問題児たちが異世界から来るそうですよ?~箱庭に吹く風~《リメイク中》   作:ソヨカゼ

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なんかタイトル変えたらUA増えた!?
とか驚いてる衛宮です。
多分そっちじゃなくてタグですよね。
ヒロイン吸血鬼(レティシア)宣言。
ではどうぞ!


十一話 喧嘩

「いたぞ!吸血鬼は石化させた!」

 

「例のノーネームもいるがどうする?」

 

等と騒いでいるのは、レティシアを石にした奴ら。

 

人を物と扱い、命を金で決めるようなやつらだ。

 

「とっととそれを持ち帰るぞ!」

 

「させると.......思うか?」

 

「!?」

 

明はそいつらとレティシアの間にはいる。

 

「貴様、ノーネームの分際で我らに逆らうのか!」

 

「明さん、ダメです!今は我慢して下さい!!」

 

「黒ウサギ、何故だ?こいつ等はレティシアを物と扱い、俺たちノーネームを見下している。こんな奴らに容赦なんていらないだろ」

 

黒ウサギの制止に明は言い返す。

 

「!?......確かに、あのコミュニティ、“ペルセウス”は敵として扱うには十分です。ですが.....」

 

「そのボスであるサウザンドアイズを的に回すのは得策じゃないってことだ」

 

十六夜は黒ウサギに賛成のようだ。

 

それでも、明は下がらない。

 

「なら、俺は個人としてそのペルセウスを潰す!」

 

そういって、明はペルセウスの一人に殴りかかる。

 

だが、あと少しのところで邪魔が入った。

 

「落ち着けっての」

 

「っつ!?」

 

十六夜だ。

 

いつの間にか俺の前に回り込み、鳩尾に一撃を居れる。

 

「い、いざ.....よ....い.....」

 

意識が薄れる中、明は聞いた。

 

「俺に任せろ」

 

と、十六夜が言っていた気がした。

 

それを最後に、明闇に落ちる。

 

 

 

 

 

『ありがとう』

 

違う。

 

『嬉しかったよ』

 

行くな。

 

『でも、すまない』

 

やめろ!

 

「やめろーーーーーーーー!!」

 

「ヒャ!?」

 

「あれ、夢?」

 

自分で思っている以上にあの光景は、鮮明に、強烈に俺の脳裏に焼き付いていたらしい。

 

ん?

 

まて、さっきヒャ!?って可愛らしい悲鳴が聞こえた様な.......

 

「あ、明様!おはようございます!」

 

「うお!?って、イアか」

 

どうやらこの部屋にいたのはイアだったらしい。

 

なるほど、あの可愛らしい悲鳴も頷ける。

 

そこ!ロリコンとかいうな!!

 

まぁ、レティシアに惚れた時点でロリコン確定だかな。

 

うん?レティシア?

 

「うーん、なんか大事なことを忘れてる様な......」

 

はて?何だったか。

 

「えっと、明様。お体は大丈夫ですか?十六夜様に殴られたって聞きま「あぁ!!!」ヒャイ!?」

 

何度も可愛らしい悲鳴をありがとう。

 

いや、それどころじゃない!

 

「イア、十六夜は何処だ?」

 

イアな肩をガッチリ掴みながら聞く。

 

あ、なんかおそってるぽいけど違うからね。

 

「えぇ!?えっ、えーっと、昨日から何処かに行ったらしいです」

 

くそ、逃げたか!

 

なら黒ウサギ達に聞くべし!!

 

そして扉を開けながら

 

「イア看病とかありがとう!」

 

そして病室?をとびだす。

 

「え?あ、はい」

 

一人残されたイアはポツリと呟いた。

 

 

 

 

 

さて、黒ウサギ達を探すために回っていると、なんか狐耳の可愛らしい娘がクッキーの入った皿を持って立っていた。

 

「確か、リリちゃんだっけ?どうしたの?」

 

「え?あ、明様。」

 

よくよく考えるとノーネームの子供達との交流薄いな。

 

今度遊ぼう。

 

さて、事情を聞いてみたが、何というか........。

 

「リリちゃんや皆は優しいんだね(キラッ」

 

なんと、黒ウサギと飛鳥が喧嘩してる様だから、仲直りして欲しいとクッキーを焼いたそうだ。

 

感動モノだよ!

 

「い、いえ。私はただ、ノーネームの皆が大好きなだけです」

 

立派だ。

 

きっと将来、いい嫁さんになるな。

 

「分かった、じゃあ俺が届けるよ。君たちの気持ち、ちゃんと伝えてくるね!」

 

「いいんですか?」

 

「あぁ、任せなさい!」

 

「じゃあお願いします!」

 

 

 

 

 

さて、リリちゃんの言ってたのはここかな?

 

あの後、黒ウサギ達の居場所を聞いて、その扉の前まで来た。

 

確かに言い争って、正確には飛鳥だけが大声出して言い合っていた。

 

「どれどれ?」

 

どこかの忍者よろしく、壁に耳を当て聞いてみる。

 

 

 

 

 

「黒ウサギ、貴方が犠牲になる必要はないの!」

 

「それでも、黒ウサギが行けばレティシア様は助かります」

 

昨晩ペルセウスと話した結果、黒ウサギを差し出せばレティシアは助けるというものになったらしい。

 

「それでも貴方が「そこまでだ」.....明君?」

 

そこにはクッキーの入った皿を持った明がいた。

 

「明さん.....」

 

明にも反対されると思ったのか、黒ウサギの表情が一段と沈む。

 

「まぁ、まずこれを食え」

 

「これは、あなたが?」

 

「いや、コミュニティの皆だ。皆お前らのこと心配してたぞ?」

 

そう言って明はテーブルに皿を置いた。

 

「それに、俺は黒ウサギを止めない」

 

「明君(さん)!?」

 

二人して驚いた。

 

「だって、俺がレティシアを助け出すから。だから、止める止めない以前に止める必要がない」

 

二人がまた同時に某然とする。

 

仲良いなこいつら。

 

「はっ!よく言った!!」

 

ドンッ!!

 

ドアを蹴破り、十六夜が入ってくる。

 

「十六夜君、貴方は普通にドアを開けられないのかしら?」

 

さっきまで某然としていた飛鳥が呆れて言う。

 

だが俺には関係ない。

 

何故なら、目的の人物が目の前にいるのだから。

 

「......十六夜」

 

「あん?何だよ?」

 

「殴らせろーー!!!」

 

そう、俺はこのためにここに来たのだ。

 

「やだね!」

 

十六夜は俺の全力(ギフト無し)のパンチをひらりとかわした。

 

「くっ!」

 

「まぁ落ち着けっての。お前のためにわざわざとってきてやったんだ」

 

そうして丸い何かを掲げる。

 

「「「スイカ?」」」

 

皆して首を傾げた。

 

 

 

 

 

「それにしても、黒ウサギは良いよね」

 

ペルセウス本拠にてそのリーダー、ルイオスは寛いでいた。

 

側近に黒ウサギ良さを語っているが、聞かされる方はうんざりだと言う顔ををしている。

 

「何たってあの」

 

ゴォゥーーーーー

 

ペルセウス全員がほうけている。

 

それもそうだろう。

 

突然ルイオス前方に竜巻の様な風が吹いたのだから。

 

「邪魔するぞ」

 

そこには黒髪に赤茶色の瞳の少年と黒ウサギがいた。

 

「あんたがルイオスか」

 

「ぁ、あぁ」

 

「っつ、捕らえろ!!」

 

側近がようやく我に返り、命令を下す。

 

だが、誰一人、側近を含めた部下全員が動けなかった。

 

「お前らに様はない。ルイオス、俺とギフトゲームをしよう。俺は黒ウサギを、お前はレティシアをかけて」

 

そうして明は二つの玉を取り出す。

 

そう、古より伝わるペルセウスへの挑戦権を示すギフト。

 

十六夜がクラーケンとグライアイから奪ってきたものだ。

 

「これは俺、竜堂 明がペルセウスに売る喧嘩だ!」




なんか飛ばし過ぎて自分でも分かりません。
アドバイス、感想待ってます!
ではまた次回(_ _).。o○






バトライド・ウォー最高だーーーーー!







追伸
通算UA3900突破!
お気に入り40突破!
目指せマキシマムブレイク!
これからもお願いします!

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