GOD EATER~アラガミ(女)になった青年と逆行する特異点~ 作:ユーベル
20170217一部変更。
始まりの風(リメイク)
何時のように生き、何時のように生活する。
何も変わらない日常。
代わり映えの無い日々。
そんな毎日に俺は飽きていた。
で、トラックに突っ込まれて死んだ訳だが…。
何、この状況。
「ああ、スマン。怠け者の部下とちょうどO☆HA☆NA☆SI☆していたところでな」
それは良いですが、此処は…「お前の知識で言うならば天界だな。そして俺は世界の管理者で、神と呼ばれる怠け者共の上司だ」さいでっかって…神の上司イィィィィ!
「当たり前の反応だな」
反応薄!
「何時の事だし馴れた」
それでいいのか?
「良いの。でだ、例の如く馬鹿共のせいで死んだ訳だが…テンプレ夜露死苦転生してもらう」
字が違う気がするが。
「気にするな」
さいですか。
「だが、残念なお知らせが二つ有る」
何ですか?
「一つ目はお前を送り込む世界が決まっている事だ」
選択肢が無い!
「文句なら他の転生者に言え。そいつらのせいで仕事が溜まる一方だ」
処理が追い付かないんですね。
「全くもってその通りだ。おかげで可能性の世界が幾つか消滅したよ」
何処に送り込まれるので?
「GOD EATER」
お気に入りだけど死亡率高っ!
「生き残る為にチート能力を上げるんだろうが」
あ、そう言うこと。
で、二つ目は?
「金髪オッドアイのイケメンにしろとか言う踏み台の馬鹿供が多くてな、ついブチギレて男性用の器を全て破壊しちまってな在庫切れなんだ」
もしかして、女になれと。
「そう言うこと。転生する段階で性別に関する記憶は完全に削除しとくから」
そう言う問題!
「ぶっちゃけ、女の器の方が手を加えやすいんだよ」
何故に?
「女は新しい命を生む。すなわち体内に異物を入れやすい。其れに対して男の器は適合しなければ異物を入れた瞬間に拒絶反応を起こしやすい。その上調整に時間がかかるし、唯でさえ少ない休暇が減る」
本音が出てるゥゥゥゥ!!
「そう言うことだから、二つだけ選択肢を提示する」
なんすか?
「一つ、新型ゴッドイーターとして生きる。二つ、アラガミとなって生きる。以上この二つだ」
どちらを選んでもブレイク可ですか?
「原点から分岐した平行世界だから良いよ」
ならアラガミになります。
「その心は」
人外の存在となって人々を見てみたい。
「ならば人形の容姿とアラガミの器を決めろ」
アラガミの器と人形の器は共通でGOD EATER 2 RAGE BURSTの自キャラ。
但し、目は獣のような感じで。
後は、マルドゥークの腕甲、カリギュラのブレード、ディアウス・ピターの剣翼、マグナガウェインの腕甲付きの翼手、グレンオロチの双頭、キュウビの尻尾を任意に選択して出現できるようにしてほしい。
「名前は?」
クゥルマヤ・ウェアウルフ。
「はっ!“絶対的捕食者”たるアラガミにして神喰狼“フェンリル”のゴッドイーター!そこから連想して人狼“ウェアウルフ”!良いだろう、お前に元々くれてやろうと思っていた特典として、弱点属性無し!ハンニバル神属、ヴァジュラ神属、ガルム神属、キュウビ神属、ガウェイン神属、シユウ神属、全感応種の攻撃手段と能力!神機パーツ、衣装、スキル全種!血の力、ブラッドアーツ、ブラッドバレット、プレデタースタイルを勿論全種付けてやる!おまけに不可視の人狼と霧の人狼の力もだ!」
大盤振る舞いの上にチート!?
「気にするな。これがその詳細だ。ところで、何故『クゥルマヤ』何だ?」
気まぐれな黒猫で居たいんで。
「成る程な。ああ、出口はお前の後だ。新な生を楽しめよ」
こうして”俺“は”ワタシ“となりGOD EATERの世界へ旅立っていった。
「ああ、1つ言い忘れてた。お前、デフォルトがアラガミだから腕輪無いから」