アーランドの転生者 ~僕は悪いぷにぷにじゃないよ!~   作:ふに

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ロロナとトトリイベントの会話はできるだけ、できるだけ原作利用させて頂きます
て、手抜きじゃないんだからね! 傍観者的な位置だからそうなっちゃうだけなんだから!


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「ここは通さん!」

 

アーランドに入る直前にステルk・・・なんだっけ?

まぁその、自称騎士に襲われた

 

もちろん冒険者恐怖症の俺は一気に小さくなりトトリの後ろに隠れた

 

「もう! ステルクさん、ポチが怖がってるじゃないですか!」

 

「いや、しかし、だな…」

 

「いやもしかしも無いんです! コワイのは顔だけにしてください!」

 

「やはり、そう、思うのか…」

 

トトリの毒舌が心地良い

いいなぁこういう掛け合いw

 

「え、あ! 違うんです! ちょっと怖いだけで、ステルクさんは優しくって! えっと、だからその~!」

 

「わに~(元気出せ)」

 

「ぐ…失礼する、ギルドの方には私から言っておこう、あと、街の中では絶対に大きくならないように!」

 

「うぅぅ、余計なこと言っちゃったなぁ…」

 

「ま、初対面ならみんな似たようなな反応になるんじゃないかしら、シュバルツラング家の私からすれば、とてもいい乗り物だと思うわよ」

 

「ミミちゃん、ポチは物じゃなくって犬だよ~」

 

「わに~(いいえ、ぷにです)」

 

さて、ギルドに行く前に移動中の休憩中などにセコセコ作っていたアレを完成させねばな!

 

 

 

ミミさんはギルドに行くらしいので別れ、橋を渡った所でロロナさんが待っていた

 

「トトリちゃ~ん! こっちこっちー!」

 

「あ、先生!」

 

「やっぱり今日きてくれた~ 随分早かったね~」

 

「えへへ~ポチのおかげなんですよ~! …やっぱり? どういうことですか?」

 

「う~んとね、なんだかその…ゴニョゴニョ」

 

「え、ロロナ先生、今なんて言って…?」

 

「えっとね、その…パ、じゃなくって…」

 

「パ?」

 

「スパッツが教えてくれたの! 不思議だよね~!」

 

「へ~…そうなんですか、私、どんな先生でも信じてますよ!」

 

こ、こいつぁ信じてない奴の眼だ!

俺には分かる、半眼のトトリさんは悪いことをしている時の癖なのだ!

 

「む~、ほんとなのにな~…さ、私のアトリエ行こぉ ばっちり準備しておいたから!」

 

「あ、わ、引っ張らないでくださいー」

 

 

 

 

「そうだ、トトリちゃん、わたしがいない間、わたしのアトリエ使ってたんだよね?」

 

「あ、はい クーデリアさんから使いなさいーって言われて」

 

「ううう、くーちゃんってば勝手に… すっごい汚かったでしょ? 恥ずかしいなぁ」

 

「そんな、思ってたよりは汚くなかったですよ」

 

「それってぇ、もっと汚いって思ってたってこと?」

 

「わに~…(oh…本音がダダ漏れねw)」

 

「あ! 違うんです! そういう意味じゃなくて…」

 

そう言いつつ、中に入っていった

俺? 俺はトトリの腕の中さ!

いい匂いなんだが胸は…グエ、締め付けが強く…ヒギィ!?

 

「到着! どう? ちゃんときれいになってるでしょ?」

 

「えっと…そんな変わってない気がしいますけど」

 

「ええ? そんなぁ、がんばってお掃除したのに…」

 

wwwww

俺はプルプルトトリの腕の中で笑いをこらえながら心のなかに草を生やすぜ!

 

「あ、うそ! うそです! あっとえっと…あ、この釜とかすごいピカピカでまるで新品… あれ? 本当に、新品?」

 

「うん、トトリちゃん用の釜だよ」

 

「わたし用の、釜…」

 

「二人で一個だと色々困りそうだし、自分用があったほうが使いやすいでしょ」

 

1人が爆破したら、2人とも失敗して大災害になるよ感がするのは気のせいか?

 

「は、はい…ありがとうございます!」

 

「気にしない気にしない わたしとトトリちゃんは家族みたいなものなんだから これからは一緒に生活して、一緒に冒険して、一緒に錬金術するんだよぉ」

 

なんだか、新婚夫婦のような関係ですな

いや~、ペットでよかった!

 

「一緒に、生活… あ、あああ! そうか、そうですよね!」

 

「どうしたの、なんか慌てて… わたしと生活するの、イヤ?」

 

「イヤじゃないです! むしろ嬉しいですけど、その、全然考えてなかったからびっくりしたっていうか緊張してきたっていうか!」

 

「そっか、大丈夫、すぐ慣れるよ、きっと なにか困ったことがあったら、遠慮なく言ってね」

 

「は、はい! えっと、その… 不束者ですけど、よろしくお願いします!」

 

「わに~w(なんだか本当に嫁入りするような感じの雰囲気だぜw)」

 

 

 

 

 

「よ~し、新しい釜ももらっちゃったし、今日も調合頑張るぞー!」

 

「おー、がんばろー!」

 

「わにー!(がんばれー!)」

 

「………あー、あの~…」

 

「どうしたの? 調合するんじゃないの?」

 

「するんですけど… その、先生に守られてると思うと緊張して…」

 

「なんで? 緊張なんてすることないのに」

 

「したくないけど、しちゃうんですよー!」

 

2人を眺めつつ、俺もこの爆破後の焦げた感じの釜で最終調整をすることとしよう

今こそ見せる時が来たようだな、俺の錬金術を!

1度は諦めたが、俺は俺を素材とすることで、素材を食べてしまう癖を克服したのだ!

 

「わに~!(やってやるです!)」

 

まず、釜の大きさ似合うように人型になります

材料は…手の中から出てきたものをから投入する

 

硬い水 2つ(鉱石系・水系)

ぷにぷにした小さな服 1つ(布系・水系)

柔らかい水(鉱石系・水系)

何かの毛1つ (糸系)

 

わはははは! 混ざれ混ざれ~!

出来れば絵の具も欲しかったが今の俺に混ざっている特性に水色と緑と黒しか無いんであえて色付けせずに水色のクリアないろで統一じゃ~!

 

 

「パイができたらダメなんですぅ! もう、先生は邪魔だから手伝わないでください! 

 

「がーん! そんなぁ…」

 

「あれ? うわぁ!? ロロナ先生が2人!? ってポチぃ!? なんで錬金できてるの!?」

 

「ふぇええええ!? なんで、なんでそっくり!? コレがわたし…うぅぅ、でもぉ、どうして胸があんなに・・・ソレよりなんで裸!?」

 

でけたー!

釜から取出したるは、ロロナ・フギュア!(着色無しバージョン)

 

「すごい、すごいよ! ポーちゃんすごいよ! あれ、なんだかソレもわたしに似てるような…」

 

ポチを更に簡略する意味はあったのだろうか、いや、無い、が、許せる!

 

俺は右腕を向け、文字を空中に書く

 

『後で行くギルドの人に、お土産作ったの』

 

「ふぇええ!? 色々突っ込みどころ満載すぎて混乱してきたけど、とりあえず服! 服着てポチー!? ってロロナ先生、何おもむろに揉んでるんですか!?」

 

「モミモミモミ… わたしなのにおっきい… こんなの絶対おかしいよ~!」

 

「ふぇえええん、誰かとめてぇええ!」

 

 

俺が犬型に戻るまで、この混乱状態が続いたが、俺は楽しかったのでよしとしよう

このあと、アノ姿になる時は服を着るようにと仰せつかった

ロロナ先生の古着が着れる!! とか思ったりしたが、そんなことなかったぜ、新品なんだぜ

あ、回復パイと中和パイは俺が美味しくいただきました(*´ω`)




【硬い水(鉱石系・水系)】
水なのに石のように硬い、食べると水になる謎物質

【柔らかい水(鉱石系・水系)】
プニプニとした感触の鉱石のような水
弾む石とぷにぷに玉の間くらいの感触
でも食べると水になる謎物質

【ぷにぷにした小さな服(布系・水系)】
プニプニした素材でできた服
移動中に作ってたやつ
彩色するには色系の素材を食べないと無理

【何かの毛(糸系)】
ロロナの部屋に落ちていた毛
ちじれていたが、気にしてはいけない秘密の毛

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