【完結】熱血キンジと冷静アリア   作:ふぁもにか

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??「――忘れた頃にやってくるッ!」

 どうも、ふぁもにかです。今回から晴れて原作3巻突入です。ビビりこりんがヒロインとして再誕し、緋弾のアリアの原作屈指のかませ犬:イ・ウーナンバー2(笑)のブラドたんが満を持して登場する巻です。――さて。りこりん紳士の皆さま、長らくお待たせしました。



第三章 熱血キンジとドラキュラ伯爵
60.熱血キンジと思わぬ再会


 

 拝啓 天国の兄さんへ

 

 天国の暮らしはどうですか? 兄さんのことだからそろそろ兄さんのカリスマ性と崇高な理想に惹かれた方々を率いて一大組織を築いていることだろうと思うのですが、組織運営は順調ですか? 変に派閥とか生まれてませんか? ……とまぁ、前置きはこの辺にしておいて。最近、俺には悩みがあります。それは俺の武器についてです。

 

 アリアには研ぎ澄まされた直感と双剣双銃(カドラ)としての独自の戦い方があります。

 ユッキーには色金殺女(イロカネアヤメ)と炎の超能力(ステルス)、それに星伽巫女補正があります。

 レキには類まれなる視力とドラグノフによる人間離れした狙撃能力、そして何度倒そうといつの間にか復活してるという、ある種の不死属性みたいなものがあります。

 理子には常軌を逸した回避能力に多種多様な爆発物、それに髪を自在に操る超能力(ステルス)があります。

 ジャンヌには聖剣デュナミス何たらと氷と雷の超能力(ステルス)があります。

 

 だけど、俺にはベレッタとバタフライナイフだけしかありません。いくらヒステリアモードで身体能力や思考能力を大幅に跳ね上げられるといっても、どうしても現状が心もとなく感じられてしまいます。実際、俺の武器ではジャンヌの鎧の防御力を超えることはできませんでしたし。

 

 というわけで。今俺はベレッタとバタフライナイフの他にあともう一種類ほど新しい武器を常時携帯したいと思っているのですが、兄さんなら何がいいと思いますか? 俺が武器を追加するとしたら何を勧めてくれますか? もしも何かオススメの武器があるのなら、何かしらの心霊現象を起こすなりして直接アドバイスをくれると凄く嬉しいです。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 とある日の早朝。朝日が周囲を淡く照らし始める頃合いにて。武偵高の制服を着たキンジとアリアは互いの得物を持って激しい攻防を繰り広げていた。ちなみに。現時点で二人は既に10分以上もの間、戦い続けている。

 

「ハァ!」

「――っと」

 

 アリアはトンと軽いステップで前方に身を投げ出すと、両手に持った小太刀でキンジの胴を薙ぎ払わんと小太刀をX字に振り下ろす。キンジはアリアの小太刀の軌跡を一瞬たりとも見逃さないように細心の注意を払って目で追いつつ、サッと半身になって一方の小太刀をかわし、もう一方の小太刀は左手のバタフライナイフで軌道をズラす。そして。アリアの攻撃を上手く対処したキンジはお返しだと言わんばかりに右手の拳銃でアリアの脇腹へと発砲する。

 

 それは普段のコンディションのアリアなら容易にかわせるであろう攻撃。そのため、キンジはアリアが銃弾を切るなり避けるなりすることを前提に次なる手を行使しようとする。

 

「うッ!?」

「え?」

 

 しかし。キンジの想定に反して、アリアはキンジの放った銃弾をモロに喰らった。アリアの真紅の瞳が驚愕に見開かれていたことから敢えて弾丸をその身に受けたわけではなさそうだ。

 

(……となると、今が追撃をかけるチャンス!)

 

 キンジは地を思いっきり踏みしめて勢いよくアリアへと接敵する。ひとまず急接近してくるキンジから距離を取って体勢を立て直そうとバックステップを取るアリアだったが、数回退いた所でアリアの体は背後の壁にぶち当たってしまう。しまった、背後への注意がおろそかだったと表情を変えるアリア。その隙をついてキンジはバタフライナイフをアリアの首筋にあてがった。

 

「俺の勝ちだな」

「……そう、ですね」

 

 静寂が辺りを包む中。キンジがアリアを見つめて勝利宣言をすると、少しの沈黙の後、現状を打開しうる起死回生の策がないことを悟ったアリアがスッと目を瞑って己の敗北を認めた。

 

 ところで。なぜ朝早くからキンジとアリアが戦っていたのかというと、単に模擬戦を行ったからだ。別にキンジとアリアとの間に何かしらの亀裂が生じた末に戦っていたわけではない。パートナーとしての連携の高めるため、互いの実力を実戦を通して把握するため、二人は白雪の護衛を始めた頃からこうして模擬戦を行っているのだ。尤も、幼児体型ゆえに朝に滅法弱いアリアが何とか朝早くに起きることができた時限定の不定期開催だったりするのだが。

 

 さて。強敵アリアから見事勝利することのできたキンジだったが、その表情は冴えない。キンジは浮かない表情のままアリアの首筋からバタフライナイフを離して懐にしまう。その原因はアリアの挙動に起因する。

 

(……やっぱりおかしいな)

 

 そう。ここの所、アリアの様子がおかしいのだ。いつもと比べるとどうにも動きのキレがよくないし、とっさの判断ミスも目立つようになっている。さらには、何もない所でつまづきそうになったり、目の前の電柱に気づかないまま思いっきり頭をぶつけたり、大好物のももまんを中途半端に食べ残したり、時々俺の方にチラッチラッと不自然に視線を送ってきたり、会話の最中に何の前触れもなくいきなりボーッとなったりと、何というか、全体的にぎこちないのだ。

 

 だから。こうして。特に苦労することなくアリアに勝利できてしまう。いつものアリアなら何の問題もなく余裕で対処できていたであろう攻撃で割とあっさり決着がついてしまう。

 

(アリアならあれぐらい余裕でかわせたはずなのに……)

 

 汗一つかいていない様子から、アリアが体力的に限界を迎えていないのは火を見るよりも明らかだ。なのに。アリアは俺の銃弾をかわせなかった。そもそもアリアの脳内で俺があのタイミングで攻勢に打って出ることについて想定すらなされていなかった。その上、自身の背後にある壁の存在すら把握できていなかった。先までのぎこちなさの残る戦闘をも考慮すると、とても強襲科(アサルト)Sランク武偵の動きとは思えない。まるでランクが一つ落ちたみたいだ。

 

「で、ホントにどうしたんだ、アリア? 何かあったのか?」

「あ、いえ、大したことではありま――」

「いや、大したことだろ。一日二日ならともかく、もう一週間はこんな状態じゃねぇか。何か手に負えないような案件があるなら言ってくれ。手伝うからさ」

「……心配ありませんよ、キンジ。本当に大したことじゃないですから、安心してください」

「安心って……」

 

 できるわけないだろ、とキンジは内心で本音を吐きだす。明らかに無理して笑みを作っているアリアを見たが故の反応である。何が原因で自分のパートナーの様子がおかしなことになっているのか。その原因について全く見当をつけられていないことがキンジに得も言われぬ不安を抱かせていた。

 

 とはいえ、このまま何度も問いただしてもアリアが口を割ることはないだろう。むしろ、そんなことをしたらアリアが元の調子を取り戻すどころかアリアとの今後の関係が危うくなりかねない。ゆえに。キンジはしぶしぶながらこの一件を保留にすることにした。

 

「ハァ……まぁいいか。そろそろ時間だし、今日の模擬戦はここらで切り上げよう。ユッキーにも朝食作らないとだしな」

「ッ!? え、えぇえ! そうですねッ! 学校に間に合わなくなるかもですしね!」

 

 ユッキーとの言葉を聞いた瞬間、アリアがビクリと肩を震わせたかと思うと、どこぞの金髪ビビり少女のように目に見えて狼狽する。声が裏返ってることや目がバタフライしまくっていることからもその狼狽具合が伺えるというものだ。

 

(……なるほど、ユッキーと何かあったんだな)

 

 やっと問題解決の糸口を掴むことができた。何気なく自身が口にした言葉で思わぬ収穫を得たキンジは安堵のため息を吐いた。

 

 

 ◇◇◇

 

 

「で、ユッキー。アリアと何かあったのか?」

 

 朝食作りに使用した調理器具を手早く洗い終えたキンジはテーブルを挟んで白雪の反対側に座り、白雪に問いかける。今現在、キンジがいるのは白雪の女子寮だ。魔剣ことジャンヌ・ダルク30世が逮捕されたことで白雪を護衛する必要がなくなったため、白雪は元の女子寮へと帰ることとなったのである。

 

「ん? あ、うん、実はちょっと犬派と猫派との第二次闘争があってね」

「はぁ? ……おいおい、まだそんなことで争ってたのかよ」

「まだ? フッ。甘いね、キンちゃん。犬派と猫派との争いは長期戦が基本。両者の確執が深い分、そう簡単に終わりが訪れることなどないのだよ」

 

 キンジから投げかけられた疑問に一瞬だけキョトンとした白雪だったが、すぐに合点がいったと言わんばかりの表情で事情を述べる。そのくだらない事情を聞いてついつい白雪に呆れた眼差しを向けるキンジに対して、白雪はご飯茶碗を片手にニィと得意げに笑みを浮かべる。ちょっとイラッと来たキンジは白雪の頭にチョップを繰り出した。

 

(てことは、アリアの様子が変だったのはその第二次闘争とやらで猫派のアリアが負けたせいってことか? ……なら、ここは不知火の出番か?)

 

 不知火は生粋の猫派だ。時折こっそり猫カフェに通っているぐらいの猫好きだ。不知火ならきっと傷ついたアリアの精神を不器用ながらも癒してくれることだろう。アリアへの当面の対応を決めたキンジは眼前で自分の作った食事をおいしそうに食べる白雪を見やる。

 

 ちなみに。今のユッキーはエプロンを装備している。話によると、ユッキーは朝早くから料理の練習をしていたそうだ。今までのユッキーなら面倒だと避けていたことに手を出し始めている。それも早起きをした上でだ。相変わらずダラッとしたやる気のない雰囲気を纏っているユッキーに徐々にだが変化が発生していることは素直に嬉しい。嬉しいのだが――

 

 とりあえず、食材を切るのに色金殺女(イロカネアヤメ)を使おうとするのは止めてほしい。食材を炒める際に自身の超能力(ステルス)を解放して炎を灯した色金殺女(イロカネアヤメ)を使おうとするのは止めてほしい。というか、玉ねぎと色金殺女(イロカネアヤメ)を持って「フッフッフッ。今から貴様を木っ端みじんに切り刻んでやろうぞ」などと悪役染みた笑みを浮かべるユッキーの姿を目撃してしまった俺の身にもなってほしい。

 

(まずユッキーには常識の何たるかについて教え込まないとな。じゃないと料理どころじゃないぞ)

「それより、キンちゃん。私、少し話したいことがあるんだけど、いいかな?」

 

 キンジが白雪相手に常識科目の個人レッスンを開催することを心に決めていると、白雪が上目遣いで首をコテンと傾けてくる。

 

「あぁ、何だ?」

「えっとね。昨日の夜に、ちょっとした出来心でキンちゃんのこと占ってみたんだ。そしたら何か凄く変な結果が出ちゃったから、一応伝えておこうかなって」

「変な結果?」

「うん。キンちゃんは近い内に『天然記念物と、絶対に敵に回してはいけない死神と、いつになくやる気な戦闘狂と、オオカミと、魔王召喚の儀式中の凄く怪しい悪魔と、紛うことなきメガネと、やたら大きい鬼と、長髪のアホ幽霊に会う』って出たの」

「……確かに変な結果だな。色々な意味で」

 

 キンジは白雪の口にした自身の占い結果に首を傾げる。

 とりあえず、『いつになくやる気な戦闘狂』はレキで確定だろうけど、他が全く予想がつかない。特に死神と悪魔と鬼と幽霊の辺り。何だ? 俺は近々、そんな非現実的な面々と出くわすことになるのか? それともこれはただの比喩で、死神っぽい奴と悪魔っぽい奴と鬼っぽい奴と幽霊っぽい奴と会うってことになるのか? 俺の人生、えらく波乱万丈だな。

 

「……その占い、もっと詳しく分かったりしないのか? その、これから俺が会う奴の特定とか、あとは具体的な日時とか」

「ごめん。試しては見たんだけど、ダメだった。でもキンちゃんが会う順番はさっき言った通りみたいだよ」

「そっか。まぁ一応、心に留めておくよ」

 

 ユッキーの占いは概してよく当たる。注意しておいて損はないだろう。申し訳なさそうに眉を下げる白雪をよそにキンジは一つうなずくと、今の白雪の言葉を忘れてしまわないように脳内で何度も反芻することにした。

 

 

 ◇◇◇

 

 

「ふぅ。こんなもんか」

 

 武偵高へ登校する途中にて。例のごとく自身へと襲撃をかけてきた三人のBランク武偵をウォーミングアップがてら地に沈めたキンジはバタフライナイフをしまい、再び武偵高へと歩を進める。一方のアリアはももまんを購入しに松本屋へと向かったため、キンジとは別行動を取っている。様子がおかしなことになっていてもももまんの存在を忘れない辺りはさすがと言えよう。

 

(さて。まずは天然記念物、か。……全く、一体誰を指した言葉なんだか)

 

 キンジが天然記念物っぽい人物について様々な方面から想像を膨らませつつ、武偵高の門をくぐった時。キンジは思わず自分の目を疑った。

 

「……え」

 

 キンジの眼前に一人の少女が立っていた。ウェーブのかかった金髪。ツインテール。フリルのたくさんついた改造制服。そして。キョロキョロと周囲を落ち着きのない動作で見やっている挙動不審極まりない態度。その全てに見覚えがあった。

 

(……な、なんでこいつがここに!?)

「あ! ひ、久しぶりだね、遠山くん!」

 

 キンジが内心で動揺し目を見開く中。目の前の金髪少女はキンジの姿を捉えると、不安げな表情から一転、パァァと嬉しそうに笑みを零してキンジの元へと駆け寄ってくる。その姿は間違いなく峰理子リュパン四世そのものだった。

 




キンジ→自身の攻撃力不足に不安を覚えている熱血キャラ。新しい武器について思案中の模様。
アリア→白雪から呼び出しをくらって以降、色々と調子のおかしい子。本調子には程遠い。
白雪→この度、料理に手を出すことにした怠惰巫女。一般常識がごっそり抜け落ちている。
理子→無事に再登場を果たしたビビり少女。相変わらずビビりっぷりは健在。白雪の占いで天然記念物扱いされている。

理子「まだかなぁ? 遠山くん、まだかなぁ? オリュメスさんでもいいんだけど……(←キンジが来るまでそわそわしつつスタンバッていたビビりこりん)」

 というわけで、ちょこっとだけどようやく本編にりこりんが返り咲きました。本編でりこりんがキンジくんと再会したのは実に42話ぶりだったりします。更新日時で換算すると大体200日ぶりですし……そう考えるとホントに久しぶりだね、りこりん。

 そして。ユッキーの占いを出したことで妄想力豊かな方々は今後の展開が何となしに読めるようになったかと思いますので、気が向いたら是非思索にふけってみてくださいませ。


 ~おまけ(年末特別おまけ:時系列とか華麗にスルーしてそれぞれの12月31日をちょっと想像してみるテスト)~

 AM.10:00
――年末の大掃除を敢行中の少女。

ジャンヌ「これはいらな……いや、これはギュドンドンド族の秘宝とされた秘石だぞ? 捨てるには惜しい。ならこれなら……でも、これも精霊王クラースの加護が為されたご利益の見込めるマトリョーシカだ。捨てるわけには……これも太古より伝わりし伝説のバラクラバだしなぁ……むむむ(←中々モノを捨てられない厨二少女)」


 PM.1:00
――武道館の女子2人。

ヒルちゃん「今日の武道館ライブ、絶対成功させないとね☆」
エルちゃん「うん。頑張ろうね、エルちゃん」
ヒルちゃん「うん☆ 精一杯楽しもう!」


 PM.3:00
――繁華街を歩く男子生徒。

もう一人の神崎さん「ハァ、今年は何か色んな出来事があったよなぁ。……来年こそは一年間平和に過ごせますように(←空をぼんやりと見上げつつ)」


 PM.4:00
――獄中の女性。

神崎かなえ「……今日は寒いな。アリアはちゃんとあったかい服を着ているだろうか? 風邪を引いてなければいいのだが」


 PM.7:00
――京都で待機中の男子2人。

武藤「……なんで俺が京都なんかに……」
不知火「いいじゃねえか、別に。どうせ暇なんだろ。だったら一年の節目に除夜の鐘聞くのもアリなんじゃねぇのか?」
武藤「……否、寒い。時間の無駄……」
不知火「そう言うなって。こういうのもいい経験だ」
武藤「……本音は……?」
不知火「知り合いの俺への罰ゲームがこれだったんだよ。だからテメェも巻き添えだ」
武藤「……やれやれ……」


 PM.8:00
――レキの部屋で身動きしない少女2人。

レキ「……」
陽菜「……」
レキ「…………」
陽菜「…………」
レキ「……年越しそば、まだでしょうか?(←正座&割り箸装備で待機中)」
陽菜「確かに。少々遅いでござるなぁ……(←正座&割り箸装備で待機中)」
レキ「宅配業者の身に何かあったのでしょうか?(←正座&割り箸装備で待機中)」
陽菜「お腹減ったでござる……(←正座&割り箸装備で待機中)」


 PM.9:30
――らんらんハウスの2人。

らんらん先生「……ここの展開がいまひとつだな。どうにかならないか?」
平賀あやや先生「んー。大変そうだねぇ、らんらん」
らんらん先生「らんらんじゃない。らんらん先生だ」


 PM.11:30
――キンジの部屋でこたつを囲む4人。

キンジ「アリア。意地になって起きてることないぞ。見るからにもう眠くて眠くて仕方ないって感じだし、いい加減ベッドで寝たらどうだ?」
アリア「……嫌です。今回こそは、起きたままで、正月を迎え……ん(←幼児体型ゆえに夜12時まで起きるのが困難な模様)」
白雪「はふぅ。こたつにみかんってホント最高だよねぇー(←何気にキンジ&アリアと一緒に新年を迎えようとしている怠惰巫女)」
理子「うん、うん! わかるよその気持ち!(←何気にキンジ&アリアと一緒に新年を迎えようとしているビビり少女)」


 かくして。彼らの元に等しく新年が訪れる。
 Happy New Year.


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