問題児たちと血を受け継ぐ者が異世界に来るそうですよ?   作:ほにゃー

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久々の更新

腕が鈍ってないといいです……


十三番目の太陽を撃て
第1話 古城潜入だそうですよ?


最悪なギフトゲームがスタートし、時間が経つ。

 

俺は巨人族相手に槍を振るい銃を撃つ。

 

鷲獅子の血を呑み旋風を使って吹き飛ばす。

 

触手の生えた変な生き物や火蜥蜴、そして巨人。

 

倒しても倒してもきりがない。

 

「レティシアはどこだ!?」

 

敵を倒しながらレティシアを探す。

 

アンダーウッドがこのような状態になり十六夜とレティシアも急遽こちらに来ることにな

った。

 

時間的にもう着いてるはずだ。

 

とにかくレティシアを見つけ出して事情を聞かないと。

 

そう思ったとき雷が鳴る。

 

そして、聴き慣れた声が響いた。

 

「“審判権限”の発動が受理されました!」

 

黒ウサギだ。

 

これで、ギフトゲームは一時中断される。

 

「ただいまから“SUN SYNCHRONOUS in VAMPIRE KING”は一時休戦し、審議

決議を執り行います!プレイヤー側、ホスト側は共に交戦を中止し、速やかに交渉テーブル

の準備に移行してください!繰り返し

 

「GYEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaEEEEEEEEE

EEEEEEYYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!」

 

審議決議の宣戦中に巨龍が急にアンダーウッドに急降下をし始めた。

 

巨龍はそのまま“アンダーウッド”の頭上100ⅿを通過した。

 

そして、たったそれだけで“アンダーウッド”で戦っていた者達が空中に飛ばされた。

 

「マジかよ!?」

 

槍を地面に突き刺し飛ばされないようにする。

 

まさかただ動いただけでこれだけの暴風を起こすとはな。

 

流石は最強種だな。

 

などと思っていると視界にある人物を捉えた。

 

「何してんだよ、あの人!?」

 

槍を地面から抜き、飛び上がり、俺はその人を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十六夜SIDE

 

巨龍が消えた後俺はひとまず“ノーネーム”の仲間と合流するため救護所に足を運んだ。

 

一時間程で黒ウサギ、お嬢様たちとは合流できた。

 

だが、修也と春日部の姿は見当たらなかった。

 

「ダメだな。これだけ探して見当たらないとなると修也と春日部もレティシアと同じよう

に何かしらの異常があったと考えていい」

 

「で、でも春日部さんと修也君は空を飛べるのだがら無事だと思うのだけど……」

 

「逆だ。空を飛べて五感も鋭い二人が俺達と合流できない。なら何か重大な理由があるはず

だ」

 

俺の言葉にお嬢様は動揺する。

 

隠そうとしているがやはり隠しきれてない。

 

「そもそもレティシアが連れ去られたというのは本当なの?」

 

「ああ。そしてこのゲームがレティシア、“魔王ドラキュラ”の主催するギフトゲームでだ

ってこともな」

 

懐から苦労“契約書類”を取り出しお嬢様に渡す。

 

「………出鱈目な内容ね」

 

「そうでもない。少なくともゲームとしての整合性は取れてる。後は何点か黒ウサギに確認

すれば……」

 

「十六夜さん、飛鳥さん!耀さんと修也さんの行方が分かりました!」

 

「本当!?」

 

「YES!……ですが、かなりまずいことになっているようです」

 

黒ウサギは苦々しい表情を浮かべる。

 

そう言う黒ウサギの腕にはボロボロで気を失ってる三毛猫がいた。

 

「春日部になにがあった?」

 

「目撃者によると………耀さんは、魔獣に襲われた子供を助けようとして……」

 

「魔獣と共に空に上って行ったということです」

 

マジかよ………

 

「……で、修也は?」

 

「………これを」

 

御チビが布に包まれた何かをだした。

 

そこには

 

「おい………冗談だろ………」

 

ミッドナイトブルーのギフトカードがあった。

 

 

月三波・クルーエ・修也

ギフトネーム

“忠義の吸血騎士(ロード・オブ・ヴァンパイアナイト)”

“ヒューメルーン”

“ハープーンガン-パイドパイパー-”

 

修也のギフトカードだ。

 

「そして、修也さんもあの城に居ると情報が」

 

その言葉に俺達は一斉に空に浮かぶ古城を見る。

 

「あの城に春日部さんと修也君が乗り込んだって言うの!?」

 

「……はい」

 

お嬢様は顔面蒼白になる。

 

俺も思わず舌打ちをしちまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、俺はおそらく敵の本拠地で在ろう古城にいる。

 

「フェルナ、この辺に敵は?」

 

「フェルナ―ン」

 

居ないようだな。

 

「それにしても、面白い人形ダナ」

 

俺の横で興味深そうにフェルナを見つめるのはネズミさんことネズさんだ。

 

「ネズさん、どうして“アンダーウッド”に?」

 

「ああ、オイラの所は情報コミュニティだからな。こういうイベントは情報交換や取引する

のにもってこいの場なんだヨ。一応招待客ってことになってるんダ」

 

てことは“龍角を持つ鷲獅子”に知り合いでもいるのか。

 

「!、ネズさん、隠れて」

 

「ほいほい」

 

近くの建物に入り隠れる。

 

すると建物の陰から血塊と苔の塊のような人型の生物が現れた。

 

数は十か。

 

槍を握り締め一気に飛び出す。

 

目の前の三体を一気に槍で切り裂き、一列に並んでる二体を貫く。

 

あらかじめ切り裂いておいた腕から血を巻き三体血を付着させる。

 

事前に血に俺が敵と認識した者に付着したら自動的に殺せと命じ解いた。

 

そのため血が付着した三体は瞬く間に血に切り殺され死んだ。

 

残り二体。

 

「うおおお!?」

 

ネズさんの声に振り向くとネズさんが残りの二体に襲われていた。

 

まずい、ネズさんは逃げ足と情報収集・処理は得意だが戦闘は無理なんだ。

 

助けに向かおうとすると

 

「YAッFUFUFUUUUUUUUU!!!」

 

軽快な笑い声と、紅蓮の熱風が吹き抜けた。

 

先程の二体は炭となりそして、叩き潰された。

 

「ジャック!」

 

「修也殿、ご無事で何よりです!」

 

ネズさんを助けてくれたのはジャックだった。

 




少し文の作りを変えます。

今までの分もこんな感じに修正します

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