リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~   作:ちびっこ

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第9話

んー今日はどこに行くんだろう……

ちょっと楽しみになって来た♪

うん!初めてかもしれない!!

後1時間の授業が長いなー

 

「優ちゃん」

 

「どうしたの? 京子ちゃん」

 

「今日一緒に帰らない?」

 

「あ……ごめん

 今日も用事があるんだ」

 

「そっか……」

 

う……京子ちゃんが落ち込んじゃった……

ごめんよーーー!!

 

「最近忙しすぎじゃない?

 今日は風紀委員の仕事ないんでしょ?

 優は他にも何かしてるの?」

 

「んー……今日は違うけど

 ご飯の配達とかしてるよー」

 

「あんた……何してるの……」

 

「ご飯をちゃんと食べてるか

 わからない子がいるから様子見に行ってるの」

 

「もしかして……クロームちゃん?」

 

「そうだよー」

 

「京子知ってるの?」

 

「うん

 私も今度一緒に行きたい!」

 

「んーあそこは危ないからそれはダメ」

 

「そっか……」

 

あ、また落ち込ませちゃったよーーー!!

 

「でも予定があえばクロームちゃんが

 こっちに来てくれるから普通に会えると思うよ?」

 

「ほんとに??」

 

「うん♪」

 

良かった……笑顔になった……

なんかツナ君の気持ちがわかるね(笑)

 

「ちょっと待ちなよ! 危ないってなによ!?

 危険なところに行ってるの!?」

 

「大丈夫♪ 大丈夫♪」

 

「その笑顔が不安だわ……」

 

え!?なんで!?

 

「ちょっと沢田!」

 

あれ?なんでツナ君呼んだの?

 

「ん? なに?

 (黒川花がオレに用事? 珍しいなー)」

 

「優が危ないところ行ってるらしいから

 今度からあんた着いて行きなさいよ」

 

「え!?」

 

「大丈夫だよー

 というか……ツナ君が行けば余計危ないしー」

 

「? どういうこと?」

 

「クロームちゃんのところだよ

 ツナ君がいけば危ないからねー」

 

すっごい怖いって顔してる(笑)

 

「あ、雲雀先輩にはあそこに

 私が行ってるって言わないでね

 たまに骸君と話すからばれると

 機嫌直すのすっごーーーい大変だからね」

 

「そうだろうね……」

 

あれ?電話?

ヴェント用……それもヴァリアー……

この前行ったから多分来いっていう内容じゃないよね?

んー急用?

 

「ちょっとごめん

 電話に出るね」

 

「「「うん」」」

 

『う゛お゛ぉい!!』

 

ブチッ

 

う……耳が……私は耳もいいんだよ!!

つい切ってしまった私は悪くないと思う!!!

あ……教室中に声が響いたみたいだね……

みんな私を見てるよ……

獄寺君と山本君もこっちに来ちゃったね

 

「ゆ、優……」

 

「なぁ今の声って……」

 

「……おめぇやっぱバカだろ

 なんであいつに連絡先教えてるんだよ!?」

 

「えへへ」

 

笑って誤魔化そう(笑)

 

「優……あんた……

 この前の王子?っていう人も思ったけど……

 変な人と知り合い多くない? 大丈夫なの!?」

 

「多分大丈夫♪」

 

「多分ってあんた……」

 

あ、花が呆れたね(笑)

だって暗殺部隊だもん

多分っていいたくなるんだもん!!

お!ケイタイがまた鳴ってるよ

やっぱりまたかかってきたね

 

「みんな耳ふさいだ方がいいよー」

 

ケイタイは机に置いたほうがいいね

 

ピッ

 

『てめぇ切るんじゃねぇ!!!!』

 

怒ってるね(笑)

 

「鼓膜がやぶれると思ったんです!

 スピーカーにしてないのに声が漏れてます!

 声を小さくしてください!!」

 

『チッ』

 

大きな舌打ちが聞こえたんだけど……(笑)

もう大丈夫かな?

 

「で、どうしたんですか?」

 

『隊服が今日届くはずだぁ

 サイズ確認しとけぇ!!』

 

「ええええ!?

 どういうことですか!?」

 

『んもぉちゃんと言ってあげないと~

 はぁ~い 優ちゃん♪』

 

ルッス姐さんがいるなら

最初からルッス姐さんがよかった……

全部丁寧に教えてくれるし……

 

『今日優ちゃんの誕生日でしょー

 私たちからのプ・レ・ゼ・ン・ト♪』

 

「ちょ、ちょっと待ってください

 なんで今日が私の誕生日って知ってるんですか!?」

 

「「「「え!?」」」」

 

あ、しまった……

みんながいるのを忘れてた……

 

『ちょっと調べればわかることよ?』

 

「……そうですか」

 

個人情報関係ないね……

 

『心配しなくても

 優ちゃんの服の上に羽織るタイプよ~

 次に会いに来る時と任務の時はその格好で来てねぇ』

 

「いろいろ聞きたいですけど……

 とりあえず後者の方の意味が

 わからないんですけど……」

 

『大丈夫よぉ

 困った時にしか言わないわぁ』

 

「……完全に私の誕生日を利用してません?」

 

『気のせいよ~♪』

 

絶対気のせいじゃないと思う……

 

『ひーめ♪

 隊服の他に一緒に入ってるのは

 オレからのプレゼントだぜ♪』

 

「え!?

 この前……人形買ってもらったのに悪いです……」

 

お金を受け取ってくれなかったんだよね……

 

『姫が気にしねーぐらいのもんだぜ?』

 

すごい!!

高いもの渡すと私が気にして返すってわかってるね!!

 

「じゃぁ誕生日教えてくださいよー」

 

『12月22日♪』

 

「絶対お返ししますね!!」

 

『ししっ♪』

 

あ、チャイムが鳴ってる

 

「すみません

 授業が始まってしまったので……」

 

『りょーかい

 またな♪』

 

「はい!

 ありがとうございました♪」

 

……しまった!!

ベルさんに誘導されて

隊服はいらないって言うタイミングを逃した!!

あー授業が始まったよーーー!!

それにしてもツナ君が心配そうにしてる……

放課後すぐに雲雀先輩のところにいけなさそう……




今回はヴァリアーと絡みました
主人公には個人情報保護法がないww
雲雀さん、リボーン、ヴァリアーに勝手に調べられていますw

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