【完結】熱血キンジと冷静アリア   作:ふぁもにか

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 どうも、ふぁもにかです。ここ最近、ただでさえ遅れ気味な感想の返信が思いっきり遅れちゃってる件について。連載当初は「感想は24時間以内に返信するぜ!」とか意気込んでいたんですが……くうッ、どうしてリアルの世界での用事がこうも雪だるま式に増えていくんだッ!?



86.熱血キンジと第三章エピローグ(2)

 

 ――それは、ボクがまだ小さい頃の思い出。

 

 

 その日、理子は一人で泣いていた。理由は簡単、理子が他の子供たちから散々からかわれたせいだ。理子をからかっている側は「遊んでいる」ものと考えていたり、あるいは好きだからこそちょっかいを出したりといった何とも子供らしく可愛らしい理由の元でからかっていたのだが、当の理子にはいじめられているようにしか感じなかったのである。

 

『どうしたの、理子?』

 

 からかわれていた当時のことを思い出し、庭で一人泣き続ける理子の頭上から慈愛に満ちた声がかかる。理子が弾かれたように見上げると、金髪と蜂蜜色の瞳がよく映える美人――理子の母親――が首をコテンと傾けて理子に問いかける姿があった。

 

 理子に何かあった時、理子の側にいたのはいつも母親だった。父親は仕事(ドロボー)関連で家にいることが稀な上に、両親の雇った使用人たちは理子に対してどこかよそよそしかった。幼いながらも使用人たちのそっけなさを不審に思い警戒心を抱いていた理子。そのため、理子の話し相手は自然と母親に限定された。

 

 理子は『ママッ!』と母親に抱きつく。そして。自分の気が済むまで泣き続けた後に、ポツリポツリと自分がどうして泣いていたのかを母親に聞かせ始めた。その支離滅裂で言葉として成立しているかどうかすら怪しい理子の発言を、母親は適度に相づちを打ちながらしっかりと聞いていた。

 

『皆はボクのこと、嫌いなのかな?』

『そんなことないわ。皆理子のことが大好きよ。好きだからこそ、そうやってからかってくるの。だから、理子が嫌ならちゃんとそう言えばすぐにやめてくれるわよ』

『…………本当?』

『ええ、本当よ。もしも不安だったら私と一緒にお願いしてみる?』

『……うん』

 

 理子は不安に満ちた表情で一つうなずく。母親の言葉を信じられないわけじゃない。しかし、理子にはどうしても皆が自分のことを好きだとは思えなかったのだ。

 

『理子。貴女は私に似て臆病な性格をしているから、きっとこれから苦労することは多いと思うの』

 

 そのような理子の表情を見かねたのか、母親は理子と目線を合わせるために一旦しゃがみ込んでからおもむろに理子に語りかける。理子の両肩に優しく手を乗せて。彼女は語る。

 

『でもね、そういう時こそポジティブに考えなきゃ損なのよ、理子。後ろ向きに考えてたって何もいいことないんだから』

『ママ……』

『まぁ、いきなりこんなこと言っても難しいかもしれないわね。そうね……苦労して、悩んで、辛くなった時はね。とりあえず空を見上げてみるといいわ』

『空?』

『うん。そしたらね、空は綺麗で、広くて、眩しくて……ずっと見てると段々と自分の抱えてるものがちっぽけに思えてきて「自分はまだやれる」って思えるようになってくるの、不思議とね』

 

 母親は空一面に広がる雲一つない青空を見上げて目を細める。母親の顔を見つめていた理子もまた、母親に釣られて一緒に空へと顔を向けてみる。

 

『それにね。空を見上げて生きてると、いいことにも巡り会えるものよ』

『いいこと? どんな?』

『ふふふ。私の場合はね、空を見上げてたら……パパが降ってきたの!』

『パ、パパが!?』

『そッ、パパがね。パパは凄腕の武偵から逃げてる途中だったみたいなんだけど、その時上からズドーンと降ってきたパパとバッタリ出くわしてね。それが私とパパとの出会いだったの。それで色々あって結婚して、こうして可愛い可愛い私の愛娘(理子)を愛でていられるんだから、これっていいことだと思わない?』

『――うん!』

 

 空を見上げていた母親は理子へと視線を戻すと眩いばかりの笑みを浮かべる。母親の笑顔を見て何だか嬉しくなった理子も同じようにして笑顔を母親に返す。

 

 

 ――それは、ボクがまだ小さい頃の思い出。

 

 ママはいつも笑っていて。心から笑っていて。

 死んでもなお笑みを浮かべていた。最期までママはいつものママだった。

 ボクにとても優しくて。まるで女神のようなママ。

 

 時が過ぎるとともに多少は色あせてしまった思い出。

 美化されている部分もあるかもしれない。

 だけど。それでも今もしっかりと覚えている、ボクの大切な思い出。

 

 

 ――その思い出が、ママの言葉の一つ一つが、今日もボクの心の中で確かに息づいている。

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 「遠山くん。神崎さん。えっと、二人に聞いてほしい話があるんだ。ボクのことなんだけど……いい、かな?」との問いかけから始まった理子の話、それは理子の身の上話だった。理子が物心ついた時から今までの、理子が辿った人生の軌跡の話だった。

 

 両親が健在で本当に幸せだった時のこと。

 両親の死を受けて悲しみに暮れていた頃に自称親戚のブラドが接触してきた時のこと。

 養子に迎え入れるとは名ばかりで、実際にはブラドに監禁され日々実験体として使われていた時のこと。

 ある時、母親の形見の十字架(ロザリオ)に宿る不思議な力に気づき、それでどうにか檻からの脱出にこぎつけた時のこと。

 逃亡先で偶然出会ったジャンヌの紹介でイ・ウーに入った時のこと。

 理子の居場所を突き止めたブラドが理子を連れ戻そうとイ・ウーに乗り込んできた時のこと。

 震えるだけの理子にブラドが「初代リュパンより優れていると証明できたら貴女を諦めてあげる」と一つの口約束をしてきた時のこと。

 初代リュパンより優れていると証明するためにホームズの子孫とそのパートナーを倒すという方法を選んだ時のこと。

 キンジとアリアを倒せなかったためにイ・ウーを退学させられ、さらに再び姿を現したブラドに十字架(ロザリオ)を奪われた時のこと。

 十字架(ロザリオ)を取り戻す方法について悩みに悩んだ結果、キンジとアリアに助けを求めた時のこと。

 

 

 ジャンヌの口から理子の過去について粗方のことを聞いていたキンジだったが、いざ本人から詳細な話を聞いてみるとそれはそれは凄惨なものだった。特に、ブラドに監禁されていた時の話は衝撃的極まりなかった。

 

 

 理子はまだ両親が生きていた頃に母親によく言われたのだそうだ。

『人生はやじろべえと似たようなものだ』と。

『どんな人間にも必ず幸せと不幸せが等量に与えられるものだ』と。

『周りからすれば不幸にしか見えない可哀想な人であっても、本人の主観からすれば幸せと不幸せとが同じだけ与えられているように感じているものだ』と。

『善人であれ、悪人であれ、報われない人はいない』と。

『だから幸せな時ほど足元を掬われないように気をつけないといけない』と。

『辛い時ほどその先にある幸せを信じて前進しないといけない』と。

『辛ければ辛いほど、その先には誰もが羨む幸せが待っているのだから』と。

 

 

 だから理子は檻の中で信じたのだ。今は苦しいし辛い。こんな思いをするぐらいならいっそ死んでしまった方が遥かにましだ。でも、けれど、今苦しんだ分だけ、未来は明るいのだと。幸せな未来が待っているのだと。理子は母親の言葉をただただ愚直に信じ続けた。それを心を支えにしてきたのだ。

 

 

 今日は辛くても、明日は幸せになれるかもしれない。

 明日がダメでも、明後日こそは幸せになれるかもしれない。

 明後日がダメでも、明々後日になれば幸せになれるかもしれない。

 終わらない不幸はなんてなくて、不幸の後には絶対に幸せがあるんだから。

 

 

 ブラドの支配下で、理子はずっとそのような確証のない希望を抱いて生きてきた。十字架(ロザリオ)の中に秘められた力に気づき、狭くて暗い檻からの脱出の糸口を見つける、その時まで。

 

 だからこそ理子は壊れなかった。ブラドからどのような仕打ちをされようと、実験体にされようと、決して壊れることがなかったのだ。

 

 

「「……」」

 

 理子が全てを話し終わり、何とも言えない重苦しい空気が病室に漂う中。キンジとアリアは思わず閉口する。理子に一体何を言ってやればいいのかがわからないまま、ただただ時間だけが経過していく。

 

 理子はその普段のオドオドした挙動から非常に弱そうに見える。けれどその実、理子は精神的に強い。何せ、精神崩壊して当然ともいうべき劣悪極まりない状況下で、それでも母親のくれた言葉を胸に、壊れることなく生きてきたのだから。いつ終わるかもわからないただ苦しみだけが続く日々をひたすら耐え抜いてきたのだから。そんなこと、普通の人間にできることじゃない。少なくとも俺にはできない。初代リュパンにだってできないだろう。これは断言できる。

 

 理子にはとても敵いそうにない。理子の過去話からそのことを深く認識させられたキンジだったが、キンジには一つだけ腑に落ちない点があった。

 

「なぁ理子。お前はどうしてこのことを俺たちに話してくれたんだ?」

「え、っと……知ってほしかったから、かな。二人はボクがリュパンの子孫だってことも、ブラドに囚われてたことも知ってるから。だったらもう、全部話しちゃっても変わらないかなって」

「ま、それもそうか」

「そ、それに……ボ、ボボボボッ、ボきゅと! と、ととと友達になってほしきゃったからッ!」

 

 

 理子は途中で一度言いよどんだり何回か噛んだりしつつも自身の過去をキンジとアリアに語った理由を声高に伝える。その後。大声で友達になってほしいと叫んだことが急に恥ずかしくなったのか、理子は両手の人差し指同士をツンツンと合わせながら「えと、これから友達になる人相手に隠し事はよくないかなって思って、その……」と小声で理由を付け加える。

 

 一方。理子の口から放たれたまさかの理由につい言葉をなくすキンジとアリア。沈黙を続ける二人の反応を拒否と捉えたのか、理子は「……やっぱりダメ、かな?」と涙で瞳をウルウルとさせた状態で問いを投げかけてくる。涙のダムが決壊寸前となっている理子を前に無言のままだったキンジたち二人はハッと我に返った。

 

「い、いや、ちょっと待て、理子。友達になってほしいも何も、俺と理子はとっくに友達だろ? でなきゃ理子の名前をこうも気安く呼び捨てになんかしないぞ?」

「へ? そうなの?」

「えッ?」

「……」

「……」

「……え、えと、あの、遠山くん?」

「少なくとも俺は友達のつもりだったんだけどなぁ……」

(おいおい。てことは、理子から見た俺はただのクラスメイトAだったってことかよ。……これ地味にショックだぞ)

 

 とっくに理子と友達になっているものと考えていたキンジは若干焦り気味に理子と友達確認をする。しかし。理子から返ってきたのは「え? 何言ってるの?」と言わんばかりのキョトンとした表情だった。キンジが精神的に軽い傷を負った瞬間である。

 

「み、峰さん? いきなり何を言うかと思えば……私たちはそれぞれ名探偵と大怪盗の血を継ぐ者同士ですよ? 宿敵やライバルならともかく、友達になんてなれるわけないでしょう?」

「……あ、うん。やっぱりそうだよね。ごめ――」

「――で、ですが! その……ま、まぁ峰さんは私のお母さんのために頑張ってくれてますし、ももまんも届けてくれますし……と、友達というのも吝かではありませんね、ええ」

「……全く。素直じゃないな、アーちゃん」

「う、うるさいですね、キンジ! 私にはこういった経験が少ないんですから仕方ないでしょう!? ……こういうのにはまだ耐性がないんですよ。あと、さらっとアーちゃんって言うのやめてください」

 

 一方のアリアは一度は理子のお願いをすげなく突き返したものの、遠回しな口調&所々裏返った声色で理子と友達になることを認める旨を伝えてくる。それから。ツンデレチックなアリアの発言を聞いたキンジからのからかいの念のこもった指摘に、アリアは赤面状態の自分の顔を隠すようにぷいっとそっぽを向く。そんな二人の反応から二人が自分の友達になってくれるとわかった理子は眩いばかりの笑みを零した。

 

「え、えっとね! ボク、峰理子リュパン四世、って言うんだ!」

「ん? 知ってるけど?」

「どうしたんですか、いきなり?」

「ママが言ってたんだ。と、友達になるには、まず互いに自分の名前を言い合って、そして握手しないといけないんだって」

「そういうもんか? 友達っていつの間にかなってるもんだと思うんだが……ま、いいか。じゃあ改めて、俺は遠山キンジ。よろしくな、理子」

「私は神崎・H・アリアです。よろしくお願いします。峰さ……いえ、理子さん」

 

 不意に自分の名前を名乗って右手を差し出してくるという謎の行動に首を傾げるキンジとアリアに理子が母親から教えられた友達のなり方を伝えてくる。その友達のなり方を心から信じ切っている風な理子を前に、二人はとりあえず理子の言ったようにそれぞれ自分の名前を名乗って順番に理子と握手を交わした。その際、これから友人関係となる理子を名字&さん付けで呼ぶのはあまりに他人行儀だと思ったアリアは理子の呼び方を変えることにした。

 

「うん。うん! よろしくね! 遠山くん! オリュメスさん!」

 

 差し出されたキンジとアリアの手をそれぞれ両手でギュッと握る形で握手を終えた理子は顔いっぱいに晴れやかな笑みを浮かべて二人の名前を呼ぶ。しかし。当の二人は理子の想定とは裏腹に少々不満げに眉を潜めるという反応を見せてきた。

 

「え、えと。二人とも、どうしたの?」

「理子。せっかく俺たち友達になったんだしさ、これからは俺のこと、名前で呼んでくれないか? 何か名字で呼ばれるとよそよそしい気がしてさ」

「では、私の方もアリアと呼んでくれませんか? 無理にとは言いませんけど」

「わ、わかった。頑張ってみるよ、き、キンジくん。オリュ、じゃなくて……アリア、さん」

 

 キンジとアリアから名前で呼んでほしいとの要請を受けた理子はぎこちないながらも二人の名前を呼ぶ。これまでの人生の中で人のことを名前で呼んだことがあまりなかったことを踏まえると、このぎこちなさにも得心がいくというものだろう。

 

 アリアは「そうそう。そんな感じです」と可愛らしい妹を見つめるような眼差しとともにうんうんとうなずき、キンジは「別に『くん』付けもいらないんだけど……まぁいいか」と本音を零しつつもすぐに妥協する。

 

 

 本来の立場を考えれば、俺はまだしもアリアは理子と友達になるべきではないのだろう。さっきアリアも自分で言ったように、アリアと理子はそれぞれシャーロック・ホームズとアルセーヌ・リュパンのひ孫だ。片や世紀の名探偵、片や世紀の大怪盗。武偵と犯罪者という立場も相まって、本来なら決して仲良くしてはいけないのは言うまでもない。

 

 けれど。出自に、立場に縛られて交友関係が制限されるのは間違っている。だから。本人たちさえ良ければ、稀代の名探偵の子孫と凄腕の大怪盗の子孫とが友達になったっていいのだ。母親の冤罪を証明するために奮闘するアリアと、アリアの母親に濡れ衣を着せた一人である理子が今みたいに仲良く話していたって何も問題ないのだ。

 

 

「? なに笑ってるんですか、キンジ?」

「ん? 笑ってたか、俺?」

「う、うん。楽しそうな顔してたよ、キンジくん」

「そっか。ま、何でもないから気にすんな」

 

 キンジは不思議そうな表情を浮かべるアリアと理子を見やると、フッと笑みを零す。二人して同じ表情を浮かべているという状況。ここからキンジはアリアと理子の二人がまるで仲睦まじい姉妹のように見えたために、たいそう微笑ましく感じられたのだ。

 

 笑みを零すキンジに同調する形でアリアと理子もニコリと笑みを浮かべる。つい先ほど友達となった三人によって形づくられた、何とも心地のいい空間がそこにはあった。

 

 

 かくして。幼少期に劣悪な環境下に晒されていたために、壊れこそしなかったものの精神的に深い傷を負った少女は一歩踏み出した。世界は恐怖に満ちているとしか考えられなくなり、人生を思うように楽しめなくなり、怯えなくていいものにまで常にビクビクと肩を震わせていた少女はとある武偵二人と友達となることで世界に対して己が抱く偏見と正面から向き合うこととなった。

 

 それがどのような結果になるのか。少女の深く傷ついた心はゆっくりと時間をかけて修復されるのか、はたまた木っ端微塵に砕かれてしまうのか。それはまだ誰にもわからない。しかし。もしも『人生はやじろべえと似たようなもの』で『どんな人間にも必ず幸せと不幸せが等量に与えられるもの』だとすれば、今まで不幸続きだった少女に早々悪いことは起こらないだろう。

 

 

 

 

 ――少女が幸せを掴み取れる瞬間、その時は案外近いのかもしれない。

 

 

 

 

 

 第三章 熱血キンジとドラキュラ伯爵 完

 

 

 




キンジ→理子から友達だと思われてなかったことに地味に精神的ダメージを負った熱血キャラ。今回改めて理子と友達になった。
アリア→理子と友達となったメインヒロイン。これからはリュパンだとかイ・ウーだとかを捨て置いた上での付き合いがしたいと考えている。
理子→弱そうに見えて実は精神的にメチャクチャ強いビビり少女。ブラドの魔の手に堕ちて以降、自分から友達になってほしいと頼んだのは何気に初めてだったりする。
りこりんママ→理子の母親。オリキャラ。笑顔を絶やさない優しい性格の持ち主。ここでは峰不●子ではない。というか、仮に理子がルパン三世と峰不二子の子だとするとりこりんの髪の色が金髪なのが違和感ありますしね。隔世遺伝とでもしちゃえばいいかもなんだろうけど、個人的に気に入らなかったのでりこりんママはオリキャラと化しました。

 というわけで、86話もとい第三章終了、りこりんと友達になるエンドでした。いやぁー、やっとこの三人を友達にする展開を描くことができましたよ。りこりんに「キンジくん」「アリアさん」と呼ばせるために第三章執筆を頑張ってきたと言っても過言ではないですし、とりあえず……
( ;∀;)イイハナシダナー。

 さて。次回からはブラコンなカナさんが暴走するであろう第四章――といきたい所なんですが、ここらでちょこっと番外編を挿入したいと思います。1~3話ぐらいでちゃちゃっと終わらせるつもりなので、第四章を今か今かと楽しみにしている方々はそれまでの辛抱、よろしくお願いしま……ゴホン、よろしくお願いしまっしゅ!(←何となくふざけてみる)


 ~おまけ(ちょっとしたネタ)~

キンジ「そういうもんか? 友達っていつの間にかなってるもんだと思うんだが……ま、いいか。じゃあ改めて、俺は遠山キンジ。よろしくな、理子」
アリア「私は神崎・H・アリアです。よろしくお願いします。峰さ……いえ、理子さん」
理子「うん。うん! よろしくね! キンジお兄さま! アリアお姉さま!」
キンジ「ちょっ……!?」
アリア「そ、それは反則、です……!」
理子「え、あれ? 二人とも大丈夫!? 顔真っ赤だよ!?」
キンジ&アリア「「ガフッ!?」」
理子「え、ぇえええええええ!?(←ワタワタ)」
理子(ちょっ、なんで吐血!? まさか容体が悪化したんじゃ――)

 りこりんの破壊力が凄まじい件について。

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