P4 天田の強くてニューゲーム   作:エルデスト

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気付かぬもう一つの心

水溜りをよけながら八十神(やそがみ)高校へと向かう。確かに雨は止んだが、逆に霧が出てきて前が見えにくかった。夢ようなあの場所も霧がかかっていたなと、今更ながらに思い出す。そう思うとなんか不気味におもえて、早足で高校に向かった。下駄箱に着いて悠さんがいないか周囲を見渡すと不意に、

 

 

『緊急連絡。学区内で事件が発生しました。生徒は速やかに下校してください。繰り返します……』

 

 

という放送が流れて、何かあったみたいなので悠さんも所に行ってみようと、二年生がいる階層に行く。一つ一つのクラスを覗いて悠さんがいないか確認していると、隣のクラスで派手な音がしたから覗いてみた。

 

「花村ぁ! なんてことしてくれるのよ! 私の【成龍伝説】がぁ・・・」

 

「ぐああ・・・! す、済まないぃ・・・。今度弁償するから許してくれぇ、いだだっ」

 

「雪子、鳴上君。こんなやつ放っておいてさっさと帰ろ!」

 

 なんか不安がったりしているかと思ったが、なんか騒々しかった。まあ悠さんに限ってはそんなことないと思うけど。でも女子の方もなんか騒いでるし、高校生って図太いのかな。SEESの皆も図太かったし。取りあえずこのままじゃ気付いてもらえそうもないし、埒も明かないので悠さんに話しかけてみた。

 

「悠さん、早速女の子を二人を侍らすなんてモテモテですね。だからといってそれを嫉妬した人を痛めつけちゃだめですよ」

 

 蹲って呻いている人を指さしながら、真顔で言ってみる。

 

「ちょ、違うから、そんな関係じゃないから! 君なんてこと言ってくれるの!」

 

「そうだよ、千枝が一緒に帰ろうって誘っただけだから、私は違うよ」

 

「雪子! 私だって転校生にいろいろ紹介しようと思っただけだから! そもそも花村が悪い!」

 

 僕の言葉に動揺したらしい緑色の服を着た人が、赤い服の人にからかわれていた。

 

「天田、あんまり言ってやるな。俺が悪者に見ええるだろ。それとどうして此処にいるんだ?」

 

「それもそうですね、すいません。そこまで考えていませんでした。ここにいる理由としてはなんか物騒なことが起きたみたいなんで、様子を見に来たんですけど必要無かったみたいですね。なんかあっちから怖そうな先生来ているんで帰りながら話しましょうか」

 

 歩き始めながら僕が悠さんに事な成り行きを説明していると、緑の人が分が悪いと思ったからか追いかけていてこっちに話を振る。

 

「そ、そうだ。この生意気な子鳴上君の知り合い?」

 

「ああ、こいつは天田といってな、俺と同じ日にこの町に来て隣に住んでるんだ。俺の叔父さんと天田の保護者が幼馴染らしくてその関係で面倒を見てるってこと。天田の保護者が出張でいないから実質家族みたいなものだ」

 

「天田乾です。悠さん、流石に家族は言いすぎです。食事は一緒にしてますけど住んでるところは違いますし」

 

「そう固いことを言うな。天田一人でできることも限られてくるだろ。家族にしておいて損はないさ」

 

「へー。じゃあ天田君は鳴上君の弟みたいなものかー。私は里中千枝、よろしくね。ねえねえ、天田君は今何歳なの?」

 

「12歳で中一。隣の九十九中学校に通っています。あ、12歳だからといって僕を子ども扱いしないでくださいね」

 

「ふふふ、天田君たらかわいいね。私は天城雪子。別に私たちが高校生だからって強がらなくてもいいんだよ。子供は子供らしく、ね」

 

 なんか舐められているようなので言い返そうとしたら、悠さんが代わりに反論してくれて、

 

「いや、(あなが)ち嘘でもないぞ。まだ一日しか知り合ってないが、結構しっかりしていているし。それこそ、そこらのだらしない大人よりはずっとな」

 

 そのことを聞いた二人は驚いた顔をし、僕は悠さんにそういう風に言われて少し嬉しくなった。

 

「マジ!? うわあ、なんか負けてそう。中学生相手になんか敗北感が・・・」

 

「千枝、いろいろと適当だからね。でもすごいね天田君。その年なのにここまで認めてもらえるなんて」

 

「いえ、僕は・・・」

 

 少し俯く。別に誉めてもらいたくて、やっている訳じゃない。大人のように毅然となる必要があったから。環境が僕をここまで変えた。僕はやっぱり変なのだろう。子供らしい感情を表に出せないから。みんなは俯いているのを照れだと勘違いし、声をかけてくれる。

 

「でも、ほら子供らしいところもあるじゃん! やっぱ根っこは子供なんだって!」

 

「でも里中は根っこだけじゃなくて全部子供っぽいよな」

 

「あはは、言えてる!」

 

「な、なにをー! 私にだって大人っぽいところはあるのよ!」

 

「あ、認めた。やっぱり・・・ん? あれ、何だろう?」

 

 天城さんの視線の先にはkeepoutと書かれた黄色いテープがあった。

 

「もしかして、学区内で起きたっていう事件の現場じゃないですか? ほら堂島さんもいますし」

 

 黄色いテープの内側には、周囲の人に忙しく指示を出している堂島さんがいた。いろんな人がテキパキと動いている中、青い顔をした若い刑事さんがいたりもした。知り合いがいたからか、事情を聴こうと悠さんが近くによる。

 

「叔父さん、一体どんな事件があったんですか?」

 

「誰だ・・・悠! 何でここにいる? しかもなぜ天田までいるんだ」

 

「いえ、学校が終わったので一緒に下校しているだけですけど」

 

「くそ、校長にこの道を通らすなって言ってあったのに。事件に関しては何も言えん。身内とはいえ部外者だからな」

 

「そうですか。仕事なら仕方ないです」

 

「ねえ、鳴上君。この人は誰?」

 

「俺の叔父さん。保護者をして貰っている人だ」

 

「へぇー。なんか凄そうな人だね」

 

 悠さんと里中さんが話している横をさっきの若い刑事が通り過ぎていった。顔色が先ほどよりも悪い気がする。案の定、見えにくい端の方で胃袋の中身をぶちまけ始めた。

 

「うおっぷ、おえええぇ・・・」

 

 その瞬間、堂島さんが吐いてしまった若い刑事に向かって怒鳴る。

 

「足立ィ! いつまで新米のつもりでいる気だッ! それでも刑事かッ!!」

 

「す、スイマセン! う、おええ・・・」

 

 堂島さんの迫力に足立と呼ばれた人だけではなく、僕たちも震え上がってしまった。それは僕も例外ではない。いや少しだけですよ、僕は驚いた程度です。僕でもそうなんだから、怒られた本人は完全に竦みあがってしまっていて、口元を拭いて戻ろうとするがまた中身が逆流がしてきたらしく、再び吐いていた。

 ガミガミと堂島さんに怒鳴られている足立という人を憐れみの目でみていると、心の奥の方でザワリと何かがゆれた。ペルソナがなぜかいつもより自己主張をしていて、それを僕に何か警告しようとしていると感じ、足立さんをじっと見てみる。すると、少しずつ誰かと重なってきた。あともう少しで分かりそうって時に、

 

「天田君、あんなものなんか見ない方がいいよ。さ、帰ろ」

 

「ああ、そうしろ。あとこの通り事件が発生してしまったからな、今日は帰れそうもない。すまないが菜々子にそう伝えておいてくれ。あと、帰りに弁当でも買っていけよ。食材とか余計なものは買わずにまっすぐ帰れ、いいな」

 

「はい、叔父さん。叔父さんも頑張ってくださいね」

 

 そういう事となり、事件現場を離れて帰宅することになった。足立さんと重なりそうな人は思考が途中で切れて分からなかったが、あの人を警戒するには値しそうだ。

 事件現場から離れてすぐに里中さんと天城さんと別れ、弁当を買い帰路を進んでいく。その途中で噂が好きそうなおばさんたちがひそひそと噂話をしていて、意図せずとも耳に入ってきた。

 

「ねえねえ、今日あった事件って殺人事件らしいわよ」

 

「聞いたわ、それ。しかもその死んだ人って不倫したってテレビで言ってた、あの山野真由美アナウンサーだったらしいわ」

 

「しかもその死体がね、何故かアンテナに引っかかっていたらしいわ。なんて怖いの」

 

「ねえ・・・」

 

 僕は悠さんの方を向くと丁度悠さんも僕の方を向いたようで、悠さんは苦虫を噛み潰したような表情をしていた。だけども僕は無表情だ。微かに悲しみがあるけど、でも何とも思わない。ただ少し不憫だな、と思った程度。

 

 僕は死についての感情が麻痺してしまったのだろうか。なにせ今僕が考えているのはただ一つ、犯人の事だけ。鈴が守ったこの世界の人間が理不尽な理由で死んでしまったことが許せない。ただ、それだけ。鈴ならきっと彼女が死んでしまったことを悲しむんだろうなと思う。僕はなんて人間なんだろう。いつの間にか鈴以外の人がどうなってもいいと、思うようになってしまった。鈴が帰ってくるなら世界なんて要らないって。

 無表情な顔の下に様々な黒い感情が渦巻く中、悠さんはその感情に気付いたのか気付かなかったのか僕の手を掴んで早足で歩きだした。僕もそれに抗うことなく小走りで着いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鈴の為なら、悠さんだって・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ぼーっとしていたのかいつの間にか家の前についていた。夕飯まで結構時間があるので、今はお互い自宅の方へ帰った。帰ってきてすぐさま荷物を置いて、自室からデッキブラシを持ってきたら裏庭へと出た。幸い、裏庭は他の家から見えないようになっていたのでデッキブラシを振り回すのには丁度いい。一心不乱に昔、動画サイトを見て覚えた型をずっと練習する。制服のままで動きにくかったが、それでもずっとずっと練習し続けた。時には型を、時には仮想の敵、シャドウを思い浮かべて実戦練習を。アクロバティックな動きの練習も勿論欠かさない。

 横薙ぎ、突き、その勢いを利用して回し蹴り。ペルソナが僕に力を与えてくれるから、軽く世界記録を更新するような跳躍を軽々行って見せる。蹴り、突き、跳躍、踵落とし、(デッキブラシ)を軸にして回転連続蹴り。さまざまな技をただただ一心不乱に我武者羅に繰り出していく。疲労困憊になっても、体だけは少しでも動かす。そうすれば思い出さなくて済むから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――― 鈴が帰ってくるなら、悠さんが居なくなってもいいと思ってしまったことを・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 疲れていたからか、注意が散漫になっていたからか、デッキブラシの軌道が不安定になり柄の部分を脛、ベンケイに思い切りぶつけてしまった。

 

「~~ッ!」

 

「うぅ、久しぶりにベンケイ打ったぁ・・・。槍の腕が落ちたのかなあ。・・・さすがに疲れたなぁ、もう動けないよ。そういえば今何時だろう?」

 

 赤くはれ上がった脛を庇いながらデッキブラシを杖代わりにして家に上がる。そして時間を確認するため顔を上にあげると、長さの異なる二本の針が示した時刻は、

 

「ええ!もうこんな時間!? 気付かなかった・・・。そういえば空が真っ暗になってたな」

 

 時計が示したのは7時30分。午後に入ってすぐのころ合いに学校を出たので、かれこれ6,7時間訓練していたことになる。堂島家の夕食は菜々子ちゃんの関係で8時に始まる。あと三十分。汗をビッショリかいているのでシャワーを浴びなきゃいけないが、今は立っているのさえやっとの状態。体中の筋肉がこれでもかというほど悲鳴を上げていて、とてもじゃないがそんな早業は無理だ。明日には筋肉痛になるのは必至で、少しでも明日が楽になるように揉み解さなきゃいけない。

 

「・・・うん、絶対に三十分じゃ無理だ。仕方ない、遅れる旨を悠さんに伝えよ」

 

 以前メアドを交換していたので要件はメールで送れる。一応相当遅くなるかもしれないという文も付け足しておいた。理由は今直ぐやらなきゃいけない用事ができたにしておく。だって、デッキブラシをずっと振り回し続けて、筋肉が強張っているから遅れます、なんて言えるわけがない。それこそバカだ。指の筋肉も強張っていたからメールを打つのにも一苦労しながらも文を完成させ、送る。

 そのあとギクシャクした動きになりながらもゆっくりと風呂の準備をした。やっぱり体を温めなきゃ。暫くして湯船に溜まった少し熱いお湯に、ゆっくりと恐る恐る足を入れると、

 

「ッ・・・!」

 

 案の定痛みが襲ってくる。片足で立つのも辛く、かといって湯に入れるのも痛い。こんなになるまで何で訓練していたんだと(あれを訓練と言えるかは別にして)自分を罵りながらも、気合を入れて湯船の中に全身を入れる。悲鳴も出ないほどの激痛に襲われるが、次第に痛みが和らいでいった。何とか動く余裕ができたので少しづつ湯の中で筋肉を揉み解す。凝りに凝った筋肉を触っているうちにふと思ってしまった。

 

「・・・筋肉は欲しいけど、むっきむきにはなりたくないなぁ。理想は真田先輩かな・・・」

 

 自分で言っておいて意味不明である。自分に呆れながら体の方も解れてきたので、風呂から上がって着替える。筋肉痛を明日にできるだけ持ち越さないように、ベットの上に座ってもう一度念入りに筋肉を揉み解す。凝り固まった筋肉による痛みが無くなってきて、明日は大丈夫かなと安心した途端、疲労の波が襲い掛かってきた。さっきまで十分疲れが来ていたが、解すまではと忘れていた疲労の分が丁度今来たのだ。タルタロスは待ってくれないので、訓練をしても筋肉のケアをするまで寝なかった。その時の習慣が残っていたらしく、終わった瞬間に来たという訳だ。これほどの疲労に抵抗する術はなく、ベットに倒れこんでそのまま夢さえ存在しない、深い眠りの中へ転がり落ちていった。

 

 

 

 

ジリリリリリリリ

 

 今日も目覚ましの音が僕を叩き起こす。体をよじらせてその音源を止めようとするが、体が動かない。そのことに動揺し、冷や汗をかきながらも必死に体を動かそうとする。すると体中に激痛が走り渡った。声にならない悲鳴を上げながらも、漸く冷静になることができた。昨日のことを少しずつ思い出していき、答えに行きつく。つまりは筋肉痛。あれだけのケアをしておきながらもこれだけの痛みがあるということは、もししていなかったらと思うとゾッとする。

 いまだに続く痛みを堪えながらもゆっくりと体を起こす。その際、体の上に掛かっていたタオルケットがパサリと落ちた。確か昨日は布団に潜り込む間もないまま眠り込んでしまったので、このタオルケットが僕に掛かっていることはおかしい。となると、掛けてくれた人がいたという訳で考えられる人はただ一人、悠さんだろう。何時になっても来ない僕の様子を見に来てくれたんだなと嬉しくなると同時に、申し訳なく思う。後で悠さんにお礼を言おうと心の中で決めて、そろそろ音がウザい目覚ましを漸く止めた。

 

 今日も朝ごはんをもらおうと堂島家に向かう準備をしていたが、筋肉痛がやっぱりひどい。昨日よりもずっとギクシャクしている。学校休もうかなどと考えたが、初の授業日だし自分の所為でもあるので行くことにした。流石に体育とかは無理だけど。最低限体を解したら堂島家へ向かう。

やっぱり悠さんは心配していたようで、何があったのか聞いてきた。

 

「ああ、天田。昨日はどうしたんだ? 中々家に来ないから心配して勝手に家に入ってったけど、ぐっすり寝てるもんだからそっとしておいたんだけど」

 

「すいません、急用ができちゃって今すぐやらなきゃいけなかったんですそれが意外にめんどくさくて、終わったらとても疲れていたもんですからそのまま寝ちゃって・・・。あ、タオルケット有難うございました」

 

「いや、いいよ。そっかそれじゃ仕方ないな。でも、俺に言ってくれたらよかったのに。少しは手伝えるから。そうだ、食べてない弁当どうする? まだ残ってるけど、この弁当屋の弁当は日が持つから一応今でも食えるぞ。流石に昼とかそのあたりは止めた方がいいと思うけど」

 

 ホントにすいません・・・。心の中でそう呟く。手伝ってほしくても無理なんですよ。こっちはできる限り弱みって奴を見せたくないから。とは言ってももう十分弱みを見せてるか・・・。弁当に関しては昨日はあれだけ動いたのにまだ何も食べてないからお腹が減って仕方がない。その証拠に

 

ぐうぅぅ~~~

 

「くくく、天田の腹は正直だな。今電子レンジで温めてくるからこれでも食って待ってろ」

 

 そういって食パンの袋丸ごと一つ渡してキッチンの方へ行ってしまった。これを生で食えというのか。因みに四枚切り。僕を顔を真っ赤にして袋を開ける。するとパン独特の香りが漂ってきてまたお腹が鳴る。向こうの方で押し殺した笑いが聞こえたから、きっとそっちまで音が届いたのだろう。自分のお腹に黙れと念じながら食パンに齧り付く。以外にも生でも美味しくあっという間に平らげてしまった。悠さんが弁当を持ってきたころには袋の中身はパン屑だけになっていた。それを見た悠さんは大層悲しそうな顔をした。きっと悠さんの朝食はこのパンだったのだろう。なんか申し訳なく思った。

 悠さんは僕に弁当を渡し、自分の朝食を探しにキッチンへと戻っていった。受け取った弁当は鮭弁当。悠さんみたいに唐揚げ弁当にしなくて良かったとしみじみ思う。時間が経っていても見た目はとても美味しそうで、実際味も良かった。パンが入っていた胃袋は、弁当を迎え入れてもまだイケるらしく物足りない感があった。悠さんも朝飯を探しても見つからなかったようで、

 

「天田。困ったぞ、朝飯が見つからない! 菜々子はもう食べたからいいとして、どうしようか」

 

「すいません、勝手に全部食べてしまって。弁当を食べましたが僕もまだ何か食べたいですし、なにか買っていきましょうか?」

 

 という訳で登校中に何か買おうという話になった。昔立ち食いは行儀が悪いとテレッテ先輩に注意したことがあったが、今は許してもらおう。家を早めに出てパン屋によったが、目移りしていつの間にか時間が無くなってしまったのはまあ、仕方がないことだろう。しかも筋肉痛で走れなくてとても焦った。何とか自分の体に鞭打って遅刻は免れたが。悠さんは少し動きがおかしいとは感じていたようだが、何も言わなかった。

 

 

 自分の胃袋の大きさを理解してなくて、いくつかパンが余ってしまったのは余談である。

 




足立さんと似ている人言うのは・・・

足立=『闇の皇子』になれなかった人

という訳です。なんか性格似てません?



鍵は合鍵を持っていました。中学生一人は流石に危ないと配慮から。

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