アーランドの転生者 ~僕は悪いぷにぷにじゃないよ!~   作:ふに

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御主人たちが次の冒険のために、爆薬を大量に作っているので怖くて近づけない今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか

 

俺は思った、中で錬金術ができないなら、外で錬金術をスレばいいと!

今俺が作っているのは、栄養剤だ

だが、普通の栄養剤など楽しくない

もっと、もっとだ! もっと野草に生命力を!

 

できた栄養剤を試してみたのだが…ソノことは、このイベントでお分かりになるだろう

 

 

 

 

「只今より~、毎年恒例! キャベツ祭りを開催いたしま~っす!」

 

 

 

「あ~、エスティさん帰ってきてたんだ~」

 

「あの人見たことないですけど、知り合いなんですか?」

 

「うん! 数年前まではお城で受付嬢してたんだよ~」

 

 

 

「なななんと、今年のキャベツは元気いっぱい! がんばって収穫してください! レデイーGOーーーー!!」

 

 

「あらロロナちゃん、久しぶりね~」

 

「だよね~、どうして急に帰って来たの~?」

 

「ん~キャベツがねぇ、絶対居ると思ったんだけどなぁ…」

 

「ほぇ~?」

 

「ま、行ったら分かるわ! 早くキャベツを何とかしてきて! ね!」

 

 

 

そう、今年のキャベツはすごく品質が向上していた

 

あまりのみずみずしさに、走って逃げるほどだ

 

 

「うわ~、なんで走ってるんだろ」

 

「なんでキャベツが走って… うわぁ!? こっち来ますよ!?」

 

ウンごめん、俺が調子に乗ったせいなんだ

でも、品質が向上するならいいんじゃね?

このキャベツ、無駄に美味いし!

 

「ポチー! 食べちゃだめだよー! 収穫するんだよー! えいッ うわ、まだ動いてる… なんかかわいいかも…」

 

 

 

 

「優勝は~……… ポチ選手! 無駄のデカイ図体が勝利の決め手かー!!」

 

優勝賞金

殴られたり、斬られたりしたせいで取れる量が例年より少なくなったそうだが、傷ついてない部分は素晴らしい味で、キャベツ焼きなるものがしばらく流行ったが、俺は悪くない

 

「で、外で錬金術してたのが目撃されてるんだけど、ソコの所どうなのかしら?」

 

「わ、わに~『で、出来心だったんだ』」

 

「まぁ、キャベツは美味しかったし、不満はないんだけどね… それでアレの新しいのはできたのかしら?」

 

oh… 案に要求しているのが、のがまるわかりだぜクーデリアさん!

 

「わに~『アップデートしますか?』」

 

「? ま、まぁ、良くなるんならお願いするわ」

 

「わにに~『任せてちょんまげ』」

 

そしてロロナ人形を色の色素を適量凝縮した色水の石と混ぜ…

完成、ロロナ人形色付き!

 

右腕が方向、左腕の曲がり具合で距離がわかるすぐれものだ!

 

「コレよコレ! こういうのをもっと作りなさいよ!」

 

「へ~どんなの~? わたしにも見せて見せて~!」

 

「って、ロロナ!? 何でここにいるのよ!」

 

「え゛!? だってここわたしのアトリエなのに・・・うぅぅ、くーちゃんとポチがいじめるー!!」

 

「あ、まって、誤解よ、誤解なのよー!!」

 

2人は嵐のように去っていった

キャベツ編、完




触手で思いついたんだ
俺は悪くない、ハズ

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