮やかな銀髪の赤と金のオッドアイの少女が立っていた。

確認するまでもない。

その少女は、

 

「てか、ほんとどうやって移動してんだよ、教えてくれよヴィテ」

 

「企業秘密です♪」

 

「だから誰なのよ」

 

「あぁ、紹介しとくわ」

 

「アルカヌム・ヴィテと申します。

簡単にヴィテと呼んでください」

 

「常に未来と過去を見れる能力を持った少女です」

 

「狂三より厄介な能力持ってるじゃない!?」

 

「そりゃあ、俺が勝てないんだからな」

 

「あんたですら勝てないの!?」

 

「なんか呼び方コロコロ変わるな」

 

「私は貴方が勝てないことに驚いてるわよ」

 

「まぁ待て・・・ヴィテ。

何かあったのか?これからの未来が」

 

そう言うと、ヴィテの顔が少しだけ真面目な形になる。

・・・ほんとに少しだけだ。

 

「これからの未来が変わりました。

恐らく士道さんや精霊さん達じゃなくユウ様達があの影精霊を倒した影響です」

 

「どんな未来だ」

 

「本来の歴史から大きく外れています。

恐らく本来ありえない(・・・・・)現象が発生します」

 

「本来一体ずつの精霊達が複数で召喚されたりってことか」

 

「な、なんでそう考えるのよ?」

 

「精霊達が何人いるか知らんが複数いるなかで、十香と同じ形の影精霊が出たんなら、それにともなって他の精霊達と同じ影が来る。

本来起こり得ないことは、精霊の同時による発生だと思っただけだ。

そんなこと合ったか?」

 

「・・・確かに精霊が出現するときは私達が行かない限り、同時出現はないけど、それだけで?」

 

「俺は直感スキルはA+なんだよ」

 

「なによそれ」

 

「ユウ様」

 

「ん?どしたの?」

 

「そろそろ種族の事を教えても良いのではないでしょうか?

これから別行動が多くなりますし」

 

「見たの?」

 

「見えてます♪」

 

「・・・なら、仕方ないか」

 

「種族って、キメラの?」

 

「まぁな、事情が合って出せない奴がいるけど、少しだけ出させてもらうわ」

 

そう言うと、俺の体から、四つの光が飛び出し、それが徐々に形を形成していった。

そこに立っていたのは、

上半身が半透明なクリスタルで覆われ、右腕が特に人とは思えない程の琴理を握りつぶせそうな大きさの男。

 

白いワンピースを着ており、薄い翠色のロングヘアーで、身体中のあちこちにチラホラと華が着いている幼い少女。

 

前の世界の箱庭にいた白夜叉の着そうな和装スカート着て、頭に耳より少し上から後ろに向かって生えている角を持った床に付くほど長い髪を持った少女。

 

前者とはまた違ったタイプのまるで巫女服のような和服で、鮮やかな金髪のと同じ色の狐の耳と九本の尻尾を持った少女。

 

全員が人間では無いことが分かる印象だった。

 

「一人ずつ自己紹介していってくれ」

 

「「「はーい」」」

 

「一人返事!」

 

「・・・分かった」

 

まずはクリスタルの男から、

 

「シドと呼ぶ。

こう見えても天使の一種になってしまった者だ」

 

「え、えぇよろしく」

 

次に花まみれの少女、

 

「ユグドと申します。

種族は植物で、花壇の花を見るとうれしい気持ちになります」

 

「貴方はアホそうね」

 

「ふぇ?」

 

「よくわかったな琴理」

 

次は、角の生えた少女、

 

「ミラ・ルミノックスじゃ。

簡単にミラでよい、種族はただの鬼じゃ」

 

「のじゃロリでしかも琴理といい勝負だぞ?」

 

「何故人の胸を見ながら言うのかしら?(怒)」

 

(あるじ)よ?分かっておるじゃろうな?」

 

「は、ハイ(汗)」

 

最後に狐耳の少女、

 

「エウリュアレじゃ。

・・・本当は蛇の関係する女神の名なのじゃが何故か狐なのにこのような名前がついてしまって少し気分が最悪なのじゃ」

 

「それでもまさかの呪術と魅力スキルがあるっていう中々にチートなキャラじゃないかな、たまも」

 

「たまも?」

 

「・・・エウリュアレという名前なのじゃが、たまもと呼んでくれんかの?」

 

「わ、分かったわ」

 

「ほんとコンプレックスだよな」

 

(ぬし)様が悪いのだぞ!殺生石から出してくれたと思ったら、主様自身が「それ以上はネタバレになるからストーップ!」誤魔化すでない主様!!」

 

「はぁ・・・そしてこの世界で散歩しまくってる―」

 

「呼ばれた気がして登場!皆の妹!でもお兄ちゃんは兄様だけ!アン=クレメンズでーす!」

 

「あんたもだったの!?」

 

「とまぁ、俺の種族の半分がこんなんかな?」

 

「カタログで言いますと、天使・植物・鬼・九尾・ダークマター、といった感じになりますね」

 

「皆個性的なのね・・・てか、ユウはロリコンじゃない」

 

「違いますー、何かの間違いですー」

 

「他はとてもじゃ無いですが出せませんからね」

 

「そんなに危険なの?」

 

「戦闘狂だからな」

 

「ユウ様も負けてませんよ?」

 

「でもこの人達はどんな存在なのよ」

 

「え?皆神様だけど?」

 

「え?」

 

「ユウ様が契約する者達の第一条件が〈神である〉ことですからね」

 

「うわぁー・・・」

 

「キメラには仕方がないんだよ」

 

「そろそろみなさん戻ってください」

 

「「「「分かった」」」」

 

そして、四人の神達が戻っていくなか、琴理は一つの疑問をユウに聞いてみた。

 

「貴方の天使もしかしてシドの物とは違うんじゃない(・・・・・・・)?」

 

「あれ?よく気付いたな」

 

「! じゃあ!」

 

「俺はアイツらの力は使える。

それと同時に自分の種族の力が使えるんだよ」

 

「なんで使えるのよ」

 

「そんなの決まってるだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺がキメラの最強種だからさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「因みに一番驚いたのは、ロウウィがあの後ゲーセン行ったら、マジでやってたってとこなんだよ」

 

「興味ないわよ」

「興味ありません」




それぞれの種族の神達のモチーフ(というかモデル)を紹介しときます。

シド→ファイナルファンタジー13

ユグド→モンストのユグドラ

ミラ→言わずもがな問題時の白夜叉

たまも(なんかこっちの方が楽だなw)→Fate












他の神々はまだ出しませんよ(なんせ設定多すぎて大変だから(汗))。


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