つよきす 愛羅武勇伝   作:神無鴇人

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今回はかなり無茶しすぎた……。


変幻自在!亜空と影の脅威!!(後編)

レオSIDE

 

「消えた……だと」

 

 突然消え去った小野寺に俺は戸惑っていた。

今まで気配を消して隠れる奴は何度か見たことがある。

だがどんなに気配を消しても所詮は人間のやる事、集中して気を探れば見つけることは可能だった。

しかし、今回は違う。気配も気もまるで感じない、こんな事は初めてだ。

レフェリーも訳の分からない事態にどう判断するべきか戸惑っている。

 

「どこに行きやがったんだ!?」

 

 焦りは冷静な判断を狂わせる。この時俺は背後に突如現れた謎の黒い影に気付かなかった。

 

「レオ!後ろだーーー!!」

 

「!?」

 

「もう遅い!!」

 

 乙女さんの叫び声にあわてて振り向くがそこには虚空にできた黒い穴の中から小野寺が飛び出し俺の延髄目掛け蹴りを放ってきた。

 

「かはっ!」

 

 焦りで無防備になっていた俺は成す術無く延髄にとび蹴りを叩き込まれてしまった。

 

 

 

NO SIDE

 

 延髄斬りを叩き込まれたレオはそのままふらふらと倒れ込む。

延髄は人間の急所、そこに強い衝撃を食らえばいくらレオでも数秒間はまともに動けない。

 

「レオ!」

 

 レオを救出しようと乙女はすぐさまロープを飛び越えてリングに上がろうとする。しかし着地地点にまたしても黒い穴が広がる。

 

「な、何だ!?」

 

 驚く乙女を嘲笑うように穴の中から優一の分身体が現れ、乙女の体を拘束した。

 

「こ、これは!?」

 

「教えてやるぜ!コイツは亜空間への入り口……ブラックホールだ!!」

 

 乙女の疑問に答えるように優一(本体)がリングに飛び込むように上がり、それと同時に乙女の顔面に膝蹴りを叩き込んだ。

 

(あ、亜空間だと……まさか、そんな事が)

 

 膝蹴りを受け、ふらつきながら乙女はかつて祖父から聞いた話を思い出す。

気というものは修行次第でその性質を炎や水などに変化させる事が出来る。

その究極の形態といえるものが気で亜空間を作り出すという技である。

しかし亜空間を生み出すという神業にも等しい技を扱うには生まれつきの適正が必要不可欠、それは適正だけでも100万人に1人、さらにそこから武術の道を歩むか否かで考えれば1000万人に1人いるかいないかだ……。

 

(馬鹿な……眉唾だと思っていたが……まさか、こんな……)

 

「おっと、倒れるのはまだ早いぜ。俺のブラックホール殺法はこれからが本番なんだからな」

 

 驚きを隠せない乙女。

しかし拓己と優一はそんな事お構いなしに追撃を仕掛けようとする。

 

「クソッ、野郎!!」

 

 ふらつきながらもカウンターを喰らわせようとするレオ。

しかし拓己は自らの足元にブラックホールを生み出し、もぐら叩きのもぐらが身を隠すかのように姿を消す。

そしてそれと同時に優一は影分身を二体生み出レオと乙女の身体を羽交い絞めにして拘束し、自らもブラックホールの中に飛び込む。

直後にブラックホールが二つに分離しながらレオと乙女の真正面に配置される。

 

「な、何をする気だ?」

 

「俺の作った亜空間にはこういう使い方もあるんだ!《人間火玉弾(ヒューマンキャノン)》、発射(ファイア)!!」

 

 虚空から響く拓己の声と共にブラックホールから拓己と優一の身体が砲弾のように飛び出す。

 

「うぐぁっっ!!」

 

「ガハッ……!!」

 

 砲弾と化した2人の身体はレオと乙女に直撃、凄まじい衝撃と激痛にレオたちはのた打ち回る。

 

「一気に決めるぞ、優一!!」

 

「ああ!分かってる!!」

 

 拓己はレオを担いで空中高く飛び上がり、レオをツームストンパイルドライバーに固めて落下し、優一はその真下で乙女をベアハッグに捕らえたまま拓己目掛けて飛び上がる。

 

「「《ツインヘッドクラッシャー!!!》」」

 

「がぁっ!!……」

 

「ぐぁ!!……」

 

 凄まじい勢いで互いの脳天同士が叩き付けられる。

拓己の落下と優一のジャンプによるスピードが合わさった絶大の破壊力にレオと乙女の脳天から夥しい量の血液が流れ出す。

 

「ぐ……ぁ……」

 

「ぁ……ぅ……」

 

 レオと乙女の口からうめき声がこぼれる。立て続けに繰り出される攻撃によるダメージと大量の出血でレオと乙女はもはや昏倒寸前だ。

 

「さーて、料理の仕上げといくか」

 

「こっちは準備完了だ、さっさと来な!!」

 

 拓己の声に呼応するように優一はレオと乙女の身体を掴む。

 

「亜空間の中で寝てな!!」

 

 そして、2人は拓己目掛けて投げ飛ばされた。

 

 

 

レオSIDE

 

「ハァァァ……!!」

 

 投げ飛ばされた俺達を待ち構える小野寺の右手の気に気が集まり、またしてもブラックホールが形成される。

ヤバイ、何とか避けないと……。

 

「吸引してやるよ!バキュームみてぇにな!!」

 

 小野寺の気が急激に高まっていく。そしてそれと同時にブラックホールが凄まじい吸引力で俺達を吸い込もうとする。

 

「うぉおおお!?」

 

 な、なんだこの吸引力は!?これじゃ逃れられない!!

このまま吸い込まれちまったら俺たちはリングアウト負け……どうする!?

 

(乙女さん、だけでも……)

 

 ダメージを受けた身体でも俺の気掌旋風波なら直で当てればここから脱出させる事ができる筈。

それに……惚れた女をむざむざ無様な姿に出来るかよ!!

 

「ウオオオオォォォォォォォォ!!!!」

 

 身体に残った力を搾り出し、俺は旋風波を乙女さんに向けて零距離から放った。

 

「ぐぁっ…れ、レオ!?うわぁぁ!!」

 

「乙女さん!俺は必ず脱出して復帰する!だからそれまで何とか繋いでくれ!!」

 

 ブラックホールの射程範囲外に乙女さんが吹き飛ばされるのを確かに確認し、俺は亜空間の中へと吸い込まれた。

 

 

 

乙女SIDE

 

 レオの旋風波のおかげで小野寺のブラックホールから逃れる事ができた私はリング外に吹き飛ばされた。

 

「れ、レオは!?」

 

 すぐさま私は起き上がりリングに上がるがそこにレオの姿は無い。

あるのは敵の姿……小野寺拓己と山城優一の二人のみ……。

 

(そんな…レオが……)

 

 大切な弟分で…大切な恋人で……誰よりも大好きな男。

そんな彼に助けられるだけで、私は何もできなかったなんて……。

 

「チッ……まとめて片付けてやろうと思ったのに最後の最後で味な真似しやがって」

 

「そう言うなよ。これで2対1、俺たちが圧倒的に有利だ」

 

 忌々しそうに吐き捨てる小野寺を山城が宥める。

だがそんな光景など見ても今の私は何の感情も沸かない。

たった一つの感情を除いては……。

 

「おい、鉄とかいったな、見ての通りお前のパートナーは亜空間の中だ。ギブアップするなら今の内だぜ」

 

「ふざ…けるな……」

 

「ん?」

 

「ふざけるなぁぁっーーー!!!」

 

 私の中に残った感情……それは怒りだ。

怒りの赴くままに私は小野寺に飛び掛りその顔面を殴り飛ばした。

 

 

 

NO SIDE

 

「グオァッ!!?」

 

 乙女の鉄拳をまともに喰らい、拓己は後方へ吹き飛ばされた。

 

「野郎!《飛翔券!!》」

 

 拓己が吹っ飛ばされた直後に優一が二体の分身と共に一斉に気弾を乙女目掛けて撃つ。

 

「邪魔だぁぁぁぁーーーーーー!!!!」

 

「んなぁ!?嘘だr…ぐがっ!!」

 

 しかし乙女はその気弾を腕ではじき返し、逆に気弾は優一(+分身体)に直撃してしまった。

 

「だぁぁーーー!!!」

 

 しかし乙女は攻撃の手を緩めない。即座に優一に駆け寄り優一の足を掴んでそのまま優一の全身をマットに叩きつけた。

 

「グゲァッ!!……な、何てパワーだよ、コイツは……」

 

「誰がギブアップなどするか!!獅子蝶々にはまだ私が残っている!!レオのためにも絶対に貴様達を倒す!!」

 

 その瞳を怒りに燃やし、乙女は拓己と優一、2人を相手に飛び掛った。

 

 

 

レオSIDE

 

「うぐぅ……な、何だよココは」

 

 上も下も無い異次元空間。

うぉぉ……全身が圧迫されて、身体が捩れそうだ……アイツ(拓己)が作った亜空間だから俺が苦しい思いをするのは当たり前か……。

 

「だ、だがこれがあくまでアイツが気の性質変化で作ったものなら……こっちも気を使って空間をこじ開けることが出来る筈」

 

 だけどそれには相当の量の気を溜め込む必要がある。時間は掛かっちまうがな。

脱出するのが先か、俺の体力がなくなるのが先か……どっちにしてもやるしかない!

 

 

 

NO SIDE

 

「《ベルリンの赤い雨!!》」

 

「《空破弾!!》」

 

 拓己と優一の同時攻撃が乙女に襲い掛かる。

しかしそんな猛攻をものともせず、乙女は二人の攻撃を受け止める。

 

「こんなもの、避けるまでも無い!!」

 

 二人の身体を掴んだまま乙女は両腕を振り上げ、凄まじい勢いで二人の身体と身体を叩きつける。

 

「グエェッ!」

 

「グァァッ!」

 

 乙女の怪力で叩きつけられた衝撃は半端なものではなく、拓己と優一はそのまま力無くマットに倒れ込みそうになるが乙女の勢いは止まる事を知らず二人の身体をさらに振り上げ、マットに叩きつけた。

 

「ガッ…ハッ……」

 

「う…おぉ……」

 

 強烈な衝撃が身体を穿つ様に叩き込まれる。

乙女の怒涛の猛攻の前に拓己と優一は苦悶の表情のまま呻き声を上げる事しか出来なかった。

 

 

 

「す、凄ぇぜ!アレならレオがいなくても乙女さん一人で勝てるんじゃね?」

 

「ああ、これならレオも自分を犠牲にした甲斐があったってもんだぜ!」

 

 孤軍奮闘する乙女の姿に観客席のカニとフカヒレは興奮して騒ぐ。

しかし他の竜命館メンバーの表情は今一つ冴えない。

 

「おい、スバルに近衛!お前ら乙女さんが圧倒してるってのに嬉しくないのかよ!?」

 

「そ、そりゃあ鉄先輩の活躍は嬉しいけど……何か、いつもの鉄先輩じゃないような気がして」

 

「……まずいな」

 

 冷ややかになりつつある空気の中、スバルが発した一言はさらにその場を凍りつかせた。

 

「まずいって、どういう意味だよ?」

 

「乙女さんのあの猛攻はレオがやられた事への怒り、つまり今の乙女さんはキレてるんだ。俺と洋平ちゃんの試合を思い出してみろ。アイツは挑発に乗りやすくて短気だから興奮すると攻撃は激しくなるが防御や回避が疎かになりやすい」

 

「解る気がする。今の鉄先輩、一方的に相手を殴ってるけどあの状態で反撃されたりしたら……」

 スバルの言葉を肯定するように素奈緒は表情を曇らせた。

 

 

 

 素奈緒達の心配を他所に乙女の猛攻は続き、拓己達を二人まとめてキャメルクラッチに固め、顎と背骨を極める。

 

「うぐがぁぁ…!」

 

「勝負ありだ!さっさと降参してレオを開放しろ!!さもなければこのまま背骨を折る!!」

 

「馬鹿が…墓穴掘ったのはお前だ!!」

 

 優一がニヤリと笑みを浮かべたその瞬間、優一肩から影分身による腕が生え、乙女の両目に指を突き立てた。

 

「ぬあっ!?(め、目潰し!?)」

 

 思わぬ一撃に乙女は相手から手を離して両目を手で押さえる。

その隙を見逃す優一ではなくそのまま乙女の首を掴んで締め上げる。

 

「ゲホッ!」

 

「漸く隙見せやがったな。これで終わりだぜ」

 

 乙女の身体を捕らえて拓己は上空に飛び上がり、アルゼンチンバックブリーカーに極めて上下逆さまのまま落下した。

 

「《逆(リバース)タワー・ブリッジ!!》」

 

「ギャアアァァ!!」

 

 背骨を極められ、その上拓己の全体重がのしかかった状態で乙女はマットに叩きつけられ、悶絶する。

 

「これでラストだ!優一、やれ!!」

 

 乙女が悶絶するのも気に留める事無く拓己は優一の方へ乙女の身体を投げ飛ばす。

待ち構える優一は影分身で八人に分裂して乙女を取り囲み、一斉に襲い掛かる。

 

(くそ…もう一度爆発波で……)

 

「同じ手喰らうかよ!《八蹴超裂波弾(はっしゅうちょうれっぱだん)!!》」

 

「グガアァァッ!!!」

 

 空破弾の強化版とも言うべき強烈なドリルキックが乙女の抵抗を嘲笑うかのように突き破り、八人分の必殺技が乙女を打ちのめした。

 

「終わりだ…」

 

 優一のその言葉と共にマットに倒れ込む乙女。しかし……

 

「…っ……クッ」

 

 乙女は倒れなかった。倒れる直前ロープを掴んでボロボロの身体を必死に支え、ダウンする事無く対戦相手の二人を睨みつけていた。

 

「!?…嘘だろ」

 

「ハァ、ハァ……わ、私の負けはレオの負け。私を信じて後を託してくれたレオを裏切る事になる。こんな様にもならん負け方でレオの気持ちを裏切る様な真似など、それだけは……それだけは絶対に出来ん!!」

 

 どれだけ傷付いても決して折れない乙女の闘志。

その闘志は優位な立場であるはずの拓己と優一は恐怖を与える程のものだった。

 

「チッ…優一!こうなったらツープラトンで一気に止めだ!!」

 

「よし!」

 

 拓己が乙女を担いで飛び上がり優一がそれに追従して飛び上がる。

そのまま拓己は乙女をキン肉バスター、優一はOLAPの体勢に捕らえる。

 

 

 

「ゲェッ!あの技は!?」

 

「両腕、両肩、首、背骨がガッチリ極まってやがる!」

 

「あ、あんなの喰らったらいくら乙女さんでも……」

 

 拓己達によるツープラトンを目にして観客席のフカヒレ達は悲鳴を上げる。

最早乙女に技を返す余裕が無いのは火を見るより明らかだ。

 

「…ッ、対馬ーーーっ!何やってんのよ!アンタ鉄先輩の彼氏なんでしょ!?アンタしか鉄先輩を助けられないのよ!!早く戻ってきなさいよ!対馬ぁーーーーっ!!!」

 

 絶体絶命の危機の中、素奈緒は藁にも縋る思いで最後の希望に向かって力の限り叫んだ。

 

 

 

乙女SIDE

 

「これで……」

 

「終わりだぁーーーー!!」

 

「「《NIKU⇒LAP!!》」」

 

 小野寺と山城にガッチリと身体を固められたまま私の身体はマットへ落下していく。

だ、ダメだ……両手両足の自由を奪われて体力も底を尽きかけている私にもう技を返すだけの余力は無い。

 

(レオ、すまない……)

 

 自分の情けなさを心の中で詫び、私は観念して目を固く閉じた。

だがその時だった……

 

「…ッ、対馬ーーーっ!何やってんのよ!アンタ鉄先輩の彼氏なんでしょ!?アンタしか鉄先輩を助けられないのよ!!早く戻ってきなさいよ!対馬ぁーーーーっ!!!」

 

 近衛の叫び声が響いたの直後、覚えのある気が感じられた。

疾風のように鋭く、獅子のように猛々しいこの気は……。

 

「テメェらぁぁーーーー!!その手ぇ、離しやがれええぇぇーーーー!!!!」

 

「ふぐぉぉっ!!」

 

 突如として空間が割れるように穴が開き、その中から飛び出す一人の男が私を捕らえていた山城の顔面を殴り飛ばす。

その男は……

 

「れ、レオ!!」

 

 亜空間に閉じ込められたはずのレオだった。

 

 

 

レオSIDE

 

 ふぅ〜〜、何とか間に合ったな。

気を溜め込むのに時間が掛かったが漸く抜け出せたぜ。

 

「馬鹿な!?こんなに早く脱出するなんて!?」

 

 俺の脱出の早さに驚く小野寺、その隙が命取りだ!

 

「乙女さん!」

 

「ああ!」

 

 闘志を再び漲らせ、乙女さんは思いっきり身体を捻る。

キン肉バスターには単独では相手の両腕と足首が空いてしまうという欠点がある。そこを突けば……。

 

「しまっ……!!」

 

 乙女さんによって体勢が上下逆さまにひっくり返され、そのままマットに二人の身体は落下。

その衝撃が小野寺の首と背骨に一気に掛かる。

 

「ぐげぁぁ!!」

 

「ち、畜生……」

 

 先程俺に殴り飛ばされた山城が体勢を立て直して俺に襲い掛かろうとする。だが遅いぜ!!

 

「《ライトニングラッシュ!!》」

 

 山城が反撃に移るよりも早く俺のボディブローの連打が山城の身体を穿つ!

 

「ガアアァァ!!」

 

 俺の攻撃に怯んで無防備になる山城。『アレ』をやるなら今しかない!!

 

「乙女さん!今こそあの技だ!!」

 

「承知した!行くぞレオ!!」

 

 互いに向かい合って相手を掴んだまま飛び上がり、自らの膝を相手の延髄にあてがう。俺の得意技、カーフ・ブランディングだ。

 

「「《テキサス・エルドラド!!》」」

 

そして体勢はそのままにパートナーの方向へと突っ込むように落下、そのまま敵同士の脳天をかち合わせる!!

 

「あぐっ……」

 

「う…かっ……」

 

 小野寺と山城、二人の脳天から血が流れ、二人はそのまま白目を剥いてマットに沈む。

直後にレフェリーがカウントに入り、勝敗を決する秒読みが始まる。

 

「9……10!!勝者・獅子蝶々!!!!」

 

 カウントを終え、俺たちの勝利を告げるゴングが鳴り響いた時、会場は歓声に包まれた。

 

●D&Iハリケーンズ―獅子蝶々○

決まり手、テキサス・エルドラド




これで他のサイトで出した分は全て投稿しました。
次回からは完全新作となります。

次回は明日の0時投稿する予定です。

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