【完結】熱血キンジと冷静アリア   作:ふぁもにか

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 どうも。ふぁもにかです。今回はサブタイトルに熱血キンジの文字がないので、主人公キンジくんの出番はない……と見せかけといて、キンジくんがちゃっかり登場しちゃってる回です。何て紛らわしい。そして。今回はここ何話か原作1巻クライマックスの展開の関係上、地の文ですら登場することができなかったあの方々が久々に登場します。でもって、今回のあとがきは1800字オーバーです。うん。もう何も言うまい。



19.切迫するハイジャック事情

 

 東京武偵高校。2年A組の教室にて。キンジとアリアがANA600便に乗り込んでいる最中、2年A組所属の十数名の武偵が一堂に会していた。そこで。集まった武偵たちの中の大半がノートパソコンと向き合いカタカタとキーボードを鳴らしている。残りの武偵たちのほとんどもそれぞれ役割を分担して己にできることを着々とこなしている。

 

「くそッ。何がどうなってやがんだよ……」

 

 教室が緊迫した空気に包まれる中、特に何をするでもなくただ佇む少数派の一人である不知火が苛立ちを小さく口にする。この場に集結した武偵たちの中でただ一人強襲科(アサルト)を専攻している不知火はこの場においてあまり役に立たない。それなりにパソコン技術も持ち合わせている不知火だが、今回のような、防衛省による妨害工作を突破してANA600便の状況に関する情報を手に入れるという目的においてはさすがに実力不足だった。

 

 高度のパソコン技術を習得していなくとも情報収集はできるのだが、そうして集められる情報など今の状況下では高が知れている。実際、自身にやれることはあらかたやりきってしまったがゆえに不知火は手持ち無沙汰となっていた。精々、今も一生懸命に作業に取り組んでいるクラスメイト達の手助けをする程度しかできなかった。その事実が不知火の心をより荒れ果てたものにさせる。

 

 それを言うなら車輌科(ロジ)専攻の武藤も条件は不知火と大して変わらないはずなのだが、当の武藤はさも当然のごとくノートパソコンを駆使している。日々情報処理機器を取り扱っている情報科(インフォルマ)よりも遥かに早いスピードでキーボードを叩いている。カタカタなんてレベルじゃない。カタタタでも生温い。効果音をつけるとするならズダダダダッといった所だ。平然と他者との次元の違いを見せつける武藤の存在が情報科の高ランク武偵の心を密かに折ってしまっていることを当の本人は知らない。

 

 さて。ところで、彼らはなぜ教室に集合し、こうして張りつめたような雰囲気の中で己の役目を最大限に全うしているのか。

 

 事の発端は、武藤が気まぐれに制作した魔改造コンピュータを使ってプログラミングのアルバイト(本人曰く、修行)をそつなくこなしていた諜報科(レザド)の忍者少女、風魔陽菜が偶然無線を傍受し、その旨を直ちに武藤に伝えたことにさかのぼる。

 

 この連絡を受けた武藤がネットを存分に使って情報を拡散したことにより、峰理子が乗ったANA600便が武偵殺しによってハイジャックされたことを知ったクラスメイトたちが自然と2年A組の教室に集まったのだ。武藤が集合場所を定めていなかったにも関わらず、皆が集まりそうな場所を推測してこうして集結することができる辺りはさすがは武偵といった所である。

 

 さらに。ノートパソコン等の情報機器を駆使して詳細を調べていくうちに、機内で断続的に銃声が聞こえていることやANA600便が離陸する前に男女二人組の武偵が乗り込んでいたこと、また600便の高度が急に下がり始めたことといった追加情報を入手することに成功した。その際、キンジの依頼により峰理子が武偵殺しだと疑うに足る証拠をすでに手に入れている武藤がポツリと「……キンジと神崎さんか……」と今にも消え入りそうな声で男女二人組の武偵の名を呟いていたのだが、その声を拾う者はいなかった。

 

 しかし。目下ハイジャックされているANA600便を取り巻く現状について彼らが調べられたのはここまでだった。突如、何者かによって暗号コードを変えられたことでアクセスが遮断されたのだ。しかも、航空無線に膨大なスクランブルが掛けられてしまったことでANA600便の把握ができなくなってしまったのだ。その犯人はまさかの防衛省。国家機関が率先して自分たちの妨害を行っているということに、普段からそれなりに場数を踏んできている武藤たちもさすがに困惑を隠せなかった。

 

 何がどうなっているのか。なぜ防衛省が自分たちに妨害工作を仕掛けてくるのか。何のためにANA600便を徹底的に孤立させようとしているのか。

 

 なぜかANA600便が武偵殺しによってハイジャックされたという大事件がどのニュースでも取り上げられさえもしない中、2年A組所属の武偵たちは当惑の渦に追いやられていく。そんな彼らが一連の答えを知ったのは、彼らの元に一つの通信が繋がった時であった。

 

『こちら、尋問科(ダギュラ)の中空知美咲。とある親切な防衛省幹部との誠意ある【お話】により機密情報の入手に成功したよ』

「「「「「ッ!?」」」」」

 

 不意に武藤たちのいる教室に尋問科Sランク武偵:中空知からの通信が届く。中空知の発言に武藤たちは現状を把握する希望を見出した。尋問科Sランク武偵たる中空知美咲の【お話】もとい言葉責めの威力は色々と尾ひれが付きまくって東京武偵高中に広がっている。武藤たちの耳にもしっかりと届いている。中空知が【お話】を行使して手に入れた機密情報なら信憑性を疑うまでもない。武藤たちは自分たちが今回の一件の核心に迫っていることにゴクリと唾を呑んだ。

 

 その際、不知火が非常に聞き覚えのある声に「ひぃぃッ!?」と不良らしくない情けない悲鳴を上げたのはご愛嬌である。彼女の声が不知火にとってのトラウマと化している以上、彼が理子ばりの悲鳴を漏らしてしまうのも仕方ない。

 

「……中空知さん。それ、本当……?」

『うん。で、彼の情報によると、政府の見解は――墜落、あるいは着地の失敗によるリスクを考慮し、ANA600便の羽田・成田への着陸は認めず、関東近海の太平洋上に不時着させる方針を取り、もしANA600便が従わない場合、洋上で容赦なく撃墜する、だってさ』

「「「「「なッ!?」」」」」

 

 中空知によってもたらされた政府の見解に一同は絶句する。ANA600便にはセレブ御用達のチャーター便ゆえにあまり多くはないものの乗客はいる。それを知らない政府ではない。それを知った上で、政府はもしANA600便が従わなければ即座に撃墜するという形で実質的にANA600便を見捨てる方針を取ったのだ。それは政府が乗客を積極的に殺す決断を下したことに他ならない。武藤たちが驚きに声を失うのも無理はなかった。

 

『全く、ふざけた見解だよねぇ。ホント、お上は何を考えてるんだろうね』

 

 誰もが想定外極まりない政府の判断に言葉を失い、自身の作業を止める。中空知のトーンを落とした吐き捨てるような声が、シンとした教室によく響いた。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 一方その頃。キンジとアリアの二人はそれぞれANA600便の操縦席に腰を下ろしていた。二人ともセレブ御用達の大型ジェット機の操縦経験などなく、精々アリアの小型機の操縦経験しかない。理子に眠らされた機長と副機長が全くもって起きる気配がなかったのと乗客の中に操縦経験者がいなかったことが、大型ジェット機操縦素人な二人がANA600便の操縦を担う事態に発展している大きな要因だ。

 

 アリアを背負った状態でコックピットにたどり着いたキンジはまずアリアを操縦席に座らせると、理子があらかじめ取りつけていたと思われる遠隔操縦用のユニットらしき機械を拳銃を使って乱暴に取り外し、操縦桿を操作を通してどうにか高度が下がりっぱなしだった機体を安定させることに成功した。この頃なってようやく視力を取り戻したアリアに機体の安定を任せつつ、キンジが羽田空港の管制塔へと連絡を取ろうとしたのだが、キンジの呼びかけに応じたのはなぜか管制塔の人ではなく、航空自衛隊に所属する者だった。

 

 どこかドスの利いた、物々しい口調で語る通信相手曰く、現時点においてANA600便は航空自衛隊の関東方面指令部の管制下に入っているのだそうだ。また。羽田・成田滑走路は何とも運の悪いことにトラブルが発生したことにより使えない(封鎖されている)ので、現在地より右方向に旋回し、太平洋上へと進路を取れとのこと。その際、飛行機を無事に不時着できる場所に自衛隊機で誘導する、そう通信相手は有無を言わさぬ強い口調で主張しているのだが――

 

「アリア」

「わかっています。海の上に安全確実に不時着できる場所なんてありません。何が狙いか知りませんが……彼の指示にとてつもなく悪意を感じますね」

「あぁ。全くだ」

 

 キンジとアリアは互いに目配せをすると、全く同じタイミングで一つうなずく。キンジもアリアもそれぞれ事前知識として飛行機による海上での着水における危険度を正しく認識していた。そのため、二人は通信相手の指令に疑心を抱く。通信相手が航空自衛隊の関東方面司令部の名を騙った全くの別人なのではないかとの疑念を胸に抱える。

 

『その通り! よくわかってますね、神崎さん!』

「ッ!? この声、不知火か!?」

『あぁ! というか、ANA600便に乗り込んだ二人組の武偵ってお前らのことだったんだな!』

『なッ!? 貴様、どうやって割り込んで――』

『うるせえ! 武藤印の魔改造コンピュータのスペック舐めんなよ!』

 

 と、その時。普段から聞きなれた声がキンジ&アリアと航空自衛隊の男との通信に介入してきた。まさかここで不知火の声を聞くことになると思わなかったキンジは驚きを顕わにするも、不知火が得意げに放った言葉に「あぁなるほど」納得する。武藤は気まぐれで様々なモノを改造する習性がある。その武藤により改造を施されたパソコンは概して既存のスペックを遥かに凌駕する化け物仕様に様変わりするのだ。そんな武藤の魔改造コンピュータに普段から情報機器等を使って技術を磨いている武偵の力が合わされば、通信に介入し航空自衛隊の男を通信から排除することぐらい何ともないということか。

 

『……うるさい、不知火。オレの名前出すな。……変なのに目をつけられたらどうする? それとも、また中空知さんの実験台に――』

『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさぁぁああああい!』

『……わかればいい……』

 

 と。そんなことを考えているキンジの耳に武藤が不知火に苦言を呈しているのが聞こえてきた。相変わらずのあまり抑揚を感じられない武藤の声だが、ある程度親密な関係を築いているキンジには武藤が焦燥の念に駆られていることを理解した。無理もない。不知火のあの物言いでは武藤が航空自衛隊の関東方面指令部からの通信に割り込んだ立役者だと暴露するようなものだ。国家権力を有するものに名前を知られれば将来面倒なことになるかもしれない。それを考えたら、武藤が中空知の名前を出してまでして不知火の発言を咎めたのもある意味当然の反応と言えよう。

 

『……キンジ、神崎さん。時間がないから手短に伝える。政府も自衛隊も600便を見捨てている。600便が関東方面司令部の言うことを聞かない場合、直ちに撃墜するらしい……』

「は?」

「え?」

 

 精神的に不知火を轟沈させた後、武藤が率直に伝えた言葉にキンジとアリアは二人して情けない声を上げた。武藤の言葉を素直に受け入れられずに目をパチクリとさせる。

 

「いやいや! ちょっと待て、武藤! この飛行機には乗客が乗ってんだぞ!? いくらなんでもそんな真似――」

『……キンジ。これは政府の見解だ。中空知さんが関係者と【お話】して無理やり吐かせて手に入れた情報だから、信憑性は高い……』

『それに。600便がハイジャックされたことはどの報道機関でも全く報道されてねぇ。政府も自衛隊も600便の乗客全員とっくに見捨ててんだよ』

「マジかよ……」

 

 そのまま意識を遥か地平線の彼方まで飛ばしかけた所でどうにか我を取り戻したキンジが声を張り上げるも、武藤はキンジの声を遮って言葉を畳みかけてくる。すると。武藤に引き続いて何気に復活した不知火も言葉を重ねてくる。とても先まで震え声でごめんなさいを連呼していた張本人とは思えないぐらいに真剣みを帯びた声で、現状がいかに深刻かを伝えてくる。どうやら武藤たちの言葉が信じられないなどと言ってられる状況ではないようだ。

 

 キンジはギリリと歯噛みした。海上に安全に着陸できる場所など存在しない以上、戦闘機の誘導に従ってはならない。従えば俺とアリアの命はもちろん、乗客の命の保障はできない。というか、死者が発生する可能性は陸上に緊急着陸した時よりも遥かに跳ね上がる。しかし。だからといって指示に従わなければ、この場において問答無用で撃墜されるかもしれない。

 

「……キンジ。ここは従いましょう。下手に指示に従わない素振りを見せてここで撃墜されるよりかは幾らかマシなはずです」

「……」

 

 アリアが苦虫を噛み潰したような苦い表情で苦渋の提案を示してくる。しかし。キンジはアリアの提案に了承できずにただただ操縦桿をきつく握りしめていると、キンジはふと視界の端に違和感を捉えた。キンジは違和感の正体を知ろうとANA600便に並走するにっくき戦闘機に目を向けて、そのまま「ん?」と頭にクエスチョンマークを浮かべた。

 

「? どうしましたか? キンジ?」

『……どうした? キンジ……』

「あ、いや、なんか戦闘機が600便から離れていくんだが」

「『え?』」

 

 キンジの視線をアリアが追うと、確かに徐々に高度を低下させながらANA600便から離れていく戦闘機の姿があった。ANA600便の動きを監視し、航空自衛隊サイドの命令に従わない場合は容赦なく撃ち落す任務を背負っているはずの戦闘機が少しずつANA600便から距離を取っていく光景がそこにはあった。それだけに留まらず、戦闘機は急な角度で乱高下したり無意味にツイスト回転したりと意味の分からない行動を取っている。航空自衛隊員が操縦しているにしてはあまりに不可解な動きにキンジとアリアは「うん?」とそろって首を傾げた。

 




キンジ→初めての航空機操縦にしてはメチャクチャ落ち着いている熱血キャラ。
アリア→理子との戦闘以来、雷が鳴っていないことに内心で安堵している子。
武藤→相変わらずのハイスペック。もはや存在自体がオーバーテクノロジー。
不知火→仲間の危機において自身の無力さに苛立つくらいには根が優しい不良。 
風魔→修行と称してプログラミングのアルバイトをしている忍者娘。
中空知→尋問科(ダギュラ)Sランク武偵。電話越しの【お話】もとい言葉責めの脅迫だけで防衛省幹部からしっかりと情報を入手できるだけの実力をもつ。ちなみに。後日談だが彼女の【お話】の被害にあったとある防衛省幹部はその後、一時期幼児退行してしまったらしい。ご愁傷さまである。

 謎の飛行を繰り広げる戦闘機、その謎は次回に持ち越しなのです。


~おまけ(その1 ネトゲ世界のとある日のこと)~

ボス「GOAAAAAAAAAAAAAAAA!!(←刃渡り5メートルの野太刀を容赦なく振り下ろす全長10メートル級の魔人系ボス)」
剣士アグル「くそッ!? このボス、マジつええ!?(野太刀を大剣で受け止めつつ)」
魔導士ヴァン「あの子はまだ来ないのですか!?(←アセアセ)」
騎士ヘルメス「何だよこいつ、理不尽にも程が――グハッ!?(←魔人の蹴りがクリーンヒット)」
剣士アグル「ヤベェ!? ヘルメスの野郎、モロに攻撃喰らったぞ!?」
魔導士ヴァン「カノッサさん! ヘルメスさんのHPゲージが赤色に――」
僧侶カノッサ「わかっています! あと5秒だけ持ちこたえてください!(←治癒魔法の詠唱に入りつつ)」
剣士アグル「5秒だな! わかっ――って、マズい。あの構えは――『空跳ぶ破壊者(ジャンピング・クラッシャー)』!?」
魔導士ヴァン「逃げてください、ヘルメスさん!」
騎士ヘルメス「か、体が動かな――」
ボス「BOAAAAAAAAAAAAAAA!!(ズウウウウン ←ボスが空高く跳び上がり、重力を味方につけて騎士ヘルメスのいた場所を踏み潰した音)」
剣士アグル「ヘ、ヘルメスゥゥゥウウウウウウ!!」
魔導士ヴァン「そんな、ヘルメスさんが……」
僧侶カノッサ「……今回ばかりは本気でマズいですね。全滅の危機です」
剣士アグル「くっそう!? あいつはまだ来ないのかよ!?」
???「来てるでござるよ、ニンニン」
一同『ッ!?』
???「危機一髪でござったな、ヘルメス殿(←ボスに踏み潰される寸前のヘルメスをお姫さま抱っこで助けていた???がヘルメスを下ろしつつ)」
騎士ヘルメス「あ、あぁ。助かった。ありがとな、フー」
忍者フー「いえいえ。困った時はお互いさまにござる。それより、遅くなってすまないでござる。風魔陽菜、只今参上つかまつった」
僧侶カノッサ「フーさん。この世界で本名名乗るのはご法度ですよ。全く、何回言えばわかるんですか、貴女は……(←呆れつつ)」
忍者フー「め、面目ない……」
魔導士ヴァン「まぁまぁ。いいではないですか」
騎士ヘルメス「そうだぜ、カノッサ。んなことより、やっと5人全員そろったんだ。これで勝つる!」
僧侶カノッサ「貴方たちはホントにフーに優しいですよね。まぁいいですけど」
剣士アグル「さて。それじゃあ始めるか。フォーメーションγ!」
一同『おう!』


 ~おまけ(その2 航空自衛隊関東方面指令部の裏側)~

航空自衛隊の男「繰り返す。現在地より右方向に旋回し、太平洋上に進路を取れ。自衛隊機が安全確実に不時着できる場所まで誘導する」
航空自衛隊の男「(フッ、世の麗しき女性たちを魅了させるこのバリトンボイスで簡潔的確に武偵に指示を伝える俺マジかっけぇ。確か遠山武偵の他に神崎・H・アリアという女性の武偵もいたんだったか。俺の楽器のようなバリトンボイスに聞き惚れて使い物にならなくなってなければいいが。フッ。つくづく思うが、俺は本当に罪な男だな。ただ声を発しただけで女性の心を次々と鷲掴みにしてしまうなんて、な)」
部下A「……(あー。また髪掻き上げてるよ、あの人。ファサってやってるよ。気持ちわりぃ)」
部下B「……(今年で46じゃなかったか? いい年してホントに何やってんだよ)」
部下C「……(あのおっさん。今がどんな状況かわかってんのか?)」
部下D「……(その辺の中年男性と大差ないあの平均的な顔でナルシストこじらせてるとか、引くわー。マジ引くわー)」
部下E「……(なんであんなのが俺たちの上司なんだか。理解に苦しむぜ)」
部下F「……(さすがは航空自衛隊キモイ男ランキング10年連続覇者。揺るぎないな)」

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