リボーンの世界に呼ばれてしまいました ~小話~ 作:ちびっこ
んー今日はどこに行くんだろう……
ちょっと楽しみになって来た♪
うん!初めてかもしれない!!
後1時間の授業が長いなー
「優ちゃん」
「どうしたの? 京子ちゃん」
「今日一緒に帰らない?」
「あ……ごめん
今日も用事があるんだ」
「そっか……」
う……京子ちゃんが落ち込んじゃった……
ごめんよーーー!!
「最近忙しすぎじゃない?
今日は風紀委員の仕事ないんでしょ?
優は他にも何かしてるの?」
「んー……今日は違うけど
ご飯の配達とかしてるよー」
「あんた……何してるの……」
「ご飯をちゃんと食べてるか
わからない子がいるから様子見に行ってるの」
「もしかして……クロームちゃん?」
「そうだよー」
「京子知ってるの?」
「うん
私も今度一緒に行きたい!」
「んーあそこは危ないからそれはダメ」
「そっか……」
あ、また落ち込ませちゃったよーーー!!
「でも予定があえばクロームちゃんが
こっちに来てくれるから普通に会えると思うよ?」
「ほんとに??」
「うん♪」
良かった……笑顔になった……
なんかツナ君の気持ちがわかるね(笑)
「ちょっと待ちなよ! 危ないってなによ!?
危険なところに行ってるの!?」
「大丈夫♪ 大丈夫♪」
「その笑顔が不安だわ……」
え!?なんで!?
「ちょっと沢田!」
あれ?なんでツナ君呼んだの?
「ん? なに?
(黒川花がオレに用事? 珍しいなー)」
「優が危ないところ行ってるらしいから
今度からあんた着いて行きなさいよ」
「え!?」
「大丈夫だよー
というか……ツナ君が行けば余計危ないしー」
「? どういうこと?」
「クロームちゃんのところだよ
ツナ君がいけば危ないからねー」
すっごい怖いって顔してる(笑)
「あ、雲雀先輩にはあそこに
私が行ってるって言わないでね
たまに骸君と話すからばれると
機嫌直すのすっごーーーい大変だからね」
「そうだろうね……」
あれ?電話?
ヴェント用……それもヴァリアー……
この前行ったから多分来いっていう内容じゃないよね?
んー急用?
「ちょっとごめん
電話に出るね」
「「「うん」」」
『う゛お゛ぉい!!』
ブチッ
う……耳が……私は耳もいいんだよ!!
つい切ってしまった私は悪くないと思う!!!
あ……教室中に声が響いたみたいだね……
みんな私を見てるよ……
獄寺君と山本君もこっちに来ちゃったね
「ゆ、優……」
「なぁ今の声って……」
「……おめぇやっぱバカだろ
なんであいつに連絡先教えてるんだよ!?」
「えへへ」
笑って誤魔化そう(笑)
「優……あんた……
この前の王子?っていう人も思ったけど……
変な人と知り合い多くない? 大丈夫なの!?」
「多分大丈夫♪」
「多分ってあんた……」
あ、花が呆れたね(笑)
だって暗殺部隊だもん
多分っていいたくなるんだもん!!
お!ケイタイがまた鳴ってるよ
やっぱりまたかかってきたね
「みんな耳ふさいだ方がいいよー」
ケイタイは机に置いたほうがいいね
ピッ
『てめぇ切るんじゃねぇ!!!!』
怒ってるね(笑)
「鼓膜がやぶれると思ったんです!
スピーカーにしてないのに声が漏れてます!
声を小さくしてください!!」
『チッ』
大きな舌打ちが聞こえたんだけど……(笑)
もう大丈夫かな?
「で、どうしたんですか?」
『隊服が今日届くはずだぁ
サイズ確認しとけぇ!!』
「ええええ!?
どういうことですか!?」
『んもぉちゃんと言ってあげないと~
はぁ~い 優ちゃん♪』
ルッス姐さんがいるなら
最初からルッス姐さんがよかった……
全部丁寧に教えてくれるし……
『今日優ちゃんの誕生日でしょー
私たちからのプ・レ・ゼ・ン・ト♪』
「ちょ、ちょっと待ってください
なんで今日が私の誕生日って知ってるんですか!?」
「「「「え!?」」」」
あ、しまった……
みんながいるのを忘れてた……
『ちょっと調べればわかることよ?』
「……そうですか」
個人情報関係ないね……
『心配しなくても
優ちゃんの服の上に羽織るタイプよ~
次に会いに来る時と任務の時はその格好で来てねぇ』
「いろいろ聞きたいですけど……
とりあえず後者の方の意味が
わからないんですけど……」
『大丈夫よぉ
困った時にしか言わないわぁ』
「……完全に私の誕生日を利用してません?」
『気のせいよ~♪』
絶対気のせいじゃないと思う……
『ひーめ♪
隊服の他に一緒に入ってるのは
オレからのプレゼントだぜ♪』
「え!?
この前……人形買ってもらったのに悪いです……」
お金を受け取ってくれなかったんだよね……
『姫が気にしねーぐらいのもんだぜ?』
すごい!!
高いもの渡すと私が気にして返すってわかってるね!!
「じゃぁ誕生日教えてくださいよー」
『12月22日♪』
「絶対お返ししますね!!」
『ししっ♪』
あ、チャイムが鳴ってる
「すみません
授業が始まってしまったので……」
『りょーかい
またな♪』
「はい!
ありがとうございました♪」
……しまった!!
ベルさんに誘導されて
隊服はいらないって言うタイミングを逃した!!
あー授業が始まったよーーー!!
それにしてもツナ君が心配そうにしてる……
放課後すぐに雲雀先輩のところにいけなさそう……
今回はヴァリアーと絡みました
主人公には個人情報保護法がないww
雲雀さん、リボーン、ヴァリアーに勝手に調べられていますw