アーランドの転生者 ~僕は悪いぷにぷにじゃないよ!~   作:ふに

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あるものを制作していた俺は、最大の難関にぶち当たった

 

「わに~(色が足りねぇないなぁ~)」

 

「ぷ、その姿でもわに~なんだ」

 

そう、釜を使うときはロロナに変身して使っていたりする

この身長ように位置が調整されているようでとても使いやすいでござる

 

「でもでも、どうして胸はおっきいんだろう」

 

「わに~『ロロナ の 素材 が 少ない』」

 

「あ! なるほど~! ってことは、それって、顔と身長以外はもしかして~… 聞かなかったことにしよう…」

 

ちなみに俺が作っていたものとは、トトリのレオタードだ

俺の持っている色はクリアブルー・黒・緑しか無い

トトリといえば、やはり青だろう、俺はそう思う!

 

もうここはクリアブルーでもいい気が・・・イヤ、流石に透明感たっぷりでは着てくれないだろう

じゃあ黒か? でもな~、黒だとどう見てもバニーガールだよな~

それにロロナ先生がつけている装備並みの特性は、ロロナ先生がとってきた素材を混ぜて作ったものだし、あの特性って結構希少だしな~・・・

 

それに俺も作りすぎると重力操作の特性が薄れていってしまう

スパッツを作る前は最低5kが限界だったが、色々作ってからは60kほどまで体重が増加してしまっている

 

グラビ石を補充せねば、そのうちヤバイことになるような気がする・・・主にアトリエの床的な問題で( ̄□ ̄;

 

あ、材料の名前は勉強したんだぜ?

流石に名前がわからんと、特性だけでどんなものか分かるのはロロナ先生くらいだしなぁ

 

「わに~『青い染料と、グラビ石が欲しいでござる』」

 

「ブルーサンドとグラビ石か~、そうだ、一緒に取りに行こっか?」

 

「わに~! 『ありがと~』」

 

「うわ、ポチ重くなったね… あ、そういうことか、じゃあ早めに取りに行かないとね~」

 

 

 

 

 

準備が完了した俺達は、ギルドに来ている

もちろんクエストだけじゃなく、顔見せの意味もある

俺も冒険者登録しといたほうがいいのだろうか?

 

「クーデリアさん、お久しぶりです」

 

「やっときたわねー、それがロロナが言ってたモンスターね~、ふ~ん… あら、意外と重いのね… うん、ま、これなら大丈夫でしょ、それと免許の更新もして行きなさい、調合依頼で結構ポイント溜まってるんでしょ?」

 

ご主人はどうやら無事ランク:シルバーに成れたようだ

さて、今から行くところは…

 

ブルーサンド:絶望岬

グラビ石:シュタイン丘陵

 

「どっちも遠いけど、ポチに乗っていけばすぐだよね~」

 

誰を連れて行くかになって、3人という制限をクーデリアさんから初めて聞いた

どうやら街の警備やら緊急依頼があるといけないので、PTで旅に出る場合はPTの人数を制限しているのだとか

 

Q「ポチは人数に入りますか?」

 

A「というかその子戦えるの…? まぁいいわ、移動用として登録しておくから2人護衛を連れて行きなさい、アーランドに3人しか居ない錬金術師にもしものことがあったら大変だしね」

 

バナナはおやつに入りません的な?

答えは俺は馬のようなものとして、ギルドに登録されるらしい

うん、冒険者にならなくってもいいやw

 

ご主人が、PTメンバーを探しに言っている間に、クーデリアさんにアレを渡しておこう

 

「わに~『これ、どうぞ』」

 

「うわ!? あ、あんた言葉がわかるのね… へ~、よく出来てるじゃない! え、くれるの? ま、まぁありがたくもらっておくわ! え? ロロナの居場所がわかる人形ですってぇ!? 方角しかわからない? 十分よ! トトリが作ったのかしら… 自分が錬金術で作った? へ~… って、すごいじゃない! うんうん、こういうのができたら真っ先にわたしの所に持って来なさい、高く買い取ってあげるわ!」

 

どうやら大変気に入ってくれたようで何よりだ

 

このロロナ人形は「ロロナはどこですか」 っと言うと、いる方向を指差すという素敵機能を搭載しているのだ!

まだまだ改良の余地有りだが、クーデリアさんからすれば、位置でも分かれば満足のようだ

 

 

 

「あ~、いたいた えへへ~、ポーちゃんに武器作ってきたんだ~ 人型の時とかでも使える武器で、空中に書いてた文字も見やすくなるようにしたんだよ~!」

 

渡された兵器は・・・白い看板だった

 

 

【白の看板(メイス)】

攻撃力30

 

特性

自動洗浄(文字が見えやすいように)

攻撃力+5

丈夫な(防御+3)

重量感ある(攻撃+3 素早さー5)

品質アップ・中(結構綺麗になるらしい)

 

お~結構便利そうだ

 

「真っ白くしたら、攻撃力が下がっちゃったんだよね~、だから重くしてみたんだけど、どうかなぁ?」

 

犬形状だがブンブンその場で振ってみる、うん十分だ、これで攻撃力が下がってるって、凄まじいな…

結構な重さだが、最大重量1t前後の俺に隙はなかった!

 

「うん、使えそうだね~、よかった~!」

 

「わに~『ありがとうでござる』」

 

まぁこの武器の問題点をあげるなら・・・

 

「わにわにに~『常に持ってないとダメだから、お腹の中にしまっても基本重量が増えちゃうんだよな~、子犬形状だと、しまったらお腹が変形するし』」

 

「うぁ~、それは考えてなかったよ~、ごめんね~… あ、そうだ! 重いなら収納しちゃえばいいよね! うんうん、そうと決まれば!」

 

ピューン ε=ε=ε=ε=ヾ( >д<)ノ 

 

 

・・・どうやら今回の旅にロロナ先生は行けなそうですね分かります


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