モンスターハンター ~人と竜と竜人と~   作:秋乃夜空

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あとがき

「モンスターハンター ~人と竜と竜人と~」を書き終えて

 

今から7年も前になりますか…。

 

2005年の夏の終わりに、私は初めてモンスターハンターというゲームに出会いました。友人宅でプレイしたPS2「モンスターハンターG」との出会いは、私の人生とまでは言わなくても、中学生時代に大きな影響を与えることになりました。

私はモンスターハンターの世界観に魅了され、もしその世界へ行けるのなら是非行きたいと願ったものです。

そんな衝撃的な出会いから少し経った2005年の秋に、私はこの小説を書き始めることになります。

 

この小説を書こうと思った最大の動機、それは「リオレウスの背中に乗って空を飛びたい」という、今になって思い返せば決して他人には言えない恥ずかしいものでした。

最初に書いたのは本作でいうと「1st Story」に当たる部分で、Office-XPのWordで書いて印刷したものをファイリングし、友人たちに見せていました。そのファイルは今も大切に保管しています。

中身はあれなので、見返したくはないのですが…。

 

やがて私の小説に共感してくれる協力者が現れます。それは、私がファイリングした「1st Story」を修正してノートに書いていた時のことでした。

これまで読者だった平○君が、自分にも書かせて欲しいと名乗ってくれたのです。

そんな平○君と私、そしてもうひとり(名前は伏せます)の3人書いたのが「2nd Story」です。

交換日記の要領でノートを持ち帰り、書いて持ってくる…。そうして作られたのが「2nd Story」の原作なのです。

 

話は「2nd Story」のみに留まらず、続きを書くことになりました。「3rd Story」です。

この物語は私と平○君の2人で書きました。途中からT君もアドバイザーとして物語を支えてくれることになり、「3rd Story」は無事完結します。

しかし私は、更に物語を発展させました。それが「4th Story」なのですが、これは完結する前に中学卒業を迎えてしまいます。

 

高校生になった私は部活動に勉強と忙しく、小説に手を出すことはありませんでしたが、心の中ではいつの日か本当に完結させたいと思い、普段から物語の構成を練ったりしていました。

平○君やT君とは違う高校に進学したため、ここから先は私ひとりで書いていくしかないと思っていましたが、T君とはその後も何度か会い、今に至ります。

 

高校時代は特に執筆もせずに終わり、私は大学生になりました。

今こそ物語を完結させるべき…私はそう思いました。大学生という自由な時間が多くなる今こそ、この物語に終止符を打つべきだと。

 

 

 

ここからは、本作について語らせて頂きます。

本作を書き直すに当たっての最初の壁は、本作のタイトルでした。

中学生時代に書いた原作にタイトルは無く、単に「1st Story」や「2nd Story」とだけ呼んでいたからです。

正直、本作のタイトル「~人と竜と竜人と~」は適当です。

 

「1st Story」「2nd Story」「3rd Story」「4th Story」と順調に、中学生時代に書いた拙い文章を直し、キャラクターや世界観の設定を変え、ついに「5th Story」を迎えます。

「5th Story」を初めて構想したのは2008年、私が高校1年生の時だったので、もう4年も前になるんですね…。

ちなみに「5th Story」と時を同じくして「6th Story」も考えます。

 

ここまで本作を読んで頂いたみなさんならお分かりでしょうが、「6th Story」という本作最後の物語を執筆掲載する手前、このサイト「にじファン」が閉鎖されることとなってしまいました。

そこで私はT君と相談し、本作は「5th Story」を以って掲載を終了することにしました。

中学時代から構想を練り続けてきた本作があっけなく終わってしまうのは残念でなりませんが、それでも満足感と達成感はあります。

中断という結末でも結末を迎えたのですから、秋夜空はこれで満足です。

 

【修正】頑張って6th Storyも書きたいと思います。

【追加】そろそろ書けるかもしれません…。

 

この物語をこうして終えることができたのは、秋夜空の妄想に7年も付き合ってくれたT君。

一緒に筆を執ってくれた平○君。

そして秋夜空の大切な多くの友人達と、こうして読みにきて下さった読者のみなさんのお陰です。

 

本当に、本当に、ありがとうございました!

 

 

 

2012.07.05 大学のパソコン室にて 秋夜空

 

2013.11.19 再掲載にあたり、加筆修正

2014.06.23 少し修正


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