アーランドの転生者 ~僕は悪いぷにぷにじゃないよ!~   作:ふに

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到着したそこは…まさに女人村!

 

「う、ものすごく見られてる… ソウダ、ちゃんと挨拶しなきゃ あ、あの、すみません…」

 

「こんにちは」

 

ご主人がもじもじしていると、先に向こうから挨拶してきた

微妙に緑が入った金髪のダブルおさげ 薄緑色の瞳

これはまさしく…!

 

「う、うん こんにちは えっと…」

 

「おねえちゃん、だあれ?」

 

「わたしはトトリ あなたは?」

 

「ピアニャだよ トトリ、どこから来たの?」

 

ピアニャちゃんキタ━━━(゚∀゚ )━━━!!!!!

なんという可愛さ! こいつぁやべぇ!

 

「えっとね、アランヤ村ってとこから、ずーっとポチに乗ってきたんだけど… 村の名前言ってもわからないよね つまり、えーっと…」

 

「アランヤ村? えー! 本当にアランヤ村?」

 

「え、うん…そうだけど…ピアニャちゃん、わたしの村のこと知ってるの?」

 

「わわ、大変大変! おばあちゃーん!」

 

「あ、待って! わたしの村を知ってたってことは、もしかして…」

 

 

 

 

「あれ、お墓だ、何でこんなトコロに1つだけあるんだろ」

 

・・・まぁその後はわかると思う通りの結果になった

話を要約すると

 

この墓は、村の恩人のギゼラ・ヘルモルトの墓で中身はない

トトリ超泣いてる

その後、ギゼラさんが村に流れ着いたことを話した

船が治るまで滞在するというギゼラさんのゴリ押しで居座ることと成った

半年すると地震が起こり、実は村は悪魔の生贄で、ギゼラさんがその悪魔と相打ちになり両者手痛い傷をうけた

ステルス(ギゼラの夫)の作った船で死にたいと言うギゼラの頼みを聞き入れ、傷ついたギゼラを大量の船の破片が散らばる海沿いの海岸に寝かせて帰ったらしい

 

 

ぐぬぬぬぬ… シリアスがイタイ…

やはり死体がなければ、もう原作どーりといってもいいかもしれない

しんみりした雰囲気がぷんぷんするぜ、暴露したいがだが生きている確証が俺にははない

 

ご主人がさめざめと泣き、しんみりとした雰囲気の中でロロナとミミ様が寄り添っている

その後一旦アランヤ村に帰って報告することとなった

だが俺はその前にしなければならないことがある

 

「おばあさま、ここにある品物を売って貰いたいのですが」

 

「いいぞい、ただし値段がわからんでの、適当な値段になるが、それでもええかの?」

 

そう、ここには竜の角や錬金術の本が2つなど、謎の品揃えなのだ!

 

「トトリちゃん、この本…賢者の石の作り方が書いてある…」

 

「先生、こっちはヒンメルシュテルンっていう衝撃爆弾と天球儀っていう爆弾のの作り方が…」

 

 

【ヒンメルシュテルン】

広範囲無属性爆撃

ただし威力は凄まじい

属性耐性のある敵に有効

 

 

【天球儀】

地球儀の上位爆弾

発動すると敵を小型のブラックホールに引きずり込みその中で大爆発する

錬金術士以外が使うには、いささか危険過ぎる一品

 

 

【賢者の石】

すべての調合で使える石

つまりこの石は、樹であり、水であり、糸であり…っと謎の石

錬金術士はコレを作るために存在していると言っても過言ではない、らしい

 

 

【エリキシル剤】

フタを開けると空中に溶け、周囲3m範囲をものすごく癒す

良い特性をつけると、ご主人のデュプリケイトで無限使用できるため原作ではチートアイテムの代表格

 

 

【精霊石】

精霊を召喚する使い捨てモンスターボールのようなもの

なまじ威力が高いので、錬金術士以外が使うには許可がいる

 

 

参考書1つ5000コール

高いとおもうだろうか?

いや、錬金術士からすればすげー安いんだよコレ

 

2人とも何故かお金が足りないようだ

ご主人は、フラウシュトラウトようにみんなの装備を整えていたため金欠

ロロナ先生は貯金していたため、手元にお金がない

 

なので俺が代わりにあるもの全部買っておいた

だって、全部美味しそうなんだもん!

俺の貯金はマスクの人とその付添の人のお陰で2万コールを余裕で突破し、他にも色々撃ってるから計3万コールほど稼げていたりするのだ!

 

 

 

さて、船で着ていないことの弊害を回収せねばな…

コンテナから樽を出し、木のうしろに隠れている子に

 

「こんにちは、ピアニャちゃん」

 

「ふわ!? びっくりした」

 

「暇なら一緒に来ますか?」

 

「い、いいの?」

 

「えぇ、いつでもすぐに戻ってこれますしおすし」

 

 

帰りでミミ様が、過去話をし始め、話し終わったら恥ずかしがりだして手近にあった樽に頭をぶつけだした

 

「ひゃわ!」

 

「…ポ~チ~!」

 

そして空中で、タルの中身を聞かれ、ピアニャちゃんが居ることがバレた

ちなみに分体が飛んでいて、本体の俺は背中の上と言うか腹の中の部屋と言える場所で尋問されてた

 

「だってあの村にいたら食べられちゃうもん!」

 

「そうだそうだー!」

 

「ポチは私の膝の上でお仕置きだよ♪」

 

「ひ、ひぎぃぃいいい♪」

 

「やはり、その姿でも伸びるのだな」

 

「え、えええ!? 何でそんなにのびるの!?」

 

っと、すごく驚いていました

ピアニャちゃんも、いずれ伸びるようになるよ~っと言ったら

 

「ほ、ほんと!?」

 

信じてしまった

おっと、ご主人の殺気が増大した!?

ヒギィー!?

 

 

すでにアランヤ村の近くだったので、ピアニャちゃんもアランヤ村に連れて行くこととなった


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